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美貌と富と才能を兼ね備えた出版会の若き実力者、デヴィッド。マンハッタンの豪邸に暮らし、ベッドには美しい金髪の女性歌手ジュリーがいる。誰もが羨むような毎日を過ごすデヴィッドが、ある日運命の女性ソフィアと出会ってしまう。しかしその瞬間から彼の運命は思いもよらない方向へ転がりはじめる。愛、セックス、憎しみ、夢、友情、仕事…、嵐のように降りかかる出来事の果てにデヴィッドが目にしたものは…。
おすすめ度★★★☆☆
スペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のハリウッドリメイク。
久々に観たけど心が痛くなる、本当に切ないSF映画。
冒頭、Open your eyes って声で起こされるシーンがあるけど、
あれはいつどこで誰に起こされている声だろう?
最後のシーンで150年先の世界で目覚めるためにビルから飛び降りるけど、
あの後本当に整形可能な未来の世界に目覚めることが出来るのだろうか・・・。
ひとりの女性を愛するために、本当の自分を取り戻すために眠り続け、
目覚める世界はその誰もが存命でない・・・
そんな世界の陽射しはいったいどんな色をしているだろう。
あまりにも切ない。
現実の世界でふたりが最後に出会ったのはおそらくクラブで酔いつぶれるシーン。
まるで悲しみを象徴するかのように、海の底みたいなブルーのシーン。
悲しみ迷い続けるこころは夢と現実、時間の感覚も失わせ漂い続ける。
出来れば目覚めるのではなく、ほんとうの眠りにつかせてあげたいと思った。
この映画はよく出来ている。
バニラ・スカイの意味も深い。
先に「オープンユアアイズ」を観てたので、
内容はある程度把握したうえで鑑賞。
全く違う雰囲気になるかと思ってましたが、
けっこう「まんまリメイク」でした(笑
リメイク版の方がちょっとペネロペ絡みのシーンが
足されてる感じがしたけれど。
なかなか楽しめたし、
リメイクでがっかりした!というパターンではない気がします。
難解なストーリーですが
(何かの映画評で難解映画ベストXXに入ってた)
ラストのタネアカシのシーンが解説が丁寧で、
本作のほうが理解しやすい。
それとあの屋上での幻想的な空が印象的。
あれが「バニラスカイ」なのかな?
デヴィットの崩れた顔が、オリジナルの方が醜かった。
トムクルーズがどれだけ崩すのかと期待したが、
崩し方が甘かった(笑
ジュリーはキャメロンディアスですが、
キャメロンでは可愛すぎて、
あのじっとりした執念深い女というオリジナルのイメージとは
ちょっと違う感じでした。
オリジナル、リメイクともに一長一短といった感じですが、
私はどっちも楽しめました♪
個人的感想では
ミステリアス感とテンポはオリジナルの方があった気がした。
リメイクの方はキャストの印象がやわらかいのと、
ラストをちょっとだけ噛み砕いて描いてる印象を持った。
オリジナル「ABRE LOS OJOS」(OPEN YOUR EYES)は屈指のSFミステリー、いいモノ見たぁと思っていたら何とトム君がリメイク権を買って当然の様に主演。当時はPenelope Cruzと共演したいだけじゃないかと酷評され、公開時のポスターがトムの顔のどアップで一体何の映画が判らないなど、Tom Cruiseの「オレ様」振りが始まる前から全開だったので悪評サクサク。実際に公開されてからも評価は上がる事無く終了、しかし私は両方とも映画館で見ましたが本作は「それなりに」頑張っていると率直に評価したい。確かに脚本の基礎はオリジナルがほぼ完璧ですから、いじり様が無く本作での独自色は極めて薄い。しかしオリジナルは元々は日本でもミニシアター系で上映されてた訳で、この素晴らしい作品を周知させただけでも作った価値は有ると思うし、オリジナルはスペイン映画故に展開がまどろっこしい(それが味でもあるが)本作はハリウッド製故に展開がスッキリしており、ミステリー初心者の方でもすんなり入り込めるのは一つの「良さ」だと思う。そしてオリジナル唯一の欠点とも言える主役の精彩の無さを、我らがトム君がガッチリ演じている。劇中本人はあれでも相当ブサイクにした「つもり」なのだろう、その辺は笑って許してやってもらいたい(かなり甘めな評価)。私はスーパーマン・リターンズを見て「作るべくして出来たリメイク」と思ったが、本作も基本的な枠組みを一度バラして誰にでも判り易く脚本を再構築させ、且つ前作と同じ出演者を入れ感情移入させ易くし、ハリウッドならでは展開と音楽で見る者を飽きさせず、最後はオリジナル通りの形で終わる、良いと思いますよコレはこれで。本作を見て興味が沸いた方が、日頃見慣れてないスペイン映画をご覧になる。とてもよい効果だと素直に本作の功績を評価したい。
。本作を先に見てもオリジナルを先に見ても、どっちでも楽しめると思う。そしてそんなリメイク作品って少ない事に気づかれると思います。もう少し評価してもよい作品だと思いレビューさせて頂きました。