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ミナリ

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ミナリ / スティーヴン・ユァン
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「ミナリ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

人生は続き、明日は必ず来ることの尊さを伝える希望の物語。1980年代、農業で成功することを夢見る韓国系移民のジェイコブは、アメリカ・アーカンソー州の高原に、家族と共に引っ越して来た。だか、水が干上がり、作物は売れず、一家は追い詰められる。

「ミナリ」 の作品情報

作品情報

製作年: 2020年
製作国: アメリカ
原題: MINARI

「ミナリ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ヨメ全盛時代

ウォーキング・デッド3

藁にもすがる獣たち

勝手にしやがれ

ユーザーレビュー:8件

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1〜 5件 / 全8件

韓国人の移民に暖かかったアメリカ人社会

投稿日:2021/09/05 レビュアー:アーモンド

2020年(アメリカ)監督:リー・アイザック・チョン。
良いお話でした。各国の賞を総なめにしました。
題名のミナリは韓国の香味野菜・セリのことです。
セリは2度目の旬が最も美味しいことから、子供世代のために、親世代が懸命に生きる・・・との意味が込められています。

すごく辛い苦労話を聞かされる覚悟で観ましたが、
全然そんな心配は入りませんでした。

1980年代に韓国からの移民者の家族。まだ30代の父親のジェイコブ、母親のモニカ、姉娘のアン、そして弟のデビッドの4人家族。
今のアメリカへの移民の事情は詳しくありませんが、1980年代には移民に優しかってようですね。

大きな農作地を買うだけの融資が受けられて、耕作機械も種も肥料も買えます。
トレーラーハウスとお母さんのモニカは不満ですが、私の目から見ると立派です。
ベッドもひとり1台。部屋数も多い。調理器具も揃っています。洋服だって「着の身着のまま」じゃない。
着替えが豊富。食事にも困らない。
第一にお父さんは農園主で小作ではありません。

畑だって、石ころだらけの土地を騙されたり、しません。
土地はそれなりに肥沃です。作物が日照りや大雨で全滅したりもしません。

これは苦労と言えますかね?
お父さんはとても野心家です。
「韓国野菜の生産で、絶対に成功して金持ちになるんだ!!」
側で見ているお母さんは、悲観的な性格です。
心臓の弱いデビッドを連れて行く病院が、1時間もかかる・・・と、気を揉みます。

パール・バックの『大地』とかスタインベックの『怒りの葡萄』などを思い浮かべていた私は拍子抜けでした。
こんなもの、苦労のうちに入らない・・・って思っちゃいました。

口喧嘩ばかりのお父さんとお母さんは、打開策として韓国からスンジャおばあちゃんを呼び寄せます。
まぁまぁ、このスンジヤおばあちゃんの「ぶっ飛んでること!!」
スンジャおばあちゃんの登場で、映画は劇的に面白くなります。
花札が趣味で、孫のデビッドへのお土産は花札です。
そしてテレビでプロレスを観るのが大好き。
真面目でも模範的でも無い年寄りです。
はじめデビッドはおばあちゃんを嫌います。
またこのデビッドも笑わしてくれます。
小太りでチビで、デビッドってミドルネームなのかな?
(ジェイコブもモニカもアンもデビッドも、韓国人の平べったい顔には不似合いです、正直言って!!)
デビッドは、おねしょなど、エピソードに欠きません。

この映画を観ていると、韓国人を迎えるアメリカ人も、同輩の韓国人も、子供たちの学校友達も父兄も、悪い人は一人も出て来ません。
と言っても、ラストには衝撃的な展開がありますが・・・。

お終い行くにつれて盛り上がる映画で、スンジャおばあちゃんの役割が、
この映画を劇的なストーリーへ導きます。

こんなにアメリカ人が良い人ばかりで、間違い無いのかしら?
昔はアメリカは移民を優しく受け入れていたの?
原作者のノスタルジーなのかしら?

今のアメリカの実像も見てみたいと、思いました。

このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています

生きてゆく、困難の種は尽きまじ

投稿日:2021/09/03 レビュアー:くまげらの森

(2020年製作・アメリカ)監督・脚本リー・アイザック・チョン
気鋭のスタジオ「A24」とブラッド・ピットの製作会社「PLAN B」が製作した。

1980年代のアメリカ。農業での成功を夢見てアーカンソー州の高原に土地を買い、
家族で引っ越してきた韓国系移民一家の物語だ。
韓国の野菜を作りたいという強いこだわりを持つ父、ジェイコブ。
ボロボロのトレーラーハウスを見て不安が募る母、モニカ。
(生粋の韓国人だけどこの名前は通称という事か?)
平べったい顔したその辺にいる7歳坊主がデヴィットとか呼ばれるのは・・すこぶる変かも。

そのデヴィットは心臓が悪く、面倒を見てもらうため、韓国からモニカの母スンジャ(ユン・ヨジョン)を呼び寄せる。

スンジャは森の奥の川べりにミナリの種を撒いた。
『ミナリ』というのは食材『セリ』の事で、水のきれいな所に根を生やし育つ。
(あの「キリタンポ」に入れるセリですね)

破天荒で明るいスンジャの登場で、物語はやっとユーモラスなシーンが生まれる。
しかし、農園では次々に問題が起きる。特に水不足に関わる一件が家族を苦しめる。
せっかく掘り当てた地下水が早くも枯渇し、後半では病気になったスンジャが、ある事件を引き起こす。
夫婦は時に争いながら、気持ちが行き違いながらも、乗り越えるべく
懸命に生きてゆく。アーカンソーの美しい大自然をバックに淡々と描かれる日常。
韓国と違って、頑張れば成功できる国なんだと思ってアメリカに渡ってきたら、
実は大して合理的でもなかったし、アメリカン・ドリームなんか影も形もなかった。
それを様々な苦しみを通して経験した時に、この家族は本当の意味でアメリカという国に生きることができるようになったのかもしれない。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

ここに希望はあるのか?

投稿日:2021/09/05 レビュアー:飛べない魔女

ミナリとは韓国語でセリのこと。
『たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、
子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている』(ウィキより)のだそうです。

1980年代、韓国から移住してきたジェイコブとモニカ。
カリフォルニアでヒヨコの選別作業をしていた夫婦は
娘のアンと病弱な息子のデイビッドを連れて
夫の希望であるアーカンソー州の田舎に移り住む。
ジェイコブはかつてからの夢である農業を始めるが、
乾燥したこの土地で、作物を育てるの簡単な事ではなさそうだ。
一攫千金を狙って、必死に働くも、その暮らしは一向に楽にならず
次から次へと難問が一家に降りかかります。
(とはいえ、人種差別的要素はほとんど描かれてはいません)

これでもかこれでもかと一家に辛い事が起こり
見ていて気持ちがとても苦しくなりました。
ここに希望はあるのか?
妻のモニカは自問自答し悩むのは、母として妻として当然だと思いました。
韓国からアメリカに呼び寄せたモニカの母が
近くの川辺に植えたミナリ。
これがやがて一家を救うことになるのでしょうか?

ミナリ、ミナリ、ワンダフル

最初はハルモニ(おばあちゃん)に馴染まなかったデイビッドが凄くかわいい!
ある意味、本作の主役は息子ちゃんなのではないでしょうか?
主演は『ウォーキングデッド』の主要キャスト・グレン役のスティーブ・ユァン。
本作では制作側にも名を連ねています。
アカデミー賞主演男優賞にもアジア系俳優として初めてノミネートされました。
そしてハルモニ役のユン・ヨジョンは助演女優賞を受賞しました。

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

不幸への逃避

投稿日:2021/11/12 レビュアー:ビンス

たくさんの賞にノミネートされ
たくさんの賞を獲得したらしいこの物語は
アメリカに住む韓国移民が
求めた新天地で夢を掴もうとするお話
祖母を演じた女優が
アカデミー賞でも見事助演女優賞を受賞した。
キャストの演技は素晴らしい
この家族のこれからを
もっと見守りたいと思わせる
特に男の子
ピカイチに素晴らしい
演技演技してなくて
とてもナチュラルで
韓国の子役で
へたっぴな子は観たことないけど
今回もそれは裏切られることはなかった。
韓国語って
どの言語よりも
イラつきが伝わって
ケンカしてるときなんか
とても相手を傷つけているように聞こえる
殺傷能力の高い響きだ
げんなりうんざりする
相手の夢に付き合うのは難しい
愛した相手であればこそ
余計難しいものなんだと思う。
夢はお金も蝕むが
夢を見ていない周りの人間の
心も蝕んでいく
突き進む、は
研ぎ澄まされること
研ぎ澄まされる、は
狭くなること
望む未来と叶えたい夢
追い求める過程で
いつしか共有を置き去りにしていく
夢はいつだって
ゴールから傍観してるから
後戻りも立ち止まることも
許されない
なんて思ってしまうほど
選択肢を失っていくことに気づけない
この物語では
そんな薄氷の上を歩む家族に
ある劇的な不幸が投じられる
それは吊り橋効果を生むに足るもので
物語はひとつの到達点を迎えて明日を迎える
賞レースを狙うような作品が
安易に不幸に逃避するような
なんでかんでも不幸にしてしまえ的な展開は
好きじゃないけど
観終わったとき
それが本当に不幸だったのかを考えることで
この物語は完成するのだと思う

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夫婦真逆の「家族の幸せ」

投稿日:2021/11/07 レビュアー:daichan

アメリカの韓国移民の一家。若い夫婦と7つくらいの女の子、5つくらいの男の子。韓国にいるときは「このままでは先が見えてる。アメリカで幸せをつかもう」。夫婦の気持ちは一致していた。夫はヒヨコの雌雄判別の名人。カリフォルニアではそこそこの収入を得ていた。妻はそれで満足だったのだが、夫のほうはそれで終わりたくなかった。韓国野菜をつくって成功する、というアメリカンドリームにはまる。借金してアーカンソーに広い土地を買った。安いけど誰も買わないような土地を。ギャンブルである。前の所有者は一文なしになって自殺したいう。妻が望むのはもちろん、平和で堅実な生活。「自分の成功こそが家族のしあわせ」と信じる夫の姿が「夢のために家族を犠牲にしているロマンチスト」にしか見えない。毎日喧嘩ばかり。こどもたちは離婚したらどっちにつこうかと思案している。そこに韓国から妻の母(ハルモニ)が手伝いにやってくるが・・・。どうなることやらこの一家。

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1〜 5件 / 全8件

ミナリ

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韓国人の移民に暖かかったアメリカ人社会

投稿日

2021/09/05

レビュアー

アーモンド

2020年(アメリカ)監督:リー・アイザック・チョン。
良いお話でした。各国の賞を総なめにしました。
題名のミナリは韓国の香味野菜・セリのことです。
セリは2度目の旬が最も美味しいことから、子供世代のために、親世代が懸命に生きる・・・との意味が込められています。

すごく辛い苦労話を聞かされる覚悟で観ましたが、
全然そんな心配は入りませんでした。

1980年代に韓国からの移民者の家族。まだ30代の父親のジェイコブ、母親のモニカ、姉娘のアン、そして弟のデビッドの4人家族。
今のアメリカへの移民の事情は詳しくありませんが、1980年代には移民に優しかってようですね。

大きな農作地を買うだけの融資が受けられて、耕作機械も種も肥料も買えます。
トレーラーハウスとお母さんのモニカは不満ですが、私の目から見ると立派です。
ベッドもひとり1台。部屋数も多い。調理器具も揃っています。洋服だって「着の身着のまま」じゃない。
着替えが豊富。食事にも困らない。
第一にお父さんは農園主で小作ではありません。

畑だって、石ころだらけの土地を騙されたり、しません。
土地はそれなりに肥沃です。作物が日照りや大雨で全滅したりもしません。

これは苦労と言えますかね?
お父さんはとても野心家です。
「韓国野菜の生産で、絶対に成功して金持ちになるんだ!!」
側で見ているお母さんは、悲観的な性格です。
心臓の弱いデビッドを連れて行く病院が、1時間もかかる・・・と、気を揉みます。

パール・バックの『大地』とかスタインベックの『怒りの葡萄』などを思い浮かべていた私は拍子抜けでした。
こんなもの、苦労のうちに入らない・・・って思っちゃいました。

口喧嘩ばかりのお父さんとお母さんは、打開策として韓国からスンジャおばあちゃんを呼び寄せます。
まぁまぁ、このスンジヤおばあちゃんの「ぶっ飛んでること!!」
スンジャおばあちゃんの登場で、映画は劇的に面白くなります。
花札が趣味で、孫のデビッドへのお土産は花札です。
そしてテレビでプロレスを観るのが大好き。
真面目でも模範的でも無い年寄りです。
はじめデビッドはおばあちゃんを嫌います。
またこのデビッドも笑わしてくれます。
小太りでチビで、デビッドってミドルネームなのかな?
(ジェイコブもモニカもアンもデビッドも、韓国人の平べったい顔には不似合いです、正直言って!!)
デビッドは、おねしょなど、エピソードに欠きません。

この映画を観ていると、韓国人を迎えるアメリカ人も、同輩の韓国人も、子供たちの学校友達も父兄も、悪い人は一人も出て来ません。
と言っても、ラストには衝撃的な展開がありますが・・・。

お終い行くにつれて盛り上がる映画で、スンジャおばあちゃんの役割が、
この映画を劇的なストーリーへ導きます。

こんなにアメリカ人が良い人ばかりで、間違い無いのかしら?
昔はアメリカは移民を優しく受け入れていたの?
原作者のノスタルジーなのかしら?

今のアメリカの実像も見てみたいと、思いました。

生きてゆく、困難の種は尽きまじ

投稿日

2021/09/03

レビュアー

くまげらの森

(2020年製作・アメリカ)監督・脚本リー・アイザック・チョン
気鋭のスタジオ「A24」とブラッド・ピットの製作会社「PLAN B」が製作した。

1980年代のアメリカ。農業での成功を夢見てアーカンソー州の高原に土地を買い、
家族で引っ越してきた韓国系移民一家の物語だ。
韓国の野菜を作りたいという強いこだわりを持つ父、ジェイコブ。
ボロボロのトレーラーハウスを見て不安が募る母、モニカ。
(生粋の韓国人だけどこの名前は通称という事か?)
平べったい顔したその辺にいる7歳坊主がデヴィットとか呼ばれるのは・・すこぶる変かも。

そのデヴィットは心臓が悪く、面倒を見てもらうため、韓国からモニカの母スンジャ(ユン・ヨジョン)を呼び寄せる。

スンジャは森の奥の川べりにミナリの種を撒いた。
『ミナリ』というのは食材『セリ』の事で、水のきれいな所に根を生やし育つ。
(あの「キリタンポ」に入れるセリですね)

破天荒で明るいスンジャの登場で、物語はやっとユーモラスなシーンが生まれる。
しかし、農園では次々に問題が起きる。特に水不足に関わる一件が家族を苦しめる。
せっかく掘り当てた地下水が早くも枯渇し、後半では病気になったスンジャが、ある事件を引き起こす。
夫婦は時に争いながら、気持ちが行き違いながらも、乗り越えるべく
懸命に生きてゆく。アーカンソーの美しい大自然をバックに淡々と描かれる日常。
韓国と違って、頑張れば成功できる国なんだと思ってアメリカに渡ってきたら、
実は大して合理的でもなかったし、アメリカン・ドリームなんか影も形もなかった。
それを様々な苦しみを通して経験した時に、この家族は本当の意味でアメリカという国に生きることができるようになったのかもしれない。

ここに希望はあるのか?

投稿日

2021/09/05

レビュアー

飛べない魔女

ミナリとは韓国語でセリのこと。
『たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、
子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている』(ウィキより)のだそうです。

1980年代、韓国から移住してきたジェイコブとモニカ。
カリフォルニアでヒヨコの選別作業をしていた夫婦は
娘のアンと病弱な息子のデイビッドを連れて
夫の希望であるアーカンソー州の田舎に移り住む。
ジェイコブはかつてからの夢である農業を始めるが、
乾燥したこの土地で、作物を育てるの簡単な事ではなさそうだ。
一攫千金を狙って、必死に働くも、その暮らしは一向に楽にならず
次から次へと難問が一家に降りかかります。
(とはいえ、人種差別的要素はほとんど描かれてはいません)

これでもかこれでもかと一家に辛い事が起こり
見ていて気持ちがとても苦しくなりました。
ここに希望はあるのか?
妻のモニカは自問自答し悩むのは、母として妻として当然だと思いました。
韓国からアメリカに呼び寄せたモニカの母が
近くの川辺に植えたミナリ。
これがやがて一家を救うことになるのでしょうか?

ミナリ、ミナリ、ワンダフル

最初はハルモニ(おばあちゃん)に馴染まなかったデイビッドが凄くかわいい!
ある意味、本作の主役は息子ちゃんなのではないでしょうか?
主演は『ウォーキングデッド』の主要キャスト・グレン役のスティーブ・ユァン。
本作では制作側にも名を連ねています。
アカデミー賞主演男優賞にもアジア系俳優として初めてノミネートされました。
そしてハルモニ役のユン・ヨジョンは助演女優賞を受賞しました。

不幸への逃避

投稿日

2021/11/12

レビュアー

ビンス

たくさんの賞にノミネートされ
たくさんの賞を獲得したらしいこの物語は
アメリカに住む韓国移民が
求めた新天地で夢を掴もうとするお話
祖母を演じた女優が
アカデミー賞でも見事助演女優賞を受賞した。
キャストの演技は素晴らしい
この家族のこれからを
もっと見守りたいと思わせる
特に男の子
ピカイチに素晴らしい
演技演技してなくて
とてもナチュラルで
韓国の子役で
へたっぴな子は観たことないけど
今回もそれは裏切られることはなかった。
韓国語って
どの言語よりも
イラつきが伝わって
ケンカしてるときなんか
とても相手を傷つけているように聞こえる
殺傷能力の高い響きだ
げんなりうんざりする
相手の夢に付き合うのは難しい
愛した相手であればこそ
余計難しいものなんだと思う。
夢はお金も蝕むが
夢を見ていない周りの人間の
心も蝕んでいく
突き進む、は
研ぎ澄まされること
研ぎ澄まされる、は
狭くなること
望む未来と叶えたい夢
追い求める過程で
いつしか共有を置き去りにしていく
夢はいつだって
ゴールから傍観してるから
後戻りも立ち止まることも
許されない
なんて思ってしまうほど
選択肢を失っていくことに気づけない
この物語では
そんな薄氷の上を歩む家族に
ある劇的な不幸が投じられる
それは吊り橋効果を生むに足るもので
物語はひとつの到達点を迎えて明日を迎える
賞レースを狙うような作品が
安易に不幸に逃避するような
なんでかんでも不幸にしてしまえ的な展開は
好きじゃないけど
観終わったとき
それが本当に不幸だったのかを考えることで
この物語は完成するのだと思う

夫婦真逆の「家族の幸せ」

投稿日

2021/11/07

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daichan

アメリカの韓国移民の一家。若い夫婦と7つくらいの女の子、5つくらいの男の子。韓国にいるときは「このままでは先が見えてる。アメリカで幸せをつかもう」。夫婦の気持ちは一致していた。夫はヒヨコの雌雄判別の名人。カリフォルニアではそこそこの収入を得ていた。妻はそれで満足だったのだが、夫のほうはそれで終わりたくなかった。韓国野菜をつくって成功する、というアメリカンドリームにはまる。借金してアーカンソーに広い土地を買った。安いけど誰も買わないような土地を。ギャンブルである。前の所有者は一文なしになって自殺したいう。妻が望むのはもちろん、平和で堅実な生活。「自分の成功こそが家族のしあわせ」と信じる夫の姿が「夢のために家族を犠牲にしているロマンチスト」にしか見えない。毎日喧嘩ばかり。こどもたちは離婚したらどっちにつこうかと思案している。そこに韓国から妻の母(ハルモニ)が手伝いにやってくるが・・・。どうなることやらこの一家。

1〜 5件 / 全8件