ワイルド・スピード／ファイヤーブースト

ラストのアクションはド派手で面白かった。
どんどこ高級そうなクルマがぶっ壊れていくし、ヘリコプターまで大破するし、高速道路の構造物もガンガン破壊されていた。
よく考えたなと感心するところもあった。
が、かなりＣＧもあるみたい。

で、そのラストのアクションまでがやけに長い。
途中の人情話にはヘキエキした。で、そういうシーンがやたら多い。
１作目から全部観てるが、もう登場人物が多すぎてだれがだれやらわからない。
だいたい家族愛だの友情だのってな話はこのシリーズには合わないだろう。
で、死んだ韓国人のおっさんが生き返ったりしてるので、だれかが死んでもまた生き返るんだろうなと思ってしまい、あまり深刻になれない。

そういえば、韓国人のおっさんに対して「おまえは財布を拾ってもちゃんと届けるヤツだ」と言うセリフがあったが、それって日本人のことだろう。脚本を書いたやつは日本人と韓国人を混同してるようだ。

尚、ジェイソン・モモアはがんばっていたが、前半のオチャラケた感じはあまり似合っていない。
で、相当な額のカネをつぎ込んだ軍団のようなのをもっていて、装備も軍隊なみのようだったが、あまりリアリティを感じられなかった。
個人のカネでそんなのできるわけないだろうって思ってしまう。

それから、とっつかまったミシェル・ロドリゲスをシャーリーズ・セロンが救出しようとするが、過去の怨念からかロドリゲスはセロンを殴ったり蹴ったりする。で、女同士のファイトシーンとなるのだが、このあたりは何を楽しめと言ってるのかよくわからなかった。

そういえば、ブリー・ラーソンの顔が変わっていた。手術でエラを削ったようだ。
美人にはなったが、一瞬だれだかわからなかった。

続編をあと３本つくるそうで、ラストには次作に興味をつなげるための仕掛けがあり、ヴィンとその息子がピンチに陥っていたが、どうせ大丈夫なんだろうと思ってしまい、あんまり心配する気にならなかった。
エンドクレジットがあがったあとにドウェイン・ジョンソン登場してたが、やはり、このシリーズはドウェインが出てこないとしまらない。
次作はドウェインが活躍するのだろうから、もうちょっと面白くなるかも。

最初から最後までアクション満載で、気が抜けなかった。
ストーリーはお約束の適当ストーリー（笑）
今回はお馴染みのファミリーに加えて
前作で突然登場したドミニクの弟・ジェイコブが結構いい味だしていた。
ドミニクの息子Bとの掛け合いが楽しくて笑えた。
悪役には〖アクアマン〗のジェイソン・モモア。
あちらではヒーローなのに、こちらではかなりいかれた最強の悪役。
ただただ父親の復讐のためだけに
あんな大げさな細工したんかい！？という突っ込みどころ満載なこと請け合いなんだけど
当のモモアさん、なんかこの役、凄い楽しんでる感じが画面いっぱいに溢れていた（笑）
シリーズ最終章の3部作（？たぶん）の１作目ということで
死んだはずのあの人（女性）も帰ってきたりして
出演者を総動員させる模様。
終わり方はえええ？ここで終わるのー？すごい中途半端なんだけど！
続編は２０２５年公開予定とのことなので、復習必須。
エンドクレジット後にも、あの方が登場するので
次回は彼もモモアさんのターゲットにされる模様。

益々のやりすぎ感はあるものの、けっこう楽しめた。

ぶっ飛びカーアクション映画の最新作
カーアクションがイヤというほどテンコ盛り！
イヤじゃないけどね（笑）
世界遺産級の建造物があちこちにあるローマがぶっ壊れまくる！

登場人物が増えすぎて、把握するのに一苦労。
敵役の（アクアマンの人）ジェイソン・モモアが魅力的。
悪役はこうでなきゃ。

最終章は2部作とも３部作とも言われてるがどっちだ？
でも最終章。
ファミリーの中の誰かが死ぬと予想。
しかしファミリーが多すぎて、誰が死ぬか予想出来ない。
（僕の推測なので、誰も死なないかもしれないが）
誰が死んでも衝撃を受け止められるように、人間関係をしっかり掌握しとかないと。

９０点　

「ごっつえ感じ」で
今田と東野が演じていたキャラクター
放課後電磁波クラブのセリフを拝借するなら
「この世のマッスル吸い寄せる」
「プロテインの磁力で吸い寄せる」
ということになるのでしょうか。
画面に登場する面々の
なんとマッスル率の高いことか。
マッスルに次ぐマッスル
マッスルからのマッスル
マッスルを経てマッスル
ヴィン・ディーゼルに
ジョン・シナ
ジェイソン・ステイサムに
今回からジェイソン・モア
さらには名も知らぬ（ボクが知らない）マッスルも
そしてラストにはあの御方も登場と
筋肉博覧会の様相を呈しています。
そんな面々が
常にクライマックスのような爆発力でもって
画面狭しと大暴れするもんだから
面白くないわけがない。
車という概念と性能をブレイクスルーするような
極限のパフォーマンス
今回も十分すぎるほど堪能させていただきました。
適度な笑いもいいアクセント。
そして
どんだけ満足させるんだという状態で
まさかの「待て」を喰らいます。
そうなんです。
続きものなんです。
物語は後半戦へ、なんです。
マジか〜〜なんです。
しかも続編は２０２５年の４月て！！！
間空き過ぎじゃん！
こういうのは連続で撮影して
半年から１年空けて公開ちゃうの？
というヤキモキした気分が残ります。
これは後半観る前に
もう一度観ることになりますね。
とにもかくにも
後半は確実にさらにとんでもないことになるでしょう。

悪役を演じるジェイソン・モア
その巨体に似合わない
いけすかない悪役像を作り上げ
腹立ち度満点で演じています。
ステレオタイプなその悪役像は
ともすれば「へたくそ」に見えますが
今回はわざとそうしている感があり
その似合わない感じが
最高級にムカつきます。
素晴らしい悪です。

このシリーズがとる「ある手法」は
８０年代の少年ジャンプで連載されてた
漫画の手法と同じです（笑）

北欧の氷上、宇宙まで行ったのだから、今回は、どのように決着するのか？ドキドキしながら見ていたら、衝撃のエンドロール、え？続くんだ〜。
続きが見れるのはいつ？早くしないと忘れてしまう。

でも、相変わらずこのシリーズは面白い。続きが楽しみです。