パンズ・ラビリンス

パンズ・ラビリンスの画像・ジャケット写真
パンズ・ラビリンス / イバナ・バケロ
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「パンズ・ラビリンス」 の解説・あらすじ・ストーリー

 「ブレイド2」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ監督が「デビルズ・バックボーン」に続いて再びスペイン内戦を背景に描く哀切のダーク・ファンタジー。再婚した母に連れられ、山中でレジスタンス掃討の指揮をとる冷酷な義父のもとへとやって来た空想好きの少女は、やがて残酷な現実世界から逃避し森の中の不思議な迷宮へと迷い込んでいくが…。イマジネーションあふれるヴィジュアルと深いテーマ性が高く評価され、アカデミー賞3部門受賞をはじめ、数々の映画賞を席巻した話題作。

「パンズ・ラビリンス」 の作品情報

製作年: 2006年
製作国: スペイン/メキシコ
原題: EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN’S LABYRINTH
受賞記録: 2006年 アカデミー賞 撮影賞
2006年 NY批評家協会賞 撮影賞
2006年 LA批評家協会賞 美術賞

「パンズ・ラビリンス」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

パンズ・ラビリンスの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
119分 日本語 吹き替え用 1:ドルビーデジタル/ステレオ/スペイン語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/スペイン語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
PG-12 CKDR10114 2008年03月26日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
145枚 12人 14人

パンズ・ラビリンスの詳細

  • 見放題
再生可能機器: 再生時間: 字幕:
TV 、PC 、Android 、iOs 01:58:56 日本語字幕
音声: レイティング: 視聴制限:
スペイン語(ステレオ) 購入:無期限
レンタル:初回再生から48時間
購入期限:
レンタル:2018年07月28日 23:59

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ユーザーレビュー:371件

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1〜 5件 / 全371件

怪物は人間、しかしそれを生み出すのが戦争。

投稿日:2008/04/07 レビュアー:JUCE

 一見ファンタジー仕立てにはなっていますが、映画のテーマとしてはおとぎ話部分では無く、「戦争が生み出すもの」が真のテーマでしょう。ここではその戦争と言うものを少女オフェリアを中心に描いています。「デビルズ・バックボーン」同様に戦争では、実際には戦わない子どもまでが巻き込まれるということが一番強く描かれています。

 オフェリアが訪れる異界はこれまでのファンタジーで描かれているような華やかで美しい世界ではありません。彼女の導き役であるパンやナナフシのような妖精もお世辞にも美しくは無くどこか禍々しささへ感じます。しかしこの怪しげな異界の生物達に比べても、内戦下の現実世界は少女にとっては地獄なのです。通常であれば近づかないであろうこの禍々しい異界の世界。しかし少女は現実よりも怪しげな世界に逃れるしか術がないところまで追い詰められて行くのです。
 この異界が本当にあったのかどうかは私としてはどちらでもいいかなと思いますが、内容から言うと本当にあった派です。もし現実逃避として少女の観念が生み出したものであるならば、それこそファンタジーの世界であると思います。現実の過酷さが少女の想像に影を落としているにせよ、ここまでダークな異界にはならないでしょう。
 
 現実で起こる様々な残酷描写。不快に思う方もいらっしゃるとは思いますが、このダークな異界よりも異常な世界として描くためには必要な描写なのだと思います。これらの描写があることによって、少女が現実世界からどんな形であれ逃げ出す事を観客が肯定する必然が生まれてきているように思います。

 こんちゃんやケチケチさんが指摘している養父の大尉が何故実子に執着するかという部分ですが、確かに詳しい説明はありません。でも私は詳しい説明はなくても良いのだと思います。この大尉は異界の生物以上に「怪物」的に描かれています。しかしこの「怪物」はほかならぬ人間なのです。戦争がなければ自分の子どもを愛する子煩悩な良い父だったのかもしれません。戦争が人間を怪物に変えるその象徴としてこの大尉が描かれているのだと言えます。ですから子に執着するのは人間(怪物のような人間でも)ならば当然我が子は可愛いということでは説明にならないでしょうか。

 この手の作品はターゲットを拡げ、興行成績を上げるためファンタジー色を強め、残酷描写も行わないのが常ですが、「パンズ・ラビリンス」はあえて低年齢層を切り捨て監督の描きたいものをストレートに描いた作品として感銘を受けます。

 素晴らしい作品だと思います。

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悪魔とは人為りネタバレ

投稿日:2008/02/25 レビュアー:masamune

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2007年Best級の傑作!センシティブな女性は目を背け、お子様は吃驚したビター・テイストなブラック・ファンタジー。このジャンルを滅多にレビューしない私も絶賛する、超お薦め作品。但し安直な冒険ファンタジーを期待すると、火傷するかも(笑)。

本作ほど「闇」を的確に捉えた作品は無い、ハートに重く圧し掛かる迫力と世界観に圧倒される。Oscar撮影賞など3部門受賞もダテでは無い。監督のGuillermo Del Toro(ヘルボーイ)もメキシコ人、制作のAlfonso Cuaron(トゥモロー・ワールド)もメキシコ人と為れば、スペインとの動乱を想起させる、Elia Kazan監督「革命児サパタ」に代表される、メキシコ革命に思いを馳せる事で、残酷描写の深層心理を咀嚼できる点も見逃せない。

リアリステックな主人公の描き方は、日本のアニメと180度違うベクトルへ飛躍する。メキシコ人の血が疼く信念の強さは、撮りたいモノを撮った充足感で満たされる。このパースペクティブな映像美だけでも、一見の価値は有る。「グリム童話」は本当は怖い話だと、囁く声も聞こえる。ファンタジーを辞書で引くと「形式に捉われず作者の自由な幻想で描く作品」その通りだ。

血塗られた歴史と相反するラビリンスな世界へ誘う少女の心模様も真摯に描く。そしてラストの答えは観客に委ねられる・・・これをバッド・エンディングと観るか、暗闇を照らす一筋の光と観るかで、感性も試される。悲愴な展開に翻弄されるが、Hollywoodで味わえない、本物のファンタジーが此処に有る。

ファンタジーは現実を否定する事から始まる・・・傑作です!。
 

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でこちゃんと、ビダル大佐と第二の試練のあいつネタバレ

投稿日:2008/03/07 レビュアー:よふかし

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 なかなか面白い作品でした。
 主人公の少女の名がオフェリア(ハムレットから来ているのでしょうか)、母親の名がカルメンというところにまず興味を引かれました。ここでもう、悲劇が暗示されています。
 お話は、『オズの魔法使い』『不思議の国のアリス』『千と千尋の神隠し』のように、オフェリアが異界の迷宮をさまよい試練を課せられる幻想世界と、スペイン内戦終結前後の凄惨な戦いをパラレルに描くという試みが、とても心をざわつかせます。
 内戦と幻想世界と子どもという対置は、ギレルモ・デル・トロ監督の前作『デヴィルズ・バックボーン』によく似ています。また、本作の冒頭、少女オフェリアと異界をつなぐ「媒介者」としてナナフシらしき昆虫が穴から這い出してきて、そのリアルな動きにぞぞっとし、ぶぶぶぶと羽を鳴らしながら少女ら一行を追いかける様からは、デビュー作『クロノス』から一貫した虫への偏愛や「変身」というテーマが感じられます。
 そして、でこちゃんで、優等生然としたオフェリアの容貌、本作のもうひとりの主人公たる冷酷残忍なビダル大佐の描き方などからは、本作が日本のアニメ、ことに『ナウシカ』など宮崎駿作品から強い影響を受けていることを感じさせます。そういえば「第一の試練」なんて、ほんと『千と千尋』ですね。
 過去作よりCGのレベルが格段に上がっていて目を奪われますが、これこそハリウッドの雇われ作品以外で、デル・トロが好きなものをモザイクして仕上げた、まさに渾身の一作であると思います。
 唾棄すべき悪役でありながら、どうにも心から憎く思えないビダル大佐や、第二の試練の「あいつ」など、オフェリアに脅威を与える恐ろしい存在の描写がとても素晴らしいと思います。ややグロテスクですが、お勧めできるファンタジーです。70点。

 以下は余談ですが、ひとつ疑問を呈しておきたいとおもいます。パンのラビリンスはオフェリアの想像の産物なのでしょうか? 辛い現実からの逃避、あるいは心の防衛として、オフェリアが作り上げた世界なのでしょうか。
 僕はそうではないと思います。つまり、ラビリンスは本当にあって、試練は本当になされて、オフェリアは本当に姫であったのだ、と。それは単にセンチメンタルな感情ではなく、もしすべてがオフェリアの豊かなイマジネーションの産物だとするなら、それは『ローズ・イン・タイドランド』のように「現実の影絵」でしかなくなってしまうからです。つまり、異世界は、「現実」に従属していることになります。そのような精神分析映画として見なすことは、映画を少しも面白くしません。
 素人考えではありますが、ファンタジー(つまり虚構、つまり映画)は、現実を否定したところから始まるような、そのようなつまらないものではなく、それ自体で屹立して、ただそこにある世界ではないでしょうか。ジャック・リヴェットの『セリーヌとジュリーは舟で行く』ように、軽々と異界へ越境してみせる映画からすれば、本作はやや生硬であるのですが、それでも二つの世界を等価なものとして描こうとしていると思います。

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王女オフェリアのキングダムへの帰還

投稿日:2008/04/13 レビュアー:オタエドン

映画が始まった瞬間から、ラストまで一瞬も画面から目が離せない作品でした。めったに遭遇しない最近。
昨年12月に見た、「ボルベール」に続く、スペイン語圏の傑作。も〜大好きを通り越す、ビクトル・エリセ作品にもスペイン内戦の影が見えますが、今回はかなり突っ込んだ時代設定でした。

ふと、人生はおとぎ話かもしれない・・・??そんな不思議な錯覚に襲われてしまう。人生とは残酷なもの、その残酷で恐ろしい現実に、勇気を振り絞り闘いを挑む少女オフェリア。
様々の試練が、幻想と空想の世界を生み出す。
まやかしと現実が交差しつつ、心の奥底に潜む真の勇気が目覚めた時、奇跡は起こるのでは?と、信じたくなるラストでした。

少女オフェリアが、王女に戻った時の幸せに、涙が停まりませんでした。

これまでの、ギレルモ・デル・トロ監督作品にはかなり抵抗があったのですが、今回は不思議な程、嫌さも感じず、ダーク・ファンタジーを堪能する事が出来ました。監督最高傑作間違いなし。

これぞ永久保存版、パープルさんと同じく3回、いや、もっと観たいですね。私にも超お気に入りの1本でした。

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試練なんだから、ちょっとくらい食べるのは我慢しようよ・・・。ネタバレ

投稿日:2008/04/06 レビュアー:こんちゃん

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 ダークファンタジーというイントロダクションで、
「ダークと言えどもファンタジーだから、子どもでも大丈夫かな」
と思ったのですが、念のために先に観てみたら、こりゃキツイですねえ。子どもが喜ぶ絵づらじゃないかもしれません。これはファンタジーと言うよりもホラーっぽいでしょう。
 まあ、うちの娘は最近ホラー好きで、「28日後」なんかを喜んで観ていたし、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」も「バイオハザード」もお気に入りですから、別の意味で喜ぶかも知れませんけどね(笑)

 映像がとても綺麗なのは、確かにファンタジーっぽいのですね。アカデミーの美術賞、メイクアップ賞を取ったというのも頷けます。外国語映画賞では、「善き人のためのソナタ」に次いで次点だったと言うことですが、作品を観終わったときの幸福感という印象で負けてしまったのかも知れませんが、映像作品としての完成度は、こちらの方が数段上でしょうね。

 思春期の少女が、想像の世界に入り込むというのは、ファンタジー物の定番と言えば定番ですけど、その現実逃避のきっかけが重く暗いんですよね。だもんで、第一の試練に挑むときこそ、アリスを思わせるドレスにエプロンというコスチュームをまとったオフェリアですけど、すぐに泥んこになってしまい、アリス的ファンタジーとは違うんだと言うことを象徴的に表します。
 そしてオフェリアはラビリンスに行きっぱなしではなく、ちょっと行っては現実社会に戻るというストーリーなので、ラビリンスが描かれるのは時間としては、さほど長くはないのに、そのクリーチャーの出来(オリジナリティ)と言い、世界観の不思議さと言い、強く印象に残ります。
 通常、現実逃避の手段となるファンタジー世界は、心がささくれ立つ現実世界に対して、柔らかく包み込んでくれるようなものが多いと思うのですが、本作の場合、現実社会が心がささくれるどころではなく、流血の大惨事である上に、ラビリンスでも心がきしむようです。そんな救いのない様な世界を描きながら、わずかながらも絶望感だけではない何かを期待したくなるようなものが映像の中に息づいているようです。
 それは、自分自身を救うためでもあり、体調のすぐれない母を回復させるためでもあり、母の胎内に宿るまだ見ぬ弟を愛で包むためのアフェリアの孤独な戦いであるのでしょうね。

 そしてエンディングは、絶望的な悲劇なのか、オフェリアにとってのハッピーエンドなのか、どちらとも取れるような終わり方で、私たちに深い余韻を残してくれます。なかなかディープです。
 
 オフェリアだけに注目して見れば、その物語の進め方と言い、収束のさせかたと言い秀逸なのですが、そこに関わる人の描き方が少し不足しているように思いますね。ヴィダル(もちろん、サスーンではありません)大尉が、何故そこまで冷酷な行動に徹するのか、そうでありながらこれから生まれる自分の息子に、何故あれほど執着するのか・・・。
 夫を亡くした母親が、何故ヴィダルの元に嫁ぎ、子どもを産もうとしているのか。
 メルセデスがどういう経緯でレジスタンスの一員でありながらヴィダルの元で働くようになったのか・・・。
 あからさまに描くばかりが良いとは思いませんが、ここらへんの説明があった方が、オフェリアをラビリンスへと誘う背景が浮き上がって効果的になるのではないかと思うんですよね。

 好きか嫌いか、大きく意見の分かれる作品でしょうけど、単純に希望だけでもない、かといって絶望だけでもない、深い人間ドラマを含んだ秀作ですね。

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