いのちの停車場 / 吉永小百合
いのちの停車場
/成島出
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(8)
解説・ストーリー
吉永小百合が救命救急医から小さな診療所の在宅医に転身した主人公を演じるヒューマン・ドラマ。最初は初めての在宅医療に戸惑いつつも、様々な事情で在宅医療を選択した患者たちとの出会いを重ねる中で、次第に患者だけでなくその家族とも向き合い、最期まで自分らしく生きたいと願う患者に寄り添っていく姿を描く。共演は松坂桃李、広瀬すず、西田敏行。監督は「八日目の蝉」「ふしぎな岬の物語」の成島出。東京の救命救急センターで働いていた医師の白石咲和子は、ある出来事をきっかけに退職して実家の金沢に帰郷する。そして陽気な仙川徹が院長を務める“まほろば診療所”で在宅医として働き始める。仙川は近隣に住む5名の患者を中心に在宅医療を行っており、患者の生き方を尊重するその治療方針は、救命救急医だった咲和子をたびたび戸惑わせるのだったが…。 JAN:4988101216536
吉永小百合が救命救急医から小さな診療所の在宅医に転身した主人公を演じるヒューマン・ドラマ。最初は初めての在宅医療に戸惑いつつも、様々な事情で在宅医療を選択した患者たちとの出会いを重ねる中で、次第に患者だけでなくその家族とも向き合い、最期まで自分らしく生きたいと願う患者に寄り添っていく姿を描く。共演は松坂桃李、広瀬すず、西田敏行。監督は「八日目の蝉」「ふしぎな岬の物語」の成島出。東京の救命救急センターで働いていた医師の白石咲和子は、ある出来事をきっかけに退職して実家の金沢に帰郷する。そして陽気な仙川徹が院長を務める“まほろば診療所”で在宅医として働き始める。仙川は近隣に住む5名の患者を中心に在宅医療を行っており、患者の生き方を尊重するその治療方針は、救命救急医だった咲和子をたびたび戸惑わせるのだったが…。 JAN:4988101216536
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「いのちの停車場」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
吉永小百合が救命救急医から小さな診療所の在宅医に転身した主人公を演じるヒューマン・ドラマ。最初は初めての在宅医療に戸惑いつつも、様々な事情で在宅医療を選択した患者たちとの出会いを重ねる中で、次第に患者だけでなくその家族とも向き合い、最期まで自分らしく生きたいと願う患者に寄り添っていく姿を描く。共演は松坂桃李、広瀬すず、西田敏行。監督は「八日目の蝉」「ふしぎな岬の物語」の成島出。東京の救命救急センターで働いていた医師の白石咲和子は、ある出来事をきっかけに退職して実家の金沢に帰郷する。そして陽気な仙川徹が院長を務める“まほろば診療所”で在宅医として働き始める。仙川は近隣に住む5名の患者を中心に在宅医療を行っており、患者の生き方を尊重するその治療方針は、救命救急医だった咲和子をたびたび戸惑わせるのだったが…。 JAN:4988101216536
「いのちの停車場」 の作品情報
「いのちの停車場」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
いのちの停車場の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRZS10147 |
2021年11月10日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
148枚
|
4人
|
1人
|
いのちの停車場の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRZS10147 |
2021年11月10日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
148枚
|
4人
|
1人
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ユーザーレビュー:8件
終末期医療に一石を投じる問題作
投稿日:2021/11/12
レビュアー:アーモンド
2021年。監督:成島出。原作は現役医師の南杏子。
吉永小百合主演の医療ドラマです。
課題も山積みですが、とても考えさせられました。
これだけ高齢化が進む日本の現状です。
病院で死ぬか?
家で死ぬか?
現実は待ったなしです。
長年に亘り救命緊急医だった白石佐和子(吉永小百合)は、あるキッカケで、
父親(田中泯)の住む金沢に戻ります。
そして金沢で在宅医療医院「まほろば診療所」で医師としての再スタートをきることに。
在宅医療を行う「まほろば診療所」のスタッフ役の松坂桃李がとても良かったです。
医師免許に何回も失敗してる設定なのですが、彼の演ずる野呂くんが、
とても好きになりました。
(松坂桃李は普通の青年をこんなに自然に演じられるんですね)
野呂くんと小児がんの少女・萌(佐々木みゆ)との交流は良かった・・・
萌ちゃんがお父さんに言う「小児がんの子供でごめんなさい」
この言葉には泣かずにいられませんでした。
(野呂くん、本当に優しい。)
最後まで観ると、吉永の父親役の田中泯・・・これはもう入魂の演技で、言葉が出ないくらい素晴らしいです。
診療所日記・・そう言ってもいい程、患者さんが通り過ぎて行きます。
それも死期の近い患者さんが・・・
エピソードそれぞれがあまりに短いし、掘り下げが足りない。
伊勢谷友介、石田ゆり子、柳葉敏郎、小池栄子、といい役者が揃ってます。
みなさん、出演場面が少なく花を添えた程度でした。
特に伊勢谷友介のエピソードは尻切れトンボになり、ここは演出も苦しかったようです。
看護師として「まほろば医院」で働く広瀬すず。
彼女も辛い過去を抱えて生きてます。
自然な演技と可愛らしさ、やはり魅力的です。
西田敏行は安定です。やはりいい、好きです。
肝心の吉永小百合さん。
言いたいことはいっぱいあるけれど、76歳でまだ主演すること、
需要があるのは凄いことですね。
人間の終末期医療のあり方を考える問題提起の役割は果たしたと思います。
人間模様は、多くの人が経験すること、共感を持ちました。
「安楽死」
これは難しくて、どのように描いても描ききれない・・・
コロナ禍で「命の選別」が図らずも浮かび上がりました。
もう少し時間をかけて時期が来れば「安楽死」も進展するかも知れませんね。
「死」と向き合い「死」考えるキッカケとなる問題作だと思います。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
一人一人の患者のエピソードが薄いので感情移入は難しい
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
せっかく良い話なのに
これは映画で描くには無理があると思います。
連続ドラマで、患者一人一人に焦点をあてて
じっくりと描くべきストーリーではないでしょうか。
それに、同い年の田中泯さんと吉永小百合さんが親子とは!
たぶん、劇中のサワコ先生は50歳代という設定なのでしょう。
確かに小百合さんは70歳過ぎているようにはとうてい見えないですが
小百合さんが、泯さんを『お父さん!』と呼ぶには
ちょっと無理があるなと思いました。
終末期を迎えた患者さんたちを在宅で面倒みる小さな診療所に
あえて最先端医療を頼んでくるIT企業の社長は
この人どういうつもり?とちょっと首を捻りました。
で、そのエピソードは5分ほどで終わり、次の患者さんにスポットを当てるものの
やはり駆け足なので、全く感情移入させないままに
患者さんは次から次へと亡くなっていきます。
見ているうちに、どんどん気持ちが冷めていく自分がいました。
それでも、桃李くん演じるノロ君が、『おやじ!有難う!』というシーンには
ぐっとくるものがありました。
あと、幼い子供の死は、見ていて辛いですね。
最終的には安楽死がテーマになるのですが
その描き方も中途半端で、ラストもよく解らなかったので、
何度も巻き戻して見てみました。
サワコ先生は、父親を永遠に眠りにつかせることは、出来なかった、ということでしょう。
そして、美しく新しい朝がくる。。。希望の朝が。。ということなのでしょうけど
父親のあの壮絶な苦しみを思うと、複雑な気持ちになりました。
サワコ先生の涙の意味も、父との約束を果たせなかった悲しみと
医者としての倫理をまっとうした安堵感、そんな感情が入り混ざっていたように思いました。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
「医」は「仁」である 「仁」は「愛」であるか?
海を見たい少女を連れていく場面。
女流棋士「中川朋子」(石田ゆり子)は、自分の故郷・金沢市に、東京で知り合った医師「白石咲和子」(吉永小百合)がいることを知り、福井の病院で治療を受けに行く途次、訪ねてくる。「朋子」の指を一目見た「咲和子」(吉永さゆり)は「二回目」の抗がん剤治療を受けたことを医師らしく察知した。
「咲和子」は東京の大きい病院の優秀な内科医だったが、救命現場を担当したとき、トンネルの中で交通事故と火災が起こり救命できなかった。責任をとって辞職、故郷の金沢のこの「まほろば」という医療院に移ったのだった。彼女も、末期癌の実父(田中泯。「たそがれ清兵衛」の「余吾善右衛」役)を介護する立場にあった。
「まほろば」の二代目院長「仙川徹」(西田敏行)が統率するスタッフには若い「星野麻世」(広瀬すず)たちがいる。自分のために「咲和子」が病院を出ざるを得なかった青年「野呂」が、赤いポルシェに乗って、「まほろば」で働き始めるが、この青年、製薬会社の御曹司でもあろう、信用できない。「星野麻世」も信用はしないが、自転車で(わざとではなく、嘘で)車に傷をつけて反応を確める賢い小悪魔)。
金沢市の「ある場所」にある赤い照明のバーでは、マスター(みなみらんぼう)の作るモンゴル料理が供される。そのバーは、香林坊にも片町にも東山にもない、夢の店。
「ドミノ倒し」のように苦しみながら死んでいく患者たちと家族──元・自衛官「宮嶋」(柳葉敏郎)と妻(森口瑤子)たちの、「死なせてくれ」という患者の願い、「安らかにしてあげたい」という家族、最後まで治療せざるを得ない終末医療の現場が、骨を刻む確かさな傷みで描かれています。現場に近いほどほた
ど「私の問題」として抱え込む医師が多く、「もう殺してださい」という患者の声に、遠い家族よりも本人から聴かされることが多い、医師の努力と苦悩に、生命への献身へ感謝を込めた映画です。がんの本人告知もまず本人に開示され、早期告知・治療を前提に家族の理解を得て進めるようになっています。がんも、あと50年したら完全に治る病気になるかもしれません。そこまで生きられませんが、末期と宣告されても、痛みに耐えて闘うのが自分の主義です。医療費が絶えたら、そのときは自分で生命維持装置を停止させるでしょう。自分がそれをできなければ、遺言で近親者に命じるでしょう。
「いのちの停車場」(2021、いのちの停車場」製作委員会/東映、カラー、119分)。監督は成島出(1961年生)。この映画の描く世界は私にとっては近未来、しかも10年以内かもしれません。と思って、生きていくのです。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
自分の命の始末は自分で決めたい
投稿日:2022/11/17
レビュアー:こうさま
この作品の原作者は現役医師、随所で現役医師ならではの描写が出てくる。
女医白石咲和子を演じるのは吉永小百合、彼女の長い芸歴の中で医者を演じるのは初めてらしいが、流石の貫禄というところか。
キャストもベテラン、若手共に実に豪華な布陣である。
大学病院から故郷金沢に戻って来た咲和子先生の新しい勤務先は小さな「まほろば診療所」
院長の仙川と看護師の麻世だけ、院長の仙川はあくまでも患者の意思を尊重し何人かの在宅医療患者を抱えている、救命医として命を救うことにだけ主眼を置いてきた咲和子はとまどってしまう。
脚の怪我で動けない仙川に代わって在宅治療を開始する咲和子、最後まで芸者でいたいと本格的な治療を拒む末期癌の芸者、老々介護で妻の介護に疲れ果てゴミ屋敷みたいになっている患者、脊髄損傷で四肢のマヒした若き実業家、小児癌の少女、末期癌で最後を穏やかに過ごそうとする元官僚、癌との戦いに疲れ果てていた女流棋士、でももう一度癌と戦う決意をする彼女。
ここでは救えない命がいくつも出てくる。
でも咲和子と野呂と麻世は最後まで患者に寄り添い、その家族の思いまでもしっかり汲み取ろうとしているところが実に素晴らしい。
苦しい抗がん剤の投与を受けて寿命を延ばすのか、それともなにもせずに寿命を全うするのか、そんな選択は誰にでも必ずやって来る可能性があるだろう。
「自分の命の始末は自分で決めたい」咲和子の父の言葉である。
本作は安楽死の問題にも踏み込んでいる。
誰もが痛みもなく眠るように死を迎えられるのならこれに越したことはなかろう、でも耐え難い痛みから永遠に解放されたいと切実に望む父親がそこにいれば肉親としてはどう対応すればよいのだろう。
「私は医者です」咲和子の言葉と決断は実に重いものがある。
本作は人の命と人の死に方についていろいろと考えさせられる。
このレビューは気に入りましたか?
1人の会員が気に入ったと投稿しています
見ていて辛く悲しくなりました。
親子を演じている吉永小百合と田中泯は同い年だと知り驚きました。
全く違和感がなかった。ベテランの演技力というものなのだろうか。
物語は人の定めである死を家族愛と医療問題を絡ませて進んでいくが見ていて辛く悲しくなりました。
個人的には、松坂桃李と広瀬すずがラーメンを食べている時のアップのシーンと海でのシーンで幾分か
救われました。
このレビューは気に入りましたか?
1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
終末期医療に一石を投じる問題作
投稿日
2021/11/12
レビュアー
アーモンド
2021年。監督:成島出。原作は現役医師の南杏子。
吉永小百合主演の医療ドラマです。
課題も山積みですが、とても考えさせられました。
これだけ高齢化が進む日本の現状です。
病院で死ぬか?
家で死ぬか?
現実は待ったなしです。
長年に亘り救命緊急医だった白石佐和子(吉永小百合)は、あるキッカケで、
父親(田中泯)の住む金沢に戻ります。
そして金沢で在宅医療医院「まほろば診療所」で医師としての再スタートをきることに。
在宅医療を行う「まほろば診療所」のスタッフ役の松坂桃李がとても良かったです。
医師免許に何回も失敗してる設定なのですが、彼の演ずる野呂くんが、
とても好きになりました。
(松坂桃李は普通の青年をこんなに自然に演じられるんですね)
野呂くんと小児がんの少女・萌(佐々木みゆ)との交流は良かった・・・
萌ちゃんがお父さんに言う「小児がんの子供でごめんなさい」
この言葉には泣かずにいられませんでした。
(野呂くん、本当に優しい。)
最後まで観ると、吉永の父親役の田中泯・・・これはもう入魂の演技で、言葉が出ないくらい素晴らしいです。
診療所日記・・そう言ってもいい程、患者さんが通り過ぎて行きます。
それも死期の近い患者さんが・・・
エピソードそれぞれがあまりに短いし、掘り下げが足りない。
伊勢谷友介、石田ゆり子、柳葉敏郎、小池栄子、といい役者が揃ってます。
みなさん、出演場面が少なく花を添えた程度でした。
特に伊勢谷友介のエピソードは尻切れトンボになり、ここは演出も苦しかったようです。
看護師として「まほろば医院」で働く広瀬すず。
彼女も辛い過去を抱えて生きてます。
自然な演技と可愛らしさ、やはり魅力的です。
西田敏行は安定です。やはりいい、好きです。
肝心の吉永小百合さん。
言いたいことはいっぱいあるけれど、76歳でまだ主演すること、
需要があるのは凄いことですね。
人間の終末期医療のあり方を考える問題提起の役割は果たしたと思います。
人間模様は、多くの人が経験すること、共感を持ちました。
「安楽死」
これは難しくて、どのように描いても描ききれない・・・
コロナ禍で「命の選別」が図らずも浮かび上がりました。
もう少し時間をかけて時期が来れば「安楽死」も進展するかも知れませんね。
「死」と向き合い「死」考えるキッカケとなる問題作だと思います。
一人一人の患者のエピソードが薄いので感情移入は難しい
投稿日
2022/10/22
レビュアー
飛べない魔女
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
せっかく良い話なのに
これは映画で描くには無理があると思います。
連続ドラマで、患者一人一人に焦点をあてて
じっくりと描くべきストーリーではないでしょうか。
それに、同い年の田中泯さんと吉永小百合さんが親子とは!
たぶん、劇中のサワコ先生は50歳代という設定なのでしょう。
確かに小百合さんは70歳過ぎているようにはとうてい見えないですが
小百合さんが、泯さんを『お父さん!』と呼ぶには
ちょっと無理があるなと思いました。
終末期を迎えた患者さんたちを在宅で面倒みる小さな診療所に
あえて最先端医療を頼んでくるIT企業の社長は
この人どういうつもり?とちょっと首を捻りました。
で、そのエピソードは5分ほどで終わり、次の患者さんにスポットを当てるものの
やはり駆け足なので、全く感情移入させないままに
患者さんは次から次へと亡くなっていきます。
見ているうちに、どんどん気持ちが冷めていく自分がいました。
それでも、桃李くん演じるノロ君が、『おやじ!有難う!』というシーンには
ぐっとくるものがありました。
あと、幼い子供の死は、見ていて辛いですね。
最終的には安楽死がテーマになるのですが
その描き方も中途半端で、ラストもよく解らなかったので、
何度も巻き戻して見てみました。
サワコ先生は、父親を永遠に眠りにつかせることは、出来なかった、ということでしょう。
そして、美しく新しい朝がくる。。。希望の朝が。。ということなのでしょうけど
父親のあの壮絶な苦しみを思うと、複雑な気持ちになりました。
サワコ先生の涙の意味も、父との約束を果たせなかった悲しみと
医者としての倫理をまっとうした安堵感、そんな感情が入り混ざっていたように思いました。
「医」は「仁」である 「仁」は「愛」であるか?
投稿日
2022/01/20
レビュアー
ちゅく
海を見たい少女を連れていく場面。
女流棋士「中川朋子」(石田ゆり子)は、自分の故郷・金沢市に、東京で知り合った医師「白石咲和子」(吉永小百合)がいることを知り、福井の病院で治療を受けに行く途次、訪ねてくる。「朋子」の指を一目見た「咲和子」(吉永さゆり)は「二回目」の抗がん剤治療を受けたことを医師らしく察知した。
「咲和子」は東京の大きい病院の優秀な内科医だったが、救命現場を担当したとき、トンネルの中で交通事故と火災が起こり救命できなかった。責任をとって辞職、故郷の金沢のこの「まほろば」という医療院に移ったのだった。彼女も、末期癌の実父(田中泯。「たそがれ清兵衛」の「余吾善右衛」役)を介護する立場にあった。
「まほろば」の二代目院長「仙川徹」(西田敏行)が統率するスタッフには若い「星野麻世」(広瀬すず)たちがいる。自分のために「咲和子」が病院を出ざるを得なかった青年「野呂」が、赤いポルシェに乗って、「まほろば」で働き始めるが、この青年、製薬会社の御曹司でもあろう、信用できない。「星野麻世」も信用はしないが、自転車で(わざとではなく、嘘で)車に傷をつけて反応を確める賢い小悪魔)。
金沢市の「ある場所」にある赤い照明のバーでは、マスター(みなみらんぼう)の作るモンゴル料理が供される。そのバーは、香林坊にも片町にも東山にもない、夢の店。
「ドミノ倒し」のように苦しみながら死んでいく患者たちと家族──元・自衛官「宮嶋」(柳葉敏郎)と妻(森口瑤子)たちの、「死なせてくれ」という患者の願い、「安らかにしてあげたい」という家族、最後まで治療せざるを得ない終末医療の現場が、骨を刻む確かさな傷みで描かれています。現場に近いほどほた
ど「私の問題」として抱え込む医師が多く、「もう殺してださい」という患者の声に、遠い家族よりも本人から聴かされることが多い、医師の努力と苦悩に、生命への献身へ感謝を込めた映画です。がんの本人告知もまず本人に開示され、早期告知・治療を前提に家族の理解を得て進めるようになっています。がんも、あと50年したら完全に治る病気になるかもしれません。そこまで生きられませんが、末期と宣告されても、痛みに耐えて闘うのが自分の主義です。医療費が絶えたら、そのときは自分で生命維持装置を停止させるでしょう。自分がそれをできなければ、遺言で近親者に命じるでしょう。
「いのちの停車場」(2021、いのちの停車場」製作委員会/東映、カラー、119分)。監督は成島出(1961年生)。この映画の描く世界は私にとっては近未来、しかも10年以内かもしれません。と思って、生きていくのです。
自分の命の始末は自分で決めたい
投稿日
2022/11/17
レビュアー
こうさま
この作品の原作者は現役医師、随所で現役医師ならではの描写が出てくる。
女医白石咲和子を演じるのは吉永小百合、彼女の長い芸歴の中で医者を演じるのは初めてらしいが、流石の貫禄というところか。
キャストもベテラン、若手共に実に豪華な布陣である。
大学病院から故郷金沢に戻って来た咲和子先生の新しい勤務先は小さな「まほろば診療所」
院長の仙川と看護師の麻世だけ、院長の仙川はあくまでも患者の意思を尊重し何人かの在宅医療患者を抱えている、救命医として命を救うことにだけ主眼を置いてきた咲和子はとまどってしまう。
脚の怪我で動けない仙川に代わって在宅治療を開始する咲和子、最後まで芸者でいたいと本格的な治療を拒む末期癌の芸者、老々介護で妻の介護に疲れ果てゴミ屋敷みたいになっている患者、脊髄損傷で四肢のマヒした若き実業家、小児癌の少女、末期癌で最後を穏やかに過ごそうとする元官僚、癌との戦いに疲れ果てていた女流棋士、でももう一度癌と戦う決意をする彼女。
ここでは救えない命がいくつも出てくる。
でも咲和子と野呂と麻世は最後まで患者に寄り添い、その家族の思いまでもしっかり汲み取ろうとしているところが実に素晴らしい。
苦しい抗がん剤の投与を受けて寿命を延ばすのか、それともなにもせずに寿命を全うするのか、そんな選択は誰にでも必ずやって来る可能性があるだろう。
「自分の命の始末は自分で決めたい」咲和子の父の言葉である。
本作は安楽死の問題にも踏み込んでいる。
誰もが痛みもなく眠るように死を迎えられるのならこれに越したことはなかろう、でも耐え難い痛みから永遠に解放されたいと切実に望む父親がそこにいれば肉親としてはどう対応すればよいのだろう。
「私は医者です」咲和子の言葉と決断は実に重いものがある。
本作は人の命と人の死に方についていろいろと考えさせられる。
見ていて辛く悲しくなりました。
投稿日
2021/11/12
レビュアー
いち映画ファン
親子を演じている吉永小百合と田中泯は同い年だと知り驚きました。
全く違和感がなかった。ベテランの演技力というものなのだろうか。
物語は人の定めである死を家族愛と医療問題を絡ませて進んでいくが見ていて辛く悲しくなりました。
個人的には、松坂桃李と広瀬すずがラーメンを食べている時のアップのシーンと海でのシーンで幾分か
救われました。
新規登録で
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いのちの停車場