ＮＯＰＥ／ノープ

ネタバレ厳禁なので、詳細は書きませんが、面白かったです！
凄い引き込まれて、あっという間の2時間。
1秒たりとも目が離せず、見終わった後はとても疲れていました(笑)

ジョーダン・ピール監督らしい展開ですが
『ゲット・アウト』とも『アス』とも違うテイストで勝負してきましたね。
いきなり本題に入ったのか！と思いきや
それは伏線に過ぎず、事が起きるまでの前置きがちょっと長いきがしましたが
後から思うとそこには伏線がたくさん隠されていました。

チンパンジーの暴走はどうのように繋がるのか？と思いましたが
あれは人間が動物を見世物にして
支配しようとすることへの警鐘だったのでしょう。
チンパンジーの暴走シーンが一番怖ったかも！！

生き物の気持ちを重んじて馬たちを大切にしていた主人公は
命の大切さを知っていたということでしょう。
ホームセンターの店員・エンジェルがいい味だしていました。
一瞬死亡フラグ立ったので、心配しちゃいました(;^_^A

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「Nope」とは、強い否定表現とのことで、日本語にすれば「無理！」みたいな感じだそうだ。

見渡す限りの青空が広がっているロサンゼルスにある牧場。
ある日、OJ（ダニエル・カルーヤ）の父親は、空から落ちてきたコインが頭に刺さって死んだ。なぜそんな事が？
OJと、小うるさい妹のエメラルド（キキ・パーマー）は、空に「動かない雲」を発見し、
その中にUFOが潜んでるはずだとして、動画をアップして一儲けしようとたくらむ。
しかし、それは実は・・・
ちょっとおっとりした兄と、礼儀知らずな妹（契約交渉にゆくのにヘソ出しルックかい！）の化け物対戦がメインだが、他に強烈なエピソードがふたつある。（これはもうちょっと上手く本筋と絡ませても良かったと思う）

ひとつは、、これが最初の映画ということになっている「動く馬」の映像に関して。
「動く馬」は、エドワード・マイブリッジという人が撮った有名な連続写真のことで、エジソンがこれをヒントにキネトスコープ（一人用の映画）を作り、それがのちに映画の起源とされるリュミエール兄弟のシネマトグラフ（みんなで観るタイプの映画）につながることになる。

このエピソードでジョーダン・ピールが何を語ろうとしているのかと言えば、黒人が名前を抹消されたと。
最初の映画に登場する黒人。それが「動く馬」で馬に乗っている騎手なのだが、そのカメラマンであるエドワード・マイブリッジや馬の名前は後世に伝わっているのに、黒人騎手の名前は誰も覚えていない。あってなきが如しの黒人の存在。しかもその子孫はOJたちなのだとか。

もうひとつは、1990年代に架空のシットコムの撮影現場で起こった猿の大暴れ事件である。
人間の言うことをきいていた猿がいきなり凶暴になって人を殺す。
ジュープは撮影現場でひとりだけ猿による暴力を逃れ、無傷だった。机の下でワナワナ震えていたのに、なぜか猿とグータッチしようとしたジュープ。
ここでは監督は多分、自然界や動物を支配する事など人間には無理だと、甘くみるな、
警戒を怠るなと言いたいはず。
さらに「ホルスト」という動物の撮影で有名だった白人も、本作では殺される。

さて、雲に隠れたナゾの存在は、はじめの方ではユニットバスの下に丸い穴が開いただけのように見えるが、変容してゆき、一反木綿がバサバサしているよう（この辺は主観）。
ただ開いた口にも見えるその開口部は、カメラのレンズのようにシャカシャカと開閉しているようにも見える。
しかし、ジロジロ見たらダメなのだ！狙ってくる！
OJ兄弟はどんな手を使うのだろうか？
「電気」も支配されちゃいますので厳しいです！
ジョーダン・ピールの取り組みは「新しい視点」があると思います。お楽しみください。

ドタバタコメディか。
通常は特典映像まで見ますが、１．３倍速で見て終了。

広い大地は西部劇を思わす そしてこれまた広い空を見上げる その
レンジはIMAXつので見るべきなのかな 広い大地広い空はあれども
IMAXは田舎には無いすよ ショボン さて今作はモロに「未知との
遭遇」なので 映画を主題とする自己言及型であるのはわかりますな
他にオシャマラン「サイン」とかね あと映画内撮影監督が丘に
登るシーン 奇跡と言葉が発せられるのですが こりゃドライヤーの
「奇跡」のオマージュを どストライクでやってるよう

しかし内容的にはダークで未知遭遇とは真逆だ 空を見上げると言う
身振りの映画讃歌は 今作では空を見るな ！に変わる 獰猛な何かが
雲の陰ににいるのだ さて未知遭遇は実はひとりの男が家族を捨てて
宇宙に旅立つとゆう何とも孤独で哀しい物語なのだが つまり映画を
愛する信仰するのは孤立する事になるぞ って警告ありなのだが
逆に今作では 兄妹愛が勝利するわけで さてどちらを取るか

この物語のメインとは別に凶暴な猿のサブストーリーがあって
こちらがいささか謎めくね どこかキューブリック的だよね その
トラウマから脱出せんと試みる もうひとつの話があるのだ
おっ立つ靴の謎は コメンタリーで確かめるかw 広大な空間での
単純ではある物語は その見せ方や音響処理により いかにも現代的
な映画体験の極みであり 知覚の冒険を魅せつけてくれますよ

今作のパンフは買ったしい 来月出るブルレも予約してるしい
来年のクリスマスに倍額でメルカリに出品しますので そこんとこね

牧場を営む兄妹が主役なのだが、妹が典型的なアメリカのバカ女で、真面目に仕事をしようとする兄の邪魔ばかりする。で、自分が邪魔してることに気づいていない。で、もう観るのやめようかなと思ったところから話がはじまった。
はじまってしまうと、なかなか面白い。
UFOが現れるということで、なんとかそれを撮影して大金を稼ぎたい・・・っていう話になる。
で、登場人物がだんだん増えて、話もだんだん盛り上がる。

UFOの正体は宇宙人の乗り物ではなく、それ自体が生命体だというのはなかなか面白いアイデアだと思う。たしかに、一般に言われているような急加速が可能なのだとすると、中に人間のようなものが乗っていたなら、そこに生じる巨大なGに耐えられないだろう。それ自体が巨大な生物なのだとするとGに耐えられて不思議がない。

ただ、円盤状の形をしていたものがラストにへんな幕のオバケみたいなのに変身したところはリアリティがなかった。
が、「エイリアン４」で存在感を出していたマイケル・ウィンコットがここでもしぶい雰囲気をつくっていて、それで場をもたせていた。