大河への道 / 中井貴一
全体の平均評価点: (5点満点)
(14)
大河への道
/立川志の輔
全体の平均評価点:
予告編を検索
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「大河への道」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
人気落語家・立川志の輔による新作落語の名作を中井貴一主演で映画化したコメディ・ドラマ。ひょんなことから郷土の偉人・伊能忠敬の大河ドラマ化プロジェクトを任された市職員が、地図完成前に伊能は亡くなっていたという事実に翻弄されながらも大河ドラマの実現に奮闘していくさまを、日本初の実測地図誕生の裏に隠された驚きと感動の秘話とともにユーモラスに描き出す。共演は松山ケンイチ、北川景子。監督は「花のあと」の中西健二。千葉県香取市。市役所に勤める池本保治は、観光振興策の検討会議で意見を求められ、苦し紛れに地元の英雄・伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの制作を提案したところ、思いがけずその案が通ってしまう。ひょんな成り行きからドラマ化実現のプロジェクトリーダーに据えられてしまった池本だったが…。 JAN:4988105979208
「大河への道」 の作品情報
「大河への道」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
大河への道の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DASH9104 |
2022年10月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
470枚
|
66人
|
45人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ
大河への道の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DASH9104 |
2022年10月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
470枚
|
66人
|
45人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):ドルビーデジタルステレオ
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:14件
物言わぬ草鞋(わらじ)が誘う笑いと涙
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
千葉県香取市。市役所に勤める池本(中井貴一)は、観光振興策の検討会議で意見を求められ、
伊能忠敬を主人公にした大河ドラマを提案したところ、その案が通ってプロジェクトリーダーになる。
早速、草案を願いに、鳥肌モノでなければ書かない偏屈じじい作家(橋爪功)宅を訪問するが・・。
現代パートから30分後、舞台は1818年、江戸の下町へ。なんと伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく他界してしまったではないか!
(すると「『大日本沿海輿地全図』を完成させた伊能忠敬」という後世の史実はウソなのか?)
苦節20年、一歩一歩(計算機もない時代に)何歩で何メートルと
8割方完成させたのに、ここで辞めるわけに行かぬではないか
親方が亡くなったと言うと、これまでも「金食い虫」と言われ、経費がかかりすぎるからもうヤメィ!
といわれるかもしれないぜよ、、生きてる事にすりゃどうよ・・
しかし、幕府をたばかり公金を拠出させていることが露見すれば、死罪は免れない
というわけで高橋景保ひきいる伊能門下は、策を練り、あの手この手で疑いをかわす。
なんという、測量にかける情熱よ。
本作は、ヘタにタイムスリップなど使わず、過去パートを生かし、役者さんも二役で使いまわし(いや、人間の本質は変わらぬという事らしい)
二段構えの楽しみとなっております。
「伊能忠敬が一切出てこない伊能忠敬物語」(立川志の輔の落語)が元ネタ。
面白い話ですし、笑えます。
終盤は、大広間に広がる日本地図。圧倒されました。見事な色彩と、ゆっくり動くカメラが上空から日本の海岸線を確かめてゆくようでした。
上様がポツリと言う。
「これが余の国のカタチなのじゃな」。
そして「伊能は何処にいる?」とお尋ねになると
「ここに居られまする」と毅然として高橋景保が見せたモノは・・!
(私はバカなので、もしや伊能のミイラでもお見せするのではとドキドキしました)
いや、感動でしたね。
しかし、何に感動したというのか。
映画という媒体を通して、伊能の努力、見えない完成品を信じて一歩一歩愚直に作り上げた業績、その使命感、根性、チームワーク、胸に迫るその困難な道程、素晴らしい。うぅ・・。
(想像するに、美しい海の輝き、地方毎の海岸の面白さ、興味本位でも助けを申し出る現地住民の優しさ、そんなものに感動しつつ足を進めたに違いない)
その魂は現在の香取市役所の総務課の主任、中井貴一に伝わり、ブルブルン武者震いするのであった。うりゃぁ〜!
立川志の輔、中井貴一、ありがとう。監督は中西健二(脚本:森下佳子)
ありがとう。恐悦至極にございました。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
『ちゅうけいさん』を支えた人たち
とても面白かったです。
原作は志の輔さんの創作落語ということで
その落語の方にも興味があります。聴いてみたいです。
現代のパートと、江戸時代のパート、
演じる役者たちは同じメンバーが演じていて
その辺りの対比も面白かったです。
伊能忠敬が、香取市では敬愛を込めて、『ちゅうけいさん』と呼んでいること
忠敬は、70歳から地図を作るために全国を歩いていたといういこと
そして、実は地図が完成する前に他界していたこと
その死を隠して、伊能隊と呼ばれる人たちが、忠敬の意を引継ぎ
忠敬の死去から3年後に『大日本沿海輿地全図』を完成させ、
その時にようやく忠敬の死が発表されたこと
そんな事実を知らなった私は、
そういう事実を面白おかしくアレンジした江戸時代編は
大変興味深く観ることができました。
中井貴一さんが、志の輔さんの落語に惚れ込んで映画の企画をしたというだけあって
中井さんの熱演が光っておりました。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
名も無き者たちが引き継いで、偉業を達成させた話が胸を打つ
( ネタばれあり )
地域振興策に、地元ゆかりの伊能忠敬の生涯を大河ドラマの実現を考える市役所の課長・池本( 中井貴一 )だったが、伊能忠敬は地図の完成3年前に亡くなっていた史実を知る。 主役が途中で死ぬ話では大河にはできないんじゃないか? (笑)・・・というのがお話のはじまり。
立川志の輔の新作落語が原作。
本作企画は主演の中井貴一。 立川志の輔作の新作落語4作を組み合わせた舞台「 メルシー ! おもてなし 〜 志の輔らくごMix 」に主演した中井貴一が、原作落語の収録映像を観て感動、かねがね絶滅危惧にある時代劇を残していきたいと考えていた彼が、絶好の企画だと志の輔に熱望したのが映画化の発端。
撮影はコロナ禍で途中延期、拠点を京都に移動、リハーサルの短縮に加え、万全を期しての感染対策の下行われました。
出演は中井をはじめ、松山ケンイチ、西村まさ彦、橋爪功、岸井ゆきの、和田正人、立川志の輔、平田満、草刈正雄ら。 北川景子がきれいです。
キャストはアンサンブルがよく、現代編と江戸時代編で一人二役を演じ、現代と過去、歴史を結びつけさせて見せてくれます。
脚本は「 白夜行 」「 JIN ―仁― 」「 ごちそうさん 」『 花いくさ 』などの森下佳子
監督は『 花のあと 』などの中西健二。
映画はユーモラスに、特に江戸時代編は「 たぶん、こうだったんじゃないか劇場 」的に始まるが(笑)、遺された名も無き者たちが引き継いで偉業を達成させた話が胸を打ちます。
博物館で伊能地図の実物を見た時の感動を思い起こしながら、映画の愉しさを堪能しました。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
伊能忠敬異聞:大河への道は人生の道
久々に素晴らしい邦画に出会った。エンタテイメントに徹していてとても面白く、それでいて何とよくできた気の利いた上質な作品になっていることだろう。伊能忠孝は実際には登場しないけれど、200年も前に17年の歳月をかけて彼が成し遂げた偉業は十二分に伝わってくる。日本が周囲を海に囲まれた島国であることを強調するかのように、九十九里浜を始めとする数々の海辺の映像はとても美しい。江戸城の座敷に広げられた圧巻の日本地図も、複雑で長い海岸線がブルーで象られている。脚本、演出文句なく、現代の物語に時代劇が入れ子になった構成もとても洒落ていて、一人二役というキャストも実に見事。現代部分と江戸時代との役柄の組み合わせが絶妙で、配役は粋で巧みで心憎い。最後に朗々と歌われる、昭和歌謡を彷彿とさせる主題歌「星路」(みち)も、どこか懐かしくて切なくてグッとくる。(以下ネタバレありかもです。)
舞台は伊能忠敬の生誕地、千葉県香取市。地域振興策を考える会議で、意見を言う羽目になった市職員の池本(中井貴一)は、苦し紛れにその場の思いつきで、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの企画を提案したところ、何と知事までもが乗り気になり、このプロジェクトの指揮を池本が執ることになってしまう。知事自らのご推薦という気難しい脚本家、加藤浩造(橋爪功)の自宅に日参して何とか彼を口説き落とす。加藤に協力して精力的にシナハン(シナリオハンティング、脚本のための調査)に取り組んだ池本だが、忠敬の業績であるはずの日本初の全国地図が完成する3年も前に、忠敬本人は死去しているという不都合な真実が明らかとなる。
加藤は、脚本家として、むしろこの空白の3年間にこそ興味を引かれ創作意欲を掻き立てられる。加藤の構想した江戸時代のその3年間の物語が、本格的時代劇となって展開される。のちの世のためにやり遂げるべき、受け継がれるべき志だと、忠敬亡き後彼の意志を継いだ、彼の妻や弟子たちの艱難辛苦の物語であり、もはや町興しとして当初企画したような忠敬を主人公とする大河ドラマではなくなってしまう。謝罪に出向いた池本に、知事は、大河への道を歩きながらゆっくり考えていこうと、悠然と応じる。はたして池本の策は?
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
さらっと流して観るぶんにはいい映画
なかなか面白かった。終盤に地図が完成して、11代将軍家斉がその地図を観て感動し、伊能が生前につかっていたワラジに向かって慰労の言葉を述べるところでは涙が出た。
が、この映画には生前の伊能は一度も登場しない。
伊能は最初に死体で登場するのみで、映画はその死後に弟子たちが地図を完成させるところまでを描いている。
ただ、伊能の人となりがうっすらと浮かび上がる。
厳密で正確なものを・・と思う伊能が生きている間は測量データの修正ばかりに時間がとられてしまっていたが、伊能が死んだことで作業の進展が早くなった・・というような感じになっている。
ただし、そこはフィクションであるようだ。
伊能の地図がなかなかできあがらなかったのは測量データをもとにつくられた多数の地図をつなぎあわせるための投影法がわかっていなかったからだそうで、伊能はイチからそれを学んだりしたらしい。
尚、伊能が死んだことを幕府に隠して作業をすすめたというのは事実らしい。
ただ、幕府から支払われていた資金が莫大なもので、伊能の死を隠したことがばれると横領の罪にとわれるかもしれない・・というところは史実ではないのではないかと思われる。
伊能は北海道の地図を最初につくったが、そのときの費用は100両だったそうで、これに対して幕府が支払った手当は22両2分だったそうだ。伊能は今の金額にして1200万円ほど自腹を切ったらしい。本州の地図をつくるに際しては手当も大幅に増えたようだが、勘定奉行が目くじらを立てるほどのものでもなかったと思われる。ただ、伊能が死んだとなるとその手当がとめられる危険があったというのはそのとおりだったのだろうと思われる。
で、北川景子が伊能の妻のエイを演じていて、これが伊能の死を隠して地図を完成させるために大いに活躍していたが、これは事実ではない。エイは伊能が死んだ同年に死んだらしい。
というわけで、いろいろと難点はあるが、伊能の地図ができあがるまでのドラマはドタバタながらもけっこう楽しめた。
が、香取市の総務課主任の中井貴一が伊能を主役にした大河ドラマの企画を実現させようと奔走する部分はまったく面白くない。まず、中井が市役所職員なのに漁師の網の修理をしてまわっていたりするのがひどく不自然。実家が漁師とかいう設定があるのならそれを見せないといけないだろう。で、その補佐役の松山ケンイチがしょーもない役でつまらないし、イラっとくる。また、中井にたのまれて脚本の構想をねる橋爪の役も大したことない。で、中井にその仕事を発注するのが千葉県知事というのもよくわからない。中井は市役所職員なのだから、これに仕事を命じるのは市長のはず。で、その千葉県知事が草刈正雄ってのもピンと来ない。千葉県知事といえば森田健作だろう。
それから、現代のドラマの部分と歴史ドラマの部分で各役者がみなひとり2役をしているのもよくわからない。
で、草刈正雄の登場シーンは最初に声だけ聞かせてあとから顔を出すっていうふうにもったいつけていたが、声を聞いただけでそれが草刈だとわかるので、そのへんの演出もかなりイマイチだった。
あと、中井と松山が歩数で距離を測る実験をしていたが、そのシーンはまったく意味不明だった。
ただ、ちょっと思った。伊能の測量は基本的に歩数で距離を測ったようだが、そうだとすると、一定の距離を同じ歩数で歩く練習などをしていたのではないかと思う。でなければ、1歩の距離が年齢とともにだんだん短くなるだろう。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
物言わぬ草鞋(わらじ)が誘う笑いと涙
投稿日
2022/10/07
レビュアー
くまげらの森
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
千葉県香取市。市役所に勤める池本(中井貴一)は、観光振興策の検討会議で意見を求められ、
伊能忠敬を主人公にした大河ドラマを提案したところ、その案が通ってプロジェクトリーダーになる。
早速、草案を願いに、鳥肌モノでなければ書かない偏屈じじい作家(橋爪功)宅を訪問するが・・。
現代パートから30分後、舞台は1818年、江戸の下町へ。なんと伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく他界してしまったではないか!
(すると「『大日本沿海輿地全図』を完成させた伊能忠敬」という後世の史実はウソなのか?)
苦節20年、一歩一歩(計算機もない時代に)何歩で何メートルと
8割方完成させたのに、ここで辞めるわけに行かぬではないか
親方が亡くなったと言うと、これまでも「金食い虫」と言われ、経費がかかりすぎるからもうヤメィ!
といわれるかもしれないぜよ、、生きてる事にすりゃどうよ・・
しかし、幕府をたばかり公金を拠出させていることが露見すれば、死罪は免れない
というわけで高橋景保ひきいる伊能門下は、策を練り、あの手この手で疑いをかわす。
なんという、測量にかける情熱よ。
本作は、ヘタにタイムスリップなど使わず、過去パートを生かし、役者さんも二役で使いまわし(いや、人間の本質は変わらぬという事らしい)
二段構えの楽しみとなっております。
「伊能忠敬が一切出てこない伊能忠敬物語」(立川志の輔の落語)が元ネタ。
面白い話ですし、笑えます。
終盤は、大広間に広がる日本地図。圧倒されました。見事な色彩と、ゆっくり動くカメラが上空から日本の海岸線を確かめてゆくようでした。
上様がポツリと言う。
「これが余の国のカタチなのじゃな」。
そして「伊能は何処にいる?」とお尋ねになると
「ここに居られまする」と毅然として高橋景保が見せたモノは・・!
(私はバカなので、もしや伊能のミイラでもお見せするのではとドキドキしました)
いや、感動でしたね。
しかし、何に感動したというのか。
映画という媒体を通して、伊能の努力、見えない完成品を信じて一歩一歩愚直に作り上げた業績、その使命感、根性、チームワーク、胸に迫るその困難な道程、素晴らしい。うぅ・・。
(想像するに、美しい海の輝き、地方毎の海岸の面白さ、興味本位でも助けを申し出る現地住民の優しさ、そんなものに感動しつつ足を進めたに違いない)
その魂は現在の香取市役所の総務課の主任、中井貴一に伝わり、ブルブルン武者震いするのであった。うりゃぁ〜!
立川志の輔、中井貴一、ありがとう。監督は中西健二(脚本:森下佳子)
ありがとう。恐悦至極にございました。
『ちゅうけいさん』を支えた人たち
投稿日
2022/12/03
レビュアー
飛べない魔女
とても面白かったです。
原作は志の輔さんの創作落語ということで
その落語の方にも興味があります。聴いてみたいです。
現代のパートと、江戸時代のパート、
演じる役者たちは同じメンバーが演じていて
その辺りの対比も面白かったです。
伊能忠敬が、香取市では敬愛を込めて、『ちゅうけいさん』と呼んでいること
忠敬は、70歳から地図を作るために全国を歩いていたといういこと
そして、実は地図が完成する前に他界していたこと
その死を隠して、伊能隊と呼ばれる人たちが、忠敬の意を引継ぎ
忠敬の死去から3年後に『大日本沿海輿地全図』を完成させ、
その時にようやく忠敬の死が発表されたこと
そんな事実を知らなった私は、
そういう事実を面白おかしくアレンジした江戸時代編は
大変興味深く観ることができました。
中井貴一さんが、志の輔さんの落語に惚れ込んで映画の企画をしたというだけあって
中井さんの熱演が光っておりました。
名も無き者たちが引き継いで、偉業を達成させた話が胸を打つ
投稿日
2022/09/10
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり )
地域振興策に、地元ゆかりの伊能忠敬の生涯を大河ドラマの実現を考える市役所の課長・池本( 中井貴一 )だったが、伊能忠敬は地図の完成3年前に亡くなっていた史実を知る。 主役が途中で死ぬ話では大河にはできないんじゃないか? (笑)・・・というのがお話のはじまり。
立川志の輔の新作落語が原作。
本作企画は主演の中井貴一。 立川志の輔作の新作落語4作を組み合わせた舞台「 メルシー ! おもてなし 〜 志の輔らくごMix 」に主演した中井貴一が、原作落語の収録映像を観て感動、かねがね絶滅危惧にある時代劇を残していきたいと考えていた彼が、絶好の企画だと志の輔に熱望したのが映画化の発端。
撮影はコロナ禍で途中延期、拠点を京都に移動、リハーサルの短縮に加え、万全を期しての感染対策の下行われました。
出演は中井をはじめ、松山ケンイチ、西村まさ彦、橋爪功、岸井ゆきの、和田正人、立川志の輔、平田満、草刈正雄ら。 北川景子がきれいです。
キャストはアンサンブルがよく、現代編と江戸時代編で一人二役を演じ、現代と過去、歴史を結びつけさせて見せてくれます。
脚本は「 白夜行 」「 JIN ―仁― 」「 ごちそうさん 」『 花いくさ 』などの森下佳子
監督は『 花のあと 』などの中西健二。
映画はユーモラスに、特に江戸時代編は「 たぶん、こうだったんじゃないか劇場 」的に始まるが(笑)、遺された名も無き者たちが引き継いで偉業を達成させた話が胸を打ちます。
博物館で伊能地図の実物を見た時の感動を思い起こしながら、映画の愉しさを堪能しました。
伊能忠敬異聞:大河への道は人生の道
投稿日
2022/11/06
レビュアー
hinakksk
久々に素晴らしい邦画に出会った。エンタテイメントに徹していてとても面白く、それでいて何とよくできた気の利いた上質な作品になっていることだろう。伊能忠孝は実際には登場しないけれど、200年も前に17年の歳月をかけて彼が成し遂げた偉業は十二分に伝わってくる。日本が周囲を海に囲まれた島国であることを強調するかのように、九十九里浜を始めとする数々の海辺の映像はとても美しい。江戸城の座敷に広げられた圧巻の日本地図も、複雑で長い海岸線がブルーで象られている。脚本、演出文句なく、現代の物語に時代劇が入れ子になった構成もとても洒落ていて、一人二役というキャストも実に見事。現代部分と江戸時代との役柄の組み合わせが絶妙で、配役は粋で巧みで心憎い。最後に朗々と歌われる、昭和歌謡を彷彿とさせる主題歌「星路」(みち)も、どこか懐かしくて切なくてグッとくる。(以下ネタバレありかもです。)
舞台は伊能忠敬の生誕地、千葉県香取市。地域振興策を考える会議で、意見を言う羽目になった市職員の池本(中井貴一)は、苦し紛れにその場の思いつきで、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの企画を提案したところ、何と知事までもが乗り気になり、このプロジェクトの指揮を池本が執ることになってしまう。知事自らのご推薦という気難しい脚本家、加藤浩造(橋爪功)の自宅に日参して何とか彼を口説き落とす。加藤に協力して精力的にシナハン(シナリオハンティング、脚本のための調査)に取り組んだ池本だが、忠敬の業績であるはずの日本初の全国地図が完成する3年も前に、忠敬本人は死去しているという不都合な真実が明らかとなる。
加藤は、脚本家として、むしろこの空白の3年間にこそ興味を引かれ創作意欲を掻き立てられる。加藤の構想した江戸時代のその3年間の物語が、本格的時代劇となって展開される。のちの世のためにやり遂げるべき、受け継がれるべき志だと、忠敬亡き後彼の意志を継いだ、彼の妻や弟子たちの艱難辛苦の物語であり、もはや町興しとして当初企画したような忠敬を主人公とする大河ドラマではなくなってしまう。謝罪に出向いた池本に、知事は、大河への道を歩きながらゆっくり考えていこうと、悠然と応じる。はたして池本の策は?
さらっと流して観るぶんにはいい映画
投稿日
2022/10/09
レビュアー
勇光
なかなか面白かった。終盤に地図が完成して、11代将軍家斉がその地図を観て感動し、伊能が生前につかっていたワラジに向かって慰労の言葉を述べるところでは涙が出た。
が、この映画には生前の伊能は一度も登場しない。
伊能は最初に死体で登場するのみで、映画はその死後に弟子たちが地図を完成させるところまでを描いている。
ただ、伊能の人となりがうっすらと浮かび上がる。
厳密で正確なものを・・と思う伊能が生きている間は測量データの修正ばかりに時間がとられてしまっていたが、伊能が死んだことで作業の進展が早くなった・・というような感じになっている。
ただし、そこはフィクションであるようだ。
伊能の地図がなかなかできあがらなかったのは測量データをもとにつくられた多数の地図をつなぎあわせるための投影法がわかっていなかったからだそうで、伊能はイチからそれを学んだりしたらしい。
尚、伊能が死んだことを幕府に隠して作業をすすめたというのは事実らしい。
ただ、幕府から支払われていた資金が莫大なもので、伊能の死を隠したことがばれると横領の罪にとわれるかもしれない・・というところは史実ではないのではないかと思われる。
伊能は北海道の地図を最初につくったが、そのときの費用は100両だったそうで、これに対して幕府が支払った手当は22両2分だったそうだ。伊能は今の金額にして1200万円ほど自腹を切ったらしい。本州の地図をつくるに際しては手当も大幅に増えたようだが、勘定奉行が目くじらを立てるほどのものでもなかったと思われる。ただ、伊能が死んだとなるとその手当がとめられる危険があったというのはそのとおりだったのだろうと思われる。
で、北川景子が伊能の妻のエイを演じていて、これが伊能の死を隠して地図を完成させるために大いに活躍していたが、これは事実ではない。エイは伊能が死んだ同年に死んだらしい。
というわけで、いろいろと難点はあるが、伊能の地図ができあがるまでのドラマはドタバタながらもけっこう楽しめた。
が、香取市の総務課主任の中井貴一が伊能を主役にした大河ドラマの企画を実現させようと奔走する部分はまったく面白くない。まず、中井が市役所職員なのに漁師の網の修理をしてまわっていたりするのがひどく不自然。実家が漁師とかいう設定があるのならそれを見せないといけないだろう。で、その補佐役の松山ケンイチがしょーもない役でつまらないし、イラっとくる。また、中井にたのまれて脚本の構想をねる橋爪の役も大したことない。で、中井にその仕事を発注するのが千葉県知事というのもよくわからない。中井は市役所職員なのだから、これに仕事を命じるのは市長のはず。で、その千葉県知事が草刈正雄ってのもピンと来ない。千葉県知事といえば森田健作だろう。
それから、現代のドラマの部分と歴史ドラマの部分で各役者がみなひとり2役をしているのもよくわからない。
で、草刈正雄の登場シーンは最初に声だけ聞かせてあとから顔を出すっていうふうにもったいつけていたが、声を聞いただけでそれが草刈だとわかるので、そのへんの演出もかなりイマイチだった。
あと、中井と松山が歩数で距離を測る実験をしていたが、そのシーンはまったく意味不明だった。
ただ、ちょっと思った。伊能の測量は基本的に歩数で距離を測ったようだが、そうだとすると、一定の距離を同じ歩数で歩く練習などをしていたのではないかと思う。でなければ、1歩の距離が年齢とともにだんだん短くなるだろう。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
-
- 宅配レンタル 定額8プラン

-
- 「新作・準新作」が定額で月8枚レンタルできる!※1借り放題付き※2
- 新規登録する
-
- 宅配レンタル 定額4プラン

-
- 新規登録する
-
- 都度課金 プラン

-
- 新規登録する
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
大河への道