1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
ついに魔女にしてもらうことを女王様と約束したどれみたちは、魔女界からの報せを毎日首を長くして待っていた。しかし何の連絡もないまま、とうとう新学期を迎えてしまう。始業式の朝、どれみたちが学校に行くと、金色の髪をした可愛い女の子が待っていた。女の子はどれみのことをよく知っているようだが、どれみはその子に見覚えがない。首をかしげていると、女の子はとんでもないことを言った。何と、自分はハナちゃんだというのだ。ハナちゃんはどれみたちと一緒に学校に通うため、自分に魔法をかけて6年生になってしまった。しかも、そのために魔力を使いすぎて、大切な水晶玉を割ってしまったらしい。美空小学校での最後の一年は、人間界の常識なんて少しも気にしないハナちゃんを加え、大騒ぎのうちに幕を開ける!
なんだか、不思議なアニメを見た、、、という感じ。
この巻の「どれみと魔女をやめた魔女」では、その主人公どれみの、本当に子供としての真摯な魂、というものを感じられてしまって引き込まれた。
夢、未来、自分、選択、友達、現在、現実、将来、時間。そういった諸々を、子供は子供としてちゃんと感じたり考えたり思ったりしている。大人より真剣に、そうかもしれない。
「おジャ魔女」などれみに、それを突きつける形で登場したゲストの魔女、未来(この名前の意味するところは特に言うまでもない)の声を当てているのが、実に原田知世だった。。。これも驚いたことだ。特に「特別出演」のクレジットもなく、ひっそりと、控えめに、エンディングのキャストに載っていた。こともあろうに、「時をかける少女」がこの役を当てているのというのは、もうスタッフの確信犯以外の何者でもないだろうけれど、このクレジットを観たときは仰天した。
このエピソードでは、おジャ魔女達のいずれも魔法を使わない。魔女の姿に変身もしない。どれみ以外のヒロイン達もほとんど出てこない。淡々と、、、本当に淡々と、どれみと、ゲストの未来の2人だけが、なんだか淡々と、淡々と、言葉を交わしたり、ガラス細工を作ったりしている。
あんまり淡々と、地味に地味に、淡々と淡々と進んでいくので、気がついてみると終わっていた。
つまらなかったわけではない。
もう一度最初から通して観てみたくてそうしてみた。
これは、、、何回か、何年か、観てみないと「判らない」かもしれないな、、、と思った。
すごく判りやすいことが、判りやすく語られているようで、それでいて、実はそんなつもりになってしまうと情けないような感じもした。生き急がないで、ちゃんと立ち止まらないといけないような。。。
今まで、どれほど生き急いできたことだろう。
どれほど、後悔ばかり積み重ねてきたことだろう。
取り返しはつかないから。
もう、小学六年生に戻ることはできない。
少し、また、もう一度立ち止まっておかないといけない。
そんな気がしたので。
ガラスは液体だと知ったのは、どれくらい前のことだったろう。
その頃は、そこから何も酌み取れはしなかったけれど。。。
今は。。。
だから、また、ここにこうしてまた少し書き留めておこうと思った。
あまりにも、忘れてしまいやすいから。。。
小学校最後の年を迎える新学期の朝、MAHO堂が突然形を変え、見知らぬ少女が学校でどれみたちを待ち受けていた。少女の正体は何と、大きくなったハナちゃん。どれみたちと一緒に学校へ行きたくて、自分で自分に魔法をかけて学校へやって来たのだという。しかも魔力を使いすぎて、大切な水晶玉を壊してしまったらしい。
どれみたちは妖精ババから、先々代の女王さまが眠り続ける理由を聞く。想い出の彼方に消えた雑貨を再現し、悲しみを癒してあげようと決意したおジャ魔女たちの悩みは、同じく魔女見習いになったハナちゃんが一緒に学校へ行きたいと言って聞かないことだった。どれみたちは魔法を使い、ハナちゃんを転入させるが・・・。
新生MAHO堂のオープンを控えたどれみたちは、魔女の機織師・マジョクロスに機織りを教えてもらいに行くことになった。その日はちょうど、ぽっぷとハナちゃんの魔女見習いの昇級試験日。ノー天気だが計り知れない魔力を持つハナちゃんに対し、ぽっぷはライバル心を燃やす。だが、予想外に難しい試験に悪戦苦闘する。
雑貨ショップMAHO堂も、いよいよ開店間近。どれみたちはハナちゃんをほったらかしにして、準備に追われている。ところが開店当日、思わぬトラブルが発生。広告塔として頼みの綱にしていたおんぷが、急に仕事が入って来られなくなってしまったのだ。MAHO堂の危機に、ハナちゃんがとんでもない作戦を思いつく。
最近のおんぷはちょっとお疲れ。国際女優を目指すため、忙しい仕事の合間に英会話のレッスンまで始めたらしい。ようやく時間を見つけてMAHO堂の手伝いに来たものの、すぐに眠り込んでしまう。それを見たハナちゃんは、かわりに仕事をやってあげようと写真スタジオに向かい、思いのほか魅力的な表情を見せる。
ハナちゃんが学級文庫係に立候補。几帳面な山本けいこと一緒に、図書室の仕事をすることになった。規則だルールだと融通のきかないけいこは、陰口を叩かれているのを耳にしてショックを受ける。ハナちゃんは魔法を使って、彼女を本の中の世界へ連れてゆく。そこはがんじがらめのルールに縛られた、おとぎの国だった。
先々代の女王さまは、月が姿を変えるたびに周囲の草木まで深い眠りに引き込んでしまう。これを憂いた女王さまは、幸せだった頃の想い出を甦らせてあげるため、先々代の女王さまが孫たちにもらったプレゼントを再現して届けてくれるよう、どれみたちに頼む。一同は魔法を使って過去の世界にタイムスリップし・・・。
横川信子と丸山みほコンビの新作漫画は、「ハナちゃんのひ・み・つ」という題名らしい。もしや、魔女であるという秘密がばれてしまったのではないか? 何としてでも秘密を守りきるため、おんぷはハナちゃんが絶対に魔法を使わないようみんなで見張ろうと提案。ボディーガードや忍者に変装して、こっそり後をつけ回す。
重い病気を抱える中山しおりが校庭で倒れた。矢田まさるが保健室へ彼女を運び、入院した病院へも毎日通いつめる。幼なじみのはづきは、まさるがしおりに付きっきりなのが気になって仕方がない。しおりにお見舞いのプレゼントを渡しに行くのも、習い事を理由に断ってしまう。ところがその日、しおりは重態に陥り・・・。
楽しみにしていた修学旅行まであとわずか。班決めが終わった途端、ハナちゃんが班長をやりたいと言い出した。ところがハナちゃんは、班長がどんな仕事をするのか全く理解していない。はづきにフォローしてもらって何とか頑張ろうとするが、自由時間の計画をうまくまとめられず、班長失格と言われてショックを受ける。
劇中の人物は、最終回の後も歩みを止めていないでしょう。時計の針が動かなくなったのは、「おジャ魔女どれみ」を失って以降の、日曜あさ8時台後半の私です。
。シリーズ作品としては第5期「ナ・イ・ショ」がありますが、設定は小学5年生に戻るので、時系列では第4期「ドッカ~ン!」の最終回が、無印と呼ばれる第一作から4年間のフィナーレになります。
前回までで物語の流れは決まっており、第51話で大きな展開はありません。作品に関わった人々が、画面のどちら側にいるかを問わず、しっかりと別れの挨拶を交わせる終幕になっています。
特に見逃さないで欲しいのは、魔女見習いでも小学生でもなくなった主人公どれみの姿が映る最後の場面です。大事件が解決して終わるのではなく、物語の初めに立ち帰って幕が下ろされるのです。ご存知の方は思い出して、未だでしたら無印の第1巻から観てもらって、どれみが何をしたくて、どんな自分になりたくて魔法を勉強していたのか、ラストシーンに重ね合わせてご覧ください。
私の時計は、どれみ達に会っていた曜日・時間帯限定で止まったままです。殆どTVを観ていなかった私に、アニメはこんなに楽しくて嬉しいと教えてくれた「おジャ魔女どれみ」の後では、4年5年と経過しても同じ時間帯に別番組を観る気にはなれないのです。