ＭＯＮＤＡＹＳ／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

監督：竹林亮（2022年・日本・82分）

こんな暑い日には、お気楽に観られるものがいいな〜と選んだのがコレ。
世間の評判も上々らしい。収録時間も82分。
簡単な昼食を食べて、白くまの（いちご味）をデザートに、白い鳩がオフィスの窓ガラスに激突するところでビックリして、
そして何度も迎える「月曜の朝」…

小さな広告代理店で働く吉川朱海（円井わん）は、ある月曜の朝、後輩の遠藤（長村航希）と村田（三河悠冴）の二人から「僕たち、同じ一週間を繰り返しています！」と告げられる。
吉川は二人をまったく相手にしないので、彼らは「合図を覚えてください。鳩です」と、タイムループに気づかせようとする。
吉川が理解したところで、吉川→森山→平→部長（マキタスポーツ）というように上申していく作戦。
タイムループの根源は部長にあり！部長に気づかせることが出来れば、終わりなきループから解放される筈だったのだけれど・・・

経験は人間を成長させるって本当ですね。何度も同じことを体験すると、何時何分には何が起きるかを覚えてしまうので、その対処法が嫌でも身に着いちゃう。社員全員が同じ目標を持っているので自然、チームワークもよくなる。タイムループからの脱出法は路線変更となるけれど、価値ある紆余曲折だったと思う。

収録時間82分。12時半頃から観始めて観終わったのが15時ちょっと前。
あ、気づいちゃった？私も何度かタイムループに巻き込まれていたみたいです。（笑）

劇場に見に行った友人が、面白かったと言っていたので
レンタル開始をとても楽しみにしていました。
８２分とコンパクトなので、さっと見れるのもいいです。

繰り返されるタイムループの１週間。
クライアントからの無茶ぶりのために
泊まり込みで仕事をするはめになった１週間が
何度も繰り返されていることに気づいた社員は
チームリーダー各の女性にまずそのことを理解してもらうことに成功。
そして彼女が今度は主任格の男性へ、
主任は課長へ、課長は部長へと上申していくという
サラリーマン志向が面白いです。
何度も同じ１週間を過ごしていることで
学習していき、仕事が早くなるのです。
ループの原因はどうも部長にあるらしいことを突き止めた彼らは
何とかこのループから抜け出すために一致団結。
まとまりのかなかったチームが
次第に信頼関係が深まっていく様がほのぼのしました。

タイムループものは目新しい題材ではありませんが
意外にも新鮮な印象を受けました。
マキタスポーツ以外は全く知らない俳優さんたち、というのも
新鮮だったのかもしれません。

本当に面白かった！！お子さんや恋人と一緒に楽しみながら見られる映画です。
見終わった後、「面白かったね！」と笑い合えました。プロットも演出も役者も素晴らしい。

　繰り返す１週間。
　徐々に認知されていって突破していく。

　その過程が面白いんだけどシュールでもある。

最後が良く分からない。
ループしすぎで飽きた。