1. DVDレンタルTOP
  2. すべてのジャンル
  3. 洋画のDVDレンタル
  4. サスペンスのDVDレンタル
  5. 特捜部Q −知りすぎたマルコ−
No.179 RANKING

特捜部Q −知りすぎたマルコ−

特捜部Q −知りすぎたマルコ−の画像・ジャケット写真

特捜部Q −知りすぎたマルコ− / ウルリク・トムセン

全体の平均評価点:(5点満点)

11

全体の平均評価点:

予告編を検索

DVD

シリーズ

準新作

ジャンル :

「特捜部Q −知りすぎたマルコ−」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

シリーズ

準新作

解説・ストーリー

解説・あらすじ・ストーリーは、ただいま準備中です。

「特捜部Q −知りすぎたマルコ−」 の作品情報

作品情報

製作年:

2021年

原題:

MARCO EFFEKTEN/THE MARCO EFFECT

「特捜部Q −知りすぎたマルコ−」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命

ヒトラーの忘れもの

悪魔の呼ぶ海へ

遊星からの物体X ファーストコンタクト

ユーザーレビュー:11件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 5件 / 全11件

もはや普通のミステリー。特捜部Qらしさは消えた!!

投稿日:2022/03/19 レビュアー:アーモンド

特捜部Qシリーズのコンセプトは、埋もれた何10年前の
未解決事件を暴き、過去の恐ろしい秘密に迫ること・・・だった筈です。
この映画、確かに原作者は同じユッシ・エーズラ・オールスン。
だけどたった4年前の事件を追うんですよ。
2021年(デンマーク)監督:マーチン・サントフリート
映画自体は誠実に作られて、政府のアフリカ開発援助の闇と、
ロマの少年マルコの孤独で幸薄い人生にもスポットを当てて、
それなりに面白い。

大好きなシリーズだった。
カールとアサドのバディ警官もの。
思い込んだらブレーキの効かないカールと、常識人で信仰深いアラブ人のアサド。
着込んで体臭が染み込んだお気に入りのシャツみたいに好きだった。
アサドとカールが新キャストに変わった。
警察のオフィスも見違えるほど新しい。
あの古い地下室のかび臭い書類の山積みオフィスが、懐かしい!!

《ストーリー》
目の前で容疑者が自殺して、停職6週間を食らったカール。
しかし停職は直ぐに自分から解いて、新しい事件の捜査がはじまる。
外務省職員スタークが4年前から行方不明になっていた。
そのパスポートを所持したロマの少年マルコがデンマーク国境の列車内で捕まったのだ。
スターク失踪の謎をマルコは知っているのでは?
捜査を進めるとアフリカへの開発援助の金500億ドルが、不正に流用されている事実が
浮かび上がる。
政府内の贈収賄、不正が強く疑われ、政府高官が関与しているのでは?
そして更に警察の捜査にも圧力がかかり・・・な話し。

私キャストのカールとアサドになんの感情移入も出来ませんでした。
カール(ウルリッヒ・トムセン)
顔が悪く髪も薄いのは我慢しよう。
華がないのもスター性がないのも我慢する。
しかし、走れない、
アクション出来ない、
ここは許せないし譲れないでしょ!!
アサド(ザキ・ユーセフ)
前任者はセクシーだった。
バディの片方くらいイケ面なのは常識だよね!!
太ってるし髭は濃過ぎるし、身体のキレが2人揃って悪い!!
この映画ではアサドはラストの決断以外(ちょっとビックリの行動を取る)は、
アサドの性格とかまるで描けてないからね。
アラブ人である必要も感じられない。

これって「特捜部Q」の新シリーズなのかな?
原題は「マルコ・エフェッケン」ただの人名(少年の)
過去の未解決事件を解決する・・・このコンセプトも有耶無耶にされた。
こんなんでお次はあるのか疑問!!
(原作は後3作、ありますけど・・・)

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

これは別物として見た方がいいかも。。。

投稿日:2022/04/24 レビュアー:飛べない魔女

大好きな特捜Qシリーズ。
キャストも監督も脚本も総取替えされた理由はなんだろう?

今までのシリーズがあまりにも面白くて
刑事としてはいろいろ問題もあるが人として魅力的なカールと
理性的で冷静な判断力の出来るアラブ人のアサドのコンビと
どこかとぼけてはいるが、魅力的で有能なアシスタントであるローセ
この3人の絆が素晴らしく
おぞましい過去の事件の全貌が露になっていく過程がハラハラの連続で
最高に面白いシリーズだった。
なのに、総取り換えとはこれいかに!!

新生カールは、おじいちゃんにしか見えないし
内面にいろいろ抱えている繊細な彼の心の内とかはもはや無い。
アサドはデブなただのオッサンで、セクシーさの欠片も見当たらない。
ローセも普通の女性だし、活躍する場はほとんどなし。
ストーリーは、原作に忠実には作っているのだろうけど
全体的に浅く、雑な感じは否めない。
全然引き込まれなかったので、見終わるのに3日もかかってしまった(;^_^A
もうこれは特捜Qシリーズではなく、別物の刑事ドラマとして見た方がいい。
特捜部Qファンには、非常に残念な作品。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

映画も原作も後半で失速  訣別

投稿日:2022/04/05 レビュアー:ちゅく

スケールが一見広く、実は狭い物語。アフリカのモザンビークへのデンマーク政府が送る国際経済開発援助(OECD)の莫大な資金が、モザンビークの本当に困っている人に渡らず、デンマークの破綻前の大手銀行の補填に不正還流され、まず、モザンビークで一人、デンマークで一人、殺される。ここに、「ロマ」の少年「マルコ」がからみます。
デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスン(1950生)原作の「特捜部Q」シリーズは「キジ殺し」(2014)、「檻の中の女」(2015)、「Pからのメッセージ」(2016)、「カルテ番号64」(2018)の4作が、同じ俳優陣、三人の監督によって作られてきました。製作陣は、ルイーズ・ヴェストが中心にありました。
本作では、製作も監督も配役も全て変わっています。
〇「カルテ番号64」(2018)まで
未解決事件専門の「Q」の三人、「カール・マーク」(ニコライ・リー・コス)、「ローセ」(ソニア・リヒター)、イラクから来た謎の男「アサド」(ファレス・ファレス)の三人組の掛け合いが面白かったのです。お天気屋で時折パニック障害になるが頑固に事件を追及していく「カール」をリー・コスが見事に演じていました。彼の暴走を制御する「ローセ」、捜査が煮詰まったとき、独特のユーモアで打開する「アサド」。この三人組が魅力でした。
ずいぶん調べてみましたが、製作も監督も役者も全部変わった「理由」は分かりませんでした。
さて、原作の問題です。長い、ハヤカワ・ポケミスで500P強でしたが、前半の掴みから
物語をどんどん築きあげていく力量は「さすが」世界的に売れている作家と思います。ところが、後半で失速して読み飛ばしました。この作家のページの長さは、映画的描写を書きすぎることと思いました。小説が映画的、映画になることを前提に無駄に長く書いている、そんな印象を受けました。「マザー」という巨大人物を後半でさらに書き込むことが忘れられています。
「マルコ」とある少女との交感が物語の重要テーマですが、それは確かに書かれています。
原作には多少あったアフリカへの視点、アサドの出自を解く謎、彼の「ラクダ」噺も、あっさり切られ、「マーク」が突然老けたことも実に悲しいことです。配役転換とともに。
もう、原作を読み、映画を見ることはないと思います。
さようなら。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

どこの国でも起こり得る開発援助金をめぐる政府高官の腐敗

投稿日:2022/03/28 レビュアー:hinakksk

 このシリーズはとても好きで新作が届くのを楽しみにしていました。熱血過ぎるあまり問題多々で閑職に追いやられた刑事カールを中心に、少数精鋭で、まるで家族のようなチームワークの良さが魅力の、闇に葬られた卑劣な重大犯罪を緻密に再捜査していく重厚なミステリードラマだったはず。それなのに、他の方々も指摘されているように、キャストは総入れ替え、監督や脚本家までも変わってしまって、このシリーズの良さが消えてしまった気がする。しかも、新しい配役はさほど魅力的とも思えない。

 地道な捜査によって今回明らかになるのは、アフリカでの巨額の開発援助金をめぐる政府高官による汚職とその卑劣な隠蔽工作。列車で不法入国しようとしてデンマーク国境で逮捕されたロマの少年マルコが、4年前に失踪し行方不明になっているヴィルヤム・スタークのパスポートを所持していたことが、事件捜査の発端となる。

 スタークは開発援助に関わっていた元外務省役人で、水泳のコーチをしていた少女へのレイプ容疑と小児性愛者の嫌疑を受けたまま、4年前に失踪していたのだ。捜査を進めていくと、この事件の背後にアフリカでの開発援助金をめぐる不正があると分かってくる。マルコとスタークとの関係(例えば、マルコがスタークの娘にスタークが持っていたネックレスを渡す経緯)、アフリカでの建設を請け負っていた企業経営者と外務省高官とのつながり等が、もうひとつ明確に描かれていないので、何だかスッキリしない。
 
 事件の核心が明らかになるにつれて、主犯の人物は自分の犯罪を立証する可能性のある人々を次々と抹殺していくのだが、そこまではとても丁寧に、終盤は畳みかけるように描かれているのに、肝心な主犯の高官の特定や逮捕の場面はあっさりし過ぎていて、少々物足りなく感じる。素材の重厚さを脚本や演出が活かしきれていないのではないだろうか。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

変貌した「Q」の面々 ネタバレ

投稿日:2022/04/20 レビュアー:kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

監督:マーチン・サントフリート(2021年・デンマーク・125分・カラー)
原作:ユッシ・エーズラ・オールスン「特捜部Qシリーズ」

デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの「特捜部Qシリーズ」の映画化作品。
1作目の「檻の中の女」ですっかりハマり、以来カール、アサド、ローセの特捜部Qのメンバーのファンになり応援して来た。
まさにデンマーク版コールドケースを扱うミステリーであり、事件の特異さプラス映像美、「Q」のメンバーのチームワークを見守る気持ちだった。
しかし、5作目(本作)にして突然のキャストの総入れ替え。しかも脚本家までが替わった。(前4作は、すべてニコライ・アーセル)
カール(ウルリク・トムセン)は何だかオジイサンの印象だし、アサド(ザキ・ユーセフ)は心の成分に変化があったみたいにイメージが変わってしまった。ローセ(ソフィ・トルプ)は前キャストに比べてとても逞しい女性になった。
さて、愚痴ばかり言っても仕方がないので・・・

―知りすぎたマルコ― このタイトルから「マルコとは何者?」「知りすぎた事とは?」という二つの疑問が浮かび上がる。
冒頭、カールが追っていた容疑者に目の前で飛び降り自殺され、6週間の休職を命じられるが、時間を持て余した彼は自主的に(強引に)2週間で復帰した。
そんなカールにアサドが手渡したのが今回の事件のファイルで、
1.密入国で補導された少年(この時点では名前は分からないが、これがマルコ)が、4年前に失踪したスタークという男のパスポートを持っていた。
2.当時、スタークは外務省職員でアフリカ支援プロジェクトの会計検査をしていたが、スタークにレイプされたという少女が現れ、彼は小児性愛者であると疑われた後、失踪してしまった。
この1と2の事件の融合が本作のテーマだが、マルコがこの失踪事件の謎を解く秘密を知っていること、4年前、スタークの事件について2週間足らずの捜査で早々に打ち切りになってしまったことをカールは不審に思ったのだった。

事件そのものは、世界中どこでも見られる汚職事件で、ありきたりなミステリーに感じてしまった。しかし、マルコの抱える言うに言えないある“目撃”がずっと謎を引っ張り、カールの推理を刺激する。
失踪中のスタークの家族を訪問した際に、娘が描いた絵からヒントを得る辺りは、地味ながらカールの着眼の確かさを窺わせた。
私が本作で一番気になったのが、終盤でカールが人質になった時のアサドの行動だった。あのカールでさえ「アサド、おまえイカレテルぞ。」と言ったあのシーン。このシーンが私にアサドの内面の変化(以前のアサドとの違い)を感じさせたのだ。
今回の主要キャスト3人の交代は非常に不満ではあるけれど、今後に控える「アサドの祈り」にも繋がって行くような気がしている。(原作未読)

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全11件

特捜部Q −知りすぎたマルコ−

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:11件

もはや普通のミステリー。特捜部Qらしさは消えた!!

投稿日

2022/03/19

レビュアー

アーモンド

特捜部Qシリーズのコンセプトは、埋もれた何10年前の
未解決事件を暴き、過去の恐ろしい秘密に迫ること・・・だった筈です。
この映画、確かに原作者は同じユッシ・エーズラ・オールスン。
だけどたった4年前の事件を追うんですよ。
2021年(デンマーク)監督:マーチン・サントフリート
映画自体は誠実に作られて、政府のアフリカ開発援助の闇と、
ロマの少年マルコの孤独で幸薄い人生にもスポットを当てて、
それなりに面白い。

大好きなシリーズだった。
カールとアサドのバディ警官もの。
思い込んだらブレーキの効かないカールと、常識人で信仰深いアラブ人のアサド。
着込んで体臭が染み込んだお気に入りのシャツみたいに好きだった。
アサドとカールが新キャストに変わった。
警察のオフィスも見違えるほど新しい。
あの古い地下室のかび臭い書類の山積みオフィスが、懐かしい!!

《ストーリー》
目の前で容疑者が自殺して、停職6週間を食らったカール。
しかし停職は直ぐに自分から解いて、新しい事件の捜査がはじまる。
外務省職員スタークが4年前から行方不明になっていた。
そのパスポートを所持したロマの少年マルコがデンマーク国境の列車内で捕まったのだ。
スターク失踪の謎をマルコは知っているのでは?
捜査を進めるとアフリカへの開発援助の金500億ドルが、不正に流用されている事実が
浮かび上がる。
政府内の贈収賄、不正が強く疑われ、政府高官が関与しているのでは?
そして更に警察の捜査にも圧力がかかり・・・な話し。

私キャストのカールとアサドになんの感情移入も出来ませんでした。
カール(ウルリッヒ・トムセン)
顔が悪く髪も薄いのは我慢しよう。
華がないのもスター性がないのも我慢する。
しかし、走れない、
アクション出来ない、
ここは許せないし譲れないでしょ!!
アサド(ザキ・ユーセフ)
前任者はセクシーだった。
バディの片方くらいイケ面なのは常識だよね!!
太ってるし髭は濃過ぎるし、身体のキレが2人揃って悪い!!
この映画ではアサドはラストの決断以外(ちょっとビックリの行動を取る)は、
アサドの性格とかまるで描けてないからね。
アラブ人である必要も感じられない。

これって「特捜部Q」の新シリーズなのかな?
原題は「マルコ・エフェッケン」ただの人名(少年の)
過去の未解決事件を解決する・・・このコンセプトも有耶無耶にされた。
こんなんでお次はあるのか疑問!!
(原作は後3作、ありますけど・・・)

これは別物として見た方がいいかも。。。

投稿日

2022/04/24

レビュアー

飛べない魔女

大好きな特捜Qシリーズ。
キャストも監督も脚本も総取替えされた理由はなんだろう?

今までのシリーズがあまりにも面白くて
刑事としてはいろいろ問題もあるが人として魅力的なカールと
理性的で冷静な判断力の出来るアラブ人のアサドのコンビと
どこかとぼけてはいるが、魅力的で有能なアシスタントであるローセ
この3人の絆が素晴らしく
おぞましい過去の事件の全貌が露になっていく過程がハラハラの連続で
最高に面白いシリーズだった。
なのに、総取り換えとはこれいかに!!

新生カールは、おじいちゃんにしか見えないし
内面にいろいろ抱えている繊細な彼の心の内とかはもはや無い。
アサドはデブなただのオッサンで、セクシーさの欠片も見当たらない。
ローセも普通の女性だし、活躍する場はほとんどなし。
ストーリーは、原作に忠実には作っているのだろうけど
全体的に浅く、雑な感じは否めない。
全然引き込まれなかったので、見終わるのに3日もかかってしまった(;^_^A
もうこれは特捜Qシリーズではなく、別物の刑事ドラマとして見た方がいい。
特捜部Qファンには、非常に残念な作品。

映画も原作も後半で失速  訣別

投稿日

2022/04/05

レビュアー

ちゅく

スケールが一見広く、実は狭い物語。アフリカのモザンビークへのデンマーク政府が送る国際経済開発援助(OECD)の莫大な資金が、モザンビークの本当に困っている人に渡らず、デンマークの破綻前の大手銀行の補填に不正還流され、まず、モザンビークで一人、デンマークで一人、殺される。ここに、「ロマ」の少年「マルコ」がからみます。
デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスン(1950生)原作の「特捜部Q」シリーズは「キジ殺し」(2014)、「檻の中の女」(2015)、「Pからのメッセージ」(2016)、「カルテ番号64」(2018)の4作が、同じ俳優陣、三人の監督によって作られてきました。製作陣は、ルイーズ・ヴェストが中心にありました。
本作では、製作も監督も配役も全て変わっています。
〇「カルテ番号64」(2018)まで
未解決事件専門の「Q」の三人、「カール・マーク」(ニコライ・リー・コス)、「ローセ」(ソニア・リヒター)、イラクから来た謎の男「アサド」(ファレス・ファレス)の三人組の掛け合いが面白かったのです。お天気屋で時折パニック障害になるが頑固に事件を追及していく「カール」をリー・コスが見事に演じていました。彼の暴走を制御する「ローセ」、捜査が煮詰まったとき、独特のユーモアで打開する「アサド」。この三人組が魅力でした。
ずいぶん調べてみましたが、製作も監督も役者も全部変わった「理由」は分かりませんでした。
さて、原作の問題です。長い、ハヤカワ・ポケミスで500P強でしたが、前半の掴みから
物語をどんどん築きあげていく力量は「さすが」世界的に売れている作家と思います。ところが、後半で失速して読み飛ばしました。この作家のページの長さは、映画的描写を書きすぎることと思いました。小説が映画的、映画になることを前提に無駄に長く書いている、そんな印象を受けました。「マザー」という巨大人物を後半でさらに書き込むことが忘れられています。
「マルコ」とある少女との交感が物語の重要テーマですが、それは確かに書かれています。
原作には多少あったアフリカへの視点、アサドの出自を解く謎、彼の「ラクダ」噺も、あっさり切られ、「マーク」が突然老けたことも実に悲しいことです。配役転換とともに。
もう、原作を読み、映画を見ることはないと思います。
さようなら。

どこの国でも起こり得る開発援助金をめぐる政府高官の腐敗

投稿日

2022/03/28

レビュアー

hinakksk

 このシリーズはとても好きで新作が届くのを楽しみにしていました。熱血過ぎるあまり問題多々で閑職に追いやられた刑事カールを中心に、少数精鋭で、まるで家族のようなチームワークの良さが魅力の、闇に葬られた卑劣な重大犯罪を緻密に再捜査していく重厚なミステリードラマだったはず。それなのに、他の方々も指摘されているように、キャストは総入れ替え、監督や脚本家までも変わってしまって、このシリーズの良さが消えてしまった気がする。しかも、新しい配役はさほど魅力的とも思えない。

 地道な捜査によって今回明らかになるのは、アフリカでの巨額の開発援助金をめぐる政府高官による汚職とその卑劣な隠蔽工作。列車で不法入国しようとしてデンマーク国境で逮捕されたロマの少年マルコが、4年前に失踪し行方不明になっているヴィルヤム・スタークのパスポートを所持していたことが、事件捜査の発端となる。

 スタークは開発援助に関わっていた元外務省役人で、水泳のコーチをしていた少女へのレイプ容疑と小児性愛者の嫌疑を受けたまま、4年前に失踪していたのだ。捜査を進めていくと、この事件の背後にアフリカでの開発援助金をめぐる不正があると分かってくる。マルコとスタークとの関係(例えば、マルコがスタークの娘にスタークが持っていたネックレスを渡す経緯)、アフリカでの建設を請け負っていた企業経営者と外務省高官とのつながり等が、もうひとつ明確に描かれていないので、何だかスッキリしない。
 
 事件の核心が明らかになるにつれて、主犯の人物は自分の犯罪を立証する可能性のある人々を次々と抹殺していくのだが、そこまではとても丁寧に、終盤は畳みかけるように描かれているのに、肝心な主犯の高官の特定や逮捕の場面はあっさりし過ぎていて、少々物足りなく感じる。素材の重厚さを脚本や演出が活かしきれていないのではないだろうか。

変貌した「Q」の面々

投稿日

2022/04/20

レビュアー

kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

監督:マーチン・サントフリート(2021年・デンマーク・125分・カラー)
原作:ユッシ・エーズラ・オールスン「特捜部Qシリーズ」

デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの「特捜部Qシリーズ」の映画化作品。
1作目の「檻の中の女」ですっかりハマり、以来カール、アサド、ローセの特捜部Qのメンバーのファンになり応援して来た。
まさにデンマーク版コールドケースを扱うミステリーであり、事件の特異さプラス映像美、「Q」のメンバーのチームワークを見守る気持ちだった。
しかし、5作目(本作)にして突然のキャストの総入れ替え。しかも脚本家までが替わった。(前4作は、すべてニコライ・アーセル)
カール(ウルリク・トムセン)は何だかオジイサンの印象だし、アサド(ザキ・ユーセフ)は心の成分に変化があったみたいにイメージが変わってしまった。ローセ(ソフィ・トルプ)は前キャストに比べてとても逞しい女性になった。
さて、愚痴ばかり言っても仕方がないので・・・

―知りすぎたマルコ― このタイトルから「マルコとは何者?」「知りすぎた事とは?」という二つの疑問が浮かび上がる。
冒頭、カールが追っていた容疑者に目の前で飛び降り自殺され、6週間の休職を命じられるが、時間を持て余した彼は自主的に(強引に)2週間で復帰した。
そんなカールにアサドが手渡したのが今回の事件のファイルで、
1.密入国で補導された少年(この時点では名前は分からないが、これがマルコ)が、4年前に失踪したスタークという男のパスポートを持っていた。
2.当時、スタークは外務省職員でアフリカ支援プロジェクトの会計検査をしていたが、スタークにレイプされたという少女が現れ、彼は小児性愛者であると疑われた後、失踪してしまった。
この1と2の事件の融合が本作のテーマだが、マルコがこの失踪事件の謎を解く秘密を知っていること、4年前、スタークの事件について2週間足らずの捜査で早々に打ち切りになってしまったことをカールは不審に思ったのだった。

事件そのものは、世界中どこでも見られる汚職事件で、ありきたりなミステリーに感じてしまった。しかし、マルコの抱える言うに言えないある“目撃”がずっと謎を引っ張り、カールの推理を刺激する。
失踪中のスタークの家族を訪問した際に、娘が描いた絵からヒントを得る辺りは、地味ながらカールの着眼の確かさを窺わせた。
私が本作で一番気になったのが、終盤でカールが人質になった時のアサドの行動だった。あのカールでさえ「アサド、おまえイカレテルぞ。」と言ったあのシーン。このシーンが私にアサドの内面の変化(以前のアサドとの違い)を感じさせたのだ。
今回の主要キャスト3人の交代は非常に不満ではあるけれど、今後に控える「アサドの祈り」にも繋がって行くような気がしている。(原作未読)

1〜 5件 / 全11件