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ライトハウス / ロバート・パティンソン

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「ライトハウス」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

『TENET テネット』のロバート・パティンソンと名優、ウィレム・デフォー共演によるスリラー。1890年代、とある孤島にやって来たふたりの灯台守。そりが合わず険悪な雰囲気の彼らは、外界から遮断された孤島で徐々に狂気と幻想に侵されていく。※R15+※一般告知解禁日:11月4日18:00

「ライトハウス」 の作品情報

作品情報

製作年:

2019年

製作国:

アメリカ

原題:

THE LIGHTHOUSE

「ライトハウス」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全12件

憎悪をたぎらせ狂気と正気を行ったり来たり ネタバレ

投稿日:2022/01/15 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

1890年代。アメリカ。
イーフレム(ロバート・パティンソン)は、ニューイングランド地方にある、絶海の孤島の灯台に赴任した。
一緒に働くのは、長年、灯台守を務める、トーマス(ウイレム・デフォー)。
トーマスは、イーフレムのことを若造扱いし、自分のみが明かりを照らす「レンズ室」に入ることが出来、イーフレムには、雑用と全ての重労働をさせる。
パワハラ全開の前半で、悔しがりながらも重く汚い仕事をこなすイーフレム。(パティンソン)
憎みながらも食事や酒を共にし、ダンスまでして、打ち解けて行ったように見えた二人。
だが、イーフレムの赴任が終わり、迎えの船を待っていたが、大嵐に襲われ船は来ず。
絶望と孤立感でイーフレムは幻覚や幻想を見るようになり、正気を失って行く。

混乱させる白黒映像。もしやイーフレムは、実はトーマスの別人格ではないか?
実は女役(同性愛者)ではないか?
閉鎖空間で悶々としながらも最終的に、後先考えずに暴力ふるうような展開、
頭突き合わせて、半沢直樹がごとく至近距離で罵り合う。

本作は、ウィレム・デフォーとロバート・パティソンを迎えてなにがしかの
「メッセージ」はあると思うのである。しかし、色々考えてもわからない・・。
そんな時はロバート・エガース監督のインタビューに限る!
で、公式を覗くと、なんと、
『灯台は直立した陰○である。本作における灯台は男性器のメタファー』
と語っているではないか。
(あらま、うら若き乙女に何を書かせるのかしら!)だだだ、だからどうしたと?

ウィレム・デフォーが独り占めしている「男らしさ」(父の象徴)を、子供(パティンソン)は、
奪おうとする話とな。しかもギリシャ神話を内包してて、
デフォーを「プロテウス」=海神ポセイドンの従者で、予言と変身の術に長じているが閉鎖的な性格をもつ。
パティンソンを「プロメテウス」=ゼウスの反対を押し切り、天界の火を盗んで人類に与えたが、ゼウスに目をつけられ、ワシに肝臓を半永久的に食べられ続けるという拷問にかけられた。
という事を投影してるらしいのだ。
プロテウスとプロメテウスの話はよくわからないが、父と子のコンプレックスの話とすれば
たかが辺境の「レンズ室」の権利を巡って、父の権威も息子の奪還もないではないか。
小さいのぉ〜・・
仕事は共有せねば!内心、無能だと軽蔑しているデフォーになったところで、自分も無能
で見解の狭いオヤジになるだけじゃないか!

という訳で、元になった実際に起きたスモールズ灯台事件の2人の惨劇を見てみよう。
(一人が事故にあい、苦しんだのちに死んでしまいます。そこに嵐が到来し、彼の死体は腐敗していきます。彼が死体を海に捨てた場合、当局が彼を殺人で非難するかもしれないと恐れました。棺を作って外に置きますが、嵐により棺が壊れてしまい、棺から出た手が窓をガンガンたたく。仕方なく死体を灯台に入れ、腐敗死体と灯台で数ヶ月も過ごさなければならなかったそうです。
嵐が去り、ついに職務から解放されたとき、彼の精神は破壊されていました。)

確かに、狂気と恐怖、混乱は見事に描かれていましたね。
デフォーもパティンソンも引き締まった裸体を晒し、パティンソン、ストレスでカモメさんを力まかせに○○するシーン・・ショックでした。
二人の演技の素晴らしさを堪能しました。
白黒画面、狭いフレームとおどろおどろしい音楽も効果をあげていたと思います。

このレビューは気に入りましたか? 11人の会員が気に入ったと投稿しています

閉鎖空間で人間が壊れてっちゃう「シャイニング」みたいなホラー

投稿日:2022/05/18 レビュアー:ポッシュ

19世紀末のアメリカ。孤島の灯台に赴任してきた男2人の物語。
お金目当てで、こんな3K職場にやってきた若者をロバート・パティンソン、
船乗り上がりのベテラン灯台守をウィレム・デフォーが演じている。

4週間で帰れるハズが嵐で迎えの船が来られず、島に取り残される2人。
ゴールが遠のき食料も不足してきて次第にメンタルやられるパティンソン。
デフォーのおっちゃんは最初っから狂ってる感じw 

閉鎖空間で人間が壊れてっちゃう「シャイニング」(1980)みたいなホラーですね。
モノクロの映像は「それっぽい」のですが、ラヴァースさんも指摘されているように
コントラストが中途半端だと私も思いました。ここはハイ・コントラストで
禍々しい画にしてほしかったのう。

実際に起こった事件をベースに、神話テイストを被せて表現してみました、という作品のようですね。
パティンソンが火を盗むプロメテウスで、デフォーが海の神プロテウスなんだと。
Wikiをちょろっと見る限り、プロメテウスとプロテウスは直接絡んだりしてないようなので、
神話そのままじゃなくて、あくまでもそれぞれのキャラクターを仮託してるってことなんでしょう。
その辺りの教養があると「あ〜、あのエピソードを描いてるのね」と楽しめるのかも。
神々といったらモンスターエンジンの「暇を持て余した神々の遊び」しか思い浮かばない
アホなわたくしは、お口ポカーンでした。あ、でも、こういうハナシは好きです。

自分が所属する場所内で仲間を蹴り落してテッペン取ろうとするのはオスの生存戦略のようですよ。
ここでは2人しかいないから、より一層アホくさいのですが。
規則では交代で入ることになっている灯室を、デフォーのおっちゃんが独占。
キツイ力仕事を全部パティンソンに押し付けてマウント取る訳です。
(ちなみにメスは所属集団の外部に敵を仮想して連帯する戦略をとるらしいです)

結局、最後もおっちゃんの、みみっちいお山の大将根性がカタストロフを生むという、
老害ネタみたいになっちゃうのだけど、それを、絵的にはアートっぽくスカしてやってるのが面白い。
パティンソンが見る人魚の幻想が美しくも怖く魅惑的。

そして海鳥ちゃんの憎々しい演技?も見どころ。あんな陰険な顔だったっけ?

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

白黒映像の美 灯台守を襲う怪異

投稿日:2022/01/19 レビュアー:ちゅく

「ライトハウス」(2019、米国、白黒、110分)。
監督はロバート・エガース(1983年生)デビュー作「ウィッチ」(2015、米国/カナダ、カラー、93分)に続く第2作です。白黒の35ミリフィルムで撮影された画面が新鮮で美しいです。
1890年代(たぶん初頭)の米国東部ニューイングランドの孤島に、二人の灯台守がボートで着く。彼らはひと月、灯台と島の管理をする予定。この島での経験があるベテラン「トーマス・ウェイク」(ウィレム・デフォー)、新米の「イーフレイム・ウィンズロー」(ロバート・パティンソン)は最初は慎重に親しくしていたが、大酒飲みで高圧的な元・船乗り「ウェイク」と、内陸で森林業に従事していた「ウィンズロー」は次第に衝突、仕事は停滞。嵐が来て、二人は島に閉じ込められる。「ウィンズロー」は実は本人ではなく、「トーマス・ハワード」という男が成り替わっているたことが分かる。一方、「ウェイク」にも恐ろしい秘密があった。
島に群居するカモメが人を怖がらず、室内に絶えず入ってくる場面は、ヒッチコック「鳥」を想起。妄想が狂気・殺気を生む点、キューブリック「シャイニング」の要素もあります。現実と幻想の境目を分からなくするのが脚本(書いたのは監督とその弟マックス)の狙いであり、成功しています。現実・幻想を区分けする努力を放棄、ただ白黒映像に酔い痴れるだけにすると楽になりました。灯台(ライトハウス)がメタファーとして表すものが何かまでは分かりませんが……。「マックス」というファースト・ネームの人物が二人出てくるのもややこしいです(笑)。それと人魚(ワレリヤ・カラマン)が美しく怖いです。好きか嫌いかでいうと、この映画は大好きの部類に入ります。
本作の公式HPによると監督が企画しているプロジェクトの一つにF・W・ムルナウ「吸血鬼ノスフェラトウ」(1922)のリメイクもあるようです。白黒で撮ってほしいと思います。

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狂気+幻覚+錯乱(閉ざされた灯台の惨劇!!)

投稿日:2022/01/16 レビュアー:アーモンド

2019年(アメリカ)監督:脚本:ロバート・エガース。

強烈な映像体験でした。
《ギリシャ悲劇》・・・
モノクロにして、サイズはほぼ正方形(1:19:1)
2人芝居。会話劇です。

1890年代のアメリカ・ニューイングランドの孤島。 
2人の灯台守が赴任した。
ベテラン老人灯台守(ウィレム・デフォー)と、
新人の灯台守の若者(ロバート・パティンソン)
はじめから反りの合わない2人。

ボワわーんーーん!!
ボワわーんーーん!!
大きく鳴り響く灯台の霧笛。
光を届けるための機械音。
耳障りは鴎の鳴き声、頭上の羽音。
若い灯台守は、老灯台守に不当という程こき使われる。
(鬱屈は溜まりに溜まり・・・渦巻いていく)

そして、4週間。
任務明けの日。
嵐・・荒れ狂う海に、迎えの船は来なかった。
そこから修羅場スタートのゴングが鳴る。
若者は問われもしないのに罪を告白。
その告白を聞き、乗じて追い詰めて行くデフォーの狡猾。

人間は閉鎖された空間から抜け出せない極限で、
何者に変わるか?
孤立!!
飢えの恐怖!!
逃げ場のない閉塞感!!
いったい、迎えは来るのか?

互いに言葉で相手を殴りつけ、平伏させて、
精神を追い詰めて行く・・・

ボワわーんーーん。
ボワわーんーーん!
やたらうるさく鳴り響く霧笛(灯台だから!!)
機械音!!
耳障りな鴎の鳴き声!!

不快さは嫌増す!!
止まぬ雨。
浸水。
荒れ狂う海。
そして、迎えは来ない。

ウィレム・デフォーが老いたるダビデ王に見えた。
ダビデ像そっくりのポーズを裸でとるデフォー!!
モノクロ画面にデフォーは、映える。
ロバート・パティンソンも、一歩も譲らぬ怪演。

ラストのパティンソンの攻撃!行為!錯乱!
地獄絵図。
ラストシーンが、この映画を映画史に刻んだ!!

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鴎の城

投稿日:2022/01/30 レビュアー:裸足のラヴァース 2.0


パディトン君とラドクリフ君そしてイライジャ君の怪奇趣味には
若い人達ながら敬意を表したいと思うね 今作もそうだね
ユニバーサルでA24でスタンダードのモノクロたあ半端ないやね
ゴリゴリの黒なのかブルレでなく確認出来ず残念なり ぼんやりした
ディグリーの解らぬ黒じゃ興味半減なの

話の内容は鬱陶しそうだけど どうも心理主義に逃げずに 神話と
サイコアナライシスのちゃんぽんで来るのか 読解はめんどいので
くまげらの乙女様のレヴュー読んでね

灯台物は建物とそれを内包してのランスケープが何とも魅力的で
好きなのだが 例えば小屋の入り口に鴎がいる パディトン君が
追い払う カメラがひいて 彼の背後を灯台目指して飛んで行く鴎の
シーンなんか良いんだよね 空間とアングルのこの種シーンをもっと
見たかったね

四週間に乾杯が40分で嵐が到来 帰れない二人の後は 怒涛の展開
それは まあ他のレヴュアーさんが色々書いてくれるでしょうか
上映形態で感想が変わる作品でしょうか 僕は部屋の電気を点けたり
消したりで疲れましたわよ

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ライトハウス

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憎悪をたぎらせ狂気と正気を行ったり来たり

投稿日

2022/01/15

レビュアー

くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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1890年代。アメリカ。
イーフレム(ロバート・パティンソン)は、ニューイングランド地方にある、絶海の孤島の灯台に赴任した。
一緒に働くのは、長年、灯台守を務める、トーマス(ウイレム・デフォー)。
トーマスは、イーフレムのことを若造扱いし、自分のみが明かりを照らす「レンズ室」に入ることが出来、イーフレムには、雑用と全ての重労働をさせる。
パワハラ全開の前半で、悔しがりながらも重く汚い仕事をこなすイーフレム。(パティンソン)
憎みながらも食事や酒を共にし、ダンスまでして、打ち解けて行ったように見えた二人。
だが、イーフレムの赴任が終わり、迎えの船を待っていたが、大嵐に襲われ船は来ず。
絶望と孤立感でイーフレムは幻覚や幻想を見るようになり、正気を失って行く。

混乱させる白黒映像。もしやイーフレムは、実はトーマスの別人格ではないか?
実は女役(同性愛者)ではないか?
閉鎖空間で悶々としながらも最終的に、後先考えずに暴力ふるうような展開、
頭突き合わせて、半沢直樹がごとく至近距離で罵り合う。

本作は、ウィレム・デフォーとロバート・パティソンを迎えてなにがしかの
「メッセージ」はあると思うのである。しかし、色々考えてもわからない・・。
そんな時はロバート・エガース監督のインタビューに限る!
で、公式を覗くと、なんと、
『灯台は直立した陰○である。本作における灯台は男性器のメタファー』
と語っているではないか。
(あらま、うら若き乙女に何を書かせるのかしら!)だだだ、だからどうしたと?

ウィレム・デフォーが独り占めしている「男らしさ」(父の象徴)を、子供(パティンソン)は、
奪おうとする話とな。しかもギリシャ神話を内包してて、
デフォーを「プロテウス」=海神ポセイドンの従者で、予言と変身の術に長じているが閉鎖的な性格をもつ。
パティンソンを「プロメテウス」=ゼウスの反対を押し切り、天界の火を盗んで人類に与えたが、ゼウスに目をつけられ、ワシに肝臓を半永久的に食べられ続けるという拷問にかけられた。
という事を投影してるらしいのだ。
プロテウスとプロメテウスの話はよくわからないが、父と子のコンプレックスの話とすれば
たかが辺境の「レンズ室」の権利を巡って、父の権威も息子の奪還もないではないか。
小さいのぉ〜・・
仕事は共有せねば!内心、無能だと軽蔑しているデフォーになったところで、自分も無能
で見解の狭いオヤジになるだけじゃないか!

という訳で、元になった実際に起きたスモールズ灯台事件の2人の惨劇を見てみよう。
(一人が事故にあい、苦しんだのちに死んでしまいます。そこに嵐が到来し、彼の死体は腐敗していきます。彼が死体を海に捨てた場合、当局が彼を殺人で非難するかもしれないと恐れました。棺を作って外に置きますが、嵐により棺が壊れてしまい、棺から出た手が窓をガンガンたたく。仕方なく死体を灯台に入れ、腐敗死体と灯台で数ヶ月も過ごさなければならなかったそうです。
嵐が去り、ついに職務から解放されたとき、彼の精神は破壊されていました。)

確かに、狂気と恐怖、混乱は見事に描かれていましたね。
デフォーもパティンソンも引き締まった裸体を晒し、パティンソン、ストレスでカモメさんを力まかせに○○するシーン・・ショックでした。
二人の演技の素晴らしさを堪能しました。
白黒画面、狭いフレームとおどろおどろしい音楽も効果をあげていたと思います。

閉鎖空間で人間が壊れてっちゃう「シャイニング」みたいなホラー

投稿日

2022/05/18

レビュアー

ポッシュ

19世紀末のアメリカ。孤島の灯台に赴任してきた男2人の物語。
お金目当てで、こんな3K職場にやってきた若者をロバート・パティンソン、
船乗り上がりのベテラン灯台守をウィレム・デフォーが演じている。

4週間で帰れるハズが嵐で迎えの船が来られず、島に取り残される2人。
ゴールが遠のき食料も不足してきて次第にメンタルやられるパティンソン。
デフォーのおっちゃんは最初っから狂ってる感じw 

閉鎖空間で人間が壊れてっちゃう「シャイニング」(1980)みたいなホラーですね。
モノクロの映像は「それっぽい」のですが、ラヴァースさんも指摘されているように
コントラストが中途半端だと私も思いました。ここはハイ・コントラストで
禍々しい画にしてほしかったのう。

実際に起こった事件をベースに、神話テイストを被せて表現してみました、という作品のようですね。
パティンソンが火を盗むプロメテウスで、デフォーが海の神プロテウスなんだと。
Wikiをちょろっと見る限り、プロメテウスとプロテウスは直接絡んだりしてないようなので、
神話そのままじゃなくて、あくまでもそれぞれのキャラクターを仮託してるってことなんでしょう。
その辺りの教養があると「あ〜、あのエピソードを描いてるのね」と楽しめるのかも。
神々といったらモンスターエンジンの「暇を持て余した神々の遊び」しか思い浮かばない
アホなわたくしは、お口ポカーンでした。あ、でも、こういうハナシは好きです。

自分が所属する場所内で仲間を蹴り落してテッペン取ろうとするのはオスの生存戦略のようですよ。
ここでは2人しかいないから、より一層アホくさいのですが。
規則では交代で入ることになっている灯室を、デフォーのおっちゃんが独占。
キツイ力仕事を全部パティンソンに押し付けてマウント取る訳です。
(ちなみにメスは所属集団の外部に敵を仮想して連帯する戦略をとるらしいです)

結局、最後もおっちゃんの、みみっちいお山の大将根性がカタストロフを生むという、
老害ネタみたいになっちゃうのだけど、それを、絵的にはアートっぽくスカしてやってるのが面白い。
パティンソンが見る人魚の幻想が美しくも怖く魅惑的。

そして海鳥ちゃんの憎々しい演技?も見どころ。あんな陰険な顔だったっけ?

白黒映像の美 灯台守を襲う怪異

投稿日

2022/01/19

レビュアー

ちゅく

「ライトハウス」(2019、米国、白黒、110分)。
監督はロバート・エガース(1983年生)デビュー作「ウィッチ」(2015、米国/カナダ、カラー、93分)に続く第2作です。白黒の35ミリフィルムで撮影された画面が新鮮で美しいです。
1890年代(たぶん初頭)の米国東部ニューイングランドの孤島に、二人の灯台守がボートで着く。彼らはひと月、灯台と島の管理をする予定。この島での経験があるベテラン「トーマス・ウェイク」(ウィレム・デフォー)、新米の「イーフレイム・ウィンズロー」(ロバート・パティンソン)は最初は慎重に親しくしていたが、大酒飲みで高圧的な元・船乗り「ウェイク」と、内陸で森林業に従事していた「ウィンズロー」は次第に衝突、仕事は停滞。嵐が来て、二人は島に閉じ込められる。「ウィンズロー」は実は本人ではなく、「トーマス・ハワード」という男が成り替わっているたことが分かる。一方、「ウェイク」にも恐ろしい秘密があった。
島に群居するカモメが人を怖がらず、室内に絶えず入ってくる場面は、ヒッチコック「鳥」を想起。妄想が狂気・殺気を生む点、キューブリック「シャイニング」の要素もあります。現実と幻想の境目を分からなくするのが脚本(書いたのは監督とその弟マックス)の狙いであり、成功しています。現実・幻想を区分けする努力を放棄、ただ白黒映像に酔い痴れるだけにすると楽になりました。灯台(ライトハウス)がメタファーとして表すものが何かまでは分かりませんが……。「マックス」というファースト・ネームの人物が二人出てくるのもややこしいです(笑)。それと人魚(ワレリヤ・カラマン)が美しく怖いです。好きか嫌いかでいうと、この映画は大好きの部類に入ります。
本作の公式HPによると監督が企画しているプロジェクトの一つにF・W・ムルナウ「吸血鬼ノスフェラトウ」(1922)のリメイクもあるようです。白黒で撮ってほしいと思います。

狂気+幻覚+錯乱(閉ざされた灯台の惨劇!!)

投稿日

2022/01/16

レビュアー

アーモンド

2019年(アメリカ)監督:脚本:ロバート・エガース。

強烈な映像体験でした。
《ギリシャ悲劇》・・・
モノクロにして、サイズはほぼ正方形(1:19:1)
2人芝居。会話劇です。

1890年代のアメリカ・ニューイングランドの孤島。 
2人の灯台守が赴任した。
ベテラン老人灯台守(ウィレム・デフォー)と、
新人の灯台守の若者(ロバート・パティンソン)
はじめから反りの合わない2人。

ボワわーんーーん!!
ボワわーんーーん!!
大きく鳴り響く灯台の霧笛。
光を届けるための機械音。
耳障りは鴎の鳴き声、頭上の羽音。
若い灯台守は、老灯台守に不当という程こき使われる。
(鬱屈は溜まりに溜まり・・・渦巻いていく)

そして、4週間。
任務明けの日。
嵐・・荒れ狂う海に、迎えの船は来なかった。
そこから修羅場スタートのゴングが鳴る。
若者は問われもしないのに罪を告白。
その告白を聞き、乗じて追い詰めて行くデフォーの狡猾。

人間は閉鎖された空間から抜け出せない極限で、
何者に変わるか?
孤立!!
飢えの恐怖!!
逃げ場のない閉塞感!!
いったい、迎えは来るのか?

互いに言葉で相手を殴りつけ、平伏させて、
精神を追い詰めて行く・・・

ボワわーんーーん。
ボワわーんーーん!
やたらうるさく鳴り響く霧笛(灯台だから!!)
機械音!!
耳障りな鴎の鳴き声!!

不快さは嫌増す!!
止まぬ雨。
浸水。
荒れ狂う海。
そして、迎えは来ない。

ウィレム・デフォーが老いたるダビデ王に見えた。
ダビデ像そっくりのポーズを裸でとるデフォー!!
モノクロ画面にデフォーは、映える。
ロバート・パティンソンも、一歩も譲らぬ怪演。

ラストのパティンソンの攻撃!行為!錯乱!
地獄絵図。
ラストシーンが、この映画を映画史に刻んだ!!

鴎の城

投稿日

2022/01/30

レビュアー

裸足のラヴァース 2.0


パディトン君とラドクリフ君そしてイライジャ君の怪奇趣味には
若い人達ながら敬意を表したいと思うね 今作もそうだね
ユニバーサルでA24でスタンダードのモノクロたあ半端ないやね
ゴリゴリの黒なのかブルレでなく確認出来ず残念なり ぼんやりした
ディグリーの解らぬ黒じゃ興味半減なの

話の内容は鬱陶しそうだけど どうも心理主義に逃げずに 神話と
サイコアナライシスのちゃんぽんで来るのか 読解はめんどいので
くまげらの乙女様のレヴュー読んでね

灯台物は建物とそれを内包してのランスケープが何とも魅力的で
好きなのだが 例えば小屋の入り口に鴎がいる パディトン君が
追い払う カメラがひいて 彼の背後を灯台目指して飛んで行く鴎の
シーンなんか良いんだよね 空間とアングルのこの種シーンをもっと
見たかったね

四週間に乾杯が40分で嵐が到来 帰れない二人の後は 怒涛の展開
それは まあ他のレヴュアーさんが色々書いてくれるでしょうか
上映形態で感想が変わる作品でしょうか 僕は部屋の電気を点けたり
消したりで疲れましたわよ

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