こちらの作品もおすすめ
こちらの作品もおすすめ
「リベリオン ワルシャワ大攻防戦」のポーランドの新鋭ヤン・コマサ監督がポーランドで起こった実際の事件を基に描き、第92回アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされた実録社会派ドラマ。少年院を仮釈放となった若者が、ひょんなことから田舎町で新任の司祭になりすまし、次第に人々の信頼を得ていく姿を緊張感あふれる筆致で描いていく。主演はポーランド映画界期待の若手バルトシュ・ビィエレニア。少年院を仮釈放となった20歳の青年ダニエルは、少年院時代に出会った神父の影響で熱心なキリスト教徒となり、前科者は聖職者になれないという決まりを知りながらも、神父になる夢を諦めきれずにいた。そんなダニエルが、偶然立ち寄った村の教会で新任の司祭と勘違いされてしまう。すると、これをチャンスと司祭になりすましてしまうダニエルだったが…。 JAN:4988013567399
製作年: |
2019年 |
---|---|
製作国: |
ポーランド/フランス |
原題: |
BOZE CIALO/CORPUS CHRISTI |
監督: |
ヤン・コマサ |
---|---|
出演: |
バルトシュ・ビィエレニア 、 エリーザ・リチェムブル 、 アレクサンドラ・コニェチュナ 、 トマシュ・ジェンテク 、 レシェク・リホタ 、 トマシュ・ジィェンテク |
脚本: |
マテウシュ・パツェヴィチュ 、 マテウシュ・パツェヴィチ |
---|---|
撮影: |
ピョートル・ソボチンスキ・Jr |
音楽: |
サーシャ・ガルペリン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
115分 | 日 | ポーランド:未定 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | PCBE76454 | 2021年07月07日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 2人 |
収録時間:
115分
字幕:
日
音声:
ポーランド:未定
レイティング:
R-15
記番:
PCBE76454
レンタル開始日:
2021年07月07日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
2人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
115分 | 日 | ポーランド:未定 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | PCBE76454 | 2021年07月07日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 2人 |
収録時間:
115分
字幕:
日
音声:
ポーランド:未定
レイティング:
R-15
記番:
PCBE76454
レンタル開始日:
2021年07月07日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
2人
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
(2019年制作・ポーランド、フランス)
20歳の青年ダニエルは少年院の仮釈放が決まり、仕事先の製材所に向かう。
ふと立ち寄った教会で、新しい司祭と間違われ、ちょ、待てよ、と言えぬまま
ミサを任せられ、告解だよ、さぁさぁと流されて、スマホで「告解のやり方」を検索しつつ、
『子供がタバコをやめません』⇒『もっと強いタバコを吸わせなさい』
俺の経験じゃないかとユニークな回答などしつつ、その率直な姿勢は村人たちに受けてゆくのであった。
ウソから出たマコトとはこの事か、なにせ少年院では司教のグループセラピーを受けていて、ダニエルは少し憧れていたのだ。世の中、ナニが役に立つかわからぬ。
さて、すっかり村人たちの信頼を得て、説教もサマになってきたダニエル。
穏やかに見えるこの村に、ある「分断」があった。
被害者全員死亡の悲惨な自動車衝突事故があった。事故調査ではハッキリしなかった原因。
だが、村人は酒飲みだったオヤジ運転手が、前途有望な若者たちの車に突っ込んでぶっ殺したと思い込んでいた。、オヤジも死んでるから事故の被害者なのだが、写真は祭壇に飾ってもらえず、遺灰を埋葬することさえ村人によって阻まれていた。
ダニエルは得た情報から、泥酔していたのは若者たちの方だと気がつく。
真相を探り、強引にオヤジさんの葬式を執り行う・・。
せっかく、ハラハラドキドキしつつも、上手く司祭になりおおせていたのに、
なんでなんのためにダニエルは「本当のこと」を探り、難題である「和解」に奔走するのでしょうか?
若き正義感でしょうか。それとも・
映画は詳しくは描きませんが、ダニエルが少年院に入ったのは、ケンカして人を
殺してしまったからだとの事。ケンカしたのは悪い事だったかもしれませんが、
多分ダニエルだって言いたい事はあっただろう。一方的に加害者にされたのは
納得できない気持ちがあったかもしれません。
そんな時、製材所で会った少年院仲間が、ダニエルをゆすりにきます。
そして、新しい司祭が到着。ダニエルはショッキングな方法で正体を晒します。
ラストは監督が沢山考えた結末の、ベストな「ラスト」にしたとか。
最後まで気の抜けない波乱のある作品で楽しめました。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
実際にあった事件をもとに作られた映画です。
ポーランドでは偽神父事件はよくあることらしく
信心深い人たちだからこそ
神父の制服マジックみたいのがあって
その姿をみただけで、神父だと信じてしまうのかもしれませんね。
神父になりたかった青年ダニエル。
犯罪歴があるがために神学校に通うことは許されず
更生施設を仮出所し、製材所で働くことになっていたものの
途中立ち寄った教会で、思わず神父のフリをしてしまったダニエル。
彼は神父のふりをしていくうちに
自分が本物の神父になったような気になっていったのでしょう。
数年前に起こった事故により
多くの若者の命が奪われていました。
そんな村の人々の悲しみや苦しみに本気で寄り添っていきます。
加害者の家族にも思いやりを見せるダニエルに
やがては村の人たちも若い神父に対して
親しみと信頼を寄せていくのです。
ずっとこのまま神父でいさせてあげたいと思ってしまいますが
犯罪は犯罪。
やはりそこは裁きがあってしかるべきなのでしょう。
終始引き込まれたのですが
ラストの終わり方が、中途半端な感じがしました。
ん?どういうこと?
え?これで終わり?
見終わってみれば、不思議なテイストの作品でした。
でも、悪くなかったです。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
これはポーランド人でないと、その国情をわかってないと作品の本質を理解できないかも...
話としては少年院を仮出所したダニエルが、ある街で神父になりすますことで起きる騒動を描いたもの。しかし直接の主題はややぼかされており、全体として“ポーランド国の今”を伝えているのかなとも思われるからだ。
ポーランドの近代以降の歴史は暗い。18世紀から123年間に渡り他国の支配下となり、第一次大戦後独立を回復するも、第二次大戦時はナチス・ドイツとソ連の両国に侵略され国土が分割された。戦後は国家主権を復活させるも、共産党独裁によるソ連の衛星国でありつづけた。現在のポーランド共和国になったのは1989年である。(参考:Wikipedia)
こうした過去が国民の間に今も暗い影を落としているのではないだろうか。であるならば、国民生活において“信仰”は生きていくうえでの大切な拠り所となる。まして地方の町村なら、そこに住む住民の心の平安や街の秩序維持の面でも、キリスト教会はその地域のなかで非常に重要な位置を占めているだろう。その点、我々が住む日本国とはだいぶ事情がちがうはずだ。
ダニエルはなぜ聖職に憧れたのだろうか。やはりキリスト教のもつ権威に、なのかな。実際、教会で司祭を補助するリディア・マルタの母子は聖職者のシャツとカラーを見ただけでダニエルを本物の神父と信じてしまった。(リディアは途中でニセモノだと気づいた節あり)
後半になって少年院仲間のビンチェルが現れ、ダニエルは正体がバレる危機を迎えるが、二人が酒を酌み交わす場面でビンチェルは「俺にはなにもない」と泣いて自分自身を嘆く。おそらくこれが彼らの心根に共通するものなのだろう。それゆえ、ダニエルもまた人前に立つための権威=キャソック(スータン、祭服)を身にまといたかったのだ。
このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています
第92回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートされたポーランド作品
少年院に服役中の男は、前科者は聖職に就けないのだが神父を夢見ていた
仮釈放となった彼はふと立ち寄った教会で新任の司祭に間違えられる
正体や過去を偽り聖職者として生きる道を選んだ男の実話の衝撃作品
このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています
設定は『俺たちは天使じゃない』に似ていますが、
こちらはコメディではなく、少しシリアスな作品です。
途中までは 本当に面白いのですが、
終わり方は 好みが分かれるかもしれませんね。
私は もやっとしました。
このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています
聖なる犯罪者
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:9件
投稿日
2021/07/08
レビュアー
くまげらの森※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
(2019年制作・ポーランド、フランス)
20歳の青年ダニエルは少年院の仮釈放が決まり、仕事先の製材所に向かう。
ふと立ち寄った教会で、新しい司祭と間違われ、ちょ、待てよ、と言えぬまま
ミサを任せられ、告解だよ、さぁさぁと流されて、スマホで「告解のやり方」を検索しつつ、
『子供がタバコをやめません』⇒『もっと強いタバコを吸わせなさい』
俺の経験じゃないかとユニークな回答などしつつ、その率直な姿勢は村人たちに受けてゆくのであった。
ウソから出たマコトとはこの事か、なにせ少年院では司教のグループセラピーを受けていて、ダニエルは少し憧れていたのだ。世の中、ナニが役に立つかわからぬ。
さて、すっかり村人たちの信頼を得て、説教もサマになってきたダニエル。
穏やかに見えるこの村に、ある「分断」があった。
被害者全員死亡の悲惨な自動車衝突事故があった。事故調査ではハッキリしなかった原因。
だが、村人は酒飲みだったオヤジ運転手が、前途有望な若者たちの車に突っ込んでぶっ殺したと思い込んでいた。、オヤジも死んでるから事故の被害者なのだが、写真は祭壇に飾ってもらえず、遺灰を埋葬することさえ村人によって阻まれていた。
ダニエルは得た情報から、泥酔していたのは若者たちの方だと気がつく。
真相を探り、強引にオヤジさんの葬式を執り行う・・。
せっかく、ハラハラドキドキしつつも、上手く司祭になりおおせていたのに、
なんでなんのためにダニエルは「本当のこと」を探り、難題である「和解」に奔走するのでしょうか?
若き正義感でしょうか。それとも・
映画は詳しくは描きませんが、ダニエルが少年院に入ったのは、ケンカして人を
殺してしまったからだとの事。ケンカしたのは悪い事だったかもしれませんが、
多分ダニエルだって言いたい事はあっただろう。一方的に加害者にされたのは
納得できない気持ちがあったかもしれません。
そんな時、製材所で会った少年院仲間が、ダニエルをゆすりにきます。
そして、新しい司祭が到着。ダニエルはショッキングな方法で正体を晒します。
ラストは監督が沢山考えた結末の、ベストな「ラスト」にしたとか。
最後まで気の抜けない波乱のある作品で楽しめました。
投稿日
2021/07/03
レビュアー
飛べない魔女実際にあった事件をもとに作られた映画です。
ポーランドでは偽神父事件はよくあることらしく
信心深い人たちだからこそ
神父の制服マジックみたいのがあって
その姿をみただけで、神父だと信じてしまうのかもしれませんね。
神父になりたかった青年ダニエル。
犯罪歴があるがために神学校に通うことは許されず
更生施設を仮出所し、製材所で働くことになっていたものの
途中立ち寄った教会で、思わず神父のフリをしてしまったダニエル。
彼は神父のふりをしていくうちに
自分が本物の神父になったような気になっていったのでしょう。
数年前に起こった事故により
多くの若者の命が奪われていました。
そんな村の人々の悲しみや苦しみに本気で寄り添っていきます。
加害者の家族にも思いやりを見せるダニエルに
やがては村の人たちも若い神父に対して
親しみと信頼を寄せていくのです。
ずっとこのまま神父でいさせてあげたいと思ってしまいますが
犯罪は犯罪。
やはりそこは裁きがあってしかるべきなのでしょう。
終始引き込まれたのですが
ラストの終わり方が、中途半端な感じがしました。
ん?どういうこと?
え?これで終わり?
見終わってみれば、不思議なテイストの作品でした。
でも、悪くなかったです。
投稿日
2021/07/19
レビュアー
哲郎これはポーランド人でないと、その国情をわかってないと作品の本質を理解できないかも...
話としては少年院を仮出所したダニエルが、ある街で神父になりすますことで起きる騒動を描いたもの。しかし直接の主題はややぼかされており、全体として“ポーランド国の今”を伝えているのかなとも思われるからだ。
ポーランドの近代以降の歴史は暗い。18世紀から123年間に渡り他国の支配下となり、第一次大戦後独立を回復するも、第二次大戦時はナチス・ドイツとソ連の両国に侵略され国土が分割された。戦後は国家主権を復活させるも、共産党独裁によるソ連の衛星国でありつづけた。現在のポーランド共和国になったのは1989年である。(参考:Wikipedia)
こうした過去が国民の間に今も暗い影を落としているのではないだろうか。であるならば、国民生活において“信仰”は生きていくうえでの大切な拠り所となる。まして地方の町村なら、そこに住む住民の心の平安や街の秩序維持の面でも、キリスト教会はその地域のなかで非常に重要な位置を占めているだろう。その点、我々が住む日本国とはだいぶ事情がちがうはずだ。
ダニエルはなぜ聖職に憧れたのだろうか。やはりキリスト教のもつ権威に、なのかな。実際、教会で司祭を補助するリディア・マルタの母子は聖職者のシャツとカラーを見ただけでダニエルを本物の神父と信じてしまった。(リディアは途中でニセモノだと気づいた節あり)
後半になって少年院仲間のビンチェルが現れ、ダニエルは正体がバレる危機を迎えるが、二人が酒を酌み交わす場面でビンチェルは「俺にはなにもない」と泣いて自分自身を嘆く。おそらくこれが彼らの心根に共通するものなのだろう。それゆえ、ダニエルもまた人前に立つための権威=キャソック(スータン、祭服)を身にまといたかったのだ。
投稿日
2021/07/13
レビュアー
ラストシアター第92回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートされたポーランド作品
少年院に服役中の男は、前科者は聖職に就けないのだが神父を夢見ていた
仮釈放となった彼はふと立ち寄った教会で新任の司祭に間違えられる
正体や過去を偽り聖職者として生きる道を選んだ男の実話の衝撃作品
投稿日
2021/08/05
レビュアー
ホラーは観ないKEN設定は『俺たちは天使じゃない』に似ていますが、
こちらはコメディではなく、少しシリアスな作品です。
途中までは 本当に面白いのですが、
終わり方は 好みが分かれるかもしれませんね。
私は もやっとしました。