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「シックス・センス」「スプリット」のM・ナイト・シャマラン監督が美しいビーチを舞台に放つミステリアス・スリラー。フランスのバンドデシネを原作に、異常な速さで時間が過ぎていく不思議なビーチに足を踏み入れてしまった数組の家族を待ち受ける数々の謎と戦慄の恐怖を描く。出演はガエル・ガルシア・ベルナル、ヴィッキー・クリープス、アレックス・ウルフ、トーマシン・マッケンジー。リゾート地へバカンスにやって来たカッパ一家。ホテルのマネージャーに勧められ、もう一組の家族と一緒に美しい秘密のビーチへとやって来る。静かなビーチで思い思いに楽しいひと時を過ごすはずだったカッパ一家に、やがて予想だにしなかった不可解な出来事が次々と襲い掛かってくるのだったが…。 JAN:4550510003412
製作年: |
2021年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
OLD |
監督: |
M.ナイト・シャマラン |
---|---|
製作: |
アシュウィン・ラジャン 、 マーク・ビエンストック |
製作総指揮: |
スティーヴン・シュナイダー |
出演: |
ガエル・ガルシア・ベルナル 、 ヴィッキー・クリープス 、 アレックス・ウルフ 、 トーマシン・マッケンジー 、 ルーファス・シーウェル 、 ニキ・アムカ=バード 、 アビー・リー 、 アーロン・ピエール 、 キャスリーン・チャルファント 、 アレックス・ウルフ |
原作: |
ピエール=オスカル・レヴィ 、 フレデリック・ペータース |
---|---|
音楽: |
トレヴァー・ガレキス |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日・英 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR8700 | 2022年02月02日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
263枚 | 43人 | 38人 |
収録時間:
108分
字幕:
日・英
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング:
記番:
GNBR8700
レンタル開始日:
2022年02月02日
在庫枚数
263枚
1位登録者:
43人
2位登録者:
38人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNXR1381 | 2022年02月02日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
87枚 | 123人 | 97人 |
収録時間:
108分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
GNXR1381
レンタル開始日:
2022年02月02日
在庫枚数
87枚
1位登録者:
123人
2位登録者:
97人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日・英 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR8700 | 2022年02月02日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
263枚 | 43人 | 38人 |
収録時間:
108分
字幕:
日・英
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング:
記番:
GNBR8700
レンタル開始日:
2022年02月02日
在庫枚数
263枚
1位登録者:
43人
2位登録者:
38人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNXR1381 | 2022年02月02日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
87枚 | 123人 | 97人 |
収録時間:
108分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
GNXR1381
レンタル開始日:
2022年02月02日
在庫枚数
87枚
1位登録者:
123人
2位登録者:
97人
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
M・ナイト・シャマラン監督が「サンド・キャッスル」(ピエール・オスカー著)を原作に映画化。
基本設定もプロットもほぼ同じ・・なのだが、
『1日で50歳も年をとってしまう不思議なビーチを訪れた家族やカップル』の混乱や
迷走をテーマにしておけば、(不思議なお話だね、強烈なファンタジーだった)ですむのに、
シャラマンが付け加えた後半の問題提起により、意外と現実的になり、つまらなくなるのであった。
********** ********** **********
とあるリゾート地にやってきた4人家族は、ホテルマンから特別に使用できる隠れたビーチを紹介され、他の観光客数人とそのビーチを訪れる。
(家族の一人にはそれぞれ、腫瘍やてんかん、血友病、醜形恐怖症などの持病があった)
しかし、彼らはそこで変死体を発見、また子どもたちが数時間で急激に成長していることから、このビーチにいると自分たちの体が通常の数十倍速く老けていくことに気づく。
特殊な磁場のせいかその場を抜け出そうとすれば気絶する。
どんどん歳をとる彼らに更なる異変が起き、何が起こっているかわからないまま、
ノンストップで逃げ場のない事態が展開する。
最後の生き残りとなったトレント(6歳でビーチにやってきた。50歳を過ぎた )と
マドックス(11歳から60歳近くになった)は、ホテルで友だちになったイドリブからの暗号の手紙を発見する。その内容は「僕のおじさんは珊瑚が嫌い」。
(つまり珊瑚の話をすると気色ばんだのであろう)
この暗号から珊瑚礁の間に脱出口があると考え、二人はビーチから脱出する事に成功した。
しかし、彼らは驚くべき事を知る。
(ネタバレとなっております。ご留意ください)
ホテルで配られていたウェルカムドリンク。
そのドリンクの中には、実は密かに各治験者向けの治験薬が入れられていた。
製薬会社の目的は、新薬の臨床試験を1日で行うこと。つまり普通だと時間がかかる治験を、
このビーチで短縮させていたのだった。
そして、彼らはそれぞれの持病に対する治験者であることも知らされずに、犠牲になって死んだ。
研究者たちは犠牲となった治験者に対して短い黙祷はするが、基本的にこの犠牲は
「多数を救うための尊い犠牲」だと考えている様子。
これは犯罪ではなかろうか?治験の申請にこの事実を正直に書いても認められないと思うのだがどうなのだろう。この映画のように、何も知らされず死を伴うような治験をされるようなことは現実にはないと信じたいが、あるいは近い事があるのだろうか。
多数の病人を救うため、という大義のもとに一人二人(いや多数の人骨があった)の犠牲がたった1分の黙祷で済まされて良いはずがない。恐ろしいことだ。
レビューの初めに書いたように、本作がタイムスリラーとするならば、映像もカメラワークも良いし、
複数の人間関係は病気を介してむしろ思いやってるように見える。
シャラマン・マジックに転がされているにせよ、ある種の面白さはある。
ちなみに似た設定の短編・星野之宣『セス・アイボリーの一日』も面白い。
しかし、製薬会社のエゴイズムを目にすると、とたんに絶望を感じる。
シャラマンは何を描きたかったのだろうか。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
監督:M・ナイト・シャマラン(2021年・米・108分・カラー)
原題:OLD
原作:フレデリック・ピータース『Sandcastle』
シャマラン監督作品の不穏な雰囲気が好きです。『シックス・センス』『ヴィレッジ』は大好きで、『アンブレイカブル』のシリーズ三部作は凝ったオハナシでした。
本作もシャマラン監督らしい、怪しく不思議な雰囲気に満ちていました。
さて、本作のビーチの謎も奇想天外。
ロケーション的には、鉱石の岩山に囲まれたシークレット感のある静かなビーチで、サンゴ礁もある美しいところです。
ところが、“そのビーチでは、一生が一日で終わる”というジャケ写のキャッチフレーズのとおり、時間が猛スピードで経過します。(30分が通常の1年)
朝には6歳だった少年が、あっという間に思春期を迎え、ビーチで少女と恋に落ち、夜には50歳のオッサンになっているのです。
子供は目に見えて顔つきや体型が大人のものになって行き、その段階に合ったキャストが数人で演じていました。
既に大人だった人たちは、見た目には変化がゆっくりでも、確実に老いに向かっています。目がかすんだり、耳が聞こえにくくなったり。
ホテルからの迎えは来ない。携帯も繋がらない。来た道を引き返そうにも、気が付くとビーチで気絶しています。
理由の分からない不安と、窮状を打破できない焦り、ビーチに閉じ込められている閉塞感と恐怖。そんな状況で何が恐ろしかったって、精神的ダメージを受けた人の妄想や異常な行動が一番の恐怖でした。
ラストには、考えもつかない理由と結末が待っていたのですが、ウェルカムドリンクで出迎えられた時からが、すでに伏線だったとは。
男の子たちがホテル客に「職業は?」なんて聞いて回っていたのもね…
ビーチの特性を利用したアイデアは「なるほど〜」と思ったけれど、所詮、人間のエゴですね。
地球上の多くの人を救うためには、「ほんの数人の犠牲など社会への貢献だ」と、彼らは考えているのですね。
ビーチを訪れた人たちは、その意思を確認も尊重もされること無く、駆け足で一生を終えます。奪われたのは彼らの命だけではないでしょう。特に、まだ子供だった者たちにとっては、これから経験すべきことも、振り返って懐かしむ思い出も、語るべき未来も奪われてしまったのです。
雰囲気は楽しめたけれど、観終わってから無性に腹立たしかったです。
このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています
観終わってからジャケットをよく見てみたら
ちゃんと物語の内容を暗示するように
わかりやすく一枚の画像で説明してるんですね。
単なるビーチでの一枚だと思ってました。
で、ストーリーはと言えば
ジャケットを観てなくとも
「オールド」というタイトルから
直感的に想像しうる内容が
ドンピシャで描かれています。
何年か前に
既に「どんでん返し」という呪縛から
抜け出している身としては
このひとつの設定で
どういう物語を描くんだろうと
それだけを楽しみに観ました。
観てデジャヴのように感じたのは
きっとボクが「ジョジョ〜」を読んでるからです。
その中でもこの映画の内容と同じ能力を使う
スタンド「ザ・グレイトフル・デッド」が登場するので
映画ではどういう展開
解決方法があるのか興味津々でした。
カット的に「オールド」というキーワードを隠すには
不十分の場面もありますが
見せないで見せないで
引っ張って引っ張って
という演出が効果を生み
最後まで楽しく観れました。
ガルシア君や
今後ブレイクしそうなトーマシンちゃんが出てますが
やはりシャマラン監督作品には
キャストのネームバリューは必要ありません。
そこは重要じゃなくて
「シャマラン作品」というだけで
どうしようもなく観たくなる何かがあります。
大作の監督とかじゃなく
これからも自らが脚本を書いた
奇想天外で不可解な物語を作り続けてほしいです。
物語や会話の流れが時折不可解なのは
あの状況下なんだから
ということで納得
そして楽しむのが一番です。
髪の毛や爪については
説明がありましたが
あれは制作費的な制約のせいでしょうか
白髪や
ハゲる人がいてもいいですよね
そしたらもっと時間経過もわかりやすかったのかな。
大人の経年状況についても説明ありましたが
あまりにも変化に乏しかったですね。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
お父さん役、ガエルくんだったのね。
やだ、全然わからなかった!
すっかりオジサンになっちゃって、ほんと誰だかわからなかった(;^_^A
謎の鉱石の影響で、このビーチはなんと30分が1年分。
だから24時間で50年たってしまう。
あっという間に5歳だった子は成長し
大人もどんどん年を取り命を失う。
一人また一人と。。。
彼らがここに呼び寄せられたのはきっと何かの実験なんだろうと
だいたい想像はつく。
案の定、そこには製薬会社の陰謀があったのだ。
まあ、そこそこ面白かったというところか。
ただ、大きなどんでん返しもなく
特に大きな驚きもなく終わる。
あっ!と言わせる展開は
もうシャマランに要求してはいけないのかな?
社会派スリラーを目指してみたのかな?
発想は面白いし、映画としても面白くないわけではない。
なのに、シャマラン監督にはいつも大きなものを求めてしまうので
どこか物足りなさを感じてしまうという今日この頃。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
エアロバイクをこぎなら観たので最後まで観られた。
ソファにゴロンとして観ていたら20分くらいで眠ったと思う。
ストーリーは摩訶不思議なお話。
岩に囲まれたビーチがあり、そこに入ると人はみな1日で50歳くらい歳をとる。子どもは半日もしないうちにオトナになるし、妊娠すると20分くらいで出産する。ビーチを出ようとすると皆気を失ってしまう。で、出られない。
ホテルのマネージャーの誘いにのってそのビーチに入ってしまった家族が4つ。各家族には病人がひとりづついて、ビーチに入ると数時間のうちに病気が急激に進行してだいたい死に至る。
どんどん歳をとるのに毛や爪が伸びないのだが、その説明がちょっとおかしかった。
6歳の子どもが数時間のうちにオトナになるとオトナらしいことをしゃべるようになり、中年になると中年らしいことを言うようになるのだが、そこもちょっとへんだった。脳は年齢とともに前頭葉が発達したりして自制心ができあがり、オトナになることはなる。が、知識や経験の積み重ねがないとちゃんとしたオトナにはならないだろう。
どんどん歳をとることがいかに悲しいことかを描きたかったのかもしれないが、なんだかイマイチ説得力がなかった。ラストにはちょっとした展開もあって、多少は娯楽性もあるのだが、ヤッター!とはならない。
シャマランの映画らしいと言えばらしい。
監督が自分だけ楽しんでるって感じ。
そういえば、シャマラン自身が役者になってちょっとした役をやっていたが、あとでそれがシャマランだとわかると殴ってやりたい気持ちがわいた。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
オールド
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:25件
投稿日
2022/02/08
レビュアー
くまげらの森※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
M・ナイト・シャマラン監督が「サンド・キャッスル」(ピエール・オスカー著)を原作に映画化。
基本設定もプロットもほぼ同じ・・なのだが、
『1日で50歳も年をとってしまう不思議なビーチを訪れた家族やカップル』の混乱や
迷走をテーマにしておけば、(不思議なお話だね、強烈なファンタジーだった)ですむのに、
シャラマンが付け加えた後半の問題提起により、意外と現実的になり、つまらなくなるのであった。
********** ********** **********
とあるリゾート地にやってきた4人家族は、ホテルマンから特別に使用できる隠れたビーチを紹介され、他の観光客数人とそのビーチを訪れる。
(家族の一人にはそれぞれ、腫瘍やてんかん、血友病、醜形恐怖症などの持病があった)
しかし、彼らはそこで変死体を発見、また子どもたちが数時間で急激に成長していることから、このビーチにいると自分たちの体が通常の数十倍速く老けていくことに気づく。
特殊な磁場のせいかその場を抜け出そうとすれば気絶する。
どんどん歳をとる彼らに更なる異変が起き、何が起こっているかわからないまま、
ノンストップで逃げ場のない事態が展開する。
最後の生き残りとなったトレント(6歳でビーチにやってきた。50歳を過ぎた )と
マドックス(11歳から60歳近くになった)は、ホテルで友だちになったイドリブからの暗号の手紙を発見する。その内容は「僕のおじさんは珊瑚が嫌い」。
(つまり珊瑚の話をすると気色ばんだのであろう)
この暗号から珊瑚礁の間に脱出口があると考え、二人はビーチから脱出する事に成功した。
しかし、彼らは驚くべき事を知る。
(ネタバレとなっております。ご留意ください)
ホテルで配られていたウェルカムドリンク。
そのドリンクの中には、実は密かに各治験者向けの治験薬が入れられていた。
製薬会社の目的は、新薬の臨床試験を1日で行うこと。つまり普通だと時間がかかる治験を、
このビーチで短縮させていたのだった。
そして、彼らはそれぞれの持病に対する治験者であることも知らされずに、犠牲になって死んだ。
研究者たちは犠牲となった治験者に対して短い黙祷はするが、基本的にこの犠牲は
「多数を救うための尊い犠牲」だと考えている様子。
これは犯罪ではなかろうか?治験の申請にこの事実を正直に書いても認められないと思うのだがどうなのだろう。この映画のように、何も知らされず死を伴うような治験をされるようなことは現実にはないと信じたいが、あるいは近い事があるのだろうか。
多数の病人を救うため、という大義のもとに一人二人(いや多数の人骨があった)の犠牲がたった1分の黙祷で済まされて良いはずがない。恐ろしいことだ。
レビューの初めに書いたように、本作がタイムスリラーとするならば、映像もカメラワークも良いし、
複数の人間関係は病気を介してむしろ思いやってるように見える。
シャラマン・マジックに転がされているにせよ、ある種の面白さはある。
ちなみに似た設定の短編・星野之宣『セス・アイボリーの一日』も面白い。
しかし、製薬会社のエゴイズムを目にすると、とたんに絶望を感じる。
シャラマンは何を描きたかったのだろうか。
投稿日
2022/05/09
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
監督:M・ナイト・シャマラン(2021年・米・108分・カラー)
原題:OLD
原作:フレデリック・ピータース『Sandcastle』
シャマラン監督作品の不穏な雰囲気が好きです。『シックス・センス』『ヴィレッジ』は大好きで、『アンブレイカブル』のシリーズ三部作は凝ったオハナシでした。
本作もシャマラン監督らしい、怪しく不思議な雰囲気に満ちていました。
さて、本作のビーチの謎も奇想天外。
ロケーション的には、鉱石の岩山に囲まれたシークレット感のある静かなビーチで、サンゴ礁もある美しいところです。
ところが、“そのビーチでは、一生が一日で終わる”というジャケ写のキャッチフレーズのとおり、時間が猛スピードで経過します。(30分が通常の1年)
朝には6歳だった少年が、あっという間に思春期を迎え、ビーチで少女と恋に落ち、夜には50歳のオッサンになっているのです。
子供は目に見えて顔つきや体型が大人のものになって行き、その段階に合ったキャストが数人で演じていました。
既に大人だった人たちは、見た目には変化がゆっくりでも、確実に老いに向かっています。目がかすんだり、耳が聞こえにくくなったり。
ホテルからの迎えは来ない。携帯も繋がらない。来た道を引き返そうにも、気が付くとビーチで気絶しています。
理由の分からない不安と、窮状を打破できない焦り、ビーチに閉じ込められている閉塞感と恐怖。そんな状況で何が恐ろしかったって、精神的ダメージを受けた人の妄想や異常な行動が一番の恐怖でした。
ラストには、考えもつかない理由と結末が待っていたのですが、ウェルカムドリンクで出迎えられた時からが、すでに伏線だったとは。
男の子たちがホテル客に「職業は?」なんて聞いて回っていたのもね…
ビーチの特性を利用したアイデアは「なるほど〜」と思ったけれど、所詮、人間のエゴですね。
地球上の多くの人を救うためには、「ほんの数人の犠牲など社会への貢献だ」と、彼らは考えているのですね。
ビーチを訪れた人たちは、その意思を確認も尊重もされること無く、駆け足で一生を終えます。奪われたのは彼らの命だけではないでしょう。特に、まだ子供だった者たちにとっては、これから経験すべきことも、振り返って懐かしむ思い出も、語るべき未来も奪われてしまったのです。
雰囲気は楽しめたけれど、観終わってから無性に腹立たしかったです。
投稿日
2022/02/19
レビュアー
ビンス観終わってからジャケットをよく見てみたら
ちゃんと物語の内容を暗示するように
わかりやすく一枚の画像で説明してるんですね。
単なるビーチでの一枚だと思ってました。
で、ストーリーはと言えば
ジャケットを観てなくとも
「オールド」というタイトルから
直感的に想像しうる内容が
ドンピシャで描かれています。
何年か前に
既に「どんでん返し」という呪縛から
抜け出している身としては
このひとつの設定で
どういう物語を描くんだろうと
それだけを楽しみに観ました。
観てデジャヴのように感じたのは
きっとボクが「ジョジョ〜」を読んでるからです。
その中でもこの映画の内容と同じ能力を使う
スタンド「ザ・グレイトフル・デッド」が登場するので
映画ではどういう展開
解決方法があるのか興味津々でした。
カット的に「オールド」というキーワードを隠すには
不十分の場面もありますが
見せないで見せないで
引っ張って引っ張って
という演出が効果を生み
最後まで楽しく観れました。
ガルシア君や
今後ブレイクしそうなトーマシンちゃんが出てますが
やはりシャマラン監督作品には
キャストのネームバリューは必要ありません。
そこは重要じゃなくて
「シャマラン作品」というだけで
どうしようもなく観たくなる何かがあります。
大作の監督とかじゃなく
これからも自らが脚本を書いた
奇想天外で不可解な物語を作り続けてほしいです。
物語や会話の流れが時折不可解なのは
あの状況下なんだから
ということで納得
そして楽しむのが一番です。
髪の毛や爪については
説明がありましたが
あれは制作費的な制約のせいでしょうか
白髪や
ハゲる人がいてもいいですよね
そしたらもっと時間経過もわかりやすかったのかな。
大人の経年状況についても説明ありましたが
あまりにも変化に乏しかったですね。
投稿日
2022/02/17
レビュアー
飛べない魔女お父さん役、ガエルくんだったのね。
やだ、全然わからなかった!
すっかりオジサンになっちゃって、ほんと誰だかわからなかった(;^_^A
謎の鉱石の影響で、このビーチはなんと30分が1年分。
だから24時間で50年たってしまう。
あっという間に5歳だった子は成長し
大人もどんどん年を取り命を失う。
一人また一人と。。。
彼らがここに呼び寄せられたのはきっと何かの実験なんだろうと
だいたい想像はつく。
案の定、そこには製薬会社の陰謀があったのだ。
まあ、そこそこ面白かったというところか。
ただ、大きなどんでん返しもなく
特に大きな驚きもなく終わる。
あっ!と言わせる展開は
もうシャマランに要求してはいけないのかな?
社会派スリラーを目指してみたのかな?
発想は面白いし、映画としても面白くないわけではない。
なのに、シャマラン監督にはいつも大きなものを求めてしまうので
どこか物足りなさを感じてしまうという今日この頃。
投稿日
2022/02/03
レビュアー
勇光エアロバイクをこぎなら観たので最後まで観られた。
ソファにゴロンとして観ていたら20分くらいで眠ったと思う。
ストーリーは摩訶不思議なお話。
岩に囲まれたビーチがあり、そこに入ると人はみな1日で50歳くらい歳をとる。子どもは半日もしないうちにオトナになるし、妊娠すると20分くらいで出産する。ビーチを出ようとすると皆気を失ってしまう。で、出られない。
ホテルのマネージャーの誘いにのってそのビーチに入ってしまった家族が4つ。各家族には病人がひとりづついて、ビーチに入ると数時間のうちに病気が急激に進行してだいたい死に至る。
どんどん歳をとるのに毛や爪が伸びないのだが、その説明がちょっとおかしかった。
6歳の子どもが数時間のうちにオトナになるとオトナらしいことをしゃべるようになり、中年になると中年らしいことを言うようになるのだが、そこもちょっとへんだった。脳は年齢とともに前頭葉が発達したりして自制心ができあがり、オトナになることはなる。が、知識や経験の積み重ねがないとちゃんとしたオトナにはならないだろう。
どんどん歳をとることがいかに悲しいことかを描きたかったのかもしれないが、なんだかイマイチ説得力がなかった。ラストにはちょっとした展開もあって、多少は娯楽性もあるのだが、ヤッター!とはならない。
シャマランの映画らしいと言えばらしい。
監督が自分だけ楽しんでるって感じ。
そういえば、シャマラン自身が役者になってちょっとした役をやっていたが、あとでそれがシャマランだとわかると殴ってやりたい気持ちがわいた。