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主演・綾瀬はるか×脚本・森下佳子。キャリアウーマンの主人公が娘を持つ男性と結婚し、母親になろうと懸命に奔走する日々を描いた10年間の物語。原作は桜沢鈴の同名4コマ漫画。義母と娘の愛と成長を描いたハートフルストーリーで、そこにあるのは大事件でもハプニングでもなく、当たり前の喜びや悲しみ、そして時にほっこりとする小さな奇跡。主人公のキャリアウーマン・岩木亜希子を演じるのは、初の義母役に挑む綾瀬はるか。また、亜希子にプロポーズする子持ちのサラリーマン・宮本良一に竹野内豊、物語の「台風の目」となる麦田に佐藤健がふんする。
ついに綾瀬はるかが“母親”を演じます。
と言っても、“義母”の役。
まず、“あらすじ”はこうです。
岩木亜希子(綾瀬はるか)33歳は、光友金属の営業部長で、「戦国部長」の異名を持つバリバリのキャリアウーマンです。
亜希子の夫となるのは、宮本良一(竹野内豊)46歳で、光友のライバル会社の社員でした。
良一は、妻と死別してから男手ひとつで娘を育てて来ましたが、スキルス性胃がんで余命僅かであることが分かり、娘のみゆきを託せる相手を探していました。
そして、亜希子に託したいと願い、結婚を申し込みます。
みゆき(横溝菜帆)は、8歳。小学校3年生です。
***** ***** *****
このドラマの見どころは、やはり綾瀬はるかのキャリアウーマンぶりでしょう。
彼女のお辞儀の角度や名刺の差し出し方、言葉遣いなどは、サラリーマン読本のお手本の様。
土下座や腹芸に至っては名人級。
「亜希子の腹芸~、ご覧あれ~」のくだりは、インパクトがありました。(笑)
しかし、幼い頃に母を亡くし、家庭の温かさを知らずに育った亜希子にとって普通の家庭生活は、かなり困難極まるミッションでした。
亡くなった愛(奥山佳恵)だけを母と慕うみゆきに受け入れて貰うため、亜希子の葛藤の日々が続きます。
そんな亜希子とみゆきのやり取りを笑顔で見つめる良一は、穏やかで陽だまりのような人。
恋愛から始まった結婚生活ではありませんでしたが、みゆきと亜紀子と良一の幸せな日々が、そこにはありました。
しかし、運命は容赦なく亜希子たちの知らないところで計画を密かに実行していきます。
第6話は、私にとって青天の霹靂!
だって、前の回の終わりでは、亜希子とみゆきは白いドレス、良一は黒のタキシードでビシッと決めて3人一緒の写真を撮る計画だったのですよ!
なのに、突然、計画とは真逆の・・・
亜希子とみゆきは黒の喪服で、良一は真っ白な死に装束で。
キャリアウーマンの姿勢を崩さず、葬儀までも立派に仕切ろうとする亜希子に、いつも親身になってくれる下山さん(麻生祐未)が、「泣いてもいいんだよ」
その言葉に堰を切ったように泣きだす亜希子。
翌日の出棺の時もずっと泣き続ける亜希子の姿に、きっと多くの人がもらい泣きしたと思います。
私にとってもこの回は号泣ポイント。(号泣ポイントは最終回にもありました。)
そして、いきなり月日は流れ、みゆきは高校生になっていました。
この物語の後半部分は、私的には違和感ありありで、ちょっと気持ちが盛り下がったかも。
高校生になったみゆき(上白石萌歌)に一番違和感を感じました。
あの子が高校生になったら、こんな風になるかなあ?という違和感。
終盤は、亜希子の社会復帰(パン屋に再就職)と、パン屋の店長・麦田章(佐藤健)に告られるシーンが見どころ。
初回からず~っと変な役で登場していた佐藤健でしたが、やっと彼の本格的な出番でした。
小学校時代、あれこれエピソードのあった大樹君(井之脇 海)も高校生になってみゆきの前に現れます。(やっぱり良い子だ。)
キリッと爽やかで、ポカポカと温かく、時々シンミリのドラマでした。
良一さんが、日常の小さな奇跡を見つけては喜ぶ姿が思い出されます。
ドラマなのに、どこかで実際に経験して来たような何かが私の中に残りました。
2018年に放映された、綾瀬はるか(義母)主演の連続テレビドラマ。
仕事一筋のキャリアウーマンが娘を持つ男性(竹野内豊)からプロポーズされ、結婚するが、ほどなくして男性は亡くなってしまい、残された義母と娘(上白石萌歌)が寄り添いながら成長していくというハートフルなドラマ。
他の出演者は、佐藤健、宇梶剛士、浅利陽介、村本大輔、浅野和之、井之脇海、奥貫薫、麻生祐未など、多彩なキャスト陣が参加。
義母はスーパーキャリアウーマンという設定だが、完全無欠ではなく、失敗しながら娘との距離感を次第に詰めていく新米義母の役が綾瀬はるかにぴったりだったと思う。
最初、義母のかしこまった話し方に違和感を感じたが、次第に気にならなくなってストーリーに集中できるようになった。
数年前に母親を亡くし、父親の良一(竹野内豊)と父1人子1人で生きてきた宮本みゆき(横溝菜帆)。そんな彼女の前にある1人のキャリアウーマンが現れる。彼女の名前は岩木亜希子(綾瀬はるか)。光友金属の営業部長を務める彼女は、みゆきの新しい義母になる女性であった。そんな亜希子とみゆきの初対面の日。亜希子はみゆきに名刺を差し出し、「私、このような者にございます」とあいさつするが、みゆきは「私、この人嫌い」と一蹴。亜希子の義母としての初陣は、あえなく惨敗に終わるのだった。しかし、“戦国部長”の異名を持つ亜希子は、百戦錬磨のビジネス経験を活かし、みゆきの心をつかもうとありとあらゆる策を練る。一方、下山不動産のうわさ好きのおばちゃん・下山和子(麻生祐未)に、「再婚は早いのでは?」と釘を刺された良一は、亜希子への思いを語るのだった。その頃、光友金属を訪れていたバイク便の青年・麦田章(佐藤健)に荷物を託す田口朝正(浅利陽介)。田口は、威勢よく飛び出して行く麦田にどこか違和感を覚える。この違和感は、後にとんでもない被害に発展する。
宮本家に引っ越してきた亜希子(綾瀬はるか)と、良一(竹野内豊)・みゆき(横溝菜帆)3人の生活がスタートする。亜希子は、良い母親になろうと奮闘するが、逆にその行動がみゆきの反感を買ってしまっていた。一度は採用を決めたものの、義母になることに再び反旗を翻すみゆきは、亜希子を追い出そうと、クラスメートのヒロキ(大智)と一緒にある作戦を考える。一方、会社の女性社員を集めて、なにやらリサーチをかける亜希子。女性社員たちに子持ちの男性と結婚したことを公開すると、すぐに会社中に広まってしまう。仕事をこなしながらも変わらず母親になろうと努力を惜しまない亜希子だが、自分の中に母親像がない。そこで、みゆきの母親・愛(奥山佳恵)をコピーすることを思い付き、みゆきが母親とよく行った場所・作っていた料理などを一生懸命に研究する。そんな亜希子の姿を見て、みゆきも心が揺れ動き、複雑な気持ちになっていく。
仕事を辞め専業主婦となった亜希子(綾瀬はるか)は、みゆき(横溝菜帆)と夕飯の買い物をしていた。別のスーパーの方が2円安いなど、少しずつ主婦の考え方が染み付いてきた亜希子だが、値段の高い食材を手に取ると黙っていられず、その食品会社の社長に直接電話をかけ値下げ交渉をするなど、元キャリアウーマンならではの交渉術を発揮していた。そんな中、亜希子は良一(竹野内豊)から頼まれ、母親としての最重要任務を果たすべくPTAの集まりに出席することに。保護者たちは近々開催される運動会について話し合っていたが、いちいち疑問に思ったことを質問する正体不明の亜希子は、保護者たちから反感を買ってしまう。
会社でしゃがみこんでしまった良一(竹野内豊)は、病院からの帰りにママ友の井戸端会議に参加しようとしていた亜希子(綾瀬はるか)と遭遇。一緒に家路につくその姿はすっかり夫婦に見えていた。そんな中、学校から帰ったみゆき(横溝菜帆)が突然「2人は“ギソウケッコン”なの?」と尋ねる。質問攻めのみゆきに、慌てた亜希子と良一は苦し紛れに言い訳をするが、「どうして付き合うことになったの?」という質問には答えられず、亜希子はみゆきの林間学校明けまでには答えることを約束する。一方、下山(麻生祐未)にマンションを購入する気がないことを伝えた亜希子は、代わりに購入してくれる人を探すように言われてしまう。高額マンションの買い手はそう簡単に見つからないものの、良一の部下である猪本(真凛)が、亜希子を見たいがためにマンションの内見を承諾してくれた。内見中に猪本の夫とのなれそめを聞く亜希子は、ますますみゆきへの回答をどうするべきか悩む。
良一(竹野内豊)が突然倒れた。良一を心配するみゆき(横溝菜帆)に、亜希子(綾瀬はるか)は思いもよらない事実を伝える。入院中、懸命に妻としての任務を果たそうとする亜希子に、良一は会社におわびに行ってほしいと頼む。しかし、良一の上司である笠原 (浅野和之) から、入院中も良一の査定をキープしたいなら代わりに亜希子が出勤して競合プレゼンを成功させてほしいと提案されてしまう。それを聞いた良一は、自分は簡単に替えがきく人間なのだとすねてしまう。そして、一緒に治療に専念しようとする亜希子に対して、心にもない一言を発するのだった。一方、みゆきはみゆきなりに、落ち込む亜希子の異変を感じ、ある提案を持ち掛けることを決心。3人は家族のため、1日1日を懸命に生きるのだった。そして、いよいよ競合プレゼン当日。良一のためにプレゼンを成功させるべく一生懸命な亜希子だが、くしくも同じ日に良一の検査結果が出ることに不安を抱いていた。誰もが、ただただ奇跡が起こるのを望むが・・・。
小さな奇跡を拾い集めながら暮らした宮本家のみゆき(上白石萌歌)は、“お母さん”“みゆき” と呼び合い、箸使いと姿勢はビジネスの基本スキル、とりあえず押さえておけという亜希子(綾瀬はるか)の教えを守り、教師からも一目置かれるような高校3年生に成長していた。ある日、亜希子はママ友の晴美(奥貫薫)から、みゆきの大学進学に関して聞かれる。大学は受かったところで良いと考えていた亜希子は、その考えを晴美から諭される。一方、みゆきは、いい大学に受かれば亜希子が喜んでくれると信じるものの、テストの成績は伸び悩んでいた。晴美の勧めもあって、亜希子はみゆきに将来についてどのように考えているのかを尋ねる。みゆきは「できればお母さんのようになりたい」 と言うのだが、それは営業職ではなく、現在亜希子がしているデイトレードのことだった。貯蓄をベースに不足分を投資のリターンで補う形で暮らしてきたのだが、それはみゆきにとっては、楽をしてもうける道があると錯覚させてしまっていたようだ。それに気付いた亜希子は、仕事の尊さを分かってもらおうと、一念発起し再就職をすることを決意。その就職先は・・・。
みゆき(上白石萌歌) に仕事をすることの尊さを伝えるべく、商店街で寂れている「ベーカリー麦田」に再就職することにした亜希子(綾瀬はるか)。だが、店を開けるだけでも赤字になるベーカリー麦田は亜希子の想像以上の状態だった。店長の麦田(佐藤健)は、経営にはまったく無頓着で、昨日の売れ残りを温めて店頭に並べる始末。それでも亜希子は、ベーカリー麦田の立て直しプランを精一杯考える。一方、みゆきは運命的に再会した大樹(井之脇海)から、突然生まれて初めての告白をされ悩んでいた。受験だからという理由で断るみゆきだが、大樹から「家庭教師をしてやる」と提案され、自然と一緒に過ごす時間が増えていく2人。大樹と一緒に勉強していることで、亜希子に対して少し後ろめたさを感じるみゆきは、多忙でも家事も完璧にこなす亜希子に対し、劣等感に似た複雑な気持ちが生まれる。「亜希子の本当の娘だったら、亜希子に似て何でもできる人になれていたのか・・・」と葛藤するみゆきは、亜希子に自分の今の気持ちをぶちまけてしまう。
亜希子(綾瀬はるか)が考えたプランに従い、麦田(佐藤健)は焼きたてパンを提供し、一時は客足も伸びたように見えていた「ベーカリー麦田」だったが、その作戦があだとなり客足が遠のいてしまう。このままではまずいと考えた亜希子は、「ベーカリー麦田」を一度閉店し、リニューアルオープンすることを発案!果たして、無事リニューアルオープンの日を迎えることができるのか!?一方、店の再建を目指し一生懸命な亜希子の姿を見て、いつしか麦田に心境の変化が・・・。
いよいよ「ベーカリー麦田」の新装オープンの日を迎える。麦田(佐藤健)と共にパン職人の基本を学び直した亜希子(綾瀬はるか)は、亜希子ならではのある秘策と元戦国部長の名にふさわしい営業攻撃を繰り広げる。そんな中、店の再興に向け苦楽を共にしながら楽しそうな亜希子と麦田を見て、みゆき(上白石萌歌)は、麦田が亜希子のことを好きなのではないかと思い悩む。父・良一(竹野内豊)がいなくなって9年。ずっと自分のそばにいてくれた亜希子の愛情を改めて実感しながらも、戸惑いを隠せないみゆきは、その気持ちを大樹(井之脇海)に打ち明ける。ある日、ハートのロールパンが話題となり、店にテレビ取材が入ることに。やる気がみなぎる麦田だが、熱が入り過ぎている麦田の想定問答を見かねた亜希子は、本番、テレビクルーの前で予想外の発言をする。亜希子からの思いがけない発言を聞いた麦田は、この勢いをバネにして、ついに亜希子へ自分の思いを伝えることにするが・・・。
義母と娘、そして彼女たちを支えた人たちの10年間の愛のカタチがついに完結する。それぞれが大切にした思い、10年の愛が奇跡を起こす!
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危惧があった。
バリバリのキャリアウーマン亜希子(綾瀬はるか)が義母になり、何もかもビジネスノウハウで
成功しちゃったら、モトからの専業主婦は立場がないではないか?
(生産性第一、効率命のビジネス理論と、子供を育て家族を慈しむ家庭の価値観において、両者はまったく違う時間の進み方をする。)
しかし、亜希子は初めからドジを踏む(笑)
娘のみゆきに「あの人、大っキライ!」と言われ、謝罪もお詫びの腹芸も通用しない。
プレゼン得意、クレーマーお手の物の亜希子は惨敗。
頭も良く、会社で有能な人材だった義母が、慣れぬ家事育児に奮闘してお互いに愛を育てる10年を描く。
特に気をもんだのが第3話で「PTAを廃止せよ」。あぁ~、それやっちゃいますか?難しい問題ですよ・・・。
不安が募る章だったが、絶妙な落としどころで勝ち負けなし。しかもこの章には亜希子さんの
「親が正しいことをしてみせないで、誰が見せる!子供は親の背中を見て育つ!私の大事な娘に親は正しいことをしたと教えたい」
と、トリハダもののセリフがある。
さすが脚本は森下佳子である。(仁、天皇の料理番など)
優秀な亜希子さんだが、意外にも幼少時は苦労をし、順風満帆ではなかった過去を秘める。
ユーモラスなストーリィ展開だがこれは「ブルース」なのである。
♪ブルゥゥスー くちぶえぇ~ オンナのナミダぁ~♪
そう、悲しみ含み、哀歌なのだ。
哀歌に登場して根本から場を台無しにする佐藤健。
にわかには佐藤健だと信じられなかった。それほどおバカな役である。
(彼もこれをもって本物の役者になったと私は感じた)イエィ。
楽しくて泣けて、家族の大切さを伝える作品だった。