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戦中・戦後を生き抜いた家族・・・その感動の実話です。
向井理の祖母の半生記(手記)を元に、向井が企画して実現した映画です。
若い方々には、こんな苦労があったのか?
と信じられない気持ちになるかも知れませんが、戦後直後には、
普遍的な話で、どこの家族も多かれ少なかれ、こういう苦労をして終戦後を乗り越えて来たのだと思います。
この映画の世界は決して特殊ではない。
私たちの祖父祖母の生き方を振り返れば、多くの人が経験した時代だと思います。
祖父芦村吾郎(向井理)は不運と不器用な生き方で、なかなか家族を
貧しい生活から抜け出すことが出来ない男です。
事故や病気で早逝してしまいます。
祖母朋子(尾野真千子・・後年は野際陽子・・遺作になりましたね)は
明るい性格で生活力のない夫を精神的に支えます。
芦村夫妻の3人の子供たち。
未子の真美(岸本加世子)との辛いエピソードは和解までが駆け足で、
もう少し掘り下げられれば良かったと、少し残念です。
ふたりが抱き合うまでにもう少し時間がほしかったです。
満州から帰国する船中の片桐はいりのエピソードは胸を打ちました。
子供を満州に置き去りにしたことを、夢現つのように信じることが出来ず、錯乱している母親。
ほんのワンシーンですが、リアルに戦争の醜さを表現したシーンでした。
終戦後73年。ほんの祖母祖父の時代に遡れば、こんな苦難の日々、そして翻弄される人々がいた。
振り返ることが出来て良かったと思います。