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奇天烈なパパと美人なママを持つ、お人よしで天然ボケな小学生バカボンがある町に引っ越してきた。その町には、いつも掃除をしながら「おでかけですか?」と言う“レレレのおじさん”や、「タイホするぞ!」といいながらピストルを連発するおまわりさん等変わった人々が住んでいた。そこに天才児ハジメちゃんも誕生し、次々と珍騒動が巻き起こるのだが…。
アナーキーで非常識な行動という側面から、常に本質を暴いてきたバカボンのパパであるが、本作を観直してみると、そこにイノセンスなユマニテが過分に含まれていたことが今回新たに分かった。特にはじめちゃんが生まれる前のエピソードを綴った第3話などに於いては、1本の映画として観てみたいほどに充実した内容で、ラストシーンなどは思わずウルウルと来てしまう仕上がり具合であり、「これで、いいのだ」なんてもんでは済まない程のクオリティの高さに驚いた。
大人になってから観ると「バカボン一家」のやさしさが心に沁みる。
とってもやさしい。
目が好き。
パパの目も、バカボンの目も、ママの目も、ハジメちゃんの目も、レレレのおじさんの目も・・・
超やさしい。
「これでいいのだ!」
魔法のような言葉にうっとりしちゃう。
チビには他の何より「天才バカボン」を見せて育てていきたいなぁ♪
「天才バカボン」は家宝なのだ!
「赤塚不二夫展に行ってくるのだ!」
3日前から着ていくお洋服もばっちり決めて(もちろんチビの分も)、前から行きたいと思っていた「天龍のジャンボバナナ餃子」もチェキ。
残暑厳しい9月の初め、どうしても行きたくてチビを巻き添えに遠く銀座へと旅立つことを決めたのでした。
ところが。
前日からチビが「ぜーぜー」言い出して鼻水が止まらなくなっちゃった。
赤塚不二夫展はすっぱりあきらめたのでした。(バナナ餃子もね。)
最近、高須さんのブログでもカワユスな赤塚グッズと共に赤塚不二夫展に行ってきたことが載っていて、赤塚さんの娘さんのとっても心あたたまるお話も紹介されていて、やっぱり行きたかったなぁー!ってウズウズしちゃいました。
一家で東京に引っ越すその道中、バカボンのパパは宝物が入った箱を落としてしまう。ママの制止も聞かず、トラックから飛び降りたパパだったが…。/お産のために入院したバカボンのママ。赤ちゃんがいつ産まれるか落ち着かないバカボンのパパとバカボンは、産まれた時のために育児の練習を始める!!
赤ちゃん誕生の知らせを逸早く受けるため、バカボンのパパは自宅に電話を取り付けた。気の早いパパは、生まれる前から役所へと出生届を出しに行った!/ついに赤ちゃん誕生の知らせが届いた。喜び勇んで病院に駆けつけるパパとバカボン。だが、なぜか病院の院長は赤ちゃんを二人に会わそうとしない…。
バカボンのパパたちは、赤ちゃんが気になって仕方がない。赤ちゃんをあやそうと危険な目にあわせるパパの行動にママの怒りが爆発。パパは家を追い出されてしまった…。/ハジメちゃんの子守をパパたちに頼むのが不安で外出できないママは、近所のオバサンに留守を頼む。ところが、そのオバサンは…。
赤ちゃんなのに算数の問題を難なく解くハジメちゃんは、買い物先でもパパを助けて大活躍。そんな時、町の自称将棋名人がパパに挑戦してきた。/ハジメちゃんの天才ぶりをテレビ中継することに。ところが、度重なるリハーサルに辛そうなハジメちゃんを見たパパは、ハジメちゃんを連れ去ってしまう。
留守番をするバカボンのパパのもとに、車のセールスマンがやって来た。鬼ごっこで負けたパパは車を購入。なんと無免許運転を始めてしまう。/ロボットヒーローの活躍を見たバカボンは、自作のロボットを作り始めた。張りぼてロボットが動き出すと信じるバカボンを想いパパは、ロボットになりすます…。
ゴミの中から百万円を拾ったという人の新聞記事を知ったバカボンのパパは自分もお金を手に入れようと悪戦苦闘。偶然買った宝くじが大当たりするが…。/病院で子供を取り違えたという男が現れた。自分に顔が似た子供を見たパパは、バカボンの制止も聞かずにハジメちゃんと交換してしまう…。
画を観に行ったバカボンのパパは、劇場内でバカ田大学の同窓生ふたりに再会する。旧交を温めたパパたちは、勢い母校へと向かう。/世間ではアッポロ15号の月着陸が話題に。月にうさぎがいると信じていたバカボンのパパは、真実を知らされ大ショック。十五夜のお月見までも否定しだすのだった。
ママの制止も聞かず山へ向かうバカボンとパパ。キャンプを始めるが、焚き火でテントを燃やしてしまう。さらにパパたちはなんとクマに遭遇!/溺れた人を助けようと川へ飛び込んだおまわりさんが脱ぎ捨てた制服をちゃっかりと着込んでしまったバカボンのパパ。パパはすっかりおまわりさん気取りで…。
倒産の危機にあった映画会社が起死回生のため「バカとお金は使いよう」をテーマに映画を撮る企画を立て、その主役にバカボンのパパを起用する。/三日間絶食して久々に一家そろっての外食に臨んだバカボンのパパ。この日とばかり飛び切り豪華なレストランに入ったが予算が足りなくなってしまった!
壊れたテレビをたちまち直したハジメちゃんを見て修理に興味を持ったバカボンとパパは、あらゆるものをバラし始めた。/電報を打つようにママから頼まれたパパたちは、偶然出会った俳人から長文の電報文を俳句によって短くする方法を教わる。パパたちは町へ出て俳人からその極意を授かるのだが…。
当時実在すると思っていた、かわいそうな子だったのは秘密だが(笑)
シュールでキワモノ的な笑いに捉えられることが多い本作だが
実はかなり計算され、意味不明なギャグや疑問な点もどかに伏線が張ってあったり
過去やこれからのエピソードに回答があったりと、今観れば気付くことも多い
懐かしさと新たな発見など、関心することが多く
さすが一時代を築いた赤塚作品だと、満足な鑑賞でした。
先日、赤塚氏が亡くなったと悲報が流れたが
実生活から本作の様な破天荒でサービス精神旺盛な人物で
もしかしたら、赤塚不二夫の人生そのもを演じており
最高傑作で閉じたかったのかもしれないですね。