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オリジナリティを尊重し、本作品は無修正版です。一番恐いものを想像してください。モンスターのようなエイリアン?最悪の伝染病?それともスタンリー・キューブリックの傑作にある悲劇のように、あなたを愛し守るべき家族から殺される恐怖?スティーブン・キングの小説を、キューブリックは鮮やかな演技、おどろおどろしいセット、幻想的な撮影映像、衝撃につぐ衝撃の融合を実現し観る者を恐怖に陥れる。物語はジャック・ニコルソン扮するジャック・トランス(お客様だよ!)が、冬季管理人として優雅で隔離されたオーバールックホテルに、妻(シェリー・デュバール)と息子(ダニー・ロイド)と共に訪れることから始まる。トランスはホテルに訪れたことがないはずなのだが…。その答えは狂気と殺人の中にある。(掲載のジャケット写真はDVDのものです)
誰かが書いていた 拍子抜けよしよし キューブリックの本質をよく ついてるぞ だがやつはそれでよいのだ 中身のない精巧なプラモデル作りに熱中する少年なのだ キューブリックは
出来上がった作品はぶっ壊してしまいたいはずだ プロセスがすべて キューの作品のどこか空虚な感じはそんなとこから来るのだろう
50頁で済ませるべき本を 500頁に水増しするキングの原作とずれてようが そんなことはどうでもよい キングなんて大した作家じゃない ニコルソンの演技も別に怖くない 単なるコケオドシだ そんな感じのホラー処理が 当時バリバリのホラーファンのおいらとしては 不満でこの作品に辛い評価だったのだが
見直すごとにこの作品がキューブリックの中で 一番好きなものになってきてる
ホテルが主人公の静かな恐怖 そこで起こることは別にホテルとはまったく関係がないかのごときな ホテルの圧倒的な実在感がこの映画の素晴らしいところだろう 数々のエピソードやラストが意外にどうとゆうことないのが またそれを際立たせるようになっているのだ そのまま何も起こらなければ黒沢清の映画になってしまうのではないだろうか
ホラーに関してはノンケのはずのキューブリックの傑作だ
オープニングは空撮シーンから始まるのですが、主人公が乗った車をひたすら後ろからカメラで追いかける撮り方はとても不気味です。
清涼な山間部の空撮りする不気味さは、さらに不気味な音楽から始まり、初っ端から狂ってしまいそうな男がにこやかに話をしているようすだけでも、このオープニングはこれから始まる物語を予兆してとても見事です。
またホテルの美術もシンメトリーな構図や赤を多用した独特の色遣いなど生理的に落ち着かないデザインになっていて、観客に不気味な印象を与えてくれます。またホテルの廊下を三輪車で走り回るシーンも不気味です。後ろからじっと見つめられているようなローアングルのカメラ。常に誰かに見られているこの感覚は怖いです。
この作品は、限られた情報量で、少しずつ不況和音を入れていく、極めてシンプルな見せ方をしていて、グロテスクなものを見せたり、ショッキングな怖さを見せるという単純なものよりも、ずっとこちらの方が怖いと思います。
そして、一番怖いシーンは主人公ジャックがタイプライターでひたすら打っていた文章を妻が見つけるシーンです。このシーンは書かれた文章の内容もあって、見る者を凍りつかせます。
分かりにくいラストは、登場人物たちの妄想なのか、曖昧に描いているところがあります。この映画の怪奇現象は捉えようによっては、主人公たちの妄想とも受け取ることができると思います。
観客に、妄想か現実かの区別を付けさせないという見せ方が効果があったように思えます。悪夢を見事に表現していますよね。
わざと分かりにくくしたり、曖昧にしたり色々な解釈ができるのは、キューブリック監督のマジックかもしれません。
Stanley Kubrick監督が名匠なのは衆目の一致する所。これで原作がモダンホラーの旗手Stephen Kingなのだから面白くない訳が無い・・・かどうか「最も評価の分かれる作品」では?と思う。キング原作の映画は正直つまらない作品の方が多い。それは原作者と監督の「ホラー(心理的に怖い)」の解釈にズレが有るからだ。私はキング原作の映画化ではChristopher Walken主演の「デッドゾーン」がベストだと思う(なぜかDISCASにはくだらないTV版のみ、是非皆さんもリクエストを!)。本作もキング原作に縛られると「駄作」となる。しかしホラー映画として観た場合は、私は「傑作」だと思う。原作とベクトルが違うからと言って一概にダメと決め付けるのはどうかと思う。傑作「2001年宇宙の旅」もそうだが、監督は「人」を描く事を始めから拒絶してる。監督が伝えたい事は全て映像そのもので描いてるので俳優は「絵のコマ」に過ぎないと考えてるフシが有る。なのでシンメトリーな構図や、赤を使った色彩など才能を遺憾なく発揮してる点にこそ注目したい。本作は撮影途中から原作とかけ離れた脚色が顰蹙をかい、完全主義者と言われ名声を手中にしていた監督でさえ追い込まれたほど、キング信仰者が全米に多いのには映画ファン側からすると率直に驚きだ。なので有名な冒頭の空撮にヘリが映り込んでいたり、ホテルのカーペットが違う物が映ったりと監督らしからぬ編集ミスが目立つ作品でも有る。まあ悩んでいた事は間違いないが、出来た作品はモダン・ホラーな映画として超一流に仕上がったと思う。後にキングが自己解釈のTVMを製作し、監督も評価したらしいが当然本心ではない。Jack Nicholsonの怪演ばかり取り沙汰されるが、本作が後の作品に与えた影響は計り知れない。私は純粋な「史上初のホラー映画」として評価したいなと思う。
。本品「コンチネンタル・ヴァージョン」は残酷描写や倫理的に問題のあるシーンを削除した海外向けの仕様で119分と短め。米国劇場公開版は143分。因みに「完全版」は173分で輸入版LDを持ってますが、今の日本のレーティングならOKじゃないかなと思いますのでWarnerさん宜しく。しかしDISCASさんは表記ミスが多い、何故に?