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アンテベラム / ジャネル・モネイ

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「アンテベラム」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「ムーンライト」「ドリーム」のジャネール・モネイが、アメリカ南部のプランテーションで白人に奴隷として虐げられるエデンと、現代のアメリカでベストセラー作家として活躍するヴェロニカという対照的な境遇の黒人女性を一人二役で熱演する社会派ミステリアス・スリラー。命がけの脱出を計画するエデンの過酷な奴隷生活と、富と名声を手にしたヴェロニカを待ち受ける衝撃の運命を、予測不能の展開でスリリングに描き出す。共演はエリック・ラング、ジェナ・マローン、ジャック・ヒューストン。監督は本作が長編デビューとなる新鋭コンビ、ジェラルド・ブッシュとクリストファー・レンツ。 JAN:4907953292710

「アンテベラム」 の作品情報

作品情報

製作年:

2020年

製作国:

アメリカ

原題:

ANTEBELLUM

「アンテベラム」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

マーウェン

海辺の家

愛と裏切りの銃弾

精神科医ヘンリー・カーターの憂鬱

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1〜 5件 / 全7件

直視せざるをえない映像体験としての人種差別

投稿日:2022/04/30 レビュアー:くまげらの森

 非常に凝った作りの作品であるのだが、今だにどう受け取ったら良いかわからない。
「アンテベラム」とは、南北戦争前、奴隷解放以前の世界を意味する。

舞台は南北戦争前のルイジアナ州のプランテーションで、中盤まではそこで奴隷にされている女性エデン(ジャネール・モネイ)の悲惨な生活を描いている。

ところが、中盤から同じくジャネール・モデイが演ずるのは、携帯電話もある現代で
リベラルな社会学者で作家でもあるヴェロニカ。夫と子供にも恵まれ、友人たちと食事も楽しむ。
社会に貢献し、強い意志を持つ女性である。

そして、舞台は再びプランテーションになる。
ネタバレになるので詳しく書かないが、ひどい虐待を生々しく見せて最後はそれに復讐する、
という見せ物っぽい作りになっている。
映像から入ってくる虐待のサマは凄まじいものがある。
しかしながら、この構成というか映像パラドックスをどのように受けたら良いかわからない。
はっきり言ってしまえば、必然性があるだろうか。
ひねって表現したからといって「面白い」とは限らない。
非常に辛い、目を覆いたくなるシーンを描きながら「面白ろがれ」という方が無理である。
しかしながら観たからには、それは映像として記憶の一部になる。

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前知識なしで鑑賞することをオススメします! ネタバレ

投稿日:2022/05/05 レビュアー:飛べない魔女

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これはネタバレ厳禁ですね。
何も知らずに見た方が、どんどん引き込まれますよ。
私は、一切の前知識全く入れずに
どんな映画なのかも皆目知らずに観ました。
なので、南北戦争の時代から、途中いきなり現代になって
あっけに取られ、余計に引き込まれました。
違和感がどんどん膨れ上がって、ラスト30分でようやく種明かしにたどり着きます。
種明しが判れば、そういうことか、となりますが
ただ、主人公のエデンの最後の行動はどうなんでしょう。
けっこう暴走してましたが、今までされたことを思うと
ちょっと気持ちが良かったことは確かです(;^_^A

アメリカに今なお残る黒人差別問題に
まっこうから勝負した作品ということでしょうか。
『過去は死なない、過ぎ去りさえしないのだ』という冒頭の言葉が
本作の根源にあります。
なかなか面白かったです。

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なかなか斬新なストーリー

投稿日:2022/05/22 レビュアー:ポッシュ

あ〜、面白かった!
魔女さんも仰ってますがコレは予備知識なしに観た方がいいですね。

冒頭、長回しのカメラがまず、いかにもな南部のお屋敷と白人親子を映し、
続いて裏庭に行って屋敷の家事担当、どんどん奥に入って綿花畑での労働担当、
最後に逃亡する奴隷・・・とひと息に見せていく。
この一筆書きのカメラで、黒人奴隷のポジションの差、グラデーションがサクッと説明されるのですね。
こういう奥行きを描くことで、今の時代まで続いているという連続性が感じられた。

奴隷のエデンと現代の女性ヴェロニカを、ジャネール・モネイが1人2役で演じている。
2つの異なる世界が一体どうやって繋がるのだろう?と興味を惹かれながら観続けると
終盤の展開がスゴかった。おぉぉぉ〜、そういうことか!と。

これはたぶん、社会派じゃなくてエンタメとして観た方がいいんじゃないかしらん。
タランティーノの「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012)みたいなノリかなぁ。
アメリカのジョークが相当に攻撃的で、人種差別みたいな重たいサブジェクトすら
笑いの種にしちゃうことを考えると、本作で描かれている内容も
“興味深くも可笑しな設定”ぐらいに捉えててイイ気がする。

そんな訳で私は最後、ブラボー!っと快哉を叫びました。

あと、タイトルのANTEBELLUM(アンテベラム=南北戦争以前)のEがよく見ると
ひっくり返ってる。この「ターンE」ってなんじゃろ?とググってみたら
数学・論理学の記号なんだと。「適当な」「ある〜」って意味で、限定を意味するらしい。
なるほど、ここは「とあるアンテベラム」ってことなのですな。巧い!

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サザン・ベル(南部美人)に抱いていたロマンが崩壊…

投稿日:2022/05/10 レビュアー:コタロウ(!)

米国、南軍第9歩兵部隊が管理する綿花農園では、黒人奴隷エデンが苛烈な虐待を受けていた。
同じく米国、TVや講演会で多様性の受容を訴える黒人女性ヴェロニカは、
公私共に充実した生活を送っていた。

奴隷のエデン、知識人で裕福なヴェロニカ、二人の世界が繋がる意外な展開は引き込まれた。
剥き出しの差別と虐待に晒されるエデンとは違い、ヴェロニカの生活は自由で豊かだ。
だが、ヴェロニカが「これは差別なのだろうか」と疑問を抱く描写がある。
ホテルやレストランの白人従業員から粗略に扱われた時だ。
これは単なる接客の問題なのかもしれず、彼女も不満を訴えたりはしない。
奴隷制度とは違い、グレーゾーンの差別は断罪されることもない。ストレスだわー…

ジャネール・モネイが、エレンとヴェロニカの二役を演じた。
奴隷の身分に堕とされ暗い表情をしたエデン、才気と自信に溢れた華やかなヴェロニカ、
置かれた環境がまるで違う女性を熱演していた。
ヴェロニカの特技や趣味が展開に活かされていて、何だかホッコリ…
本作に登場するサザン・ベル(南部美人)は、美しいが冷酷な女性だった。ロマン崩壊w
本作とは内容もジャンルも違うが、アンテベラム(南北戦争以前)の米国で奮闘する黒人女性を描いた
「キンドレッド」(オクテイヴィア・E・バトラー著)を連想した。

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衝撃の展開です、面白かった

投稿日:2022/05/08 レビュアー:ラストシアター

アメリカ南部の綿花畑で奴隷として重労働を強いられているエデン
社会学者で人気作家でもあり優しい夫と幼い娘と幸せな日々を過ごしてるヴェロニカ

対照的な人生を過ごす二人だったが、それぞれある事から数奇な運命をたどることになる

想像を超えた衝撃のパラドックス・スリラー

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アンテベラム

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直視せざるをえない映像体験としての人種差別

投稿日

2022/04/30

レビュアー

くまげらの森

 非常に凝った作りの作品であるのだが、今だにどう受け取ったら良いかわからない。
「アンテベラム」とは、南北戦争前、奴隷解放以前の世界を意味する。

舞台は南北戦争前のルイジアナ州のプランテーションで、中盤まではそこで奴隷にされている女性エデン(ジャネール・モネイ)の悲惨な生活を描いている。

ところが、中盤から同じくジャネール・モデイが演ずるのは、携帯電話もある現代で
リベラルな社会学者で作家でもあるヴェロニカ。夫と子供にも恵まれ、友人たちと食事も楽しむ。
社会に貢献し、強い意志を持つ女性である。

そして、舞台は再びプランテーションになる。
ネタバレになるので詳しく書かないが、ひどい虐待を生々しく見せて最後はそれに復讐する、
という見せ物っぽい作りになっている。
映像から入ってくる虐待のサマは凄まじいものがある。
しかしながら、この構成というか映像パラドックスをどのように受けたら良いかわからない。
はっきり言ってしまえば、必然性があるだろうか。
ひねって表現したからといって「面白い」とは限らない。
非常に辛い、目を覆いたくなるシーンを描きながら「面白ろがれ」という方が無理である。
しかしながら観たからには、それは映像として記憶の一部になる。

前知識なしで鑑賞することをオススメします!

投稿日

2022/05/05

レビュアー

飛べない魔女

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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これはネタバレ厳禁ですね。
何も知らずに見た方が、どんどん引き込まれますよ。
私は、一切の前知識全く入れずに
どんな映画なのかも皆目知らずに観ました。
なので、南北戦争の時代から、途中いきなり現代になって
あっけに取られ、余計に引き込まれました。
違和感がどんどん膨れ上がって、ラスト30分でようやく種明かしにたどり着きます。
種明しが判れば、そういうことか、となりますが
ただ、主人公のエデンの最後の行動はどうなんでしょう。
けっこう暴走してましたが、今までされたことを思うと
ちょっと気持ちが良かったことは確かです(;^_^A

アメリカに今なお残る黒人差別問題に
まっこうから勝負した作品ということでしょうか。
『過去は死なない、過ぎ去りさえしないのだ』という冒頭の言葉が
本作の根源にあります。
なかなか面白かったです。

なかなか斬新なストーリー

投稿日

2022/05/22

レビュアー

ポッシュ

あ〜、面白かった!
魔女さんも仰ってますがコレは予備知識なしに観た方がいいですね。

冒頭、長回しのカメラがまず、いかにもな南部のお屋敷と白人親子を映し、
続いて裏庭に行って屋敷の家事担当、どんどん奥に入って綿花畑での労働担当、
最後に逃亡する奴隷・・・とひと息に見せていく。
この一筆書きのカメラで、黒人奴隷のポジションの差、グラデーションがサクッと説明されるのですね。
こういう奥行きを描くことで、今の時代まで続いているという連続性が感じられた。

奴隷のエデンと現代の女性ヴェロニカを、ジャネール・モネイが1人2役で演じている。
2つの異なる世界が一体どうやって繋がるのだろう?と興味を惹かれながら観続けると
終盤の展開がスゴかった。おぉぉぉ〜、そういうことか!と。

これはたぶん、社会派じゃなくてエンタメとして観た方がいいんじゃないかしらん。
タランティーノの「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012)みたいなノリかなぁ。
アメリカのジョークが相当に攻撃的で、人種差別みたいな重たいサブジェクトすら
笑いの種にしちゃうことを考えると、本作で描かれている内容も
“興味深くも可笑しな設定”ぐらいに捉えててイイ気がする。

そんな訳で私は最後、ブラボー!っと快哉を叫びました。

あと、タイトルのANTEBELLUM(アンテベラム=南北戦争以前)のEがよく見ると
ひっくり返ってる。この「ターンE」ってなんじゃろ?とググってみたら
数学・論理学の記号なんだと。「適当な」「ある〜」って意味で、限定を意味するらしい。
なるほど、ここは「とあるアンテベラム」ってことなのですな。巧い!

サザン・ベル(南部美人)に抱いていたロマンが崩壊…

投稿日

2022/05/10

レビュアー

コタロウ(!)

米国、南軍第9歩兵部隊が管理する綿花農園では、黒人奴隷エデンが苛烈な虐待を受けていた。
同じく米国、TVや講演会で多様性の受容を訴える黒人女性ヴェロニカは、
公私共に充実した生活を送っていた。

奴隷のエデン、知識人で裕福なヴェロニカ、二人の世界が繋がる意外な展開は引き込まれた。
剥き出しの差別と虐待に晒されるエデンとは違い、ヴェロニカの生活は自由で豊かだ。
だが、ヴェロニカが「これは差別なのだろうか」と疑問を抱く描写がある。
ホテルやレストランの白人従業員から粗略に扱われた時だ。
これは単なる接客の問題なのかもしれず、彼女も不満を訴えたりはしない。
奴隷制度とは違い、グレーゾーンの差別は断罪されることもない。ストレスだわー…

ジャネール・モネイが、エレンとヴェロニカの二役を演じた。
奴隷の身分に堕とされ暗い表情をしたエデン、才気と自信に溢れた華やかなヴェロニカ、
置かれた環境がまるで違う女性を熱演していた。
ヴェロニカの特技や趣味が展開に活かされていて、何だかホッコリ…
本作に登場するサザン・ベル(南部美人)は、美しいが冷酷な女性だった。ロマン崩壊w
本作とは内容もジャンルも違うが、アンテベラム(南北戦争以前)の米国で奮闘する黒人女性を描いた
「キンドレッド」(オクテイヴィア・E・バトラー著)を連想した。

衝撃の展開です、面白かった

投稿日

2022/05/08

レビュアー

ラストシアター

アメリカ南部の綿花畑で奴隷として重労働を強いられているエデン
社会学者で人気作家でもあり優しい夫と幼い娘と幸せな日々を過ごしてるヴェロニカ

対照的な人生を過ごす二人だったが、それぞれある事から数奇な運命をたどることになる

想像を超えた衝撃のパラドックス・スリラー

1〜 5件 / 全7件