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米国に接近するソ連最新鋭潜水艦の目的は、奇襲か?亡命か?原作はトム・クランシーの超ベストセラー。全世界で大ヒットを記録したサスペンス・アクション大作。全編に渡る緊張感を演出した音響効果はアカデミー賞(R)を受賞。
米ソの冷戦時代なら違和感は無かったのでしょうが、冷戦終了の今鑑賞すると、アメリカの国家規模の犯罪映画のような変な感じを受けました。
某国の国家機密を、個人的理由で亡命してアメリカに売り渡すのをアメリカが国を挙げて応援するお話。亡命される方はたまったもんじゃないでしょうね。
国益の為ならなんでも有りのアメリカらしい作品?
設定が米ソ全く逆にして、ラストの亡命を阻止しようとするコックがスティーブンセガールだったら違った展開の映画になっていたでしょう。
そんなパロディ映画できないかな~。
というややこしいことは別として、映画としてはとてもよく出来ていました。ストーリーも良く出来ています。
A級リーグ4つ星ですね。
お勧めします。
私のお気に入りの作品。トム・クランシー原作、ダイハードでお馴染みのジョン・マクティアナン監督、出演はショーン・コネリー、スコット・グレン、アレック・ボールドウィン、ストーリーは、ソ連原潜が亡命するまでの心理戦を描いた作品と聞いただけでもう見ずにはおれない作品である。トム・クランシー原作のジャック・ライアンシリーズ初の映画化作品でもあり、このシリーズはこの作品を含めて4作品ある。
ソ連製新型原潜レッド・オクトーバー。この潜水艦はアメリカが実現出来なかったキャタピラーという推進装置を持っており、音もなく敵海域へ進入しミサイルを発射出来るという優れものなのである。しかし、この艦のラミウス艦長が亡命を図り、母国ソ連ではこのレッド・オクトーバーを破壊すべくありとあらゆる潜水艦や戦艦などが後を追う。ソ連のその状況を見てアメリカはこの潜水艦に対し攻撃の意志ありとし、こちらも破壊すべく行動する。が、ここで一人だけその意見に異を唱えた者がいた。それがCIA分析官のジャック・ライアンである。彼はラミウス艦長が亡命を望んでいると分析し、彼自身がそれを証明しなければならなかったが、彼の置かれた立場は非常に弱いもので、いろんな人たちを説得し何としてでもレッド・オクトーバーに乗り込まなければならないのだが・・・。
この作品のおもしろさはアクションではなくソ連とアメリカの大使間での心理戦や駆け引き、ラミウス艦長と乗組員の危うい信頼関係、レッドオクトーバー内の工作員による破壊工作、アメリカ原潜ダラスの艦長をライアンが説得する駆け引き、ラミウスとライアンの亡命確認そしてその後のライアン一行がレッドオクトーバーに乗り込んだ直後の緊張感など、挙げればきりがないくらいだ。そしてラストのソ連原潜からの攻撃に対する対処で最高潮に達するのである。おもしろい要素満載である。亡命の手みやげがソ連最新鋭新型原潜というあたりがクランシーらしさなのかもしれない(笑)。ただし、原作通りに心理戦を描いたとするならばとても2時間ちょっとでは描ききれなかったであろうし、より話が複雑になりすぎておもしろみが半減したと予想される。このぐらいがちょうどいいのではないだろうかと個人的には判断している。
緊張感バリバリのジャック・ライアンシリーズ最高傑作をご笑覧あれ!