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1990年代後半。中東での任務中、仲間を失ったスパイ、ガラハッド。残された彼の妻と息子のエグジーに、「何かあれば助けに来る」というメッセージと共に、勲章を託した。 それから17年後。エグジーは、ロンドンの労働者階級で無職の若者となっていた。そんな折、ガラハッドがエグジーの前に再び現れる。死んだ父の事、そして父が所属していた国際スパイ機関“キングスマン”の秘密を話すのだった。エグジーの父に命を助けられたガラハッドは、その恩返しとして息子を新たなエージェントとして迎え入れようとしていた。しかし、エージェントとなるためには過酷な試験をパスしなければならない。他の候補生は貴族階級出身で一流大学卒のエリート揃い。しかし、エグジーは死と隣り合わせの訓練に果敢に挑む。ガラハッドは、エグジーの高いポテンシャルを見抜いていたのだった。 そのころ、“キングスマン”は、IT起業家リッチモンド・バレンタインによる大規模なテロ計画を突き止める。それは想像を絶する規模の大量虐殺を誘発する、前代未聞のテロだった。ヴァレンタインの魔の手は、彼らにとって邪魔な存在“キングスマン”にも迫りつつあった。 果たしてエグジーは“キングスマン”の一員となれるのか?地球規模のテロの行方は? 世界最強のスパイ“キングスマン”がついに動き出す!
世間的にはあんまり話題にならなかったけど、これは思いがけない拾い物。
結論から言えば「バカ映画」という括りなんだろうけど
エリートスパイの日々の活動風景とステージ形式で次から次へと振りかかる
難題にチャレンジする新兵の訓練を交互に描き、2時間超の尺にも係わらず
全く飽きさせない。トンデモな世界で主演のコリン・ファースがいつも通り
まじめくさって演技しているけど不思議にミスマッチ感は無く、脇には
相変わらず役を選ばないマイケル・ケインが組織のボスを演じて画面を引き締めて
いる。ボス役は同じく役を選ばない大先輩のクリストファー・プラマー
(まだ生きてるよね?)だったら更に良かったかもしれない。
更にセリフの端々、ちょっとした小物、背景など直接ストーリー
に関係ないところにも相当なこだわりがあるので映画好きなら見返すたびに
新しい発見がありそうだ。
残念ながらアクションについては同じ監督の「キックアス」で見せた
ヒットガールのそれを超えるものは無かったけど、その代わりに終盤には
もう笑うしかない驚愕のビジュアルが展開するのでお楽しみに。
この映画、若い人より昔のスパイ映画やドラマを沢山見てきたジジババの方が
絶対楽しめるはずで、老人ホームなんかで上映会を開いたら大ウケなんじゃ
なかろうか。ジョン・ル・カレやフォーサイス、ヒギンズなどの小説好きなら
なおのこといい。
正月休みに何か1本。というあなたには是非こいつを強力にお勧めしたい。
なんでだろう。どこか白けた目で見てしまう自分がいた。
痛快でスタイリッシュなアクション。そこは認めよう。しかし何か、それを拒否する自分がいた。
あらすじ
どこにでもいる普通の青年エグジーは、今日も乱暴な義父に言い返す言葉もなく日々を自堕落に送っていた。
そんなある日、自分の本当の父親を知るハリー(コリン・ファース)と出会い、彼の暴力的でかつスタイリッシュな戦いをこの目で見る。憧れを抱いたエグジーはハリーの属する組織「キングスマン」に自分も入ることを決意する。
こうして、エグジーは厳しい入隊試験に挑むことになる。
一方その頃、人類抹殺を企む大企業の社長ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が裏で暗躍する・・・。
高級服の仕立て屋が、実は全世界を又に駆ける凄腕スパイ組織の一員だった。この設定だけ見ればめっちゃ面白そう。「メン・イン・ブラック」を思い起こさせる。
そして実際、スタイリッシュかつバイオレンスなアクションがノンストップで続き、見る者を楽しませる。
しかし目では楽しめても、頭では納得できない。それはなぜか?
この映画は人の「死」を愚弄している節が見えるからだ。
そもそも一番最初の「体、半分に切れちゃった」からして、精神衛生上この上なく気持ち悪い。
(俳優界の)大御所を、何のためらいもなく死なす展開も個人的に受け入れがたい。久々に大作出演のマーク・ハミルを開始20分で死なす演出も腹立つし、それ以降も「そこでその人を死なしますか?」と、怒りさえ覚える展開が目立つ。
個人的に最もハラワタが煮えくり返ったのが、「ある人物(大御所中の大御所)」が実は敵で、無様なセリフを吐かせて死なす展開。これにはムカついた。
ラストの「お偉いさんみんなで頭ボーン」も趣味の悪いBGMを流しながら、まるで面白いことのように観客に見せる。
この映画を見てしまい、心底後悔しました。まさかこんな映画だとは思っていなかった。
あくまで個人的な感想を述べると。
目で見ることに関しては楽しめた。しかし心の奥底では全く受け入れがたい映画でした。
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ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、スパイ組織「キングスマン」の一員として活動しているハリー(コリン・ファース)。ある日、組織の一員が何者かに殺されてしまい、その代わりに新人をスカウトすることになります。ハリーは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、密かにその成長を見守っていたエグジー(タロン・エガートン)をキングスマンの候補生に抜擢します。
「キック・アス」の マシュー・ヴォーン監督作品だけに、残虐描写ありで、毎度おなじみの悪趣味な映像がてんこ盛りなのに、スピーディにぶっ飛んだ展開とキレキレのスタイリッシュなアクションが爽快です。
コリン・ファースがとにかくカッコ良く、傘や靴、ライターに万年筆とスパイの小道具も007ばりの仕掛けがあって、お洒落で素敵です。
教会の殺戮シーンは凄まじいのに、まるでダンスを踊るかのような動きと流麗なアクションで、殺戮シーンをこれほど気持ち良く魅せる監督は凄いです。
世界平和を守っている組織が実は貴族のスパイ組織で、世界征服を企む悪党と決着をつけようとする設定は定番なのに、斬新な映像がちょっと珍しいです。
低所得者向けの集合住宅で母親と暮らす無職の青年が、いきなりスパイに抜擢される物語で、イギリスの階級社会を皮肉った部分も背後にあるような気がしました。