スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース

久しぶりに息子が映画を見に行こうと誘ってくれたので
いそいそとついて行き観た映画が本作（笑）
前作の「スパイダーバース」が最高に楽しかったので
実はとても楽しみにしていた作品です。

この作品は動きがとにかく凄い。
アニメであってアニメでないような錯覚に陥ります。
ストーリーよりもそっちに目を奪われました。
前作よりも断然アニメーションが進化していました。

複雑なマルチバースには、オバサンはちょっとついていけなかったｗ
前作以上に次元が複雑になっています。
それでも楽しめました。

え？ここで終わり？って思ったら、これ２部作だったのね！
後編は２０２４年公開ですか？
見る前に絶対に復習が必要ですね(;^_^A

ストーリーは兎も角、画作りや展開が素晴らしい。
ＣＧだから出来るといってしまえばそれまでだけど、
各スパイダーマン毎の世界観や描き方の違いをアートとして観せてくれる。
特にグエンの世界のタッチや光のあたり方が好き。
惜しむらくはやたらと話が長いところや「え！そこで終わり？」というところ。
そして途中で簡易な人形アニメのようなカクカクした動きになるところ。
LEGOスパイダーマンのシーンの方がスムーズに動いていた(あのシーンもＣＧかもしれないが)
エンドロールのアニメーションはピンク・フロイドのザ・ウォールを思い出した。
モラレスの孤独感がヒシヒシと伝わり最後まで見応えのある名作と思う。

力があれば全てを救えるそう思ってる子には言えない
力が運命を壊し二度と戻らないその事を理解できない子には言えない
涙を一番流したくなかった人に捧げるのが大人
世界の仕組みを知って静かになるのが大人
世界を知り抗うのがマイルス

逃げろ、そして戦え
その先に何があるか
そこまで辿り着けるか

To be continued

４点

まあまあでした。

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マルチバース、わけのわからん話になりがちですが、アニメだと無理やりな感じがなんとなくおさまってしまう。これも、いっぱいスパイダーマンが出てきて、あっちこっちで色々なことが起きるんですが、まぁ、なんかわからんでもない感じで話が進んでいきます。

色々な世界があっても、物語のポイントとなる部分はみんな共通しているのだ、という話は漫画的な感じで分かりやすいですね。でもこれ結局のところ漫画からスタートしているので点と線の話になってしまっているんですね。まぁ、それが一番分かりよいのかな。

物語の始めはスパイダーグウェインの話でして、この描き方が非常に良い。今は男とか女とかの区別をつけてはならない時代なんだけど、このキャラクターの描き方は女性らしいしなやかさ、美しさがあって良かった。これが単なる性別が女性だけで他すべてはスパイダーマンと一緒にしろっていうのが今の流れなんだろうけど、それじゃ面白くないんですよ。それぞれの特徴があってこそ、それこそ多様性なんじゃないかと思うんだけどなぁ。そして物語である以上、観る人が面白く感じるようになっていないと駄目なんだと思います。

途中で出てくる色々なスパイダーマンはいっぱい勝手につくったなぁ、と思ったけど、結構な数、本当にいるやつ？？らしくてそこもまた楽しい。こういうワチャワチャ感のあるアニメは好きだな。そして、映像が色々こっていて楽しい。敵キャラの演出はイマイチだけどね。

面白い映画ではありましたが、続編に続く、というパターンの割には長いのがちょっと残念。それも変な引き伸ばしたような長さでして、スパイダーマンなんだからスピード勝負でやってほしかったなぁ、と思いつつ終わりました。

それでも、楽しい作品。最終的にどうするのかって思ってしまうけど、最後のシーンは、漫画の王道でして、それだけでワクワクしてしまう。やっぱりこういうキャラもりもりでそれぞれが活躍するやつって楽しいですねぇ。次回が楽しみです。