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マーメイド・イン・パリ

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マーメイド・イン・パリ / ニコラ・デュヴォシェル

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「マーメイド・イン・パリ」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

フランスでマルチに活躍するアーティストのマチアス・マルジウ監督が自身の小説を原作に贈るファンタジー・ラブストーリー。パリを舞台に、過去の失恋で恋心を失った主人公が、美しい歌声で男を虜にした末に命を奪ってしまう人魚と出会い、少しずつ恋愛感情を取り戻していく切なくもファンタジックな恋の行方をキュートに綴る。主演はニコラ・デュヴォシェルとマリリン・リマ。父がオーナーを務める船上バー“フラワーバーガー”でパフォーマーとして働く心優しいガスパールは、ある夜、傷を負って倒れていた人魚を助ける。彼女を自宅へ連れ帰り、手当てしてあげるガスパール。しかしルラと名乗ったその人魚は、美しい歌声で出会った男たちを虜にし、最終的に男たちは例外なく心臓を破裂させ、命を落としてしまうのだった。 JAN:4907953219571

「マーメイド・イン・パリ」 の作品情報

作品情報

製作年: 2020年
製作国: フランス
原題: UNE SIRENE A PARIS/MERMAID IN PARIS

「マーメイド・イン・パリ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

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アパートメント

スペシャル・フォース

プセの冒険 真紅の魔法靴

ウルフズ・コール

ユーザーレビュー:7件

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1〜 5件 / 全7件

人魚との恋は命がけ

投稿日:2021/07/05 レビュアー:飛べない魔女

パリのセーヌ川が大雨で溢れてしまい
そのせいで海から流れてきた人魚ルラ(マリリン・リマ)。
その瞳に見つめられ、彼女の歌を聴いてしまった男性は
皆、恋に落ちて心臓麻痺を起こしてしまう。
でも、辛い恋をいくつもしてきた芸人のガスパール(二コラ・デュボシェル)
には、何故かルラの魔力は効かない。
怪我をしたルラを助けて、部屋のバスタブに浸けてあげる心優しいガスパール。
子供のときは獣医になりたかったんだ、あ、でも君が動物だとは思わないよ
なんて気の使いよう。
お隣さんの独身女性ロッシ(ロッシ・デパルマ)をも巻き込んで
ルラを海に返そうキャンペーンを繰り広げます。
最初は人(?)助けのつもりが、次第にルラに惹かれてしまうガスパールです。
惹かれていくと、体に変調が!
それでもルラを海に返したくない思いが強くなってくガスパール。

アパートの色合いやら、バスルームの雰囲気やらがとても可愛いです。
人魚のルラが何とも愛らしいので
このアパートの雰囲気とマッチしていました。
優しくてキラキラするファンタジーでした。
ルラの流す涙が美しかった〜。

これ、パリだから成立するのですよね〜。
だって、これが東京だったら
東京湾から隅田川に流れ着いて倒れていた人魚ってなるのでしょうけど
なんか臭いそうですもの(笑)

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現実の死をどこかに置き去りにして

投稿日:2021/07/13 レビュアー:hinakksk

 詩と愛と美に殉ずる映画。可愛いおとぎ話のようでもあり、また、美しく幻想的で、どこかダークなファンタジーのようでもある。今この時が幸せで楽しく美しければいいと、妖しい夢幻の世界に誘っている。その美しい歌声で水夫たちを惑わせ、死に至らせるというセイレンの神話を下敷きにしている。

 人を愛することは、心臓を一撃され、命をも危うくする危険と隣り合わせなのかもしれないという恋の暗喩。本気の恋とは命を賭けてするものかもしれない。ガスパールの部屋はまるで可愛いメルヘンの世界で、彼は40歳だが、心は無垢な子どものまま。世俗の女性には理解されないから、いくら恋をしても(40人以上に恋をしたと語っています)、失恋を重ねてしまう。

 そんな彼の前に現れたのが、美しく妖しい歌声で次々と男たちを死へと誘う、怪我をしている人魚ルラ。詩と音楽に生きるガスパールはその歌声にたちまち魅了されてしまうが、失恋で心を閉ざし、また、子どものように無垢なままの彼が死に至ることはない。以後の展開では、愛らしく美しい人魚が残酷な殺人者であっては都合が悪いので、復讐のためだという設定になっている。要するに、現実の死はオブラートに包まれている。夫の復讐をしようとする医師(科学の表象)ミレナは、詩を解さない愚か者という訳だ。

 この映画自体が人を夢幻郷へと誘う危険な誘惑(セイレン)の暗喩になっていて、詩と愛と美のためなら激痛に耐え命を賭けるに値すると、歌っているかのようです。

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

セーヌ川でケガしてカット絆を貼ってもらう人魚

投稿日:2021/07/09 レビュアー:くまげらの森

古今東西、幾度も語られ様々なバージョンの映画がある「人魚姫」。
本作も大枠はブレず、キャッチコピーは、
「恋を知らない人魚と恋を捨てた男の二人が奏でるおとぎ話」
つまり叶わぬ恋を描いた異種間恋愛がテーマ。
では、いつ二人は恋に落ち、いつラヴラヴ状態だったか・・
そこんとこ、もやぁ〜としております。(笑)
ごく初めの会話で、人魚のルラちゃんが、「人間を40人位殺した」
と打ち明けちゃいます!(ギョッ!)←魚ね。
それって・・連続殺人鬼(殺人魚)。でも何気に普通に会話は続き、
「ママが人間に殺された。人間はいつも襲ってくる。だから殺される前に殺してるの」
あぁ、そうなのね。防衛戦なの、なるほど。(ちょっと違うかー)
美しい歌声を聴いた人間は心臓が破裂しちまうわけですね・・。

この映画は、ルラの髪飾りや、ガスパール君のレトロな小物やおもちゃがすごく可愛い!
そうそう、開くと飛び出すポップアート絵本の見事さ!!
(あんなの、ロバート・サブダだって出来まい、)まさかCGなのかな?
海中のシーンなども美しくて、魚影の群れをバックに、お互いを見つめながら泳ぐガスパールとルラ。
「うっ・・苦しい!ブクブク」
ルラ、不思議な術でガスパールを引き上げる。
そしてルラの流す涙は、なんと真珠なのです!しかも核に金(ゴールド)が仕込まれているんです!
(どんだけ痛い涙なんだ・・目の血管は無事なのか?)
画面はきれいに仕上げられておりますし、「スプラッシュ」や「シェイプオブウォーター」を連想もしますが、「おとぎ話」として楽しめる作品でした。

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

最後の人魚と最高のサプライザーの恋

投稿日:2021/07/21 レビュアー:kazupon

監督:マチアス・マルジウ(2020年・仏・102分)

オープニングのアニメーションから、物語の虜になってしまった。(年甲斐もなく?そんな言葉は、無視、無視!)

記録的な雨でセーヌ川は増水し、パリの街も浸水してしまった。
そんなセーヌ川に浮かぶ“フラワーバーガー”は、老舗のバーだ。
ローラースケートで街を走り抜ける男は、このバーの息子でガスパールという。
彼は、ウクレレを持って歌う“パフォーマー”であり、“サプライザー”だ。
サプライザーというのは、大いなる想像力を持つ者たちで、彼ら(フラワーバーガー)の歴史は、赤い表紙の仕掛け絵本に全て詰まっていた。
CGも使ってるけど、あの手の込み様は、ひょっとしてロバート・サブダ氏の手に成るものかしら?
因みに、私は「不思議の国のアリス」を持っている。(あ、話が脱線した。)
川の増水で打ち上げられたのか、ガスパールは、怪我をして倒れている人魚を見つける。
すぐさま病院に連れて行くが、その人魚は若い男性医師の心臓を彼女の歌声で破裂させて死なせてしまう。
「ローレライ伝説」というのがあるけれど、本作の人魚もそのバリエーションの一つかも知れない。
ガスパールが助けた人魚の名は「ルラ」で、昔、漁師が人魚の鱗が目的で多くの人魚を捕獲し殺した。
ルラの母親も、その犠牲になった。
ルラは生き残っている最後の人魚で、自分を守るために、美しい歌声で男たちを殺して来たらしい。
今回もガスパールの命を奪おうと歌ってみたが、ガスパールには効かなかった。
何故なら、彼は過去の多くの失恋の痛手のせいで、恋する感情を失っていて既に死んだも同然だったから。
でも、優しい彼は、自宅のバスタブに水を張って、ルラを懸命に介抱した。
ルラは、早く海に戻して欲しいと言う。
人魚は陽が2回昇る前に海に戻らなければ死んでしまうのだ。

ガスパールの隣の部屋に住んでいるのは、かつてフラワーバーガーのサプライザーだったロッシ(ロッシ・デ・パルマ)だった。
彼女を見て「マダムのおかしな晩餐会」のマリアだと直ぐに分かり、何故かとても嬉しかった。
ロッシはガスパールには何も聞かず、ルラの友達になり、何くれと無く協力してくれた。
ルラを海へ帰す前に、ガスパールはルラをフラワーバーガーに連れて行く。
その時に着て行くドレスもロッシが用意して、ルラの髪も整え花を飾って送り出してくれた。
ロッシの父親カミーユ(チェッキー・カリョ)もルラを歓迎し、温かく見守っている。
フラワーバーガーの人々も店も、ガスパールの祖母の代からずっと、ここを訪れる人を楽しい夢の世界へ誘ってくれている様だ。
ロウソクのともしびのようにゆらゆらと優しくて、ファンタジーのようにキラキラで、綿菓子のようにフワフワで・・・
いつしかルラと離れ難くなったガスパールの胸が、キュツと痛む。
「海へ帰らなくちゃ」というルラに、「じゃ、2日に1回会おう」と可愛い提案をするガスパール。
ただ一人、甘いファンタジーの世界に浸れない女性がいた。
それは、病院の外でルラを診察して、彼女の歌声を聞いて死んだ医師の彼女ミレナだった。
ミレナ(ロマーヌ・ボーランジェ)は、妊娠の可能性を彼に話した直後の出来事で、ほんの数時間の間に天国と地獄を味わったようなものだ。
ミレナに関しては、まったく気の毒なのだけど、亡くなる間際の恋人の顔には、ルラの歌声に魅せられた恋する男の幸せそうな表情が浮かんでいた。
いつまでも「おとぎ話」の世界を追い求める危険から目を覚ますように、とても現実的な要素で引き戻された気がする。
でも、エンディングで又しても、夢の続きを見せて貰ったようなお得感。
辛く厳しい現実と、束の間でも夢に浸れるファンタスティックな光景。
手放しで魅了されてもいいじゃない?
******  ******  ******  ******
ガスパールのコーラスを務めていた「ザ・バーバレッツ」
調べてみたら、実在する韓国のガールズグループだった。
顔と衣装の感じから、日本人かなと思ったのだけれど。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

画像で見せる映画で「アメリ」っぽい

投稿日:2021/08/13 レビュアー:勇光

オトメチックな女子向け映画。おっさんには無理。
画像の色彩は豊か。人魚役の マリリン・リマとかいう女優さんもキレイ。だが、他の女優さんたちはみんなひどいオバサン。人魚役の女優だけ美人にしておき、あとの女性はみんなきたないオバサンにして、人魚の美しさを引き立たせてるらしい。
気になったのは人魚の下半身がゴムの着ぐるみだとはっきりわかっちゃうところ。中に足が入ってるのが丸見えで、素材の質感もチープ。魚のヒレの繊細な感じがない。
ストーリーはほとんどない。のに102分の映画になっている。なので、テンポはすこぶる悪い。
バックに流れる歌とかも異文化を感じてノれない。早回しにするとビブラートが細かくなり、「インセプション」で夢の中に入っているデカプリオたちを覚醒させるときに使われたフランスの歌とそっくりになる。で、「インセプション」を再度観たくなった。

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マーメイド・イン・パリ

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人魚との恋は命がけ

投稿日

2021/07/05

レビュアー

飛べない魔女

パリのセーヌ川が大雨で溢れてしまい
そのせいで海から流れてきた人魚ルラ(マリリン・リマ)。
その瞳に見つめられ、彼女の歌を聴いてしまった男性は
皆、恋に落ちて心臓麻痺を起こしてしまう。
でも、辛い恋をいくつもしてきた芸人のガスパール(二コラ・デュボシェル)
には、何故かルラの魔力は効かない。
怪我をしたルラを助けて、部屋のバスタブに浸けてあげる心優しいガスパール。
子供のときは獣医になりたかったんだ、あ、でも君が動物だとは思わないよ
なんて気の使いよう。
お隣さんの独身女性ロッシ(ロッシ・デパルマ)をも巻き込んで
ルラを海に返そうキャンペーンを繰り広げます。
最初は人(?)助けのつもりが、次第にルラに惹かれてしまうガスパールです。
惹かれていくと、体に変調が!
それでもルラを海に返したくない思いが強くなってくガスパール。

アパートの色合いやら、バスルームの雰囲気やらがとても可愛いです。
人魚のルラが何とも愛らしいので
このアパートの雰囲気とマッチしていました。
優しくてキラキラするファンタジーでした。
ルラの流す涙が美しかった〜。

これ、パリだから成立するのですよね〜。
だって、これが東京だったら
東京湾から隅田川に流れ着いて倒れていた人魚ってなるのでしょうけど
なんか臭いそうですもの(笑)

現実の死をどこかに置き去りにして

投稿日

2021/07/13

レビュアー

hinakksk

 詩と愛と美に殉ずる映画。可愛いおとぎ話のようでもあり、また、美しく幻想的で、どこかダークなファンタジーのようでもある。今この時が幸せで楽しく美しければいいと、妖しい夢幻の世界に誘っている。その美しい歌声で水夫たちを惑わせ、死に至らせるというセイレンの神話を下敷きにしている。

 人を愛することは、心臓を一撃され、命をも危うくする危険と隣り合わせなのかもしれないという恋の暗喩。本気の恋とは命を賭けてするものかもしれない。ガスパールの部屋はまるで可愛いメルヘンの世界で、彼は40歳だが、心は無垢な子どものまま。世俗の女性には理解されないから、いくら恋をしても(40人以上に恋をしたと語っています)、失恋を重ねてしまう。

 そんな彼の前に現れたのが、美しく妖しい歌声で次々と男たちを死へと誘う、怪我をしている人魚ルラ。詩と音楽に生きるガスパールはその歌声にたちまち魅了されてしまうが、失恋で心を閉ざし、また、子どものように無垢なままの彼が死に至ることはない。以後の展開では、愛らしく美しい人魚が残酷な殺人者であっては都合が悪いので、復讐のためだという設定になっている。要するに、現実の死はオブラートに包まれている。夫の復讐をしようとする医師(科学の表象)ミレナは、詩を解さない愚か者という訳だ。

 この映画自体が人を夢幻郷へと誘う危険な誘惑(セイレン)の暗喩になっていて、詩と愛と美のためなら激痛に耐え命を賭けるに値すると、歌っているかのようです。

セーヌ川でケガしてカット絆を貼ってもらう人魚

投稿日

2021/07/09

レビュアー

くまげらの森

古今東西、幾度も語られ様々なバージョンの映画がある「人魚姫」。
本作も大枠はブレず、キャッチコピーは、
「恋を知らない人魚と恋を捨てた男の二人が奏でるおとぎ話」
つまり叶わぬ恋を描いた異種間恋愛がテーマ。
では、いつ二人は恋に落ち、いつラヴラヴ状態だったか・・
そこんとこ、もやぁ〜としております。(笑)
ごく初めの会話で、人魚のルラちゃんが、「人間を40人位殺した」
と打ち明けちゃいます!(ギョッ!)←魚ね。
それって・・連続殺人鬼(殺人魚)。でも何気に普通に会話は続き、
「ママが人間に殺された。人間はいつも襲ってくる。だから殺される前に殺してるの」
あぁ、そうなのね。防衛戦なの、なるほど。(ちょっと違うかー)
美しい歌声を聴いた人間は心臓が破裂しちまうわけですね・・。

この映画は、ルラの髪飾りや、ガスパール君のレトロな小物やおもちゃがすごく可愛い!
そうそう、開くと飛び出すポップアート絵本の見事さ!!
(あんなの、ロバート・サブダだって出来まい、)まさかCGなのかな?
海中のシーンなども美しくて、魚影の群れをバックに、お互いを見つめながら泳ぐガスパールとルラ。
「うっ・・苦しい!ブクブク」
ルラ、不思議な術でガスパールを引き上げる。
そしてルラの流す涙は、なんと真珠なのです!しかも核に金(ゴールド)が仕込まれているんです!
(どんだけ痛い涙なんだ・・目の血管は無事なのか?)
画面はきれいに仕上げられておりますし、「スプラッシュ」や「シェイプオブウォーター」を連想もしますが、「おとぎ話」として楽しめる作品でした。

最後の人魚と最高のサプライザーの恋

投稿日

2021/07/21

レビュアー

kazupon

監督:マチアス・マルジウ(2020年・仏・102分)

オープニングのアニメーションから、物語の虜になってしまった。(年甲斐もなく?そんな言葉は、無視、無視!)

記録的な雨でセーヌ川は増水し、パリの街も浸水してしまった。
そんなセーヌ川に浮かぶ“フラワーバーガー”は、老舗のバーだ。
ローラースケートで街を走り抜ける男は、このバーの息子でガスパールという。
彼は、ウクレレを持って歌う“パフォーマー”であり、“サプライザー”だ。
サプライザーというのは、大いなる想像力を持つ者たちで、彼ら(フラワーバーガー)の歴史は、赤い表紙の仕掛け絵本に全て詰まっていた。
CGも使ってるけど、あの手の込み様は、ひょっとしてロバート・サブダ氏の手に成るものかしら?
因みに、私は「不思議の国のアリス」を持っている。(あ、話が脱線した。)
川の増水で打ち上げられたのか、ガスパールは、怪我をして倒れている人魚を見つける。
すぐさま病院に連れて行くが、その人魚は若い男性医師の心臓を彼女の歌声で破裂させて死なせてしまう。
「ローレライ伝説」というのがあるけれど、本作の人魚もそのバリエーションの一つかも知れない。
ガスパールが助けた人魚の名は「ルラ」で、昔、漁師が人魚の鱗が目的で多くの人魚を捕獲し殺した。
ルラの母親も、その犠牲になった。
ルラは生き残っている最後の人魚で、自分を守るために、美しい歌声で男たちを殺して来たらしい。
今回もガスパールの命を奪おうと歌ってみたが、ガスパールには効かなかった。
何故なら、彼は過去の多くの失恋の痛手のせいで、恋する感情を失っていて既に死んだも同然だったから。
でも、優しい彼は、自宅のバスタブに水を張って、ルラを懸命に介抱した。
ルラは、早く海に戻して欲しいと言う。
人魚は陽が2回昇る前に海に戻らなければ死んでしまうのだ。

ガスパールの隣の部屋に住んでいるのは、かつてフラワーバーガーのサプライザーだったロッシ(ロッシ・デ・パルマ)だった。
彼女を見て「マダムのおかしな晩餐会」のマリアだと直ぐに分かり、何故かとても嬉しかった。
ロッシはガスパールには何も聞かず、ルラの友達になり、何くれと無く協力してくれた。
ルラを海へ帰す前に、ガスパールはルラをフラワーバーガーに連れて行く。
その時に着て行くドレスもロッシが用意して、ルラの髪も整え花を飾って送り出してくれた。
ロッシの父親カミーユ(チェッキー・カリョ)もルラを歓迎し、温かく見守っている。
フラワーバーガーの人々も店も、ガスパールの祖母の代からずっと、ここを訪れる人を楽しい夢の世界へ誘ってくれている様だ。
ロウソクのともしびのようにゆらゆらと優しくて、ファンタジーのようにキラキラで、綿菓子のようにフワフワで・・・
いつしかルラと離れ難くなったガスパールの胸が、キュツと痛む。
「海へ帰らなくちゃ」というルラに、「じゃ、2日に1回会おう」と可愛い提案をするガスパール。
ただ一人、甘いファンタジーの世界に浸れない女性がいた。
それは、病院の外でルラを診察して、彼女の歌声を聞いて死んだ医師の彼女ミレナだった。
ミレナ(ロマーヌ・ボーランジェ)は、妊娠の可能性を彼に話した直後の出来事で、ほんの数時間の間に天国と地獄を味わったようなものだ。
ミレナに関しては、まったく気の毒なのだけど、亡くなる間際の恋人の顔には、ルラの歌声に魅せられた恋する男の幸せそうな表情が浮かんでいた。
いつまでも「おとぎ話」の世界を追い求める危険から目を覚ますように、とても現実的な要素で引き戻された気がする。
でも、エンディングで又しても、夢の続きを見せて貰ったようなお得感。
辛く厳しい現実と、束の間でも夢に浸れるファンタスティックな光景。
手放しで魅了されてもいいじゃない?
******  ******  ******  ******
ガスパールのコーラスを務めていた「ザ・バーバレッツ」
調べてみたら、実在する韓国のガールズグループだった。
顔と衣装の感じから、日本人かなと思ったのだけれど。

画像で見せる映画で「アメリ」っぽい

投稿日

2021/08/13

レビュアー

勇光

オトメチックな女子向け映画。おっさんには無理。
画像の色彩は豊か。人魚役の マリリン・リマとかいう女優さんもキレイ。だが、他の女優さんたちはみんなひどいオバサン。人魚役の女優だけ美人にしておき、あとの女性はみんなきたないオバサンにして、人魚の美しさを引き立たせてるらしい。
気になったのは人魚の下半身がゴムの着ぐるみだとはっきりわかっちゃうところ。中に足が入ってるのが丸見えで、素材の質感もチープ。魚のヒレの繊細な感じがない。
ストーリーはほとんどない。のに102分の映画になっている。なので、テンポはすこぶる悪い。
バックに流れる歌とかも異文化を感じてノれない。早回しにするとビブラートが細かくなり、「インセプション」で夢の中に入っているデカプリオたちを覚醒させるときに使われたフランスの歌とそっくりになる。で、「インセプション」を再度観たくなった。

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