リアリティのダンス

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リアリティのダンス / ブロンティス・ホドロフスキー
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「リアリティのダンス」 の解説・あらすじ・ストーリー

アレハンドロ・ホドロフスキー監督が自伝を元に、チリの田舎町に移り住む家族を描いた人間ドラマ。1920年代、幼少のアレハンドロ・ホドロフスキーは、両親と軍事政権下のチリ・トコピージャで暮らしていたが、学校では“ピノキオ”といじめられ…。※R15+

「リアリティのダンス」 の作品情報

製作年: 2013年
製作国: チリ/フランス
原題: LA DANZA DE LA REALIDAD/THE DANCE OF REA

「リアリティのダンス」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

リアリティのダンスの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
130分 西:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-15 TCED2600 2015年06月03日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
19枚 2人 1人

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メッセージ的自伝

投稿日:2015/05/30 レビュアー:ミルクチョコ

1970年代に発表した「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」などでカルト的人気を誇るアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、23年ぶりに手がけた監督作。
自伝「リアリティのダンス」を自ら映画化し、1920年代の軍事政権下にあったチリの田舎町を舞台に、幼少期のホドロフスキーと権威的な父親、息子を自身の父親の生まれ変わりだと信じるオペラ歌手の母親との暮らしや、ロシア系ユダヤ人であるがゆえに学校でいじめられて苦しんだ逸話などを、チリの鮮やかな風景と、現実と空想が交錯した幻想的な映像で描きます。

夢幻的ファミリーヒストリーの映画。監督の脳内映像はこんなのでしたか?
商店を営むハイメは息子のアレハンドロを一人前の男に鍛えようと麻酔なしで歯の治療を受けさせたりと、的外れな特訓をします。
そんな息子は、ユダヤの子と差別され、貧しい人には靴を譲ったりととても優しい少年です。
この一家を支えているのは一重に母サラの愛情です。彼女のセリフはオペラの歌で表現されます。

ある日、共産主義のハイメは独裁政権の大統領暗殺の旅に出ます。ところがひょんな事から、ハイメは大統領のお気に入りになり、馬番になります。
途中から映画は、どこに行きつくのか分からないほどに迷走します。一見、奇想天外なれど、終わってみればちゃんと収まっているから不思議です。
豊かな色彩設計、お笑い的な要素も入れて、奇抜なアイデアによる映像表現をやってみたりと、サービス精神旺盛です。
父親役や、行者、テロリストなど監督の息子3人が出演。老境にして、家族と撮れるのが素晴らしいです。

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こんな85才見たことない。

投稿日:2019/05/14 レビュアー:

ホーリーマウンテンで完全ノックアウト。
その日からわたしはホドロフスキーという得体の知れないおもろいおっちゃんに
どんどんのめり込んでいった。

数秘術、バカラ、タロット、彼が夢中になっているものに興味津々で
わたしも掘りまくった。

そんなホドロフスキーの20数年ぶりの映画、リアリティのダンス。
否が応でも期待値が上がる。
85才というおじいさん。あの、キレッ切れの作品群を生み出した男が
老齢になった時に、どういう作品を作るのか?

いや。
もう、ただただ感服。
ほんとに85才が撮った作品か?

尖った映画を撮る監督は掃いて余る程にいるが、20代30代を経てみな
大人になり波風にさらされた石のようにまるみをおびてくる。
ところがだ。
ホドロフスキーは85才に至って尚、鋭角するどいあの頃の石のまんまなのだ。

住居から撮影地となったホドロフスキー自身の生まれ育った土地、チリまでは
飛行機で15時間以上かかるだろう。それだけでもよく行ったなと思うのに、
そこで撮影し、監督し、自身が出演までしてしまう。
どんだけエネルギーあるねん!
とつっこまずにはいられない。

そして、過去の作品群をトレースしたような、全く変わらないとんがりっぷり。
もう、なんでもありだし、過去に散々非難されまくったことも、
やっぱり表現したい、
という強い意志の元ではなんの障害にもならないのだ。

ホドロフスキー自身の生い立ちを彼のフィルターを通して描いた本作。
ロシア系ユダヤ人が南米チリの田舎で暮らすというのは、それだけでいじめの対象
となってしまっただろう。
激しい外でのいじめでくたくたになって家に帰って癒されるのかと思いきや、
家の中は家の中で理不尽な父親の暴力が待っている。

この父親の暴力はその度を超している。
父親が法律、父親が全て。
麻酔なしで歯を抜いたり、まあ滅茶苦茶だ。
母親もその父親には全く逆らえない。
もう、目の前の現実から飛んでしまっているのか、会話はひたすら美しいオペラだ。

こんな幼少期は地獄でしかない。

と思うのだが、映像はなぜか天然色の美しい夢心地なもので、
悲壮感はさほど漂わない。

後で知ったのだが、この映画にはホドロフスキーの長男、次男、四男が俳優、音楽で
参加しており妻も製作に関わっていて一家あげての創作となっている。
三男は?と思ったら、悲しいことに彼は事故で既に他界しているらしい。

母親が劇中ずっとオペラを歌っているのは、彼女の夢がオペラ歌手になりたかったからだそうだ。

こんな幸せな家族の形があるだろうか。
カサベテス作品もそうだけど、お金がなくても映画が作りたいという情熱にあふれ、
その夢を家族も後押ししてくれる。
そんじょそこらの大金つぎ込んでスポンサーの顔色を伺いながら作ったようなものとは
芯から違うのだ。

そして、母親役を演じたパメラ・フローレスという女性に拍手喝采を送りたい。
全裸、放尿、まあ、作品のためとはいえ、よくここまでやってくれたと感嘆していたのだが、
彼女は女優ではなく、普通のオペラ歌手だという。
女優でも大変な躊躇するような役をよくここまで見事に演じてくれた。
大竹しのぶもこの役はNGなんじゃないだろうか。

余談だけど、先週本屋さんで六法全書よりも分厚いタロットの本を見つけ
手に取ってみたら、なんとホドロフスキーの著作だった。
内容はタロットといいながら、もう趣味の域をはるかに超え、専門書、研究書と
いった感じだ。

ほしい!
と思ったけど、めちゃくちゃ高くて断念した。
そしてこの本の出版も最近のもので、映画も撮りながらこんな分厚い本を執筆するなんて
どんだけ元気やねん!
とつっこんでしまった。

ぐろいシーンも多くあるので万人には薦められない。
ごく少数のホドロフスキー信奉者にはたまらない作品となっている。

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この強い色彩 「生きるのだ」という呼びかけ

投稿日:2018/01/27 レビュアー:ちゅく

「リアリティのダンス」(2013年、チリ/フランス、カラー、130分)。

最初、イタリア語かと思いましたが、スペイン語のミュージカルなのです。チリは、スペイン語圏なのですね。
ミュージカルですが、歌は、あまり作為的に出てきません。必要最低限に歌われます。

この映画を、一文で言うと、「フェリーニの世界を、『シェルブールの雨傘』のような「色彩への熱意」を込め、この監督が自分の『リアリティ』で構築した。」
ということになりましょう。


【1】フェリーニの「劇場」の世界との対比

「道」(1954年・白黒)の旅芸人の哀話です。その前後の「寄席の脚光」(1950年・白黒)、「道化師」(1970年・カラー)の熱狂、哀しみです。
 最晩年の「オーケストラ・リハーサル」(1979年・カラー)では、自分を道化として、さらしだそうとします。
この「ダンス」では、サーカスは、親から虐待された少年の逃げ場として、描かれています。
昔、中学校の教科書で読んだ、安岡章太郎の「サアカスの馬」を思い出しました。
家庭で親から厳しく躾けられ、学校ではクラスの仲間に入れず、教師も彼を馬鹿にする。逃げ場のなくなった彼は、家から出て学校には行かず、墓場や公園で一日を暮らす。
ある日、彼は、サーカス小屋のテントの傍で、さみしく雑草をあさっている背中が窪んだ馬を見て、自分と同じだ、と思う。でも……実は、その馬はサーカスのスターだった。


【2】色彩

ジャック・ドゥミ監督は、パステルカラーで『シェルブールの雨傘』の映像世界を完璧に創造していました。平凡で美しい女と、雨のように冷たい男。
この監督は、原色、ベタベタの赤、青、黄と、強い黒の線で、サーカスと、そこから旅立つ金髪の少年の世界を描いています。
前者が、マリー・ローランサンの絵であれば、後者は、シャガールの絵、いいえ、ゴッホです。


【3】ホドルフスキー監督の「リアリティ」

サーカスの派手な舞台、天空にあるきらめきは、落下すれば、獣を操れなければ、すぐ傍に、死がある光です。
世界を、フェリーニは、こんな原色で描くことはなかった。いつも影がある色でした。
あの「アマルコルド」(1973)は、サーカスを描いた作品ではありませんが、巨船が港に着き、父親が帰って来るし、町の祝祭が始まる。
少年は、大きなお尻、お乳をした年上の女性に挑まれる。
この「リアリティのダンス」は、「アマルコルド」の少年のような幸福には、たどりついていません。
オペラ歌手の母は、彼を少女のように愛玩していたが、人形のように飽きてしまう。
父は、彼の長い金髪のかつらを剥がす。
ここが、1973年の「ホーリー・マウンテン」の最初の儀式の「坊主刈」の解釈になるのかと思います。
「男になれ」と言われる。
チリでは、アジェンデを倒した軍部が政権を握った。
父親が、歯の矯正をさせようとしたのだろう、歯科医が彼の口の中に、鉗子を入れる。血が流れる。
サディストの父親は、陶酔する。
彼が「治療室」から逃走し、外に出ると、街路の老人は歌う。
「アイスクリームは 水と空気と大地と火で できています」。これは、救いです。
ホドルフスキー監督の「リアリティ」は、ほかの監督の「リアリティ」とは、異なります。
当然のことですが、彼のリアリティは、映画で描く少年(自画像)が、危ないとき、自分自身が映像に、役者として入ってきます。
ヒッチコックが自作に一瞬、映るのは有名ですが、ホドルフスキーは重要な場面で登場します。
少年は、仲間からいじめられて、崖の上から海へ投身しようとします。
そのとき、老人がいつのまにか現れて、彼の真後ろに立ち、抱きとめて、こう言います。

以下、引用。(アップリンク社のDVDの日本語字幕によります。)

===================================

「君は1人じゃない 私がいる 未来の君は すでに君自身だ 探し物は自分の中にある
 苦しみに感謝しなさい そのおかげで いつか私になる 20年後の私はどうなる? 
 100年後の 1万年後は? 意識はまだ肉を 必要としてる? 
 君に私はまだ存在せず 私に君はもう存在しない 時の終わり 物質が期限へと 戻る道を進み始めたとき
 君と私は決して現実ではない 思い出になるだろう 私たちは何かの夢 幻想に身を委ねなさい 生きるのだ」

===================================

以上、引用。

映画は、ここから物語に入っていきますが、ここで閉じます。朝が来てしまいました。

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不思議で不安定な感じ

投稿日:2015/08/12 レビュアー:レンゲの下睫毛

個人的にはもう少し短いと良かったです。
序盤は、興味津津で引き込まれましたが、よく意味のわからない事もあり最後は少し退屈してしまいました。
それにしても圧倒的な世界観。美しかったです。
自伝的(?)な物語ということで、自分にもあった子供時代の不思議で世界がまだ何なのかもわからない不安定な感じが描かれているような気がして
80歳こえてそれを表現できてしまうところに感動しました。
シュールで、チリの政治や歴史の話もあって、理解できない所が多く、気軽におすすめはできませんが、迫力と美しさだけははっきりと感じる事ができました。良かったです。

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苦手

投稿日:2016/08/24 レビュアー:ウェス・アンダ子

「エル・トポ」も観たけど、ホドロフスキー監督、苦手です。
目を背けたくなるシーンがあちこちにあり、それがそもそもの監督の狙いでありポリシーなのかなと思う。
女の放尿シーンでもう無理!でした。気持ちが悪い。
写真家のアラーキーは絶賛していたみたいです。なので、芸術素人には理解できないのでしょう。

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