1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
全国の中学3年生4万3000クラスの中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称【BR法】…1人ずつ支給される様々な凶器。ルールを破ると爆発する首輪。外界から遮断された無人島で、42名の中学生たちの、血塗られた3日間が唐突に、そしてあまりに理不尽に幕を上げてゆく…
この作品の原作は知りません。読んだこともありません。この作品も見るつもりがなかったのです。しかし、つい最近、発生した事件がきっかけで見てみる気になりました。本当に子供達が影響を受けるような作品なのか自分の目で確認したかったのです。作品の内容は知っていました。中学生同士(山本太郎はどうしても中学生には見えなかったが・・・(^^ゞ)が殺し合う映画と言うぐらいしか知りませんでした。
率直な感想としては「さほどえげつない描写はなかった。ただし、幼い子が見るにはちと刺激が強すぎる。もっとひどい殺傷描写はホラー映画に幾らでもある。これは立派な深作映画である!」でした。確かにR−15指定なので15歳以下は見れないはずなのですが、もし幼い子に見せるなら大人が一緒に見て作品を誤解無く解説、説明してあげないといけない作品だと思いました。
大人の私(精神年齢は子供かも(^^ゞ)としては思ったほどひどい描写はないと思いましたし、これぐらいならそこら辺の戦争映画の方がもっとひどいとも思いました。プライベートライアンのオープニングのように(^^ゞ。で、結局、殺し合いを兵士がするか子供がするかの違いなのではないか?という結論に至りました。「子供が殺し合う」これが問題なのでしょう。描写がどうのこうのでは無いような気がしました。
私は原作を読んだことがないのですが、各生徒の背景をもう少し描けたらより感情移入できたのではないかと感じました。教師役のビートたけしはホントにあのような情けない、どこか悲しげな役って似合うというかうまい。もっとただ殺し合うだけの作品だと思っていましたがさすが深作監督ですね。殺し合いだけに終わっていませんでした。悪くない作品ですね。
いくつかレビュー見ましたがなぜか評判芳しくないのはなぜでしょ。傑作ですよこれ。日本にこれだけのアクション映画撮れる監督ほかにいないでしょ?
この映画が殺人を助長するだとかいうばかげた意見にいちいち反論する気はないけど、あえて言わせてもらえば、お子さんがテレビで毎週見てる、切られても撃たれても赤い血が出ない勧善懲悪のヒーローものや、死んでも簡単に復活するゲームの方がよっぽどたち悪いですよ。そう思いません?