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地中海のコルカカ島には、パリの大文豪ヘミングウェイが発見しながら、そのまま残された莫大な財宝があるという。彼が絶筆した原稿に、その場所が記されていた。これに必要な黄金の鍵を追ってドイツへ向かうルパンだが、同じ目的で暗躍する武器商人のマルセスが放った雇兵たちに先を越されてしまう。ひとまずコルカカ島へ赴くルパンが見たのは、現地の大統領カルロスをクーデターで倒そうとする男コンサノの軍勢にいる、次元の姿だった。一方、五ェ門もまたカルロス側に雇われていた。コンサノとカルロス、それぞれの代理人として勝負を強いられる次元と五ェ門だが、二人の対決は引き分けに終わる。時を経てコルカカ島に到着したマルセスはコンサノと提携。やがてルパンは島で酒場を開く女マリアから、コンサノとカルロスは10年前に財宝を狙って来訪した同胞だったと知る・・・。
お宝を巡って内戦が続く島で、ルパンたちが島に入っていろいろする話。
対立する軍隊の中にそれぞれの用心棒として次元と五右衛門がいて2人が対決するという構図にそれを高みの見物をするルパンという【用心棒】のような設定が面白くて、主要メンバーの目的がそれぞれバラバラだけど、最後はやっぱりみんなでカタキ役を潰していくというのはよかったです。
出崎監督作品らしい止め画を使った演出もアクションシーンの効果をあげていてよかったと思いました。
ただ個人的にはルパンが外野から見てるだけでそこまで本筋に絡んでこないのとカタキ役とかが多くて、結構時間をかけて描いているのに退場がアッサリでカタルシスはあんまりなかったです。この内容で90分は短いように思えました。
そして銭形警部は全く活躍の場がなくて、偶然に島へとたどり着いてただ捕まってるだけの描写が延々と続くだけのかわいそうな役回りだったのが残念な映画でした。
久々のルパンです。しかも今回は1990年の作品で、ルパンの声はもちろん山田
。康雄。やはりあらためて聞いてみると栗貫とはけっこう違いますね。
ヘイミングウェイのお宝を探しのある島にむかったルパン。そこにはまったく別々の
目的でルパンファミリーが勢ぞろい。
ヘミンウェイのお宝を探すルパンたち。ついにお宝を目にするが。。。。
あいかわらずファンタジーとしてクオリティの高い脚本は健在。お宝を直接的なもの
ではなくひねりが加えられているのはルパンの常道ではあるが、よくも考えるもの
だ。毎度ながら感心する。
今回の作品は今の不二子と顔が違いますが、個人的にはこっちが好きです。