クリード　過去の逆襲

ロッキーの親友アポロの息子、アドニスを主人公としたボクシング映画３作目。

ロッキーが１シーンも出ない。
回想シーンでもいいから出て欲しいのに出ない。
スタローンと何かあったのか？？？

前作の内容は覚えてるつもりだけど、今作でロッキーはなぜ出なかったんだろう？
前作で死んだ？
いや、それなら覚えてそうだ。
覚えてる人、誰か教えてください。

ロッキーの出ないクリードなんて、まるで
プリンの無いお子様ランチだ。
主役じゃないけど欠かせない。

ストーリーはまずまず。
アドニスとデイム、２人の苦悩も描かれていて好感持てるが、
敵役の過去を掘り下げて深みを出す手法は前作に引き続き。
でもやりすぎはいけない。
敵に同情してしまっては、試合でどちらを応援したらいいか分からなくなってしまう。
デニスの復讐によってアドニスが受けた被害を試合前にもっと強調しないと。

これが「クリード」シリーズでなけりゃイイ映画だと思ったんだけどな〜。

ビッグネームの続編映画なのに日本語吹き替え版無いし。

６５点（吹き替え無しなのでマイナスしてます）　

アポロ・クリードの息子アドニス・クリードを主役とした第3弾
過去の逆襲という邦題がついている通り
ボクサーとして既に引退しているアドニスに
少年時代の幼馴染デイミアンが挑戦状を叩きつけてくる話。
ストーリーとしては意外性もなく
王道のボクシングドラマという感じ。
別に悪くはないのだけど、特段大きな感動はない。
とはいえ、マイケル・Ｂ・ジョーダンとジョナサン・メジャースの鍛え抜かれた
素晴らしい肉体美と試合のシーンの迫力には堪能できた。
ボクシングは喧嘩ではない、と娘に教えるアドニスは
やはりロッキーの意思を継ぐ男だ！と思った。

今回ロッキーは全く登場しない。
会話の中で、ちらっとロッキーのことに触れる程度。
ご老体のシルベスター・スタローンは制作側に回ったようだ。

このシリーズはロッキーと共に成長するアドニス・クリードを描いた第1弾が
すべてだった気がする。
今度はアドニスの娘を主役にした話を作ろうとしているのだろうか？
そんな気がした。

ロッキーの系譜を引き継ぐボクシングものであれば、物語の結末は見えているんで、あとはどういう展開で魅せてくれるよか、というだけなのですが。

ネタが無かったのか、ムショあがりの経験もなんもないおっさんがいきなりチャンピオンになって戦うっていう話。無理ありすぎ。それも、なんかうまい形でやるのかと思ったんですが、なんのひねりもない感じで話が進む。

最後は、いや、そら無理あるやろ！で終わりました。敵さんも含めて、なんかええ感じのラストになってるし・・・いやいや・・・

このシリーズはロッキーからのスピンオフ的な感じでして、それなりにアポロの息子という設定でやっているのはいいのですが、ここまでくると単なるボクシングの元チャンピオンの話でして、そうであるなら、もっと深く描かないと、誰も観なくなるよ。

描写が全然浅いのよね、これ。本当は成功した黒人に対する強烈な嫉妬をもつ黒人像を描くべきだったはずなのに、差別の問題があるからエグく描けなかったんでしょう。だから、うっすいの。そんなん意味ないやん。

日本語吹き替えが無いなんて
どういうつもりだ。
ストーリーは軽めだが、まあまあ面白い。

ボクシング映画の金字塔「ロッキー」シリーズ最終作から9年後に制作された「クリード」シリーズの第3弾、１作目「チャンプを継ぐ男」ではロッキーの親友でもありライバルでもあったアポロ・クリードの遺児アドニスをトレーナーとしてチャンブにするロッキーが描かれており次作「炎の宿敵」ではなんとこれまたロッキーの宿敵でありアポロの仇でもあるロシア出身のドラゴの息子が登場するという流れだった。
そして本作は3年前にチャンプとして引退し妻ビアンカと愛娘と優雅な日々を過ごすアドニスの前に現れた昔の仲間ディミアン・アンダーソンとの絡みがメインの展開でシルベスタ・スタローンは制作に名を連ねているが出演はしていない。
ここで明らかになるアドニスの過去、少年時代親友であったディミアン、闇賭博ボクシングの王者として金を稼いでいたディミアンとセコンド役のアドニス、でもある事件でディミアンは逮捕され長らく刑務所生活を送ることになる、一方アドニスは世界チャンプとして君臨し名声を得る、この差を冷静に受け止めろと言ってもそれは無理な話であろう。
突如牙をむいた昔の親友、忘れようとしていた過去に連れ戻されたアドニスにとってその過去を清算するためには3年のブランクを乗り越えリングに戻る道を選んだのだった。
このシリーズ「ロッキー」を次世代に引き継いだだけで、同じような状況やシーンを回想させる効果は大だったと言えようが、さほどの感動とインパクトを与えられなかったところは残念。