ゆれる

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ゆれる / オダギリジョ-
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「ゆれる」 の解説・あらすじ・ストーリー

 「蛇イチゴ」で注目を集めた新鋭・西川美和監督が、オダギリジョーと香川照之という実力派2人を迎えて贈る上質のミステリー・ドラマ。ある出来事をきっかけに対照的な兄弟の間に巻き起こる心理的葛藤が巧みな構成で描かれてゆく。東京で写真家として成功し、自由奔放に生きる弟・猛。母の一周忌に久々に帰郷した彼は、そこで父と共にガソリンスタンドを経営する兄・稔と再会する。翌日、兄弟はガソリンスタンドで働く幼なじみの智恵子と3人で近くの渓谷に足をのばす。ところが、川に架かる細い吊り橋で、智恵子が眼下の渓流へと落下してしまう。その時、そばにいたのは稔ひとりだった…。

「ゆれる」 の作品情報

製作年: 2006年
製作国: 日本

「ゆれる」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ゆれるの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
119分 英語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
BCDR1457 2007年02月23日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
200枚 10人 6人

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ユーザーレビュー:415件

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表現とテーマ

投稿日:2007/03/22 レビュアー:武蔵野婦人

なんだか評判がすっごくよかったので借りてみました。
って、オダジョーが好きってのが一番だったのですが>笑

とにかく、上映時には、テレビでおすぎが絶賛してたしね。あちこちで、ブルーリボン賞は今年はオダジョーだ! という声も上がっていた。……のに、蓋を開けたらオダジョーはどこへ。忙しくしてるうち上映も終わっちゃったし。いったいどういう映画だったのさ。

ってことでやっとこDVDで鑑賞。

えっとね。
うまいと思いますよ。
ゆれるつり橋の上の映像が、細切れのフラッシュバックでミステリー仕立てをかもし出しているし、最後の兄弟の再会シーンなんかも上手。

なんていうのかな。
CMとか、イメージクリップとか。
その手の作品として映像を構築していくことを目的とした手法と考えれば、完成度の高い映像とストーリーだったと思います。

ただ、私としてはその根底にある「テーマ性」が、いまひとつ脆弱なんだよなあ。テーマとしたもの、そのものの根っこにあるものが、あまりにも幼児性に満ちていて、2時間近い映画として私ぐらいの年代にも見せようと考えるには、掘り下げ方の成熟度がちと足りない。

兄弟の確執。
あるでしょう、どこにでも。

身近であるがゆえに、蓄積した記憶の重さがある。
だから、ちょっとした気持のすれ違いや、思いがけない一言で、人は身内に対して残酷ともいえる選択をしてしまうこともある。

で?

ああ、にいちゃん、ぼくまたやっちゃった。。。。。。
小学生レベルの未熟な精神構造を、そのまま大人の世界に持ち込んで、司法を巻き込んだ周囲をさんざん翻弄したあげく、「にいちゃーん」と泣いて終わりかよ。

こんな未熟な男の葛藤を、そのままストレートに見せられてもどうにもならんでよ、私は。。。。というのが素直な感想。たとえそれが大好きなオダジョーでもね。

葛藤させるなら、あと一歩踏み込まんと、テーマとして成立せんでしょう。もしくは、愚直に幼児性にフォーカスするとかね。
検察側でキム兄が色物みたいに配役されてたり、脇に妙に演技力のある俳優陣が固められているあたりが、逆に姑息な感じがして私は好感持てなかったぞ。(すません、いつもながらひねくれもん)。



表現する力がしっかりあるのに、テーマが追いつかない。この程度の思いつきみたいなテーマでは、年齢重ねた層は引っ張れないよー>あ、もとから射程に入ってないか>笑 すません。作り手も「ゆれる」まんまで完成しちゃった感が私は残っちゃいましたが、若い層には共感を呼んで受けるのかもしれません。
オダジョーも熱演だったのになあ、私の印象は思ったよりよくなかった。もったいないです。

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てくてくてくと・・・ 私の心もゆれたネタバレ

投稿日:2007/05/24 レビュアー:ミルクチョコ

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智恵子がみせる「一緒に東京へ行きたい」という態度をはぐらかして、「俺、クソしてくるわ」と一人で、自然へカメラを向ける猛「オダギリジョー」。
そんな彼が、ふとつり橋を見た時、橋の上で揉めている様子の稔「香川照之」と智恵子がいた。
そして、次の瞬間、そこには谷底に落ちた智恵子に混乱する兄の姿があった。
弟猛は、事件か事故かよく判らなかった。
この兄弟の葛藤を二通り考える事ができると思います。
弟から見ると、
兄は、彼女との自分の関係を知っていたのだろうか?
自分は、今まで兄の事を知らなかったのではないか?
疑惑や葛藤に悩む弟は、初めて真剣に兄と自分の関係について向き合い始める。
兄は、自分の前で、これまでとは違う一面を見せ始める様になり、兄は本当に自分がずっと思って来たような人間なのだろうか?
裁判が進むに連れて弟の心は、ゆれていく・・・
そして、弟が選択した行為は、誰もが思いもしない事だった。
兄からすると、
兄を犯罪者にしたくない一心で、弟が動いてくれていたが、むしろ煩わしかった。
兄は、故意ではなかったが、自分のしたことを責め、
田舎と家族のしがらみから逃れようとした。
だから、面会に来た弟に向かって、挑発し続けます。
弟が、挑発に乗って決定的な証言をした時、兄の表情に怒りはなかった。

そして、7年後
8ミリフィルムを見て、兄の腕にあった傷の意味に思い当たり、
最後の最後に気付く新たな記憶。
記憶なんて あてにならないなぁ〜と。
裁判中、唯一残った謎が明らかになり、暖かいものが頬を伝わってしまいました。
なんとすごい兄ちゃんだろうか?
と私は、勝手に解釈してしまいましたが・・・
この映画の真実は これだ というよりも、
観客が、それぞれ考えるという含みがあって好きです。
私も、弟の取った行動、兄の取った態度について2晩考えてしまいました。

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 オダジョーが、珍しく演技している・・。ネタバレ

投稿日:2007/07/02 レビュアー:こんちゃん

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 皆さんの評価がとても高いので、気にはなっていたのですが、なかなかレンタルできませんでした。とても印象に残る作品ではありますが、演出という点では、小劇場でアングラ演劇を観たような感じでしょうか。
 女性の美しさをを、一番上手に演じられるのは歌舞伎の女形であると思っているのですが、男兄弟の葛藤を、女性監督が自身の脚本で上手に描いていると思います。わずか30代前半の女性、西川美和ですが、人間観察力、描写力はなかなかのものですね。けれど、若さ故か、女性特有の現実的な醒めた目からか、その心理の深みを映像として描き切れていないのかなと思います。
「蛇イチゴ」は未見ですが、ちょっと観てみたいですね。

 役者の演技力で、かなりのクオリティに仕上がっていますね。オダギリジョーは、おバカ的な作品ばかり出ていながら、(意識してか?)その存在感は日本の若手俳優ではピカイチだと思っています。そんな彼が最高の演技を見せています。
 香川照之は「静かなるドン」という漫画をVシネにした作品の主役、近藤静也役で見て知っていました。東大文学部卒の秀才と言うことは知っていましたが、三代目市川猿之助を父に、浜木綿子を母に持つサラブレッドなんですね。いい役者です。

 智恵子の死が、事故なのか殺人なのか・・・?
 本当のところはわかりません。ただ、猛が裁判で行った証言は偽証ですね。7年後に思い出のフィルムを観て気づくまでもなく、彼は、その一部始終を、ながめてはいたかもしれませんが、見てはいないのです。あの証言は、兄に対するメッセージですよね。兄に、
「殺人犯の弟と呼ばれたくないから、信じている振りをしている。本当は、最初から疑ってかかって、最後まで疑い続ける人間のはず」
と言われたことに対するメッセージと捉えるのが一番すっきりするようです。そう考えると、その偽証を聞いているときの稔の微笑にも合点がいくのです。逆にあれで、兄弟の絆は取り戻せたのかもしれません。
 猛は見ていたかもしれませんが、人間の記憶なんて曖昧なモノで、思い出そうとすればするほどわからなくなり、後から得た情報によって、さもそうであったような記憶が作られていってしまうのです。

 ラストシーンの切り方も素晴らしいです。どうとでも取れる切り方ですが、観客に考えさせる。そして、その材料は十分に与えています。そのシークエンスのキーとなる新井浩文の言葉の重みも胸に迫るのですが、ただ、その間の7年間が飛んでしまっている点に不満が残ります。もしかすると、あれは無くても良かったかな・・・と。裁判のシーンで終えてしまった方が、良かったかもしれないし、猛の「気付き」は判決の数日後の方が、観客に余計な情報が無くて良かったかもしれません。

 日本において、サスペンス性にあふれた法廷劇というのは、あまり記憶にないのですが、この作品におけるやりとりはなかなか秀逸です。木村祐一の検察官は、ちょっと違和感があるものの、検察官としてのいやらしさをうまく演じていますね。私は、何度か証人に立ったり、傍聴したりで裁判を経験していますが、検察官というのはいかにして人を陥れようかを常日頃考えている人種で、様々な言を弄して被告に罪を認めさせようとします。やさしい言葉をかけつつ、急に落とす。と言うようなことが日常的で、ある意味、性格がねじ曲がっていくようです。そんな落差をうまく演じていましたね。

 なかなか楽しめる邦画でした。

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あなたの欲しかったものをあげたかった。切ないよ。ネタバレ

投稿日:2007/02/23 レビュアー:花ちゃん

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日日の陰鬱は澱のようにたまり、やがて石の様に重みを増す。閉塞感は、「時々ある嫌なこと」とは違い、抗いがたいもの。抗う力を諦めとともに失わせるもの。
長男も、又その親も心の上に乗っている大きな石を四六時中感じているのだ。

それでも好意を寄せる知恵子と平凡な家庭が築けるなら日日は小さな幸せの中に過ぎて行ったかもしれない。だが知恵子の日常も兄と同じように鬱々と流れている。
都会的な弟への憧れと失望、自己嫌悪。稔を振り切ったときの嫌悪感やいらだちはおそらく知恵子自身にも向けられていたのだろう。

前の晩、弟は兄の気持ちを知りながら知恵子を抱いた。弟の都会での日常は、家を守る地方の暮らしに向き合うこともなく、人間の責任というものに思いを馳せることはなく、仕事をし、金を稼ぎ、女と付き合い過ぎているのだ。
そんな弟のコーヒーブレイクのような軽い気持ちでの情事はさぞスリリングなゲームであったろう。そしてカップの中でかき混ぜたスプーンの小さな渦が兄の心の澱を波立たせ、すざましい濁流にした。

つり橋の上で何が起こったか。
弟は観ていた。ただし自分の心のフィルターを通して。
そのフィルターは果たして曇っていなかったのか?真実を見ていたのか?また、もし曇っていたのだとすれば、曇らせたものは何なのか?責任に対する背徳?自身の脆弱さ?いや、ただ弟は兄の苦悩が何一つ理解できないのだ。弟はいつも、家や家族に保護され矢面に立つ事はない。兄は法事をそつなく取り仕切り、疲れた体と心であと片付けをしながらでも、めったに来ない弟をもてなし思いやるが、弟はお膳一つ運ぶ手伝いにも考えさえ及ばない。
全ては相手がしていて当然のことなのだ。このことはお坊さんも説教で言ってた愚かで気付かない罪とでもいうのだろうか。

温厚だった兄が留置場で弟に対し、ガラスを隔て執拗、挑発的な攻撃をするが、単に勝手気ままな弟の立場への怒りだけとは思えない。彼はあるものが欲しいのだ。
それが得られただけで陰鬱は晴れ、また強い根を日常に下ろしたかもしれないとおもう。本当に切なく悲しい。

私はこの映画を兄にばかり感情移入して観てしまったようだ。観たあとの私は、彼らの今後に絶望だけではないものを感じ、親や兄弟やその嫁に自分の無事を喜んでもらい相手への慰労と感謝の意を伝えよう。わかってるよ。と言う言葉を添えて。(ほんとは伝えて欲しい立場だが、、、まずは自分から)

とにかく綿密なストーリー、要所要所を押さえたショット。
深く心に訴える物語でした。私にとっては偉大な傑作とさえも言いたいよ。

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エコールな幸福

投稿日:2007/04/18 レビュアー:裸足のラヴァース

リニューアルしたブクロの新文芸に 初めて行ってきました アニメの「時をかける少女」と二本立て1300円 他館では自堕落に15分も続く予告編がないので疲れずに見れます 日本中の映画館に見習ってほしいものです

この一見ミスマッチなプログラミングは観た後には 大変考えられてるのがわかります 若い男二人と女性一人の三角な心理劇だからです ここで西川美和の特異性が 見えてくる仕掛けになってるのです この心理劇絶対「時かけ」のほうがさわやかでいいんですよ それは日本の漫画原作にある特有の繊細な表情を持った心理劇の優秀さですね(最も原作は筒井康隆ですね) それに比べると「ゆれる」のどんくさい心理劇はどうでしょう この時代にどうなのよな感じ 好き嫌いで言うとボクは好きじゃないですね このようなねちねちした心理劇に 執着する川口美和の製作モチーフのようなものが まだよくはわからないんですよね

「蛇いちご」から比べて もう冒頭のシークェンスから撮影等あらゆるレベルが全然グレードアップしていて 去年のベスト10級の作品であることに間違いはありません 製作モチーフと言いましたが 現在にクロスする問題は何でしょうね 梅本洋一さんが この映画には外部がないとか どこかに書いてありましたが例えば「ドリームガールズ」にはショー・ビジネスの内側だけを描いてるように見えて あのジェーミー・フォックスに煙たがれる女の子がスタジオから怒って外に飛び出ると デトロイトの町が暴動で燃え上がってるんですよね ほんの一瞬の描写にも 外の世界は意識されているのです そのへん西川はどうなんでしょうか まだ閉じた世界を意識的に選択してる時期なのかもしれないです

「エコール」のように渦巻く水の描写で当然始まります もうひとつアニエス・ヴァルダの「幸福」という昔のフランス映画を思い出したのですね 幸せな家庭が三角関係で一瞬で壊れるのを描いた フォトジェニックな作品です この三人の女性監督にある なんと言うのでしょうか 女性特有の(女性のみなさんごめんちゃい)冷たさとゆうか 突き放した人間観察が どうもボクなどは苦手なんですよね 「ゆれる」では墜落死する智恵子とゆう女性が 映画からまさに消し去られていないでしょうか 野郎どものちまちました確執への執着に対し 劇作上とはいえあまりのもあっさりとした 扱いではないでしょうか 女性の方どう思われますか 次作はどんな物語を持ってくるか待ちましょう  

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