クレイジーズ　４２日後

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本作は良くあるウィルスのゾンビ系パンデミック作品でした。
ただパッケージ写真にあるような無双バトルはほとんどありませんのでお気をつけください。

予算も少なかったようで、アイデアで魅せる作品だったと思います。

感染が始まり、街中がパニックになる中、主人公は部屋に籠城します。
ずーっと部屋ごもり状態です・・・
タイトルにある42日までの展開が遅く観るのを止めようかと考え始めました。
しかしその後から少し持ち直して、まあまあな展開となったのは嬉しい限りです。

その後の展開は予算が無いなりの工夫があって良かったと思います。
この辺りが本作の見どころです。
ただ感染者たちの能力が尋常では無いので、観ていて違和感がなかったかと言えば嘘になります。

感染者がパルクールばりの能力で外壁を駆け上がってくるとか・・・
この辺の作品を盛り上げる設定が、全体のバランスを壊してしまったのは少し残念です。

格別おススメはしません。

ある朝、目覚めたエイデンは、TVが緊急放送を流していることに気づく。
「ゾンビ・ウイルスに冒された者による襲撃と感染防止のため、一切の接触を断て」というものだ。
家族の安否もわからず、SNSで繋がることもできない。
籠城生活42日目、孤独に耐えきれず自殺を図ろうとまでしたエイデンだったが、
向かいのマンションに未感染の女性エヴァがいることに気づき…

原題は「Alone」
孤独だったエイデンがエヴァと出会い、生きる気力を取り戻す。
いい話なのかもしれん。でも、ゾンビさんの活躍は少なめ。涙…
パルクール的な運動能力を持つゾンビさんが、マンションのベランダを利用して
上階に登ってくる様子が見せ場だろうか。
ドナルド・サザーランドが、一癖ある老人を演じて存在感を見せていた。

ちなみに、1973制作「ザ・クレイジーズ」、2010年制作の同作のリメイク作品とは
何の関係もない。

エイデン（タイラー・ポージー）の背景がわからず、今ひとつ感情移入できない。
学生なのか、ミュージシャンなのか…
42日間、主に水道水と酒だけで暮らしていたにしては体格に変化がなく、
健康そうだった…

周囲の人間がみんなゾンビになってしまって、マンションの部屋の中で孤立したお兄ちゃんのお話。
全然カネかかっていない。
主役のお兄ちゃんが身体じゅうに入れ墨いれていて同情できない。
女優さんも美人ではない。

終盤でなぜかドナルド・サザーランドが登場し、この部分はちょっと面白かったが、なんとなく先が読めた。
で、ラストでようやく話がはじまった感じ。
続編があるようだが、期待する気にならない。カネかけないでつくってるから、簡単に続編もつくれたんだろうなって思ってしまう。

たまたまNetflixでみた韓国の#生きているとほぼ同じストーリーです。
どちらが先かはわかりませんが、韓国のはエンターテイメント映画に仕上がっていましたが、こちらは一人じゃないって素敵なことだね！という　何となく人間として少しの希望が湧いてきます。
ゾンビ映画として見ないでくださいね。めっちゃ早いですから

コンパクトに纏められたゾンビ物映画でちょっとなんでそうするの？ってところは在りますが
最近の映画では面白かったです。