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第79回アカデミー賞2部門受賞(最優秀長編ドキュメンタリー賞、最優秀主題歌賞)!!地球の危機を訴えるアル・ゴア前米副大統領のスライド講演の模様を、彼自身の独白を交えつつ構成した97分間の衝撃ノンフィクション!世界各国での講演は1000回を越え、30年以上にも渡るその活動は「人類が地球のために何ができるのか」を訴え続ける闘いの日々であった・・・。
地球温暖化の問題を、こんなに分かりやすく説明できるなんて・・・
ゴア元副大統領のすごい話術!
彼は、クリントンさん、ブッシュさんとはかなり劣ると聞いていましたが、この説得あるプレゼンにすっかり引き込まれてしまいました。
全米をスライド講演しているうちに、行き着いたのでしょうね。
そのコツコツとした活動ぶりに、心を揺さぶられ・・・
世間からは、温暖化など途方もない話だと、相手にされずにいるなか、全米を巡ってスライド会を行う彼の様子は、胸を打たれました。
話を聞く人々の心を揺さぶっていく、熱い思いの数々、とても心に残ります。
どうせ自分一人なんか・・・と諦める多くの人の気持ちを情熱を持って叱咤するであろう彼を・・・
なぜ彼は、政治家を目指していたのか?
人々を先導するというのは、どういう事なのか?
少し分かったような気がします。
ゴミの分別や、便利すぎる生活、ちょっと見直してみようかなぁ~と。
つい先日、「気に入った」の得票数が、多数入っていたのでビックリしました。有難うございます。読んで下さっている方がいるんだという実感できるのは、嬉しいことです。
これまで、レビューを読んで下さった方にも感謝いたします。
不都合な真実は完全にドキュメンタリーです。
しかも、ほぼアメリカ人のおっさんがスクリーン講演をしている映像のみ。
それでもアメリカでは
ドキュメンタリー作品史上、記録的大ヒット。
このアメリカ人のおっさん
アル・ゴア氏は元アメリカ副大統領で
ブッシュに大統領選で僅差で破れた人です。
この人は環境問題の温暖化にいち早く目をつけ
温暖化問題を生の声で伝えるべく
アメリカだけではなく世界中でこれまで1000回以上の講演を行ってきているらしい。
これを観て
こいつが大統領になれば良いのにって思った。
ブッシュみたいに
アメリカが1番偉いんだから、
おまえら黙って言う事聞いとけ!的な考えの典型的なアメリカ人ではなく、
1番チカラがあるアメリカが
世界を良い方向に引っぱっていく義務がある
地球を立て直す最速の方法は
アメリカが環境問題に本気になる事だ
と分かっている。
観た感想は、
笑えね~ぞ、母なる大地。
相当まずい所まで来てます、母なる大地。
いつまで耐えられるんだ!?
っつーか、もち返せんのか、母なる大地。
です。
ニュースで過去最高記録とか
観測史上最大級、過去最悪
とか聞き慣れすぎて
危機感なんてぶっちゃけゼロでした。
この危機感って
『人類滅亡』
の危機感だよ。
やばいってもんじゃない。
このままだと人類滅亡は
『100%確定』です。
それもそんなに遠い話じゃない。
恐竜が滅びたとされてる
氷河期も
地球の周期では自然なことらしい。
でも、今の地球の年間平均温度は
地球が誕生してから今までの46億年のなかで
1番高い。
しかも、作品中グラフで出てくるけど、
行っちゃ行けない所までグラフがいっちゃってます。
北極が40年間で40%溶けて
あと50年でなくなってしまうという真実。
氷を探して100キロ泳いだが見つからず
溺死したシロクマがいる真実。
絶滅の割合が過去の記録の
1000倍だという真実。
コレは全て人間のせいだという真実。
作品内で実際に昔の写真と比べていますが
地球の温暖化による影響の様子なんて
俺の予想していた
何倍もひどかった。
これはもう人間一人一人の意識で
どうなるとかのレベルの問題ではない
無理矢理止めさせられる方法
例えば法律で取り締まらないと
止まらないのではないか。
それもバラバラにやっても意味がない。
全世界共通の法律で。
今の人類には、
あと何年でこのような理由で滅びる
という事を解析する知識がある。
と同時に
それを防ぐには何をすれば良いか
解析する知識がある。
もう無視できない所まできてます。
1部の人達の
不都合な真実として片付けられるレベルではない。
『不都合な真実』は
地球の悲鳴が目で見れて
感じ取れる作品。
この作品を観るという事も
時間がないとか面倒くさい
と理由をつけて
アナタの不都合な真実として
片付けますか?
「地球温暖化が進むと大気の温度が上昇し極地の氷が解けて海面が上昇する」。NOと答えた方はDVDを、YESと答えた方はレビューを見て下さい(笑)。
。正解は「NO」。地球温暖化に関する国際会議(IPCC)の報告では、南極の極点は僅かに気温が下がり大陸全体では気温は変わらず、氷の量も変わりない。仮に南極の周りの気温が高くなれば海水から水蒸気が上がり、それが雪となって降るので全体で氷は逆に増えると報告された。
おい、北極が・・・と言う方。それはアルキメデスの原理の通り、北極圏の氷が溶けても海水面には影響ない。何れも日本の気象庁が翻訳した文章の抜粋ですので間違いない。
つまり「本当は事実が不都合な真実」なのです。アメリカが京都議定書を批准しないのは科学的な根拠に基づいてる。米国の言う地球温暖化の原因の太陽活動の活発化や地軸のブレに有るという説を私も支持する。突っ込んで言えば、京都議定書は温暖化を防止する目的よりも各国の省エネルギー化を進める理屈という日本的で建前論なルールだった。つまり温暖化防止と言う新たな「利権談合」が世界中で行われようとしてるのだ。温暖化を防げない京都議定書を錦の御旗と化した事でも環境問題は如何に人を騙しやすいか如実に分かる。
石油を使うより、代替エネルギーの生産が、実は地球を酷使してる事も知られてない。これはペットボトルのリサイクルも同じで、皆さんの自治体の本当のリサイクル率を知ったら、明日からゴミを分別しなくなるでしょう(笑)、日頃信じてる環境問題は、実は大企業やマスメディアによる「すりこみ」なのです。
では、本作は見る価値が無いのか?
それも答えは「NO」です。温暖化と言う問題は確かに存在し、傍観できるものではない。
二酸化炭素が増え続ければ、温室効果に因り日本は遠くない未来には、本土が沖縄並みの平均気温に変わると言われてる。ならば先ずは真実を知るという意味でも本作は極めて巧妙で狡猾で思慮深い作品だ。決して環境問題は未来に対する不安を煽り立てる事が正しい事だと私は思わない。
本作のホスト、Al Gore元副大統領のカリスマのオーラ溢れるプレゼンテーションは、本作を単なる講演実録に終わらせない迫力と魅力が有る。彼が大接戦の末に敗れ去った悲運の人、その事実を認めながら明日の地球について熱く語る姿に、感動しない人はいない。本作がOscarを獲ったのは当然だ。
彼が言いたかった真実とは、私達に明日から節電しよう!と言いたいのでは無い。巨大企業が自分達の利権と利益だけを考えて地球の資源を搾取し続けてる姿勢を問い質したいのだ。と同時にその尻馬に乗る超大国の政治姿勢も痛烈に皮肉ってる。最大のエネルギー消費国のアメリカは自国のアラスカ原油には手を付けず、中東の油を採り尽くす事しか考えて無い。これだけテクノロジーが発達した現代で、なぜ風力や太陽光の次世代エネルギーが進歩しない?、それは石油メジャーによる圧力だと言われる。
問題なのは、この半ば常識をマスメディアが一向に報道しない点だ。これは「広告」という圧力で、真の問題点を先送りしてるから。この世で最も力を持っている巨大石油企業。石油が欲しい時にはどうするか?、そう、戦争さえも辞さないのが献金先の超大国の傲慢な考え方。その事を糾弾できないマスメディアは、その自浄能力すら失ってる・・・。
だから、彼は本作を製作したのだ。全ては企業の目先の利益が優先され、それに阿る政治家の姿勢を彼は冷静に、しかし鋭く批判してるのだと思う。
クリントン政権下では、軍事開発は削減され、その分を宇宙開発に費やした。もし、Gore氏が大統領に成っていたら、宇宙ステーションは完成して稼動し、月への足掛かりを得ていただろう。しかし現政権ではスペースシャトルはトラブル続き。日本の実験棟「きぼう」は未だに倉庫の中。その分、ステルス戦闘機F-22は完成し沖縄にも飛来した。どっちが世界に貢献してるか?誰でも分かる話だ。
環境問題の利権を貪る巨大産業とマスメディア。しかし、座して何もしないのは「死」と同じだ・・・と本作は冷静な「まなざし」で私達に語りかける。それを米国副大統領を務めた本人が語るのだから、大作映画では味わえないカタルシスが此処に有る。「只の紙芝居」の本作が教えてくれるヴァリューは余人が計り知れないインパクトが有る。
私の2007年の現時点のナンバー・ワンの本作、ぜひ多くの方に見てもらいたい。巨大企業の不都合な真実を知った上で・・・。