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総理の夫 / 田中圭

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「総理の夫」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

人気作家・原田マハの同名小説を田中圭と中谷美紀の主演で映画化したコメディ・ドラマ。愛する妻が日本初の女性総理大臣になったことで日常が一変する夫の当惑と夫婦愛の行方をコミカルに描く。共演は貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、余貴美子、岸部一徳。監督は「俺物語!!」の河合勇人。一大企業グループ“ソウマグローバル”の御曹司・相馬日和は鳥類研究所に勤務する鳥オタク。愛する妻・凛子は少数野党の党首を務める政界注目の人物だったが、日和自身は政治とは無縁の日常を送っていた。ところがある日、凛子がいきなり日本初の女性総理に就任し、日和は心の準備もないままに、日本中が注目する総理の夫となってしまう。大好きな鳥の研究に没頭する平和な日常は激変し、不慣れな政治の世界に巻き込まれて心身ともに疲弊していく日和だったが…。 JAN:9999207506668

「総理の夫」 の作品情報

作品情報

製作年:

2021年

製作国:

日本

「総理の夫」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:13件

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支えあう夫婦愛の物語

投稿日:2022/04/02 レビュアー:oyoyo

「総理の夫」となった主人公・日和に降り掛かる珍騒動、大騒動。
エンタメとしては優
政治ものとしては詰めが甘いが、エンタメなので気にしないでおこう。

妊娠・出産・育休、重要ポストに居る女性なら、誰もが通る道?
その時、男に何が出来るのか?
面白おかしく描かれてはいるが、重大問題だ。
いや、重要ポストでなくても大変なのは想像できるね。

ただ、重要な時期に妊娠発覚。
これは意識が低いと言わざるを得ない。
当たり前だけど、避妊すれば妊娠は防げる。
100%ではないにしてもだ。
劇中では突然のハプニングとして扱われているが、
妊娠は「突然の思いもよらぬハプニング」としては起こらない。
やったからデキたのだ。
簡単に想像(予測)でき、対処できる事態だ。
これが本当の女性総理なら、「大事な時期に妊娠した事」自体が攻撃される種になるだろう。

選挙の公約が「増税」で、支持率が高いというのもリアリティが無い。
必要な増税もあるが、それで苦しむ立場の国民が必ずいるのだ。
(逆を言えば、減税で苦しむ国民もいるといえる。予算不足とかでだ。)

僕なんか、福祉の充実が不十分で苦しむ立場ではあるが、それでも増税は嫌だ。
どっちも嫌(笑)

でも、福祉に縁の遠い人なんかは
「増税」それだけで反対するだろう。
低所得者、年金生活者にとっては消費税が上がると死活問題の人もいるだろう。
そんな諸刃の剣の増税案が、こんなに支持される訳がない。

苦言も書いたが突っ込みどころをスルーできれば楽しいエンタメ作品。

80点

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

こんなお話にどんな意義があるのだろうか

投稿日:2022/03/25 レビュアー:くまげらの森

(2021年制作・河合勇人監督)
中谷美紀が総理で、その夫が田中圭、観なくてもわかるような話だと思う。
(デスカスには申し訳ないが、某配信サイトで無料だから観た。)

田中圭が金持ちの息子で、超豪邸に住んでいるとか、中谷が国会議員としてはまだ若造の42歳で、
しかも少数党から総理になり、しかも美貌で優雅と・・非常にリアリティはないのだが、
そこまでは許せる。
だが、本作は女性総理の「妊娠」を、まるで予期せぬ障害が現れたような、大きなリスクとして描く。
(切迫流産しそうなのに、仕事で頭がいっぱいで取り乱す中谷美紀)

だから女はダメだと、リーダーがそれじゃ話にならんと、国の舵取りは任せられん!
という流れになるのは、お話としても不愉快である。
この総理は、女性が安心して子育て出来る社会をと主張している。(それは当然なのだ)
(安心して子育てできないなら社会の方が間違っている)
お話の中と言え、社会福祉のために増税は必要であると演説されるのもどうかと思う。
(ん?そんな事があったような・・)

中谷美紀が総理を辞任すると記者会見する場に、田中圭が飛び込んできて田中が「演説」
する内容はとても良かった。それは良かったのだが、そこにたどりつくまで、ここまで
空虚な舞台装置はいらなかったんじゃないかな。

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政治コメディ。面白かった。ノー天気に楽しみました。

投稿日:2022/03/30 レビュアー:アーモンド

映画はとても良く出来ていて、妻が突然総理になって、 
振り回されて困惑する夫(田中圭)
が、実に頼りなくて笑ってしまう。

本当に面白い映画なのだが、
ただ見終わった後、絵空事だなぁ・・・あり得ないなぁ・・・と、悲しくなった。
それは私たちの国「日本国」が、抱える問題。
困難過ぎて、行き詰まっていて、希望がなくて・・・

女性総理・・・だろうと、
連立政権・・・だろうと、
政権交代したら・・・だろうと、
30歳の首相が誕生・・・しようとも、
日本国に「希望」や「未来」はあるのだろうか?
抱える難問は少しは軽くなるのか?
と、思ったからだ。

中谷美紀・・・エレガントで才媛・・・イメージは女性首相にドンピシャ
田中圭・・・・こんな浮世離れしたピュアな人いるかしらん?
………………………相馬財閥の御曹司・・・お金の苦労なんてした事ないよな!!

適度に政治用語・・解散とか総選挙とかを並べて、
岸辺一徳の黒幕「原久郎・・・腹黒!!」をスパイスに、
日和(田中圭)の女性スキャンダルとか混じえて、飽きる事なく、テンポ良く進む。

女性総理・相馬凛子(中谷美紀)に起こる想定外のピンチ。
ここは、ニュージーランドの首相・ジャシンダ・アンダーソンさんを見習えなかっただろうか!!
《ここがこの映画最大の欠点!!》

日本では女性総理が任期中に、妊娠して出産する事は、無理なのかしら?
副総理や内閣がいるじゃないか?

ただ日本の場合、女性首相になったら、
社会が変わる・・・とか、
社会が良くなる・・・とか、
まったく思えないのが、
実に悲しい。

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突然妻が総理になって、夫は辛いよという物語

投稿日:2022/03/27 レビュアー:hinakksk

 コメディタッチで浅く軽妙に描かれた政治エンタテインメント映画。日本初の女性総理を演じる中谷美紀の存在感は抜群ですが、あくまでも物語の焦点は思いもかけずいきなりファーストジェントルマンになってしまったその夫にあり、彼の当惑や成長を描いています。

 相馬日和は、ソウマグローバルという大企業の御曹司。気軽な次男という立場で、祖父から譲り受けた森の中に建つ大邸宅に住み、野鳥の観察を日課とする鳥類学者。ある日、携帯の電波も届かない場所での出張から帰ってくると、直進党の党首である妻凛子が内閣総理大臣に就任することが決まって、大騒動が起きている。日和にも専属の広報担当が付けられて、位置が特定できるスマホを持たされ職場への往復以外勝手な行動は厳禁。それからのおよそ1年間、それぞれの立場での艱難辛苦や婦唱夫随の夫婦の絆が、夫の視点からゆる〜く語られている。

 有能な妻、家長然とした母、広報担当でシングルマザーの富士宮あやか、職場の同僚伊藤るいといった女性陣に振り回され、浅はかにもハニートラップに引っかかって脅迫されるなど、最初は頼りなかった日和も、妻の命運を賭した選挙戦に協力したり、妊娠した妻の決断に最大限のエールを送ったりと、重責を担う総理の夫として成長していく。

 余貴美子や岸部一徳といった多彩で個性的なサブキャストもさすがの存在感を発揮していて、それなりに面白いドラマになっているのだが、チャレンジ精神に欠ける妥協した結末が最悪。夫のエールを受けて、凛子が決断を考え直すという展開の方がずっと自然なような気がする。これでは何のためにわざわざ女性総理を描いたのか、意味不明。こんな映画でさえ、キャリア女性の妊娠出産が否定的に捉えられていて、とてもとても残念。

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日本の女性総理誕生は まだコメディの世界

投稿日:2022/04/13 レビュアー:kazupon

監督:河合隼人(2021年・日本・121分・カラー)
原作:原田マハ『総理の夫 First Gentleman』

美しくて見るからに聡明そうな中谷美紀が、日本初の女性総理・相馬凛子を演じます。
こんな女性総理が各国を訪問したり、G7などの国際会議に出席したり、外国首脳と記念写真に納まったりしたら、どんなに見映えの良いことでしょう。(この発言、問題あり?)
そう言えば、彼女って以前にも総理大臣になったこと、ありませんでした?
気になって調べてみたら、私の勘違い。『恋するトップレディ(2002)』では、市長役でした。
総理の夫・ファーストジェントルマン、相馬日和を演じるのは田中圭。
癒し系ほのぼの系の彼は鳥類研究所勤務で、鳥のスケッチを描かせたらスゴク上手。おまけに実家がソウマグローバルという大企業。経済的には何の心配も無し…というか、お金さえあれば、殆どのことは解決しちゃうのだろうなあと、私などは羨ましい限り。
ところが、日本初の女性総理・相馬凛子の足を掬うのは「妊娠」でした。
これ、どなたかも指摘されていましたが、想定外とかハプニングとか言う方がオカシイです。原因があって結果があるわけですし。
せっかく女性総理が妊娠したのだから、自ら妊娠、出産、子育てを体験しながら、問題提起や解決のアイデアを出して欲しかったかも。

私、常々思うのですが、働く女性が感じる困難て会社や働く環境よりも家庭環境じゃないですかね?
私の働いていた会社は組合も強く、産前産後8週間の産休を勝ち取って、当時としては画期的で進んだ職場と言われていました。
しかし、いくら恵まれた勤務環境であっても、家に帰れば家事が普通に待っているし、周囲の大人が「いつまで働くのか?」とか「子供が寂しがって可哀想」とか「子育てが終わってから又働けば?」とか言って来るわけです。
保育園の数が増えたら勤務はしやすくなるけれど、家の中のことは解決されません。(家庭内改革が必要)

本作の主人公は、凛子じゃなくて日和なんですよね。苦労知らずのボンボンが、妻が総理になったことで日常が激変。ハニートラップまで掛けられて・・・
思えば、これは「夫」として「夫婦」としての成長物語なんですね。
相馬日和の母、ソウマグローバル会長の崇子(余貴美子)にも息子ふたりを育てた経験があり、密かに嫁の凛子の活躍に期待していたような気がします。
いつか日本の社会も成熟して、女性総理の大活躍物語がコメディじゃなく観られる日が来るといいですね。

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総理の夫

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支えあう夫婦愛の物語

投稿日

2022/04/02

レビュアー

oyoyo

「総理の夫」となった主人公・日和に降り掛かる珍騒動、大騒動。
エンタメとしては優
政治ものとしては詰めが甘いが、エンタメなので気にしないでおこう。

妊娠・出産・育休、重要ポストに居る女性なら、誰もが通る道?
その時、男に何が出来るのか?
面白おかしく描かれてはいるが、重大問題だ。
いや、重要ポストでなくても大変なのは想像できるね。

ただ、重要な時期に妊娠発覚。
これは意識が低いと言わざるを得ない。
当たり前だけど、避妊すれば妊娠は防げる。
100%ではないにしてもだ。
劇中では突然のハプニングとして扱われているが、
妊娠は「突然の思いもよらぬハプニング」としては起こらない。
やったからデキたのだ。
簡単に想像(予測)でき、対処できる事態だ。
これが本当の女性総理なら、「大事な時期に妊娠した事」自体が攻撃される種になるだろう。

選挙の公約が「増税」で、支持率が高いというのもリアリティが無い。
必要な増税もあるが、それで苦しむ立場の国民が必ずいるのだ。
(逆を言えば、減税で苦しむ国民もいるといえる。予算不足とかでだ。)

僕なんか、福祉の充実が不十分で苦しむ立場ではあるが、それでも増税は嫌だ。
どっちも嫌(笑)

でも、福祉に縁の遠い人なんかは
「増税」それだけで反対するだろう。
低所得者、年金生活者にとっては消費税が上がると死活問題の人もいるだろう。
そんな諸刃の剣の増税案が、こんなに支持される訳がない。

苦言も書いたが突っ込みどころをスルーできれば楽しいエンタメ作品。

80点

こんなお話にどんな意義があるのだろうか

投稿日

2022/03/25

レビュアー

くまげらの森

(2021年制作・河合勇人監督)
中谷美紀が総理で、その夫が田中圭、観なくてもわかるような話だと思う。
(デスカスには申し訳ないが、某配信サイトで無料だから観た。)

田中圭が金持ちの息子で、超豪邸に住んでいるとか、中谷が国会議員としてはまだ若造の42歳で、
しかも少数党から総理になり、しかも美貌で優雅と・・非常にリアリティはないのだが、
そこまでは許せる。
だが、本作は女性総理の「妊娠」を、まるで予期せぬ障害が現れたような、大きなリスクとして描く。
(切迫流産しそうなのに、仕事で頭がいっぱいで取り乱す中谷美紀)

だから女はダメだと、リーダーがそれじゃ話にならんと、国の舵取りは任せられん!
という流れになるのは、お話としても不愉快である。
この総理は、女性が安心して子育て出来る社会をと主張している。(それは当然なのだ)
(安心して子育てできないなら社会の方が間違っている)
お話の中と言え、社会福祉のために増税は必要であると演説されるのもどうかと思う。
(ん?そんな事があったような・・)

中谷美紀が総理を辞任すると記者会見する場に、田中圭が飛び込んできて田中が「演説」
する内容はとても良かった。それは良かったのだが、そこにたどりつくまで、ここまで
空虚な舞台装置はいらなかったんじゃないかな。

政治コメディ。面白かった。ノー天気に楽しみました。

投稿日

2022/03/30

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アーモンド

映画はとても良く出来ていて、妻が突然総理になって、 
振り回されて困惑する夫(田中圭)
が、実に頼りなくて笑ってしまう。

本当に面白い映画なのだが、
ただ見終わった後、絵空事だなぁ・・・あり得ないなぁ・・・と、悲しくなった。
それは私たちの国「日本国」が、抱える問題。
困難過ぎて、行き詰まっていて、希望がなくて・・・

女性総理・・・だろうと、
連立政権・・・だろうと、
政権交代したら・・・だろうと、
30歳の首相が誕生・・・しようとも、
日本国に「希望」や「未来」はあるのだろうか?
抱える難問は少しは軽くなるのか?
と、思ったからだ。

中谷美紀・・・エレガントで才媛・・・イメージは女性首相にドンピシャ
田中圭・・・・こんな浮世離れしたピュアな人いるかしらん?
………………………相馬財閥の御曹司・・・お金の苦労なんてした事ないよな!!

適度に政治用語・・解散とか総選挙とかを並べて、
岸辺一徳の黒幕「原久郎・・・腹黒!!」をスパイスに、
日和(田中圭)の女性スキャンダルとか混じえて、飽きる事なく、テンポ良く進む。

女性総理・相馬凛子(中谷美紀)に起こる想定外のピンチ。
ここは、ニュージーランドの首相・ジャシンダ・アンダーソンさんを見習えなかっただろうか!!
《ここがこの映画最大の欠点!!》

日本では女性総理が任期中に、妊娠して出産する事は、無理なのかしら?
副総理や内閣がいるじゃないか?

ただ日本の場合、女性首相になったら、
社会が変わる・・・とか、
社会が良くなる・・・とか、
まったく思えないのが、
実に悲しい。

突然妻が総理になって、夫は辛いよという物語

投稿日

2022/03/27

レビュアー

hinakksk

 コメディタッチで浅く軽妙に描かれた政治エンタテインメント映画。日本初の女性総理を演じる中谷美紀の存在感は抜群ですが、あくまでも物語の焦点は思いもかけずいきなりファーストジェントルマンになってしまったその夫にあり、彼の当惑や成長を描いています。

 相馬日和は、ソウマグローバルという大企業の御曹司。気軽な次男という立場で、祖父から譲り受けた森の中に建つ大邸宅に住み、野鳥の観察を日課とする鳥類学者。ある日、携帯の電波も届かない場所での出張から帰ってくると、直進党の党首である妻凛子が内閣総理大臣に就任することが決まって、大騒動が起きている。日和にも専属の広報担当が付けられて、位置が特定できるスマホを持たされ職場への往復以外勝手な行動は厳禁。それからのおよそ1年間、それぞれの立場での艱難辛苦や婦唱夫随の夫婦の絆が、夫の視点からゆる〜く語られている。

 有能な妻、家長然とした母、広報担当でシングルマザーの富士宮あやか、職場の同僚伊藤るいといった女性陣に振り回され、浅はかにもハニートラップに引っかかって脅迫されるなど、最初は頼りなかった日和も、妻の命運を賭した選挙戦に協力したり、妊娠した妻の決断に最大限のエールを送ったりと、重責を担う総理の夫として成長していく。

 余貴美子や岸部一徳といった多彩で個性的なサブキャストもさすがの存在感を発揮していて、それなりに面白いドラマになっているのだが、チャレンジ精神に欠ける妥協した結末が最悪。夫のエールを受けて、凛子が決断を考え直すという展開の方がずっと自然なような気がする。これでは何のためにわざわざ女性総理を描いたのか、意味不明。こんな映画でさえ、キャリア女性の妊娠出産が否定的に捉えられていて、とてもとても残念。

日本の女性総理誕生は まだコメディの世界

投稿日

2022/04/13

レビュアー

kazupon

監督:河合隼人(2021年・日本・121分・カラー)
原作:原田マハ『総理の夫 First Gentleman』

美しくて見るからに聡明そうな中谷美紀が、日本初の女性総理・相馬凛子を演じます。
こんな女性総理が各国を訪問したり、G7などの国際会議に出席したり、外国首脳と記念写真に納まったりしたら、どんなに見映えの良いことでしょう。(この発言、問題あり?)
そう言えば、彼女って以前にも総理大臣になったこと、ありませんでした?
気になって調べてみたら、私の勘違い。『恋するトップレディ(2002)』では、市長役でした。
総理の夫・ファーストジェントルマン、相馬日和を演じるのは田中圭。
癒し系ほのぼの系の彼は鳥類研究所勤務で、鳥のスケッチを描かせたらスゴク上手。おまけに実家がソウマグローバルという大企業。経済的には何の心配も無し…というか、お金さえあれば、殆どのことは解決しちゃうのだろうなあと、私などは羨ましい限り。
ところが、日本初の女性総理・相馬凛子の足を掬うのは「妊娠」でした。
これ、どなたかも指摘されていましたが、想定外とかハプニングとか言う方がオカシイです。原因があって結果があるわけですし。
せっかく女性総理が妊娠したのだから、自ら妊娠、出産、子育てを体験しながら、問題提起や解決のアイデアを出して欲しかったかも。

私、常々思うのですが、働く女性が感じる困難て会社や働く環境よりも家庭環境じゃないですかね?
私の働いていた会社は組合も強く、産前産後8週間の産休を勝ち取って、当時としては画期的で進んだ職場と言われていました。
しかし、いくら恵まれた勤務環境であっても、家に帰れば家事が普通に待っているし、周囲の大人が「いつまで働くのか?」とか「子供が寂しがって可哀想」とか「子育てが終わってから又働けば?」とか言って来るわけです。
保育園の数が増えたら勤務はしやすくなるけれど、家の中のことは解決されません。(家庭内改革が必要)

本作の主人公は、凛子じゃなくて日和なんですよね。苦労知らずのボンボンが、妻が総理になったことで日常が激変。ハニートラップまで掛けられて・・・
思えば、これは「夫」として「夫婦」としての成長物語なんですね。
相馬日和の母、ソウマグローバル会長の崇子(余貴美子)にも息子ふたりを育てた経験があり、密かに嫁の凛子の活躍に期待していたような気がします。
いつか日本の社会も成熟して、女性総理の大活躍物語がコメディじゃなく観られる日が来るといいですね。

1〜 5件 / 全13件