1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
心理カウンセラーの赤井は、ある日若く美しい女性から援助交際を申し込まれる。春に女子大を卒業したばかりのフリーター。赤井は、毎日UFOを探しているという彼女を診療所に連れて行き、本人の同意のもとに催眠療法を試みることにした。点滅するライトのもと彼女が語り始めたのは高校2年の秋の凄まじい出来事だった。
前作の竹中直人と小島聖の「完全なる飼育」の出来がすばらしく良かったので、比べたらいけないと思いつつも「見て損した」感が・・。主人公の演技が下手すぎて全然ストーリーにのめりこめなかった。少女の家庭での孤独感あふれるエピソードももっと入れたほうが良かったですね。誘拐されるシーンは、私だったら車に押し込められた瞬間、カギを開けて走って逃げるけど(笑)。そのくらいの時間の余裕ってありましたよね。そんな感じで小さなところに突っ込みどころ満載のさえない映画という印象でした。竹中直人はやはり演技が上手くてチョイ役だけど印象に残りました。彼が監督をすればよかったのに。
見終わった後の感想を一言で言うと、「これは映画じゃない」
です。2時間枠のテレビドラマといった感じです。
どのシーンも安っぽくて、不満でした。それと、脚本が悪いのか
俳優が今ひとつなのか、誘拐された少女と誘拐した男の
不思議な心のつながりが芽生えてくる過程の描写も今ひとつ
でした。それぞれのシーンの撮り方も、物語の描き方も
もっとやりようがあったろうにな、と思いました。
テレビドラマなら許します。(テレビドラマ制作の方、申し訳
ありません)でも、自分にとって映画というのは、
美しい画と音楽が、まず第一です。お金をかければいい、と
いうものではありませんが、もっと、よく作り込んで欲しい
です。この作品は、自分に言わせると、手抜きと言わざるを
得ません。最近の日本映画にも、いい作品というのはあると
思いますが、僕に言わせると映画じゃなくて
ドラマだ、というもがいくつも見受けられます。この作品も
その最たるものだと思います。
唯一、竹中直人が救いです。
この作品は竹中直人が主演の同名の作品のリメイクだと思う
のですが、そちらが見てみたいです。