37セカンズ / 佳山明
全体の平均評価点: (5点満点)
(7)
37セカンズ
/HIKARI
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「37セカンズ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
誕生時に37秒息をしていなかったことで、身体に障害を抱えてしまったユマ。漫画家のゴーストライターをしていたが、女性編集長に「人生経験がない作家に、いい作品は描けない」と一蹴。その瞬間、ユマの中で秘めた何かが動き始めて……。 JAN:4988013815384
「37セカンズ」 の作品情報
「37セカンズ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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37セカンズ DVDの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
115分 |
|
日:未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
PCBE12514 |
2021年12月15日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
36枚
|
2人
|
0人
|
37セカンズ DVDの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
115分 |
|
日:未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
PCBE12514 |
2021年12月15日
|
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1位登録者: |
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ユーザーレビュー:7件
ポジティビティに、どんどん前に進む女性ユマ
(2019年制作・ 日本・アメリカ)監督はHIKARI
(HIKARI監督は、ロサンゼルスを拠点にしている女性監督で、本作は、サンダンス映画祭と
NHKが主宰する脚本ワークショップで日本代表作品に選ばれた。日米合作となっているのはそのため。)
主人公は脳性麻痺で車いす生活を送る23歳の貴田ユマ(佳山明)。
彼女は出生時に「37秒間呼吸ができなかった」ために、手足に不自由が残る身体になった。
(「37秒」のもう一つの意義はラストに明かされる。)
ユマは、親友の漫画家のアシスタントをしていた。アシスタントと言えば聞こえはいいが、実際はゴーストライターだ。その存在も秘密にされていて、ユマは悔しい思いから、
独り立ちした漫画家に成りたいと望む。
一方、家では過剰に心配性な母親によって、身の回りのことを全て取り仕切られていた。
23歳ともなれば、秘密もあり、自由に行動したいとも考える。
さて、漫画原稿をアダルト漫画専門誌に持ち込んだユマは女性編集長から
「実体験がないと良い作品は描けない」と言われてしまう。
(いやいや、ちょ待てよ!むしろ想像や妄想の方が、激しくイヤらしかったりする訳で、
ネットを使いこなすユマちゃんにはザクザク情報が入るんですけど)
ま、それでも素直なユマちゃんは、何とかして大人の「体験」を体で味わうべく、
奮闘する有り様をユーモラスに描かれる前半であります。
障害者の性を扱うというと、何やらセンセーショナルに聞こえてしまうけど、
それはあくまでもユマの成長の一つの過程でしかない。
障がいの有無にかかわらず、閉塞状況にある一人の女の子の悩みと冒険がリアルに描き込まれている。
暗くならないよう(つまりポジティビティに)描きたかった監督の意向か、ポップでカラフルな映像や、
漫画が動き出す画面など、役者陣の上手さと相まって、魅力的な画面になっている。
固定観念は無用!
予測できない展開はヘタなサスペンスよりドキドキしましたよ。
後半も、彼女の人生の原点に向けて、海外にまで飛び立ちます。
得られたものは非常に大きかったようです。「37秒」の受け止め方に感動しました。
新たな一歩を踏み出すユマと母の姿を描いたラストシーンが心に残りました。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
37秒の意味
監督・脚本:HIKARI(2019年・日本/米・115分)
本作を観てからもう10日以上も経ったのですが、レビューを書けずにいます。
内容が難しいとか、テーマが重たいからではありません。
自分の体験や思いが重なって、言いたいことが次々に溢れ出て来るからです。
気にはなるけれど鑑賞を躊躇っている方に、私なりに本作のご紹介をしてみたいと思います。
とは言っても、上手くまとめられそうもないので、思いつくまま、感じたままを綴ってみます。
―作品について―
私の下手な説明よりも「公式ホームページhttp://37seconds.jp/」をご覧になって下さい。
ジャケット写真を見ると、主人公の顔に被せてびっしりと書かれているのは、ベルリン国際映画祭はじめ、本作の受賞歴です。
賞を受賞していてもいなくても、普段の私はこだわりませんが、世界的に共感を得られたという部分は貴重だと思いました。
ヒロインを演じる佳山明(かやまめい)さんは、出産時の無呼吸で脳性麻痺となった方です。
健常者が障害者の役を演じることに疑問を持った監督は、オーディションによって100人の候補の中から佳山さんを選びました。
―あらすじ―
貴田ユマ(佳山明)23歳は、生まれた時に37秒間呼吸が止まっていたことが原因で脳性麻痺となり、手足が自由に動きません。
現在は親友の漫画家・SAYAKA(萩原みのり)のアシスタントとして働いていますが、実際に漫画を描いているのはユマです。つまり、ゴーストライターで、ユマが表舞台に出ることはありません。
ユマの母・恭子(神野三鈴/かんのみすず)は、夫と離婚し一人でユマを育てました。
ユマが成長した今も、彼女が独り立ちしたいと思う気持ちに気付かず、過保護、あるいは過干渉に世話を続けています。
ユマは自立の第一歩として、自作の漫画を出版社に持ち込みますが、編集長の藤本(板谷由夏)に「絵は上手いけど、セックス経験がない貴女の作品はリアルじゃない」と言われます。
さっそく初体験に向けて動き出すユマ。悲壮感はなく、明るく前向きです。
母の恭子には内緒で夜の街へ行き、これまでとは違った体験をし、様々な人たちと知り合います。
ユマに大きな変化をもたらしてくれたのは、風俗嬢の舞(渡辺真起子)だと思います。「障害があろうがなかろうが貴女次第」という彼女の台詞には、強いメッセージを感じました。この言葉がユマに力を与えたと思います。
次に舞の常連さんというクマ(熊篠 慶彦)さんは、実際に四肢の痙性麻痺(けいせいまひ)を持つ方で、やはり出生時の脳性麻痺が原因だそうです。車椅子を必要とする人ですが、とても陽気で、ユマに影響を与えた一人に違いありません。
そして、いつもクマさんや舞と一緒に登場する俊哉(大東俊介)は、ホームヘルパー。
車椅子ごと運んでくれるドライバーでもあります。
*コメント欄に続きます。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
すべては自分次第
投稿日:2022/06/13
レビュアー:ポッシュ
これは面白い!
脳性麻痺の主人公とか障害者の性とか、もろもろの情報でハードル上げないほうが良いですよ。
エンタメとしてすごく面白く出来てるので。
まぁ、序盤はヒロインのユマちゃんの紹介的なシークエンスが多く、お母さんに介助されながらの
入浴シーンなんかドキュメンタリーみたいでちょっと居心地悪かったりするのですが。
人気漫画家として成功している友達の、ゴーストライターをやってるユマ。
漫画家として独り立ちしたいけど、同じジャンルだと身バレして友達に迷惑かけちゃう・・・
という新垣隆氏状態。そこで、アダルト漫画なら行けんじゃね?ってなるのが面白すぎる。
エッチなシーン描くには体験しないと!って出版社の人に言われて、初体験を求めて
右往左往する前半部がちょっとコメディ調。出てくる夜の街の住人たちの底抜けの明るさが心地良い。
デリヘルの兄ちゃんなんてすごく優しくて、対人サービス業の鏡って感じで良かったなぁ。
「俺が初めての人でゴメンネ」なんて言って、「かわいいね、かわいいね」ってさー。
アタシも言われたいよー。(おいおい)
実際のデリヘル嬢は、ヘビーユーザーの知人に言わせると「やる気ない奴ばっか、サービス業としてダメ」
らしいのですが。ホントかね。
過干渉な親に自立を阻まれてきた女の子がブレイクスルーを果たす物語ですね。
バリバラ的な優等生感はあるけど、自分はそういう方がストレスなく観られるかな。
スリリングかつ爽やかなビルドゥングスロマンとして非常に楽しめました。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
車椅子で生活する若い女性の、自分探しと自己発見の旅
投稿日:2021/12/16
レビュアー:アーモンド
一歩踏み出すこと、動き出すことで、世界が変わる瞬間をHHKARI監督は、映画に刻みつけました。
ベルリン映画祭史上初の二冠(観客賞及び国際アートシアター連盟賞)を受賞した作品。
2020年。監督・脚本はHIKARI
HIKARI監督は19歳で渡米して、2つの大学で舞台や映画を学び、
女優やダンサーの経験もあるショービズ界で生きてきた40代の女性です。
貴田ユマ23歳・脳性麻痺の女性です。
親友のSAYAKAは漫画家。
SAYAKAのゴーストライターとして安い賃金で利用されている。
そんな日陰の暮らしから抜け出そうとアダルトコミック誌に作品を持ち込みます。
編集長の藤本(板谷由夏)はあけすけでサバサバした女性で、
「男性体験はあるの?性描写にリアリティがないのね!」と指摘されたユマは、
性サービスをしてくれる男性を紹介してもらって、安いラブホで初体験を試みるものの・・・・
(でも風俗の男性って意外と思いやり・・・あるのね・・・)
大人のオモチャを買いに行ったり・・・
前半のユマちゃんの性(セックス)を経験するための七転八倒。
哀しくて可笑しくて、もしかしてこの映画、障害者のセックスを売り物にする怪しい映画なのかと、
ちょっぴり不安になりました。
ユマを演じるのは同じ脳性麻痺の佳山明(かやま・めい)さん。
障害を持つ女性100名の中からオーディションで、選ばれた社会福祉士の資格を持つ女性です。
生まれつきの脳性麻痺の女性で、彼女の声のか細さと純真さに審査員全員が心をわしづかみにされ
たそうです。
HIKARI監督も明(めい)ちゃんと出会い、ユマを交通事故で脊椎損傷から、
脳性麻痺で障害が残った設定に書き換えた程です。
全裸のシーンやエッチなシーン。
観てる私は辛くて切なくて胸が張り裂けそうでした。
佳山明ちゃんがこの映画の人身御供(ひとみごくう)にされたら?
(もしも、彼女の人生に傷を残すことがあったら、私は許せません)
でもこの映画の後半への布石として、明ちゃんのヌードシーンは必要でした。
哀しくて辛いけど、必要だった!!それは確かです!!
どんなに勇気と覚悟を持って演じたのでしょう。
溢れた涙と共に大喝采を贈ります。
(愛らしい声でゆっくり舌足らず話す彼女は本当に可愛い女性です)
ユマにとって漫画作家は、健常者と対等に闘えるフィールド。
(足も手も自由に動かせないけど、漫画は、想像力の翼は無限だから・・・)
前半は母親の束縛と過保護を中心に描かれます。
ユマを利用する漫画家でYouTuberのSAYAKA。
キラキラしたメイドカフェ風メイクのアイドル並みのルックスを持つ女の子。
(親友なのにユマを利用してる。安い賃金で働かせて搾取している)
過保護のあまりにユマを縛り付ける母親恭子(神野美鈴)
…………………母親の取り越し苦労や心配のし過ぎ、痛いほど分かります…………
ラブホで障害者のクマ(熊崎慶彦)を常連に持つ
障害者のサービスを行うデルヘリ嬢の舞(渡辺真紀子)と知り合うユマ。
舞はキップのいい女性で、ユマを新しい世界・自由へと誘ってくれます。
そしてチカラになってくれるホームヘルパーの俊哉(大東駿介)
…………舞と俊哉はごく当たり前のさりげなさでユマをサポートします………
そしてユマが母親と遂に衝突して家出。
後半はガラリと作風が変わって、タイ国へ渡る急展開をします。
ここからが最高に素晴らしいです。
なぜタイへ行くのか?
そこに何が待っているのか?
ここでは触れません。
この後半の、チカラ強さと解放感がともかく最高!
視界が一気に開けるのです。
健常者と同じフィールドに立つ。
ユマがその権利を手にした爽快な、そしてちょっぴりユーモラスなラスト。
前半の怪しげな展開に負けないで、どうか最後まで映画を見届けて下さい。
ともかく秀作。大感動が待っています。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
意外に爽やかな映画。主演の佳山明さんに拍手を贈りたい。
暗くなりそうな内容なのに、意外に爽やかな映画でした。
主演の佳山明さんに拍手を贈りたい。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
ポジティビティに、どんどん前に進む女性ユマ
投稿日
2021/12/19
レビュアー
くまげらの森
(2019年制作・ 日本・アメリカ)監督はHIKARI
(HIKARI監督は、ロサンゼルスを拠点にしている女性監督で、本作は、サンダンス映画祭と
NHKが主宰する脚本ワークショップで日本代表作品に選ばれた。日米合作となっているのはそのため。)
主人公は脳性麻痺で車いす生活を送る23歳の貴田ユマ(佳山明)。
彼女は出生時に「37秒間呼吸ができなかった」ために、手足に不自由が残る身体になった。
(「37秒」のもう一つの意義はラストに明かされる。)
ユマは、親友の漫画家のアシスタントをしていた。アシスタントと言えば聞こえはいいが、実際はゴーストライターだ。その存在も秘密にされていて、ユマは悔しい思いから、
独り立ちした漫画家に成りたいと望む。
一方、家では過剰に心配性な母親によって、身の回りのことを全て取り仕切られていた。
23歳ともなれば、秘密もあり、自由に行動したいとも考える。
さて、漫画原稿をアダルト漫画専門誌に持ち込んだユマは女性編集長から
「実体験がないと良い作品は描けない」と言われてしまう。
(いやいや、ちょ待てよ!むしろ想像や妄想の方が、激しくイヤらしかったりする訳で、
ネットを使いこなすユマちゃんにはザクザク情報が入るんですけど)
ま、それでも素直なユマちゃんは、何とかして大人の「体験」を体で味わうべく、
奮闘する有り様をユーモラスに描かれる前半であります。
障害者の性を扱うというと、何やらセンセーショナルに聞こえてしまうけど、
それはあくまでもユマの成長の一つの過程でしかない。
障がいの有無にかかわらず、閉塞状況にある一人の女の子の悩みと冒険がリアルに描き込まれている。
暗くならないよう(つまりポジティビティに)描きたかった監督の意向か、ポップでカラフルな映像や、
漫画が動き出す画面など、役者陣の上手さと相まって、魅力的な画面になっている。
固定観念は無用!
予測できない展開はヘタなサスペンスよりドキドキしましたよ。
後半も、彼女の人生の原点に向けて、海外にまで飛び立ちます。
得られたものは非常に大きかったようです。「37秒」の受け止め方に感動しました。
新たな一歩を踏み出すユマと母の姿を描いたラストシーンが心に残りました。
37秒の意味
投稿日
2022/01/15
レビュアー
kazupon
監督・脚本:HIKARI(2019年・日本/米・115分)
本作を観てからもう10日以上も経ったのですが、レビューを書けずにいます。
内容が難しいとか、テーマが重たいからではありません。
自分の体験や思いが重なって、言いたいことが次々に溢れ出て来るからです。
気にはなるけれど鑑賞を躊躇っている方に、私なりに本作のご紹介をしてみたいと思います。
とは言っても、上手くまとめられそうもないので、思いつくまま、感じたままを綴ってみます。
―作品について―
私の下手な説明よりも「公式ホームページhttp://37seconds.jp/」をご覧になって下さい。
ジャケット写真を見ると、主人公の顔に被せてびっしりと書かれているのは、ベルリン国際映画祭はじめ、本作の受賞歴です。
賞を受賞していてもいなくても、普段の私はこだわりませんが、世界的に共感を得られたという部分は貴重だと思いました。
ヒロインを演じる佳山明(かやまめい)さんは、出産時の無呼吸で脳性麻痺となった方です。
健常者が障害者の役を演じることに疑問を持った監督は、オーディションによって100人の候補の中から佳山さんを選びました。
―あらすじ―
貴田ユマ(佳山明)23歳は、生まれた時に37秒間呼吸が止まっていたことが原因で脳性麻痺となり、手足が自由に動きません。
現在は親友の漫画家・SAYAKA(萩原みのり)のアシスタントとして働いていますが、実際に漫画を描いているのはユマです。つまり、ゴーストライターで、ユマが表舞台に出ることはありません。
ユマの母・恭子(神野三鈴/かんのみすず)は、夫と離婚し一人でユマを育てました。
ユマが成長した今も、彼女が独り立ちしたいと思う気持ちに気付かず、過保護、あるいは過干渉に世話を続けています。
ユマは自立の第一歩として、自作の漫画を出版社に持ち込みますが、編集長の藤本(板谷由夏)に「絵は上手いけど、セックス経験がない貴女の作品はリアルじゃない」と言われます。
さっそく初体験に向けて動き出すユマ。悲壮感はなく、明るく前向きです。
母の恭子には内緒で夜の街へ行き、これまでとは違った体験をし、様々な人たちと知り合います。
ユマに大きな変化をもたらしてくれたのは、風俗嬢の舞(渡辺真起子)だと思います。「障害があろうがなかろうが貴女次第」という彼女の台詞には、強いメッセージを感じました。この言葉がユマに力を与えたと思います。
次に舞の常連さんというクマ(熊篠 慶彦)さんは、実際に四肢の痙性麻痺(けいせいまひ)を持つ方で、やはり出生時の脳性麻痺が原因だそうです。車椅子を必要とする人ですが、とても陽気で、ユマに影響を与えた一人に違いありません。
そして、いつもクマさんや舞と一緒に登場する俊哉(大東俊介)は、ホームヘルパー。
車椅子ごと運んでくれるドライバーでもあります。
*コメント欄に続きます。
すべては自分次第
投稿日
2022/06/13
レビュアー
ポッシュ
これは面白い!
脳性麻痺の主人公とか障害者の性とか、もろもろの情報でハードル上げないほうが良いですよ。
エンタメとしてすごく面白く出来てるので。
まぁ、序盤はヒロインのユマちゃんの紹介的なシークエンスが多く、お母さんに介助されながらの
入浴シーンなんかドキュメンタリーみたいでちょっと居心地悪かったりするのですが。
人気漫画家として成功している友達の、ゴーストライターをやってるユマ。
漫画家として独り立ちしたいけど、同じジャンルだと身バレして友達に迷惑かけちゃう・・・
という新垣隆氏状態。そこで、アダルト漫画なら行けんじゃね?ってなるのが面白すぎる。
エッチなシーン描くには体験しないと!って出版社の人に言われて、初体験を求めて
右往左往する前半部がちょっとコメディ調。出てくる夜の街の住人たちの底抜けの明るさが心地良い。
デリヘルの兄ちゃんなんてすごく優しくて、対人サービス業の鏡って感じで良かったなぁ。
「俺が初めての人でゴメンネ」なんて言って、「かわいいね、かわいいね」ってさー。
アタシも言われたいよー。(おいおい)
実際のデリヘル嬢は、ヘビーユーザーの知人に言わせると「やる気ない奴ばっか、サービス業としてダメ」
らしいのですが。ホントかね。
過干渉な親に自立を阻まれてきた女の子がブレイクスルーを果たす物語ですね。
バリバラ的な優等生感はあるけど、自分はそういう方がストレスなく観られるかな。
スリリングかつ爽やかなビルドゥングスロマンとして非常に楽しめました。
車椅子で生活する若い女性の、自分探しと自己発見の旅
投稿日
2021/12/16
レビュアー
アーモンド
一歩踏み出すこと、動き出すことで、世界が変わる瞬間をHHKARI監督は、映画に刻みつけました。
ベルリン映画祭史上初の二冠(観客賞及び国際アートシアター連盟賞)を受賞した作品。
2020年。監督・脚本はHIKARI
HIKARI監督は19歳で渡米して、2つの大学で舞台や映画を学び、
女優やダンサーの経験もあるショービズ界で生きてきた40代の女性です。
貴田ユマ23歳・脳性麻痺の女性です。
親友のSAYAKAは漫画家。
SAYAKAのゴーストライターとして安い賃金で利用されている。
そんな日陰の暮らしから抜け出そうとアダルトコミック誌に作品を持ち込みます。
編集長の藤本(板谷由夏)はあけすけでサバサバした女性で、
「男性体験はあるの?性描写にリアリティがないのね!」と指摘されたユマは、
性サービスをしてくれる男性を紹介してもらって、安いラブホで初体験を試みるものの・・・・
(でも風俗の男性って意外と思いやり・・・あるのね・・・)
大人のオモチャを買いに行ったり・・・
前半のユマちゃんの性(セックス)を経験するための七転八倒。
哀しくて可笑しくて、もしかしてこの映画、障害者のセックスを売り物にする怪しい映画なのかと、
ちょっぴり不安になりました。
ユマを演じるのは同じ脳性麻痺の佳山明(かやま・めい)さん。
障害を持つ女性100名の中からオーディションで、選ばれた社会福祉士の資格を持つ女性です。
生まれつきの脳性麻痺の女性で、彼女の声のか細さと純真さに審査員全員が心をわしづかみにされ
たそうです。
HIKARI監督も明(めい)ちゃんと出会い、ユマを交通事故で脊椎損傷から、
脳性麻痺で障害が残った設定に書き換えた程です。
全裸のシーンやエッチなシーン。
観てる私は辛くて切なくて胸が張り裂けそうでした。
佳山明ちゃんがこの映画の人身御供(ひとみごくう)にされたら?
(もしも、彼女の人生に傷を残すことがあったら、私は許せません)
でもこの映画の後半への布石として、明ちゃんのヌードシーンは必要でした。
哀しくて辛いけど、必要だった!!それは確かです!!
どんなに勇気と覚悟を持って演じたのでしょう。
溢れた涙と共に大喝采を贈ります。
(愛らしい声でゆっくり舌足らず話す彼女は本当に可愛い女性です)
ユマにとって漫画作家は、健常者と対等に闘えるフィールド。
(足も手も自由に動かせないけど、漫画は、想像力の翼は無限だから・・・)
前半は母親の束縛と過保護を中心に描かれます。
ユマを利用する漫画家でYouTuberのSAYAKA。
キラキラしたメイドカフェ風メイクのアイドル並みのルックスを持つ女の子。
(親友なのにユマを利用してる。安い賃金で働かせて搾取している)
過保護のあまりにユマを縛り付ける母親恭子(神野美鈴)
…………………母親の取り越し苦労や心配のし過ぎ、痛いほど分かります…………
ラブホで障害者のクマ(熊崎慶彦)を常連に持つ
障害者のサービスを行うデルヘリ嬢の舞(渡辺真紀子)と知り合うユマ。
舞はキップのいい女性で、ユマを新しい世界・自由へと誘ってくれます。
そしてチカラになってくれるホームヘルパーの俊哉(大東駿介)
…………舞と俊哉はごく当たり前のさりげなさでユマをサポートします………
そしてユマが母親と遂に衝突して家出。
後半はガラリと作風が変わって、タイ国へ渡る急展開をします。
ここからが最高に素晴らしいです。
なぜタイへ行くのか?
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ここでは触れません。
この後半の、チカラ強さと解放感がともかく最高!
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健常者と同じフィールドに立つ。
ユマがその権利を手にした爽快な、そしてちょっぴりユーモラスなラスト。
前半の怪しげな展開に負けないで、どうか最後まで映画を見届けて下さい。
ともかく秀作。大感動が待っています。
意外に爽やかな映画。主演の佳山明さんに拍手を贈りたい。
投稿日
2022/01/08
レビュアー
ホラーは観ないKEN
暗くなりそうな内容なのに、意外に爽やかな映画でした。
主演の佳山明さんに拍手を贈りたい。
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37セカンズ