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一度見たものはどんな些細なことでも記憶してしまう“超記憶症候群”の女刑事キャリー(ポピー・モンゴメリー)が、その記憶力を駆使し、大都市ニューヨークで起きる数々の事件を捜査する。犯行現場からヒントを見つけるプロセスをかつてないビジュアルで再現するなど、これまでに無い新感覚の犯罪サスペンスドラマ。ニューヨークのクイーンズ。“超記憶症候群”の女性キャリー・ウェルズは、かつてシラキュース市警で刑事として活躍しながら、幼いころに殺害された姉の事件を捜査していた。しかし、事件が迷宮入りしたのをきっかけに警察を辞め、現在は認知症の母親が暮らす施設でボランティアをする傍ら、その記憶力を駆使してギャンブルで生計を立てていた。ある日、彼女が暮らすアパートで殺人事件が起きる。捜査を担当したのは、かつての同僚であり元恋人のアル・バーンズ刑事だった。彼との再会を期に、キャリーは再び刑事としての道を歩み始める…。
短時間で観られる1話完結の推理ドラマが大好きで、最近はこの作品をよく観ています。軽くて、比較的プロットがしっかりしているので、安心して楽しめます。第1シーズンは、チームの人間関係や人物造形がまだ試行錯誤の段階で多少ぎこちない点があるのと、主人公の刑事キャリー・ウェルズの姉が幼い頃に森で殺害されたシーンの回想が度々挿入されて捜査中の事件の流れが中断しがち。第2シーズン以降にはそれがほとんど無く、当該回の事件だけに集中できます。また、キャリーも洗練され、優秀な刑事らしい雰囲気になってきます。ところが、第4シーズンになると、再び姉の殺害事件が頻繁に取り上げられて、しかも強引な展開のうえ、結末は消化不良。
登場人物を知るには、第1シーズンは観た方がいいのかもしれませんが、お薦めは第2、第3シーズンで、評価はそれに基づいています。(全体を平均すると評価は3ぐらいになってしまうかなあ…。)物語の舞台はニューヨーク、内容は、「メンタリスト」の女性版のような感じ。特殊な能力を持つ刑事がその能力を活かして事件解決に当たるというのが骨子。パトリック・ジェーンは観察力が鋭くて人の心理を読むことに長けていますが、キャリーの場合は、全てを一瞬で記憶してしまうという、全米で6人しか確認されていないレベルの驚異的な記憶力の持ち主。また、よくあるパターンですが、捜査チームのメンバーがそれぞれに個性的で、チームのアンサンブルがいいという点も「メンタリスト」と同じ。男女(パトリックとテレサ、キャリーとアル)でコンビを組んで、恋愛になるのかならないのか、という微妙な関係も似ています。
キャリーの姉の殺害事件が暗い影を落としているとはいえ、第2、第3シーズンには余り影響しておらず、尋常じゃない記憶力を手掛かりに、巧みなチームワークで事件がスッキリと解決するのを、気軽に楽しめます。ただ、本格派が好みという方には少々物足りないかもしれません。
ニューヨーク・クイーンズ。元刑事のキャリー・ウェルズは、昼は母親のいる施設でボランティア、夜はカジノで金を稼いで暮らしていた。ある夜、同じアパートの住人が殺害される事件を目撃し、事情聴取に来た元同僚で恋人だったアルと偶然再会。キャリーはアルの依頼で捜査に協力する羽目に。殺害現場の記憶を完璧にたどり、犯人を追い詰めていくが…。
復職したキャリーはサイファース夫妻射殺事件の捜査に乗り出す。ガレージに隠れていた夫妻の息子マックスを発見するが、ショックから何も語ろうとしない。姉を殺された過去を持つキャリーは、彼の悲しみが痛いほど分かる。傷ついた心を解きほぐそうとするが、アルの恋人でセラピストのエレインに、マックスに会う際は自分の同席が必要だと忠告されてしまう。
証券会社の重役が自宅で殺害された。キャリーはアルと共に事件現場に急行するが、上の階でガス漏れが発生。彼らがビルを出た直後に爆発し現場は消失してしまう。捜査の手がかりはキャリーが最後に見た30秒弱の記憶だけ。その記憶をたどり、「HH」と書かれたファイルケースと断裁された無数の書類を思い出すが…。
ホテルで弁護士が殺害された。犯行時刻前後に部屋に入ったのは客室係のマリアだけだと判明するが、彼女は敏腕弁護士のデビーを従え「レイプされたので正当防衛で殺 した」と主張する。監視カメラにもマリアが廊下を走って逃げる姿が映っていたが、記者会見時の彼女の様子からキャリーはその自白に疑問を抱く。
NY警察のボウリング大会の最中、アルの昔の相棒で親友のジム・ケリーが駐車場で銃殺された。翌日、逃走車を発見したキャリーは、現場近くでボウリング場の売店のレ シートを見つける。殺害当日の記憶をたどったキャリーは、犯人は麻薬の売人ジッピーだと確信する。その頃、内部調査局がケリーへの汚職容疑で家宅捜索をしていた。
イーストリバー沿いでエンジンがかかったままの高級車が見つかる。死体はないが、現場の痕跡から事件の可能性が高い。車の持ち主は現在行方不明の石油成金 の娘、ケリーだと判明するが、彼女の住んでいたアパートはセレブとはほど遠いものだった…。ケリーはいったい何者なのか? キャリーは同僚のニーナとセレブが集まるクラブのパーティーに潜入する。
空港で働きながら幼い娘を育てていたシングルファーザーのスミスが自宅アパートで 殺害された。そして娘のビアンカも、こつ然と姿を消した。キャリー達は娘が誘拐されたものとして犯人の解明と一緒に捜索を開始する。電話に貼ってあった番号から、キャリーはスミス父子を担当していた児童保護局のロザーリオを訪ねるが…。
法律扶助の弁護士メアリーが殺される事件が発生。彼女の同居人で警備員のケヴィン と、メアリーに言い寄っていた仕事関係者を容疑者に挙げるが、ふたりにはアリバイがあった。メアリーが出会い系サイトに登録していたというケヴィンの友人ジョーからの証言もあり、性犯罪の方向で改めて捜査を開始しようとするが…。
女子高校生エイミーがアパートの屋上から墜落死した。手首の防御創や現場状況から他殺と見て捜査を開始。エイミーの高校の友人達に話を聞くが、「彼女は恨 みを買うような子ではない」と皆口を揃える。そんな中、エイミーの携帯の履歴から妊娠疑惑が浮上する。一方、キャリーは叔母のイーディに施設にいる母に 会って欲しいと連絡を取るが…。
バスケットボール大会の最中に銃撃事件が発生し、大学生マリサが殺される。事情聴取をしようとした矢先、再び銃声が響き地元ギャングの一人が死亡。若者の 更生を支援する活動家ジムが重傷を負う。ギャング同士の抗争を疑うアルはギャング対策班の刑事コルテスに協力を求めるが、キャリーは彼が現場にいたのを覚 えていた。
超記憶症候群の女性刑事キャリー(ポピー・モンゴメリー)が数々の事件を解決してゆくドラマ。
「超記憶症候群」とは、1度目にしたものは決して忘れることなく記憶し、まるでビデオテープを再生するかのように過去に見たものを思い出すことができるという特殊な能力だそうです。
こんな力があったら、さぞ生きにくいだろうなあと思うのですが、実際にこういう人はいるそうです。
ちょうど同じ時期に「ボディ・オブ・プルーフ」という凄腕女性検視官のドラマをやっていましたが、
そのドラマのメーガンとこのドラマのキャリーのふたりがいれば、解決できない事件なんかないじゃないか?と思っていたら、
このドラマの後半にも凄腕女性検視官(ちょっと年寄りだけど)が出てきたのには笑ってしまいました。
無敵です。どんな事件もスルスル解決できちゃいます。
そんなキャリーにも、ひとつだけすっぽり欠落している記憶が。
それは少女時代に目撃した姉レイチェル殺害に関する記憶。
キャリーは記憶を取り戻し、姉を殺した犯人を見つけることができるのか?
最終話でキャリーは記憶を取り戻しますが、犯人と思った人物はレイチェルを殺してはいなかったことが判明。
真犯人探しは振り出しに戻ったところでこのシーズンは終了。
それほど評判はよくなかったようですが、ちゃんと続きは作られるのかな?