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人気作「マクロス7」から14年後の世界を描いたTVアニメ。西暦2059年、突如未知なる敵と遭遇した超長距離移民船団「マクロスフロンティア」。その敵は地球人や異星人ではなく未知の宇宙生物だった!
マクロスシリーズ生誕25周年記念作品であり、すでに劇場版の制作も発表されている。
舞台は初代の『超時空要塞マクロス』から50年後、『マクロス7』から14年後の西暦2059年。銀河系を航行中のマクロスフロンティアに謎の巨大異星生命体が現れる。軍を投入しても進行を止めることはできず、ついに最終防衛ラインを突破されてしまう。
美星学園高等部航宙科に通う『早乙女 アルト』は偶然知り合った女の子『ランカ・リー』が巨大異星生命体に襲われているのを目撃し、主を亡くした『VF-25F』に乗り込むことになる。
3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)を全面に導入され
鮮やかな色彩とスピード感溢れる映像は感涙もの。特に戦闘シーンは、バルキリーのスピードに目がついていけません(笑)
1巻は1話のみ収録、2巻を早くDISCASから借りましょう、ダメなら近所のレンタル店へ走るしかない!
アイドル・シンガーであるシェリル・ノームがコンサートのため、「フロンティア」船団に来艦した。中華料理店「娘々(にゃんにゃん)」でアルバイトをする女子高生のランカ・リーは、憧れているシェリルのコンサート会場に急ぐ途中、パイロット養成コースの高校生である早乙女アルトと出会い…。
突如現れたバジュラから逃げ遅れたランカ。アルトは無我夢中で「VF-25」に乗り、彼女を救出する。戦いの後、検査で軍病院に連行されたアルトは、私設特務軍事機関「S.M.S」の隊長であるオズマとS.M.Sへ行くことになる。だが、そこで突然警報が鳴り響き…。
展望公園でランカとシェリルに再会したアルト。だが、再びフロンティアはバジュラに襲われ、とっさに3人は展望公園の待避壕へ逃げ込むも、中に閉じ込められてしまう。なんとかオズマたちS.M.Sがバジュラを撃退し、救出されるアルトたち。だが、戦いの中でオズマが負傷したことを知ったランカは…。
S.M.Sへの入隊を決意したアルトは、ミハエルたちにしごかれる毎日を送っていた。一方、アルトの助言によってミス・マクロスのオーディションを受けることにしたランカは、その予選を通過して最終選考で歌うことになった。そんなランカを見守るべく、最終選考が行われる会場に駆けつけたアルトだったが…。
再びアルトの前に現れ、失くしたイヤリングを探すためにマクロスフロンティアの中を案内するように命令するシェリル。一方、歌手になる夢をオズマに否定されたランカは、思わず家を飛び出してしまう。そして、美星学園の校門でアルトを待っていたランカは、オズマにランカを探せと命令されていたミシェルと出会い…。
芸能プロダクションにスカウトされたランカ。仲間たちにも祝福されるが、ショッピングモールでの出来事が気になっていた。その頃、大統領府からの緊急声明でバジュラがギャラクシー船団を襲ったという一報がフロンティア内を駆けめぐる。
マクロスギャラクシーの残存艦を救出に向かったアルトたちは、バジュラ相手に優勢に戦っていた。だが、そんな彼らの前に出現したバジュラの巨大空母に、アルトの後輩であるルカの乗る機体が飲み込まれてしまう。ルカを救出するために敵空母内へと潜入したアルトは、そこで謎のバルキリー「VF-27」と遭遇して…。
芸能活動のためにランカが転入し、シェリルまでもが来訪してきたために大騒ぎとなってしまった美星学園。そんな中、シェリルのパンツが何者かに盗まれてしまい、学園はさらに上へ下への大騒動となってしまう。一方、仕事のために学園を離れたランカは、自分の記憶の中の歌を知るという謎の少年と出会い…。
敵も女も狙った獲物は一発必中を豪語するミシェルが戦闘時に狙いをはずしてしまい、アルトに当たりそうになった。帰艦後、その誤射をめぐってアルトとミシェルは殴り合いの喧嘩となってしまう。彼らの喧嘩を見ていたS.M.Sのピクシー小隊に所属するクランは、そんなアルトにミシェルの悲しい過去を告げて…。
ミス・マクロスのミランダが主演する映画で、端役を手に入れたランカ。しかし、その撮影現場で彼女を待っていたのは、撮影協力のS.M.Sの面々とシェリルだった。演じることが初めてなランカから相談されたアルトは、嫌っていたはずの父親の言葉をつい口にしてしまい…。
菅野よう子さん作曲による音楽の数々は、どれも最高の出来映えで、鳥肌がたつような戦闘シーンとのシンクロ度合いをながめているだけで、十分に満足してしまったというのが正直な感想ですが(笑)、あえて作品自体の評価は?と聞かれると、非常に微妙な出来映えだったかなぁと思っています。
。不満に思ったのは、銀河系全体の支配を目論む女性科学者・グレイスが前面に出てくる後半の展開の中で、主人公を含む登場人物たちがいったい何をやりたいのか、バジュラがなぜ人類を執拗に攻撃してくるのかがさっぱりわからないままに、物語が進展していった点でした。
一応、ラストで、超時空生命体であるバジュラの攻撃理由が、自分たちと同じフォールド波を発するランカを救出することにあったということがわかりましたが、それだけのために、数百万人規模の人類を虐殺するような物語を延々と描いてきたのかと思うと、非常にガッカリさせられるものがありました。
主役であるはずのアルトの行動原理についても最後まではっきりとせず、主体性のないまま、物語の展開に流されていくばかりに見えてしまったのも、個人的には大きなマイナス要因でした。
戦う相手についても、結局のところ、グレイスという一人の狂信的な女性がすべて仕組んだことという、あまりにもショボいオチになっていて・・・、銀河を二分するような、それぞれの存在意義をかけた熱い戦闘ドラマを期待していた身には、なんとも迫力と説得力に欠ける貧相な物語だったように感じています。
あと、マクロスシリーズといえば、男女の三角関係が必ずと言っていいほどメインテーマになってきており、今回もそれを踏襲した物語となっていましたが・・・、シェリルのご都合主義的な復活劇といい、あのラストといい、開いた口がふさがらないようなお粗末な展開に呆然としてしまいました。
聞くところによると、今後、新作劇場版が制作されるということのようで、そのためのネタとして、3人の関係に決着をつけなかったのかなぁとも考えられますが、あまりにもいい加減で中途半端な終わらせ方に少々腹が立ってしまいました。
ということで、今回のマクロスについては、戦闘シーンに乗せて流れる素晴らしい音楽の数々を楽しむという見方に特化するのがベターな視聴方法なのかもしれない、とマジに思ってしまうような内容だったと感じております(苦笑)。