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「食人鬼」を狩る「鬼封剣」の若き剣士・桃田俊彦は、美女・上月由香と運命的な出逢いをした。だが、実は由香の正体は食人鬼であった。そして狩る者と狩られる者であり、喰う者と喰われる者である二人は、次第に鬼封剣の一族からも、食人鬼からも追われ始める。果たして、二人の逃避行の果てにあるものは……?
「マインド・ゲーム」もたいがい強烈だったけど、
「ケモノヅメ」は惚れこんだ。
オープニングにこんなにもカッコよさを感じたのは
カウボーイビバップ以来だ。
絵もストーリーもめちゃくちゃに個性的なので
受けつけない人も多数だろうが、一度惚れこむとたまらない。
70年代アニメっぽくもあり、
今のアニメよりも先に行ってる気もする。このノリはスゴイ。
食人鬼であることを抑え続けていた由香。いくら抑えても抑えきれない悲しき性、それを悲しみ苦しみ耐え切れず俊彦から去ろうとするのだが・・・
第10話「人の不幸は密の味」
今回は急にコメディっぽくなってます。
由香を探す俊彦、そしていろんな真相がわかってくる。
食人鬼が「人間になれると信じる『オーキュー 王宮!?』」と思われていたのだがその真意はかつての三羽カラスの大葉久太郎の興した会社“オーキュー・コーポレーション”の事であった!かなりギャグっぽく描かれてますw
すべての悪は大葉であったのだ。
よくある話ですが、「伝説の剣士は生きていたw」って設定で、死んだとされてた“柿の木刃”が生きています。
そして、上月春美の実子の一馬は食人鬼へと変貌していく
悲劇が始まります・・・・・。
第11話「その雨は苦かった」
父が生きてるとも知らず、大葉に騙され「ケモノヅメ」になることに決める利江、すべては鬼封剣を愛し俊彦を愛しての事だった。
食人鬼となった利江に大葉は由香と闘わせる事に
由香にかつての恋人の腕を移植した事、俊彦との事等を吹き込み嫉妬と憎悪に満ちた2人のヒロインの結末は・・・
大葉によって弄ばれる者達、すべては大葉によって・・・
映像によってグロさを出すのでなく、ストーリーの組立や愛するが為の憎悪によって出されるバイオレンスさが凄いです。とても悲しい話になっていってます。『殉愛』と言う言葉があるのなら殉愛の元に成り立ってる話だと思います。
この1枚の2話は凄いです!続きはどうなるの!?
古来より食人鬼を倒してきた「鬼封剣」。そのリーダーの息子である桃田俊彦は、弟の一馬に挑まれ、跡継ぎの座を賭けた勝負をする事になった。決闘に乱入したサルを追いかけた俊彦は、運命の女性・上月由香に出会う。
俊彦は由香とのデートを重ねる。二人の愛情は深まっていくが、由香は何かを隠しているようだ。俊彦が、彼女を父親の十蔵に紹介しようと思った矢先に、十蔵が食人鬼に殺されてしまった。彼を殺したのは一体誰だ?
俊彦と由香の逃避行が始まった。電車の中で鬼封剣の関係者と出逢ったが、俊彦の静止術のお陰で、何とか逃げおおせる。二人はラブホテルで愛しあうが、由香は興奮し過ぎたため食人鬼に変体してしまう。更に・・・・・・。
二十五年ほど前。桃田十蔵、柿の木刃、大葉久太郎は鬼封剣道場の三羽烏と呼ばれていた。三人はチンピラに絡まれていた上月春美を助け、行く当てのない彼女は道場で働く事になった。だが、春美の正体は食人鬼だった。
館長となった一馬は、鬼封剣の近代化を進めていた。幹部候補の梅田はイメクラ嬢の姫子に入れあげていたが、彼女に食人鬼の疑いがかかる。梅田は姫子を連れて逃亡。一方、利江は隠し部屋を発見し、十蔵の日記を読んでしまう。
俊彦と由香の逃避行は続いていた。由香は誕生プレゼント代わりに、俊彦に静止術を教えてもらった。その術が効いて俊彦の身体が動かなくなった時、あの巨大な男が二人の前に現れた! 彼はやはり追っ手だったのだ。
政府に自分達の価値を認めさせたい一馬は、食人鬼の増加に合わせ、鬼封の回数を増やしていた。鬼封剣メンバーは疲弊し始め、一馬に不満を持つ者も現れた。一方、俊彦の許婚だった利江は、彼への想いを募らせていた。
俊彦達を監禁したのは、鬼封剣と戦おうとしている食人鬼の武闘派組織。そのリーダーは、由香のかつて恋人の頬張岳人だった。俊彦は数日間、飲まず喰わずのまま放置され、更に恐ろしい拷問にかけられるのだった。
俊彦と由香は再び逃避行を続けていた。喧嘩をしていた二人の前に、ワゴン車で旅する老夫婦が現れる。俊彦は彼らを追っ手ではないかと疑うが、誘われてワゴン車に同乗する。老夫婦との出逢いは二人に何をもたらすのか。
由香を追いかけていた俊彦の前に現れたのは大葉久太郎だった。鬼封剣に協力してきた彼が、その正体を現して牙をむく。一方、自分の息子を鬼封剣の社長にしろという大葉の指示を、一馬は拒否。そして、大葉は・・・・・・。
ついに最終回です!
。今になって気付いたんですが『桃太郎』を意識して作ってたんでしょねえ。主人公の“桃田”という苗字。時々出る桃にサル!実際に桃太郎の絵本も出てきます。鬼は大葉で、その牙城である高層ビルが鬼ヶ城って事なんでしょうね。
桃太郎だけにHAPPY END!で終れればいいのですが!?
それに、何となくなんですが高橋留美子先生の『人魚の森』シリーズに似てたような気がします。見てて思いました。
第12話「珈琲味のキビ団子」
第13話「味は関係ない」
あれほど食人鬼を嫌ってた一馬は食人鬼に・・・それでも愛する利江を助けに大葉の牙城へ。
大葉自体も“ケモノヅメ”を修得していた、しかも恋焦がれてた春美の腕で!彼自身も嫉妬、息子(大男)への愛の為に狂っていったのだが。
最後は狂い過ぎです!パンツに利江の腕を差し込んでますw
狂気と言うかド変態にしか見えませんw
そんなこんなでラストはコメディ色が強く、ドタバタ感があります。最終話は脚本・演出共に「マインド・ゲーム」の湯浅政明氏だけあって良く似てたような・・・。マインド・ゲームでも若干私は物足りなかったのですが、今回もそうですねぇ。
結末は!?ラブストーリーで「桃太郎」ですから、御想像でw
全部見終わった感想なんですが、最後まで非常に引き込まれて魅入ってしまいました。話の作り方、複線の引き方とか上手いと思います。
若干ラストが煮え切らないのと、謎のサルが最後まで謎でした(単なるお笑い要素でしたね)
絵のタッチやエロ・グロな内容もあるので好き嫌いがあるでしょうが、おもしろい作品でした。