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ジョン・コンスタンティンには、普通の人間には見えないものが見える。末期の肺ガンに冒されてもタバコを吸い続けるヘビースモーカーである彼は、厭世的ですさんだ生活を続けていた。生まれたときから備わった「特殊な能力」で、超常現象を専門に扱う変り種の探偵を生業としている。普段は誰も気づかない、この世のわずかな空気の乱れを敏感に察知するコンスタンティン。異変はすでに起こりつつあった。友人の神父から依頼を受け、悪魔に取り憑かれた少女のもとへ赴いたコンスタンティンは、いつもの悪魔祓いの儀式の途中で、言い知れぬ恐怖を覚える。これまでとは何かが違う・・・。長い間保たれてきた天国と地獄のバランスが崩れ去ろうとしている予感。それを裏付けるようにコンスタンティンの周囲で蠢きだす不気味な出来事の数々。
うー、このどうにもならない安っぽさはどこからくるのでしょう。
あえて分ければB級だ、というレビュアーの皆さんの意見は妥当です。自分はB級という言葉にもう少し美点を感じたいので、C級というほうがしっくりきますが。
原作のコミックについてはまったく分からないのですが、神−悪魔の拮抗とその狭間で鍵を握る人間という構図も、使い古された話とはいえ、面白くなりそうなんですけどね。はてさて。
まず、こういう話をやるのに、ちっとも怖くないのは致命的です。怖そうなモノは出していますが、怖い演出をしていない。
虫なんかも出てきますけど、汚くならない。虫を出すんだったら、少しは生理的嫌悪感を催させてほしいのですが。
悪魔と天使、地獄の造形のしょぼさもあって、オカルティックな話なのに、あっさりさっぱりしているのは、まさにプロモーション・ビデオのノリです。映像は派手だけど安っぽいのは、きっと映画ではなくてPVの方法論だからです。多分。
そういえば、ラッセル・マルケイの「ハイランダー」にちょっと感じが似てるかも。あちらのほうが出来がいいですけれども。
タバコをめぐるあれこれにいたっては、興ざめです。神と悪魔が闘おうかってときに、タバコの害はないでしょう。しかもルシファーが肺ガンをきれいにしてくれるって(笑)。僕は吸いませんけど、気分が身近な話題に引き戻されました。
キアヌ・リーブスは今回は太らずに格好いいし、犯人(?)もわりと意外だから、ミステリ色を強めてオカルト・ハードボイルドにしたら良かったんではないでしょうか。35点。
映画のレビューなどでかなり酷評されていたので、期待していませんでしたが結構楽しめました。
。従来のアメリカンヒーローよりは、かなり人間味が出てきて、このあたりは日本のアニメの影響がかなり出てきたのかなという感じです。結構ダーティーで人間くさい主人公です。欲を言えばもう少し人物像を掘り下げて欲しかったかな。
最初からタバコを吸うシーンをやけに強調するので、昨今の映画としては珍しいなと思っていたら、「タバコ」が重要なファクターだったのですね。(タバコの吸いすぎはあなたの健康を害する恐れがあります)
サタンも天使もハーフ・ブリード(人間と悪魔のハーフ?)もみんなとっても人間くさくていいです。ホラー映画になっていますが、ちょっと毛色の変わったマフィアの抗争を扱ったアクション映画という趣です。
ラスト、ハッピーエンドな中一人だけ、救われない少年。
その答えはエンドロールのあとにあります。
「なるほど、そう来たか」という感じです。
一応最後まで見てください。