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Mr.ノーバディ / ボブ・オデンカーク

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「Mr.ノーバディ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「ジョン・ウィック」の脚本家デレク・コルスタッドと「ハードコア」のイリヤ・ナイシュラー監督がタッグを組み、TV「ベター・コール・ソウル」のボブ・オデンカークを主演に迎えて贈るバイオレンス・アクション・エンタテインメント。冴えない毎日を送る中年オヤジが、日頃溜め込んでいた鬱憤を爆発させ、壮絶な暴力の渦中へと身を投じていくさまを描く。共演はコニー・ニールセン、RZA、クリストファー・ロイド。郊外に暮らす中年男のハッチは、自宅と職場を路線バスで往復すだけの退屈な毎日を送っていた。地味で特徴のない彼は暴力や衝突を避けて平和的に生きようとしているだけなのに、ついには妻にも息子にもバカにされる始末。そんな時、バスでチンピラ・グループと遭遇し、いよいよ理性のタガが外れてしまうハッチだったが…。 JAN:4988102967703

「Mr.ノーバディ」 の作品情報

作品情報

製作年:

2021年

製作国:

アメリカ

原題:

NOBODY

「Mr.ノーバディ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

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メジャー・ペイン

ダックテイル・ザ・ムービー/失われた魔法のランプ

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ユーザーレビュー:33件

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1〜 5件 / 全33件

WHO ARE YOU? I am ....nobody

投稿日:2021/11/26 レビュアー:飛べない魔女

最高に面白かった〜。
92分、1秒もダレるところがなく一気に見れた。
普通のオッサンだと思っていた男が実は。。。というよくある設定なれど
導入部分からもう既にワクワク感が止まらず。
毎日同じ日々を繰り返し、家族からは無視され
空気のような存在になっているハッチ。
唯一彼の存在を認めているのは幼い娘だけ。
でもひたすら家族を愛するハッチさん。
隣人にもバカにされるごく普通のオジサン。
さあ、そんなハッチさん、いつ大暴れしてくれるの?と期待が高まる。
期待通り大暴れが始まると、これがまたアクションが楽しい。
笑えるシーンも多々あって、最後まで楽しめた。
最後はスッキリ爽やかな気持ちになっている自分がいた(笑)

ハッチの父親の爺ちゃんも最高!
おや、この俳優さん、どこかで見た人だな
と思ったら何とバックトゥーザフューチャーのドクではないか!!
いや〜、生きてたのね〜(笑)

続編を作りたそうなエンディングだったけど
作って欲しくないな。
だって、ジョン・ウィックみたいに
筋を外れてだんだん面白くなくなるといけないもの(笑)

このレビューは気に入りましたか? 16人の会員が気に入ったと投稿しています

一見してごく普通の中年男が、理不尽に怒りを爆発させて大暴れ

投稿日:2022/04/26 レビュアー:oyoyo

ツッコミどころが多いので、まずは苦言。
人助けという大義名分で装ってはいるが、
実際は己の「衝動」を満たすために暴れたいだけである。
最初の街のチンピラ相手に泥仕合するのは勘が戻ってなかっただけ?
単純に強いだけではなく、まぁまぁ敵からのダメージも食らうのもリアルではあったけど。

終盤のお父さんのアクションはキレが無い。
ただバンバン撃って、普通に移動してるだけ。
もうちょっとカメラアングルとか、
体力的な不利を立ち位置の有利でカバーするとかの工夫が欲しかった。
工夫が難しいなら、
度々訪れる主人公のピンチに、必ず有利な位置にいる父からの援護射撃で助かる。
その繰り返しでもいいと思う。
あれ?お父さん居ないな〜って思ったら、いつの間にか主人公をサポートする位置にチャッカリ移動してるとか。
年寄りに無理にアクションさせる必要はない。

とまあ苦言を並べてみたけれど、全般的には良かった。
もう一工夫すれば「隠れた名アクション作」とまで言えただろう。

戦闘シーンはすべて夜だが暗くて見えないという心配はゼロ。
敵をバッタバッタと倒す爽快感。
痛みを感じるアクションシーンはリアリティあり。

よくある普通の生活をしていたオジサンが、悪の組織を壊滅するという黄金パターンが、
ありふれているが安心して観られる。

きっかけになったネコちゃんキーホルダーあったのに、まだやるの?(笑)

80点

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

鷹の爪

投稿日:2021/11/14 レビュアー:ビンス

いや〜〜面白かった
ノーマークの作品が面白いと
とても得した気分になります。
タイトルとジャケットに書かれた文面からは
普通のおっさんがキレて大暴走
というイメージしかわかなかったのですが
イヤイヤとんでもない
おっさんはおっさんでも
普通ではありませんでした。
ジャケットにも書いてましたが
よくよく調べてみると
あの大好きな「ジョン・ウィック」シリーズのスタッフが
絡んでるじゃありませんか。
それで納得
どちらにも共通する
「やっちゃいけないことがある」が
物語を面白くしています。
鷹の爪なんて
ずっと隠させておけばいいんです。
別の意味でもレッドホットでした。
主人公
強いんだけど圧倒的ではない
ワザとか?
それも「生きてる」を実感?
と思わせるほど好勝負を展開します。
十分受け止めて勝つ、みたいな
チャンピオンの戦い方なんですよね
圧倒的に勝つ方がカッコイイんですが
おっさんということも相まってか
この勝ち方がとても似合ってました。
そしてめっちゃタフ!
ラスボスとの決着なんて
おったまげ以外のなにものでもありません。
笑っちゃうぐらいぶっ飛んでました。
主人公を演じた俳優をこの作品以外で
認識したことがありません。
別の作品で観てるかもしれないんですが
きっと主役とかではないと思うので
お初な感覚でした。
だからこの俳優はもう「ノーバディー」なんです。
それ以外はあり得ない感覚。
是非とも続編でも「ノーバディー」の活躍が観たいと思ったら
続編の脚本が動き出したとか
嬉しいニュースです。
家族との関係もいいですねぇ
ラストもステキでした。
あと曲がイイ!
クラシックなオールディーズナンバーに彩られれ
主人公のバトルが余計輝きます。

クリストファー・ロイドを
久しぶりに観ました。
「バック〜」の頃より痩せた印象ですが
「バック〜」では
実年齢より高齢のドクを演じてただけあり
昔と今のイメージにほとんど変化がありません(笑)

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

キアヌ・リーブスと較べちゃあ、気の毒というモンよ!!

投稿日:2021/11/12 レビュアー:アーモンド

Mr.ノーバディこと、ハッチ。
毎日バス通勤の冴えない毎日を送る地味な中年男だ。

しかしハッチの過去(裏の顔)は、実は○◇◎△◇◎△、
と言う映画です。

合間合間に挿入曲。
ROCKや「ワンダフル・ワールド」そしてチャイコフスキーの「ピアノコンチェルト」
など7曲位も!
重くなりがちな映画を軽妙にしています。
(かなり挿入曲にオンブしてるね、笑)

2021年。「ジョン・ウィック」の脚本家と製作デビッド・リーチが再タッグ。
だけど、「ジョン・ウィック」と較べるのは酷というもの。
主役のスター性も制作費も段違いでしょう。
しかしクリストファー・ロイドとコニー・ニールセンと言うビックネームも出てます。
クリストファー・ロイドを観たい人には、花丸、ですね。
主役はボブ・オーデン・カーク(テレビドラマに出てる人らしい)

平和な生活を愛する男が、実は、
「その男凶暴につき」ご注意を!!

ロシアン・マフィアを相手にガチンコ闘うなんて、ややリアリティーを欠くけれど、
アクション好きなら、結構楽しめると思います。

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「お前は一体何者か?」 ネタバレ

投稿日:2022/02/04 レビュアー:hinakksk

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 (映画本編では気付かなかった、特典映像を観て初めて分かったことも織り交ぜてレビューを書いています。)

 バイオレンス映画はすごく苦手なので、「壮絶な暴力」という文言にひるんでしまったのですが、高評価のレビューに誘惑されて、ついに観てしまいました。所々目を閉じさえすれば、耐えられないというほどでもなく、何よりも、確かに暴力的ではありますが、理由なくむやみに暴力を振るうというわけではなく、むしろ生真面目で教養があり、家族を大切にし、寡黙でとっても渋い主人公に、どこか惹きつけられてしまいます。

 地味な生活を送っているおとなしい人が突然切れたというのは正確ではなく、チャックには隠している秘密の過去があります。平々凡々に暮らしている人が訳ありで素性を隠していて実は凄腕、という設定の作品は数多くあり、レビューにも類似の映画が挙げられていますが、私は「イコライザー」を連想しました。マッコールは元CIAで、妻を亡くし今は素性を知られないよう密かにホームセンターで働きながら独り暮らしをしています。困っている人を見れば危険があっても助けずにはいられず、最後には、職場であるホームセンターを舞台に、ロシアマフィアと壮絶な闘いを繰り広げます。

 マッコールは他者を助けるためですが、この映画のチャックには家族があるので、最終的には家族を守るために闘います。会計士という知的な職業に就きながら、マッコールのように、過去において、3文字の政府機関に属して暴力を伴う仕事をしていたと思われます。強盗犯のタトゥーを調べに行った店で、チャックの手首のタトゥーを見たとたん、店主が怯える表情をしてすぐに強盗犯の情報を教えることからも、それは推測できます。(チャックのタトゥーが何を意味しているかは明らかになっていません。)

 最後にはチャックの職場である工場を舞台に、ロシアマフィアと死闘を繰り広げるというのも同じです。ただ、今作は家族がテーマなので、1人ではなく家族3人で協力して闘います。(ひとりは、元FBIの、かくしゃくとして驚くほど元気なチャックの父親、もうひとりは、父親の亡くなった親友の息子で、彼が引き取って育てたハリー。チャックがしばしば無線で話している相手はハリーです。)工場には敵を迎え撃つために様々な仕掛けや罠が用意されていて、派手な銃撃戦が展開されます。

 マッコールとの大きな違いは、彼が純粋に正義感から闘うのに対し、チャックは、自分でも認めているように、暴力への依存傾向が強いという点です。悪い人間にしか暴力は振るいませんが、しばしば過剰で過激になりがちです。バイオレンスシーンの殺伐とした雰囲気を和らげるためなのか、この映画では巧みに音楽が多用されていて、音楽映画かと思えるほどです。

 かつて仕事とはいえ、暴力に明け暮れる生活から温かな家庭に憧れ、レベッカ(ベッカ)と出会い、暴力を封印して、息子と娘のいる平穏な家庭を築く。ところが、バスで職場と自宅を往復するだけという退屈な日常に鬱々とし、何かのきっかけで自分が暴力的になるのを恐れて、チャックは強盗犯に対しても気弱にしか対処できない。息子には軽蔑され、自分を一番慕ってくれる娘の大事なブレスレットも奪われてしまう有様。突然チャックは、娘のブレスレットだけは取り戻そうと決意し、成り行きで、家族を守るためにも、暴力に依存する生活へと逆戻りしまう。

 主演のボブ・オデンカークは、暴力がエスカレートしていくにつれて、チャックの表情や雰囲気が次第に変化していく様子を、好演しています。この役の激しいアクションに備えて2年間もトレーニングを積んだとのこと、その役者魂にも敬服です。

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Mr.ノーバディ

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:33件

WHO ARE YOU? I am ....nobody

投稿日

2021/11/26

レビュアー

飛べない魔女

最高に面白かった〜。
92分、1秒もダレるところがなく一気に見れた。
普通のオッサンだと思っていた男が実は。。。というよくある設定なれど
導入部分からもう既にワクワク感が止まらず。
毎日同じ日々を繰り返し、家族からは無視され
空気のような存在になっているハッチ。
唯一彼の存在を認めているのは幼い娘だけ。
でもひたすら家族を愛するハッチさん。
隣人にもバカにされるごく普通のオジサン。
さあ、そんなハッチさん、いつ大暴れしてくれるの?と期待が高まる。
期待通り大暴れが始まると、これがまたアクションが楽しい。
笑えるシーンも多々あって、最後まで楽しめた。
最後はスッキリ爽やかな気持ちになっている自分がいた(笑)

ハッチの父親の爺ちゃんも最高!
おや、この俳優さん、どこかで見た人だな
と思ったら何とバックトゥーザフューチャーのドクではないか!!
いや〜、生きてたのね〜(笑)

続編を作りたそうなエンディングだったけど
作って欲しくないな。
だって、ジョン・ウィックみたいに
筋を外れてだんだん面白くなくなるといけないもの(笑)

一見してごく普通の中年男が、理不尽に怒りを爆発させて大暴れ

投稿日

2022/04/26

レビュアー

oyoyo

ツッコミどころが多いので、まずは苦言。
人助けという大義名分で装ってはいるが、
実際は己の「衝動」を満たすために暴れたいだけである。
最初の街のチンピラ相手に泥仕合するのは勘が戻ってなかっただけ?
単純に強いだけではなく、まぁまぁ敵からのダメージも食らうのもリアルではあったけど。

終盤のお父さんのアクションはキレが無い。
ただバンバン撃って、普通に移動してるだけ。
もうちょっとカメラアングルとか、
体力的な不利を立ち位置の有利でカバーするとかの工夫が欲しかった。
工夫が難しいなら、
度々訪れる主人公のピンチに、必ず有利な位置にいる父からの援護射撃で助かる。
その繰り返しでもいいと思う。
あれ?お父さん居ないな〜って思ったら、いつの間にか主人公をサポートする位置にチャッカリ移動してるとか。
年寄りに無理にアクションさせる必要はない。

とまあ苦言を並べてみたけれど、全般的には良かった。
もう一工夫すれば「隠れた名アクション作」とまで言えただろう。

戦闘シーンはすべて夜だが暗くて見えないという心配はゼロ。
敵をバッタバッタと倒す爽快感。
痛みを感じるアクションシーンはリアリティあり。

よくある普通の生活をしていたオジサンが、悪の組織を壊滅するという黄金パターンが、
ありふれているが安心して観られる。

きっかけになったネコちゃんキーホルダーあったのに、まだやるの?(笑)

80点

鷹の爪

投稿日

2021/11/14

レビュアー

ビンス

いや〜〜面白かった
ノーマークの作品が面白いと
とても得した気分になります。
タイトルとジャケットに書かれた文面からは
普通のおっさんがキレて大暴走
というイメージしかわかなかったのですが
イヤイヤとんでもない
おっさんはおっさんでも
普通ではありませんでした。
ジャケットにも書いてましたが
よくよく調べてみると
あの大好きな「ジョン・ウィック」シリーズのスタッフが
絡んでるじゃありませんか。
それで納得
どちらにも共通する
「やっちゃいけないことがある」が
物語を面白くしています。
鷹の爪なんて
ずっと隠させておけばいいんです。
別の意味でもレッドホットでした。
主人公
強いんだけど圧倒的ではない
ワザとか?
それも「生きてる」を実感?
と思わせるほど好勝負を展開します。
十分受け止めて勝つ、みたいな
チャンピオンの戦い方なんですよね
圧倒的に勝つ方がカッコイイんですが
おっさんということも相まってか
この勝ち方がとても似合ってました。
そしてめっちゃタフ!
ラスボスとの決着なんて
おったまげ以外のなにものでもありません。
笑っちゃうぐらいぶっ飛んでました。
主人公を演じた俳優をこの作品以外で
認識したことがありません。
別の作品で観てるかもしれないんですが
きっと主役とかではないと思うので
お初な感覚でした。
だからこの俳優はもう「ノーバディー」なんです。
それ以外はあり得ない感覚。
是非とも続編でも「ノーバディー」の活躍が観たいと思ったら
続編の脚本が動き出したとか
嬉しいニュースです。
家族との関係もいいですねぇ
ラストもステキでした。
あと曲がイイ!
クラシックなオールディーズナンバーに彩られれ
主人公のバトルが余計輝きます。

クリストファー・ロイドを
久しぶりに観ました。
「バック〜」の頃より痩せた印象ですが
「バック〜」では
実年齢より高齢のドクを演じてただけあり
昔と今のイメージにほとんど変化がありません(笑)

キアヌ・リーブスと較べちゃあ、気の毒というモンよ!!

投稿日

2021/11/12

レビュアー

アーモンド

Mr.ノーバディこと、ハッチ。
毎日バス通勤の冴えない毎日を送る地味な中年男だ。

しかしハッチの過去(裏の顔)は、実は○◇◎△◇◎△、
と言う映画です。

合間合間に挿入曲。
ROCKや「ワンダフル・ワールド」そしてチャイコフスキーの「ピアノコンチェルト」
など7曲位も!
重くなりがちな映画を軽妙にしています。
(かなり挿入曲にオンブしてるね、笑)

2021年。「ジョン・ウィック」の脚本家と製作デビッド・リーチが再タッグ。
だけど、「ジョン・ウィック」と較べるのは酷というもの。
主役のスター性も制作費も段違いでしょう。
しかしクリストファー・ロイドとコニー・ニールセンと言うビックネームも出てます。
クリストファー・ロイドを観たい人には、花丸、ですね。
主役はボブ・オーデン・カーク(テレビドラマに出てる人らしい)

平和な生活を愛する男が、実は、
「その男凶暴につき」ご注意を!!

ロシアン・マフィアを相手にガチンコ闘うなんて、ややリアリティーを欠くけれど、
アクション好きなら、結構楽しめると思います。

「お前は一体何者か?」

投稿日

2022/02/04

レビュアー

hinakksk

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 (映画本編では気付かなかった、特典映像を観て初めて分かったことも織り交ぜてレビューを書いています。)

 バイオレンス映画はすごく苦手なので、「壮絶な暴力」という文言にひるんでしまったのですが、高評価のレビューに誘惑されて、ついに観てしまいました。所々目を閉じさえすれば、耐えられないというほどでもなく、何よりも、確かに暴力的ではありますが、理由なくむやみに暴力を振るうというわけではなく、むしろ生真面目で教養があり、家族を大切にし、寡黙でとっても渋い主人公に、どこか惹きつけられてしまいます。

 地味な生活を送っているおとなしい人が突然切れたというのは正確ではなく、チャックには隠している秘密の過去があります。平々凡々に暮らしている人が訳ありで素性を隠していて実は凄腕、という設定の作品は数多くあり、レビューにも類似の映画が挙げられていますが、私は「イコライザー」を連想しました。マッコールは元CIAで、妻を亡くし今は素性を知られないよう密かにホームセンターで働きながら独り暮らしをしています。困っている人を見れば危険があっても助けずにはいられず、最後には、職場であるホームセンターを舞台に、ロシアマフィアと壮絶な闘いを繰り広げます。

 マッコールは他者を助けるためですが、この映画のチャックには家族があるので、最終的には家族を守るために闘います。会計士という知的な職業に就きながら、マッコールのように、過去において、3文字の政府機関に属して暴力を伴う仕事をしていたと思われます。強盗犯のタトゥーを調べに行った店で、チャックの手首のタトゥーを見たとたん、店主が怯える表情をしてすぐに強盗犯の情報を教えることからも、それは推測できます。(チャックのタトゥーが何を意味しているかは明らかになっていません。)

 最後にはチャックの職場である工場を舞台に、ロシアマフィアと死闘を繰り広げるというのも同じです。ただ、今作は家族がテーマなので、1人ではなく家族3人で協力して闘います。(ひとりは、元FBIの、かくしゃくとして驚くほど元気なチャックの父親、もうひとりは、父親の亡くなった親友の息子で、彼が引き取って育てたハリー。チャックがしばしば無線で話している相手はハリーです。)工場には敵を迎え撃つために様々な仕掛けや罠が用意されていて、派手な銃撃戦が展開されます。

 マッコールとの大きな違いは、彼が純粋に正義感から闘うのに対し、チャックは、自分でも認めているように、暴力への依存傾向が強いという点です。悪い人間にしか暴力は振るいませんが、しばしば過剰で過激になりがちです。バイオレンスシーンの殺伐とした雰囲気を和らげるためなのか、この映画では巧みに音楽が多用されていて、音楽映画かと思えるほどです。

 かつて仕事とはいえ、暴力に明け暮れる生活から温かな家庭に憧れ、レベッカ(ベッカ)と出会い、暴力を封印して、息子と娘のいる平穏な家庭を築く。ところが、バスで職場と自宅を往復するだけという退屈な日常に鬱々とし、何かのきっかけで自分が暴力的になるのを恐れて、チャックは強盗犯に対しても気弱にしか対処できない。息子には軽蔑され、自分を一番慕ってくれる娘の大事なブレスレットも奪われてしまう有様。突然チャックは、娘のブレスレットだけは取り戻そうと決意し、成り行きで、家族を守るためにも、暴力に依存する生活へと逆戻りしまう。

 主演のボブ・オデンカークは、暴力がエスカレートしていくにつれて、チャックの表情や雰囲気が次第に変化していく様子を、好演しています。この役の激しいアクションに備えて2年間もトレーニングを積んだとのこと、その役者魂にも敬服です。

1〜 5件 / 全33件