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たった一度の車線変更が、その後の運命を左右していく…。ささいな接触事故が原因で人生の危機に直面した2人の男が、互いに相手に対して尋常ならざる怒りを増幅させていくサスペンス・ドラマ。監督は「ノッティング・ヒルの恋人」のロジャー・ミッチェル。主演の2人をはじめ、存在感のある俳優陣が緊張感を更に引き締める。
道徳心を忘れるな!
裁判所へ急ぐ若手弁護士「ベン・アフレック」
同じ裁判所へ急ぐ「サミュエル・L・ジャクソン」
知らぬ者同士の車が高速道路で衝突事故。
この事故が原因で両者は人生の危機に直面。
「ベン・アフレック」は重要書類を返せと「サミュエル」を脅迫。
「サミュエル」は脅迫されたので重要書類をなおさら返さず。
互いに怒り、嫌がらせもエスカレート。
2人共デリカシーが無いねぇ・・
緊迫感無いし誰にでも予想できるエンディングなので暇つぶし程度ってとこか。
公開当時、飛行機の中で観たのですが、途中寝てしまいきちんと観ていなかったんですよねえ。
。人生のあらゆる場面で迫られる選択。
一つ間違えてしまうと、それを修正するのはとても難しいのです。
あとになって、
「なんで、あの時あんなことをしたのか」
と悔やんだことは一度や二度ではありませんねえ。
この作品で言っても、発端の事故の時に、通常あるべき形で警察を呼んで処理をすれば、こんな大きな問題になるはずもなかっったのです。いくら急いでいたと言え、遅れると連絡をしていれば(事実、ギャビンは裁判に遅れてしまい、「事故のせいで」と言い訳をしているのですからね・・・)こんな展開にはなっていないのです。それじゃあ、映画にならんか・・・(笑)
誰しも経験したことがある(交通事故ということでは)また、陥ってしまうかも知れない(事故の相手がたちの悪い人間であった場合)日常の出来事を、ここまでのドラマに仕立て上げたロジャー・ミッシェルと二人の役者には敬服しますねえ。
さほど新鮮でもない、スーパーで買ってきた素材でも優れた料理人にかかると素晴らしい料理に変身するという、まるでこうちゃんの簡単料理レシピみたいな作品です。
ギャビンとドイルの二人を際立たせるために、彼らを取り巻く登場人物もそれぞれ個性的ではあるのですが、そう言った描き込みは最低限に抑えています。というか、思いっきりはしょってます。その結果、98分という短い時間の中で、すべての人間に内包する善の部分と悪の部分を如実に描写できてますよね。
サミュエル・L・ジャクソンは当然としてベン・アフレックが思いのほか、良い演技を見せてくれます。ヤング・エグゼクティブとも言うべき立場なんですけど、その実、彼の実力だけで今の地位があるわけではないと言う、情けないチキン野郎をうまく演じてます。
「なんだ。こいつ?むかつくなあ」
とこちらに思わせれば、こういう役柄を演じた役者としては「勝ち」でしょう。
私は、基本的に善人しか出てこないような物語が好きなんですよね。だから、今上映されている「ウォンテッド」のように、登場人物が悪人ばかり(笑)なんて作品は、「良く出来いているけど好きではない」と言う評価になってしまいます。
でも、実際の人生の中で関わる人は(自分自身も含めて)完全なる善人や、生まれついての悪人というのは殆どいないわけで。
この作品に登場するギャビンやドイルのように、悪態をついて人を陥れようとしたり、その自分の行動に恥じ入り償おうとしたり、複雑なもんなんですよね。
最後はちょっと都合良すぎるなと思わせる、いかにもハリウッド映画なんですけどね。この流れからいけば、ギャビンにはもっととてつもない不幸が訪れた方が面白いんですけどね(笑)