聖地Ｘ

劇団イキウメの前川知大が手掛けた舞台を、入江悠監督が映画化。
ホラーじゃないですね、かなり笑えます。
韓国で暮らす小説家志望の輝夫（岡田将生）のもとに、夫に愛想をつかした
妹のカナメ（川口春奈）がやってくる。
だが、日本に残してきたはずの夫（薬丸翔）を韓国の街で発見！
彼を追った兄妹はとある和食店にたどり着く。
一方、東京では夫はいつもどおり出勤していた。

和食店の店主は、この土地が呪われていてドッペルゲンガーが現れるのだという話をする。
徐々に明かされるもうひとりの夫の正体。
なんと、ドッペル発生の仕組みを究明した輝夫は、もう一人カナメの夫を誕生させて、
妹の離婚問題を解決しようとする。（こうなるともうワヤですね）笑。
岡田将生と川口春奈は絵的に爽やかなので、韓国の御神木や井戸なんかとギャップが
あってよろしかったです。おすすめ！

2002年、日韓W杯に湧く韓国、大樹と井戸の側に建つカフェの店主夫婦が不審死を遂げた。
時は流れ現在8月7日、韓国。
海辺の別荘で暮らす輝夫（岡田将生）のもとに、日本で結婚生活を送っていた妹のカナメ（川口春奈）がやってくる。
彼女は、夫シゲル（薬丸翔）の浮気に激怒し離婚を口にしていた。
9月16日、カナメは、大樹と井戸の側に建つ和風居酒屋でシゲルと再会する。
夜半、別荘の庭に現れたシゲルを発見した輝夫は、彼の様子に不審を抱く。
翌日、輝夫がシゲルの携帯電話にかけると、驚くべき事実が判明する。
シゲルは韓国には来ておらず、日本で通常通り出勤していたのだ！

輝夫たちは9月16日〜21日までの6日間に渡って土地の力に翻弄される。
「神を信じれば神が現れ、悪魔だと思えば悪魔が現れる」という不思議な土地。
ドッペルゲンガーの出現という超常的な出来事を描いてはいるが、ホラーではない。
ユーモアを含んだ人間ドラマといった趣の作品だった。

シゲルの浮気に傷ついたカナメは、ヒステリックにわめきちらし感情が抑制できない。
怒りにまかせてはずした結婚指輪は、しばらくすると彼女の薬指で光っている。
「韓国のシゲル」と「日本のシゲル」の存在、土地の力という異常事態が、
カナメの心に変化を及ぼしていく。

海の上に架かる橋は、不思議な土地と現世を繋いでいるようで魅力があった。
和風居酒屋のオーナー（緒形直人）、店長夫婦（渋川清彦、山田真歩）が好演。
カナメ以外の記憶がない韓国のシゲル、カナメの記憶だけが曖昧な日本のシゲル、
両者とも軽くて薄っぺらいのに邪気が無く、どことなく哀れだった…
人間もどきの演技は難しいだろうなあ。
不思議な物語の結末は、意外に心地よかった…

何の話なんでしょうかも 誤読すると韓国と岡田君で「ドライブマイ
カー」の続きと勝手に思う 車に犬が乗っているではないか 最初の
人違いはドッペルゲンガで「寝ても覚めても」じゃあないの
うお渋川の清も出て来るよね 濱口ワールドじゃん

中身はわからないまま りんご 指輪で円の主題はあり ステンレスの
鏡 溢れる水 謎の大木などなど なんだか面白くエクソシスト
ムーダンが来るに及び「来る」になって来る ここでやっとこ
韓国の未知の土地の呪力が生み出す何かの話とわかって来る
後は見ての君のお楽しみだ

岡田君は流石の演技幅広く 良いお兄ちゃんだったね 妹の川口春奈
もすっかり女優が板についてきて 特別に二人のクローズアップが
美しく決まっているよ 「AI崩壊」「22年目の告白」の様な
メジャー作品に向けての気合入りまくりの演出とはなっていないが
まあ だから何だようと言う 力の抜けて良い娯楽ホラー仕上がり

　コメディすぎて、なんの話かさっぱりなまま進行して、ようやくわかったけども、やっぱりコメディで面白くない。コメディなのに。

　ドッペルゲンガーってこんなのだっけ？
　認識が違ったのもネックなのかも。

　怖いわけでもなく笑えるわけでもなく、グダグダな感じにしか思えなかった。

　この世界観はダメだわ。