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バスケットボールのプロ選手を目指す、ブロンクスに住む16歳の高校生ジャマール。彼には隠れた文学の才能があった。偶然か運命の導きか、彼が見つけたのは40年前ピューリッツァー賞に輝いた処女作一作だけを残して文壇から消えた幻の大作家、フォレスターだった。少年に文学の才能を見出した大作家は彼の導き手となると同時に、自らも、心閉ざして生きてきた人生に向き合うことになる・・・。
”天才少年” が主人公になっているだけに、ドリーミングストーリーのような感じだけ受け取られてしまうのではないかという懸念があるが、この作品は文章に関心のあるすべての人々にとって示唆を与えるメッセージ性の強い内容になっている。
特に「初稿は考えずに、校閲で頭を使う」は共感した。作家として人生と立ち向かう姿勢こそが作品の本質に関わってくるという主張が全体的に流れていて、決して楽ではないが混沌とした社会にどう立ち向かえばいいのか、暗に示唆してくれる。
ショーン・コネリーはさすが、存在感がありますが、、、、。主演の少年(青年)を演じたロブ・ブラウンって何者!? 無名の新人が演じてるなんて! 特典映像で初めてわかりました。ロブ・ブラウンの印象的な目の動き、なんともいえない表情、、、すばらしい! スタッフやショーン・コネリーが彼を絶賛するのもうなずけます。
そして忘れてならないのがF・マーレイ・エイブラハム 、、、。アマデウスでサリエリを演じてアカデミー主演男優賞を受賞しただけあって憎まれ役はお手の物ですね、、、。この人の存在が、この作品をグッと緊張感のあるものに引き締めています。
おまけですが、ロブ・ブラウンの相手役の女の子、、、アンナ・パキン、、、あの子もオスカー(助演女優賞)もらってるんですね。「ピアノレッスン」に出てたあの女の子が、まぁこんなに成長して、、、嬉しくなりますね。
キャストのうまさが光る、味わいのある映画でした。
いわゆるアメリカンドリームのお話し。
でも私がアメリカンドリームと聞いて思い浮かべる
「フラッシュダンス」や「摩天楼はバラ色に」とは違い
すごく静かで落ち着いた雰囲気が味わえる。
かといって退屈でも無く、じわじわとした力強さを感じる作品だ。
タイトルから想像するとすごく堅苦しそうな印象を受けるが
全くそんなことは無く、知らず時らずに物語に引き込まれていきます。
ショーン・コネリーの渋い演技も光りますが、若いロブ・ブラウンもいいですね。
二人の友情が芽生えていく様はとてもすばらしかったです。
読書の秋、これからの季節にふさわしい作品です。
秋の夜長に家族で観るのに最高です。