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アオラレ / ラッセル・クロウ
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「アオラレ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

ラッセル・クロウがささいな運転マナーに腹を立て、ヒロインをどこまでも追い詰めていく狂気のあおり運転男を怪演するノンストップ・サスペンス・アクション。共演はカレン・ピストリアス、ガブリエル・ベイトマン。監督はデリック・ボルテ。美容師のレイチェルは息子のカイルを乗せて学校へ向かう途中、渋滞に捕まり苛立ちを募らせる。ちょうどその時、信号が青に変わっても前の車が動き出さず、思わず強めにクラクションを鳴らしてしまう。すると男は車を横付けし、クラクションの鳴らし方に文句をつけ謝罪を要求。しかし不運続きでイライラMAXのレイチェルは猛然と言い返してそのまま車を走らせる。その後カイルを学校に送り届けたレイチェルは、さっきの男がなおも後を尾けてきていることに気づくのだったが…。 JAN:4988111856371

「アオラレ」 の作品情報

作品情報

製作年:

2020年

原題:

UNHINGED

「アオラレ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

L.A.コンフィデンシャル

バーチュオシティ

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング

アイアン・フィスト

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1〜 5件 / 全29件

クラクションは優しく!

投稿日:2021/10/19 レビュアー:飛べない魔女

車を運転していると、腹がたつことの一つに
後ろからクラクションを鳴らされることがありますね。
え?何?何かやったの?私?とまず不安になりますが
たいていの場合、ぼーっとして青なのに発車しないケースです(笑)
でも流石に、強くは鳴らされません。
トム・クーパー(ラッセル・クロウ)は相当ヤバい人で
到底受け入れられない人間だけど
彼の言うことにも一理あります。
ぷっぷっぷぷと軽く鳴らすだけでいいのに
フリーの美容師レイチェルは自分が寝坊したせいで
息子の登校が遅れそうになり(結局遅刻したけど)
それで渋滞にはまり、そのせいで自分の仕事も失い
イライラして、クラクションを激しく鳴らします。
それがトムの逆鱗に触れ、悲劇への道を突き進むことになるのです。
息子のカイルが『ママ、やめてよ!謝っちゃいなよ!』と言うのに
むきになって口論したこともいけませんね。

終始ドキドキして面白かったです。
面白かったのですが、このレイチェルという女性が
日頃からだらしないタイプのようで、感情移入が難しかったです。
息子のカイルの方が何かと大人で冷静です。
スマホにパスワード設定してロックしておかない理由が面倒だから、とか
もうこの世の中にあり得ないですよ。
全部中身をトムに 見られて、着信転送設定までされて振り回され
こんな怖い思いをしたのは、自業自得としか思えませんでした。
巻き込まれて命を落とした人たちが、気の毒です。


それにしてもラッセル・クロウの巨漢にはびっくり!
ご本人もこの役は気乗りがしなかったそうですね(;^_^A

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理不尽なる危険運転、やけっぱちはダメよ! ネタバレ

投稿日:2021/09/03 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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予告編のぶっ飛び映像を見て、どうにもこうにも早く見たくてたまらない!
先行配信(ツタヤテレビ880円)で試聴。
ラッセル・クロウのふてぶてしくも陰険な目つき!ドッヒャー〜
ピックアップトラックの窓から恐怖という名の理不尽光線が降り注ぐ!

ルイジアナ州ニューオーリンズ。美容師レイチェルは、前の車が青信号になっても
走り出さないのでパーーーーとクラクションを鳴らす。それでも動かず、
イラついたレイチェルが追い越すと、横につけたその車の男が「運転マナーがなっていない」と言ってくる。
『注意する時は小刻みにッパッパッだ。確かに俺は考え事をしていた。だけどパーーーーは、ないだろう。』

レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。
何を隠そう、レイチェルは離婚調停とか親の介護問題とか仕事の失敗とかオケツが痛いとか、
もういっぱいいっぱい、プツンと針を刺すと爆発するパンパンな風船状態だったのだ。
「謝罪?悪いのはテメーだろ、っせーんだよ、ボケ!」

ところがだ、ピックアップトラックのラッセルクロウ、(あ、トム・クーパーという名前ね。)
の正体は、聞いて驚け、前妻とその夫を殺し放火までした手配中の殺人犯だったのだ!
すでに男の精神は危うい領域に足を突っ込んでいた。
破れかぶれ、弁護士とか組合とか俺を困らせるのはみんな憎い・・・。

そのトム・クーパー様が、風船パンパンのレイチェルに狙いを定め、あおるあおる!
前に割り込んで急停車する、トムの暴力運転で巻き添え事故多発、激突が激突を呼んで交通事故のクラスター発生、
至近距離のカメラ、道路スレスレから映す映像、迫力だねぇ。
これぞ車の濃厚接触! トムが撥ねた通りがかりの人がポーンと道路に投げ出され、
別の車に粉砕されるなんて最高でした。ガッチャンコ!飛び散る破片。
それでもレイチェルのステーションワゴンがまだ無事なのは、レイチェルも上手いのか?

さてさて、レイチェルは散々な目にあいながら祖母の家に逃げ込む。
ここからが、カーアクションからホラーになります。ふふふ。(面白いよ)

ちなみに、『アオリ』じゃなくて『アオラレ』という事は、主役はラッセル・クロウじゃなくてレイチェルだったのか?そもそも『アオラレ』なんて単語は存在してたのか?
原題はUnhinged ヒンジがない─(タガがはずれるとか、錯乱した、との意味だそうだ)

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タイトルに期待したが・・・

投稿日:2022/01/20 レビュアー:oyoyo

煽り運転は最初の方だけ。
途中から追跡アクション。

スピルバーグの「激突」風に、ずっと煽り。煽られのストーリーかと思ってたが違った。
面白かったが期待してたのと違う感もあり、そこがマイナス。
煽り男は殺人鬼だったので、これも期待と違った。
僕としては、
「普通の人が、些細なトラブルをきっかけに煽り魔に豹変する」
ってなシナリオを期待してただけに、最初から殺人犯だったのは
リアリティに欠けると思った。

アクションは現実味あるアクション。
ワイスピと比べれば地味だがリアリティがある。

先入観持たずに観れたらよかったな〜。

75点

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壊れている人、ヤバイ人だらけの世の中

投稿日:2021/11/26 レビュアー:kazupon

監督:デリック・ボルテ(2020年・米・90分)
原題:UNHINGED  (蝶番の外れた、気が動転した、錯乱した、動揺した などの意味)

オープニングのクレジットで流れる交通事故のシーン。
無謀な運転、イライラに任せたハンドル操作。
これが世界共通のストレス社会の実態なのか。
煽り運転は日本だけのことではないのだな。
そう思った。
予告映像から、ラッセル・クロウ演じるトム・クーパーは、いわゆる「キ印」なのかと想像していた。
冒頭からとんでもない事をしでかすのだが、彼の過去が一切語られないので、トムの異常な言動の理由がまったく分からないし、想像もつかない。
普通なら、こんなサイコ野郎の標的となってしまった母・レイチェル(カレン・ピストリアス)と息子のカイル(ガブリエル・ベイトマン)に同情すべきなのだろうけれど、
朝のレイチェルの様子を見ているので、心境は複雑なものがある。
レイチェルの寝坊はこの日に限ったことではないようだし、そのためにカイルを学校に送っていくのも遅くなり、結果、カイルは遅刻する。
フリーで美容師の仕事をしているが、そちらも遅刻するのは今回が初めてではないらしい。
結果、その日の予約はキャンセルされて上客を失うことになった。
日本でも車を追い越されたのが気に入らないと執拗に煽ってくる車もいるし、何で?とアオラレル理由の分からないケースもある。
理屈の通らない相手には、手の打ちようもない。
本作のトム・クーパーのように「やけのやんぱち」で、もうどうなっても構わない人間には対応のしようもない。
せめてあの時、謝っていたら。スマホを車内に置きっ放しにしないでいたら。せめてあの時・・・
あの事態を回避できるチャンスは、何度かあったのに。
理屈じゃない。危険な人間が立ち塞がったら、ちっちゃなプライドなんて捨てて、自分と息子を守らなくては!

ガソリンスタンドで助けてくれた、あの男性が気の毒でならない。
レイチェルの弁護士も、レイチェルの弟の婚約者も巻き添えになってしまって、最期が無残過ぎる。理不尽だ。

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ミソジニー(女嫌い)全開だけど面白い

投稿日:2021/12/07 レビュアー:ポッシュ

映画館で予告編見たとき声あげて笑っちゃったのですよね。
いやもう、期待を上回る面白さでした。

『激突!』(1971)系の不条理スリラーだけど、激突のように最後まで謎めいた犯人ではなく、
最初っからアタオカですワシなラッセル・クロウがキレにキレ、殺りまくるw
これが怖いけど笑っちゃう。
追いかけられるヒロインのレイチェルがなかなかのクソ女(失礼!)なので
どこかラッセルに肩入れして観ている自分もいたりして。(途中まではね)
なんでしょね、裏テーマ的にはピカレスク・ロマン(悪漢小説)なのかなーと。
ミソジニー(女嫌い)全開だもん、これ。

寝坊した自分が一番悪いくせに、渋滞カンベンしてよ!仕事クビなんてヒドイ!って
「なんで私がこんな目に」「私は悪くないわよ」ってオラってるヒロインのキャラ造形がもう、
悪意ありませんかね。
彼女に敵対してそうな離婚調停中のダンナについては、不当な財産要求や息子との約束を守らない
ってな描写ぐらいで、観客を激怒させるほどのイヤな奴には見せてない。
息子は普通にイイ子。というか親よりよっぽどオトナな感じ。
弟も、姉の家に転がりこんでて経済的に自立できてないのかな?というチャラさはありつつ、
ヒロインの息子のことを可愛がってそうなイイ奴。見た目、ちょっと可愛い。(←私情)
弁護士さんもフツーに仕事してる感じ。金にがめついとかレイチェルに付け込んでくるとか、
ネガティブな色付けはなし。

・・・という具合に男性キャラはみんなフラット。
それに比べて女性はどうでしょ。レイチェルをあっさりクビにしちゃう顧客のデボラ。
いや、この人は悪くないか。レイチェルが時間にだらしなさ過ぎるから我慢の限界だったって感じだものね。
短いシークエンスだったけど、ルームミラー覗いてマスカラつけながら運転してる女性ドライバーもいたっけ。
この手の、脇キャラで言えば、ガソリンスタンドでレイチェルを助けてくれたパーカー男子なんて、
すっごいイイ人だったではありませんか。ものすごい親切にしてくれたのに、その時のレイチェルの態度って
「あ、どうも」ぐらい。え、なんで、そんな低温?
私だったら「テンキュ、テンキュ、テンキュ、テンキューソォォウマッチ!」って拝んじゃうわよ。
クラクション、バーーーッ!でも私は謝らないわよ、の時からヒロインの好感度は下がる一方だったけど、
ここで私的にはすでにゼロ査定です。「ごめんなさい」と「ありがとう」は素直に言おう。

そんな具合で、やり過ぎラッセルはもちろん悪役な訳ですが、それ以上に
「女の側に落ち度があるんじゃないの?」
「このヒロイン、セキュリティ管理ダメすぎ。バカじゃないの?」
と言ってる物語なのです。

まぁ、その分、ラッセルのキャラは、リストラされた巨漢の白人中年男、暴力だけが俺の武器さって、
今のアメリカを物語る一つの類型になってて、バランスはとってますけどmore〜。

こういうのは、やんや、やんや、画面に向って文句飛ばしながら観ると楽しいですね。
皆さんもご一緒にどうぞ、ってな参加型ポップコーンムービーです。オススメ!

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1〜 5件 / 全29件

アオラレ

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:29件

クラクションは優しく!

投稿日

2021/10/19

レビュアー

飛べない魔女

車を運転していると、腹がたつことの一つに
後ろからクラクションを鳴らされることがありますね。
え?何?何かやったの?私?とまず不安になりますが
たいていの場合、ぼーっとして青なのに発車しないケースです(笑)
でも流石に、強くは鳴らされません。
トム・クーパー(ラッセル・クロウ)は相当ヤバい人で
到底受け入れられない人間だけど
彼の言うことにも一理あります。
ぷっぷっぷぷと軽く鳴らすだけでいいのに
フリーの美容師レイチェルは自分が寝坊したせいで
息子の登校が遅れそうになり(結局遅刻したけど)
それで渋滞にはまり、そのせいで自分の仕事も失い
イライラして、クラクションを激しく鳴らします。
それがトムの逆鱗に触れ、悲劇への道を突き進むことになるのです。
息子のカイルが『ママ、やめてよ!謝っちゃいなよ!』と言うのに
むきになって口論したこともいけませんね。

終始ドキドキして面白かったです。
面白かったのですが、このレイチェルという女性が
日頃からだらしないタイプのようで、感情移入が難しかったです。
息子のカイルの方が何かと大人で冷静です。
スマホにパスワード設定してロックしておかない理由が面倒だから、とか
もうこの世の中にあり得ないですよ。
全部中身をトムに 見られて、着信転送設定までされて振り回され
こんな怖い思いをしたのは、自業自得としか思えませんでした。
巻き込まれて命を落とした人たちが、気の毒です。


それにしてもラッセル・クロウの巨漢にはびっくり!
ご本人もこの役は気乗りがしなかったそうですね(;^_^A

理不尽なる危険運転、やけっぱちはダメよ!

投稿日

2021/09/03

レビュアー

くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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予告編のぶっ飛び映像を見て、どうにもこうにも早く見たくてたまらない!
先行配信(ツタヤテレビ880円)で試聴。
ラッセル・クロウのふてぶてしくも陰険な目つき!ドッヒャー〜
ピックアップトラックの窓から恐怖という名の理不尽光線が降り注ぐ!

ルイジアナ州ニューオーリンズ。美容師レイチェルは、前の車が青信号になっても
走り出さないのでパーーーーとクラクションを鳴らす。それでも動かず、
イラついたレイチェルが追い越すと、横につけたその車の男が「運転マナーがなっていない」と言ってくる。
『注意する時は小刻みにッパッパッだ。確かに俺は考え事をしていた。だけどパーーーーは、ないだろう。』

レイチェルに謝罪を求めるが、彼女は拒絶して車を出す。
何を隠そう、レイチェルは離婚調停とか親の介護問題とか仕事の失敗とかオケツが痛いとか、
もういっぱいいっぱい、プツンと針を刺すと爆発するパンパンな風船状態だったのだ。
「謝罪?悪いのはテメーだろ、っせーんだよ、ボケ!」

ところがだ、ピックアップトラックのラッセルクロウ、(あ、トム・クーパーという名前ね。)
の正体は、聞いて驚け、前妻とその夫を殺し放火までした手配中の殺人犯だったのだ!
すでに男の精神は危うい領域に足を突っ込んでいた。
破れかぶれ、弁護士とか組合とか俺を困らせるのはみんな憎い・・・。

そのトム・クーパー様が、風船パンパンのレイチェルに狙いを定め、あおるあおる!
前に割り込んで急停車する、トムの暴力運転で巻き添え事故多発、激突が激突を呼んで交通事故のクラスター発生、
至近距離のカメラ、道路スレスレから映す映像、迫力だねぇ。
これぞ車の濃厚接触! トムが撥ねた通りがかりの人がポーンと道路に投げ出され、
別の車に粉砕されるなんて最高でした。ガッチャンコ!飛び散る破片。
それでもレイチェルのステーションワゴンがまだ無事なのは、レイチェルも上手いのか?

さてさて、レイチェルは散々な目にあいながら祖母の家に逃げ込む。
ここからが、カーアクションからホラーになります。ふふふ。(面白いよ)

ちなみに、『アオリ』じゃなくて『アオラレ』という事は、主役はラッセル・クロウじゃなくてレイチェルだったのか?そもそも『アオラレ』なんて単語は存在してたのか?
原題はUnhinged ヒンジがない─(タガがはずれるとか、錯乱した、との意味だそうだ)

タイトルに期待したが・・・

投稿日

2022/01/20

レビュアー

oyoyo

煽り運転は最初の方だけ。
途中から追跡アクション。

スピルバーグの「激突」風に、ずっと煽り。煽られのストーリーかと思ってたが違った。
面白かったが期待してたのと違う感もあり、そこがマイナス。
煽り男は殺人鬼だったので、これも期待と違った。
僕としては、
「普通の人が、些細なトラブルをきっかけに煽り魔に豹変する」
ってなシナリオを期待してただけに、最初から殺人犯だったのは
リアリティに欠けると思った。

アクションは現実味あるアクション。
ワイスピと比べれば地味だがリアリティがある。

先入観持たずに観れたらよかったな〜。

75点

壊れている人、ヤバイ人だらけの世の中

投稿日

2021/11/26

レビュアー

kazupon

監督:デリック・ボルテ(2020年・米・90分)
原題:UNHINGED  (蝶番の外れた、気が動転した、錯乱した、動揺した などの意味)

オープニングのクレジットで流れる交通事故のシーン。
無謀な運転、イライラに任せたハンドル操作。
これが世界共通のストレス社会の実態なのか。
煽り運転は日本だけのことではないのだな。
そう思った。
予告映像から、ラッセル・クロウ演じるトム・クーパーは、いわゆる「キ印」なのかと想像していた。
冒頭からとんでもない事をしでかすのだが、彼の過去が一切語られないので、トムの異常な言動の理由がまったく分からないし、想像もつかない。
普通なら、こんなサイコ野郎の標的となってしまった母・レイチェル(カレン・ピストリアス)と息子のカイル(ガブリエル・ベイトマン)に同情すべきなのだろうけれど、
朝のレイチェルの様子を見ているので、心境は複雑なものがある。
レイチェルの寝坊はこの日に限ったことではないようだし、そのためにカイルを学校に送っていくのも遅くなり、結果、カイルは遅刻する。
フリーで美容師の仕事をしているが、そちらも遅刻するのは今回が初めてではないらしい。
結果、その日の予約はキャンセルされて上客を失うことになった。
日本でも車を追い越されたのが気に入らないと執拗に煽ってくる車もいるし、何で?とアオラレル理由の分からないケースもある。
理屈の通らない相手には、手の打ちようもない。
本作のトム・クーパーのように「やけのやんぱち」で、もうどうなっても構わない人間には対応のしようもない。
せめてあの時、謝っていたら。スマホを車内に置きっ放しにしないでいたら。せめてあの時・・・
あの事態を回避できるチャンスは、何度かあったのに。
理屈じゃない。危険な人間が立ち塞がったら、ちっちゃなプライドなんて捨てて、自分と息子を守らなくては!

ガソリンスタンドで助けてくれた、あの男性が気の毒でならない。
レイチェルの弁護士も、レイチェルの弟の婚約者も巻き添えになってしまって、最期が無残過ぎる。理不尽だ。

ミソジニー(女嫌い)全開だけど面白い

投稿日

2021/12/07

レビュアー

ポッシュ

映画館で予告編見たとき声あげて笑っちゃったのですよね。
いやもう、期待を上回る面白さでした。

『激突!』(1971)系の不条理スリラーだけど、激突のように最後まで謎めいた犯人ではなく、
最初っからアタオカですワシなラッセル・クロウがキレにキレ、殺りまくるw
これが怖いけど笑っちゃう。
追いかけられるヒロインのレイチェルがなかなかのクソ女(失礼!)なので
どこかラッセルに肩入れして観ている自分もいたりして。(途中まではね)
なんでしょね、裏テーマ的にはピカレスク・ロマン(悪漢小説)なのかなーと。
ミソジニー(女嫌い)全開だもん、これ。

寝坊した自分が一番悪いくせに、渋滞カンベンしてよ!仕事クビなんてヒドイ!って
「なんで私がこんな目に」「私は悪くないわよ」ってオラってるヒロインのキャラ造形がもう、
悪意ありませんかね。
彼女に敵対してそうな離婚調停中のダンナについては、不当な財産要求や息子との約束を守らない
ってな描写ぐらいで、観客を激怒させるほどのイヤな奴には見せてない。
息子は普通にイイ子。というか親よりよっぽどオトナな感じ。
弟も、姉の家に転がりこんでて経済的に自立できてないのかな?というチャラさはありつつ、
ヒロインの息子のことを可愛がってそうなイイ奴。見た目、ちょっと可愛い。(←私情)
弁護士さんもフツーに仕事してる感じ。金にがめついとかレイチェルに付け込んでくるとか、
ネガティブな色付けはなし。

・・・という具合に男性キャラはみんなフラット。
それに比べて女性はどうでしょ。レイチェルをあっさりクビにしちゃう顧客のデボラ。
いや、この人は悪くないか。レイチェルが時間にだらしなさ過ぎるから我慢の限界だったって感じだものね。
短いシークエンスだったけど、ルームミラー覗いてマスカラつけながら運転してる女性ドライバーもいたっけ。
この手の、脇キャラで言えば、ガソリンスタンドでレイチェルを助けてくれたパーカー男子なんて、
すっごいイイ人だったではありませんか。ものすごい親切にしてくれたのに、その時のレイチェルの態度って
「あ、どうも」ぐらい。え、なんで、そんな低温?
私だったら「テンキュ、テンキュ、テンキュ、テンキューソォォウマッチ!」って拝んじゃうわよ。
クラクション、バーーーッ!でも私は謝らないわよ、の時からヒロインの好感度は下がる一方だったけど、
ここで私的にはすでにゼロ査定です。「ごめんなさい」と「ありがとう」は素直に言おう。

そんな具合で、やり過ぎラッセルはもちろん悪役な訳ですが、それ以上に
「女の側に落ち度があるんじゃないの?」
「このヒロイン、セキュリティ管理ダメすぎ。バカじゃないの?」
と言ってる物語なのです。

まぁ、その分、ラッセルのキャラは、リストラされた巨漢の白人中年男、暴力だけが俺の武器さって、
今のアメリカを物語る一つの類型になってて、バランスはとってますけどmore〜。

こういうのは、やんや、やんや、画面に向って文句飛ばしながら観ると楽しいですね。
皆さんもご一緒にどうぞ、ってな参加型ポップコーンムービーです。オススメ!

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