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きみの瞳が問いかけている

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きみの瞳が問いかけている / 吉高由里子
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「きみの瞳が問いかけている」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

三木孝浩監督、吉高由里子と横浜流星のW主演によるラブストーリー。目は不自由だが明るく愛くるしい明香里と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁。勘違いから出会ったふたりは惹かれ合い、かけがえのない幸せを手にしたかに見えたが…。

「きみの瞳が問いかけている」 の作品情報

作品情報

製作年: 2020年
製作国: 日本

「きみの瞳が問いかけている」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

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1〜 5件 / 全18件

運命の糸が2人を・・・

投稿日:2021/04/04 レビュアー:カマンベール

2020年。三木孝浩監督作品。

交通事故で失明した女性(吉高由里子)
孤児として施設に育ち悪に手を染めた青年(横浜流星)
偶然の出会いなのに、それは必然で、運命の糸は2人を
強く結んでいた。

障害のある女性と、健常者の恋。
掴みかけた幸せも、過去の悪事と昔の悪い仲間によって引き裂かれてしまう流星くん。

吉高由里子の「見えない演技」が上手い。
横浜流星の過去に囚われた影のある男も説得力がある。
『罪を一番許せないのは自分よ!』
と説くシスター(風吹ジュン)の言葉にもグッときた。

ラブストーリーの定番とも言えますが、かなり泣けます。
私ごとですが、1995年のドラマ「愛していると言ってくれ」以来の熱い感動でした。

珍しく悪役の町田啓太。
ヤクザ者のしつこい執念深さ、他人の幸せを壊すことに喜びを感じる救いの無い悪人を演じて心底憎かった。
(ファンを辞めようかと思う程だった!!)

横浜流星のキックボクシングのファイトシーンは一見の価値あり。
細マッチョのイケメンぶりと、撮影のカメラも「ファイト・クラブ」みたいに見事だった。

偶然の出会いが多過ぎるキライはあるが、かなり上質のラブストーリー。
おすすめ度90%。
全女性のハートをギューっと熱くすること必至です。

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さわやかリメイクに成功したと思います

投稿日:2021/05/17 レビュアー:くまげらの森

韓国「ただ君だけ」(2011年)を三木孝浩がリメイク。
韓国のソン・イルゴン監督は、チャップリンの『街の灯』にインスパイアされたと発言。
え、インスパイアされたって「盲目」というキーワードだけじゃないですか?
そりゃ、インスパイア「言ったもん勝ち」じゃないですかぁ〜?と、ちょっとムッとした私は、昔みただけの『街の灯』を観賞してみた。
(レビュアーも、裏を取るため人知れず苦労してるんですわ。てへ。)

そうしたら!!
盲目の花売り娘とチャップリンの恋バナのシーンは量的にそんなに多くない。
その前後の、ヘンな金持ちとのドタバタが、まぁ、面白いこと面白いこと!計算されつくしたお笑いは抱腹絶倒だ、チャップリン、なんて面白いんだ・・・やっぱり天才だわw
動機は何であれ、この名作を観た気持ちにだけなっていたのを、ちゃんと観賞する機会をつくってくれたイルゴン監督には感謝だ。

さて、本作は、フルコンタクト空手の黒帯所持者である横浜流星が、これまで特に
必然性のないシーンでもその華麗なファイトシーンを披露してきたサービス精神を
余す所なく発揮、背筋の美しさや本物の格闘シーンは鳥肌ものでございました。
その横浜流星と、こんな役は年齢的にも今回が限界でしょうなという吉高由里子の
運命のいたずら的ラヴ・ストーリィなんですが、ちょっと考えてみてくだせー。

カトリック系孤児院出身で母親には無理心中された過去を持ち、将来はチャンピオン
を嘱望された天才キックボクサーでありながら、
半グレ組織の末端として振り込め詐欺に加担させられて、そのかどで懲役3年の実刑。
罪には問われなかったものの自分のせいで人を死に追いやったことを深く気にかけている。
いや、横浜流星がやるには重くないですか。
それとも横浜流星がやったから、ポワワ〜ン程度の衝撃ですんだと?
(どうでもいいけど目に入りそうな前髪をカットしてくれ)
気の毒なのはコールセンター所長だかの野間口徹、由里子の自宅にプレゼントを持って押しかけ、
あわよくばムフフン♪とセクハラ上司を演じましたが、入ります?このシーン。
(ハン・ヒョジュが相手ならわかりますが)
それでも、ラストのマッサージボランテァから、犬のシーンにかけては、感動的で涙腺崩壊でありました。

このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています

流星クンのストイックに鍛えられた背筋が見ものです!

投稿日:2021/03/01 レビュアー:飛べない魔女

流星クンの細マッチョの体が躍動します。
カッコ良かった〜!!

口数も少なく、終始暗いアントニオ篠崎ルイ(流星くん)。
外人?と思いきや(笑)、キリスト教の洗礼を受けた名前ということ。
幼いころ母親が彼を道連れに無理心中を図ったが、幼いルイだけが生き残った。
施設で育った彼はいろいろ悪いこともしてきて、過去に事件を起こしていた。
そんなルイは、今では一目をしのぶようにひっそり生きる。
ある日バイト先の守衛室で出会った女性亜香里(吉高由里子)。
彼女は車の事故で失明していた。
視力を失っても、明るく健気に生きる亜香里に次第に惹かれていくルイ。
一度は諦めたキックボクサーへの道をもう一度歩む決意をします。
でも、二人の出会いは、実は運命的な出会いだったのです。

ああ、どうかどうか二人が幸せになりますように、と
ずっと祈るように見てしまいました。
ストーリーはどことなく韓国ドラマっぽいなぁ、なんて思っていたら
韓国映画のリメイクだったのですね、これ。
w主演の二人の演技がとても上手でした。
そして何度も言っちゃうけど、流星クン、かっこ良過ぎだから!
あと、BTSが歌う主題曲も良かった!

ベタなラブストーリーが好きな人にオススメです。
あと、細マッチョがお好みの女性にも!

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イエローのシーグラスの思い出に導かれて

投稿日:2021/05/17 レビュアー:hinakksk

 観る予定はなかったのですが、評価の高さに誘惑されて観てしまいました。予想したように、主役のふたりに降りかかる不幸の連鎖やてっぱんの泣かせる展開に、知らず知らず嵌められてしまいます。キックボクシングのシーンはけっこう凄みがあるので正視できず、早送り。

 主演のふたりは楚々として、清潔感や透明感が感じられて、とても涼やかな作品になっています。この映画で、シーグラスという素敵な言葉を初めて知りました。「椰子の実」の歌とともに、ふたりの運命を再び結びつけるキーアイテムになっています。

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吉高由里子の挑戦が素晴らしい。 ネタバレ

投稿日:2021/04/16 レビュアー:CCR

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「ガリレオ」や「危険なビーナス」の吉高の明るいキャラにこちらが癒やされてこの女優には独特の人を和ませる素養がある。(トリスのCMがずーっと続いているのもそう感じさせるものが彼女にあるからだと思う。自分の過ごした人生で分かるが、彼女は典型的なオヤジ殺しタイプである。)なのでどうしても方向がシリアス物よりコメディ、ラブロマンス系になってこれまで女優賞的なものには余り縁がなさそうなのは残念だが、今回彼女は身体障害者でほぼ失明してしまった難しい役柄の女性を体当たりで演じて新しい面を見せてくれた。おそらく相当リサーチして演技を研究した筈だ。しかも成人近くになって何かがあって失明してしまったらしい境遇なのでその絶望と苦しみは計り知れない。この難しい、辛さを押し殺して懸命に生きている姿を彼女はリアルに演じて見せた。そこに心に傷を抱えたまま流されて生きている元キックボクサー、横浜流星という役者との出逢いが起きる。最近の若い俳優の知識が全く無いのでこの自分には初顔のイケメン男子の如何にもモロ女子受けしそうなルックスに今風を強く感じる。最初、彼女が「おじさん」と呼んでいた彼は相当に無口で陰のある暗い男だが何か心に傷を抱えているらしいのが分かるが、二人はお互いに徐々に心を開いていく。彼女の職場の上司役で、最近すっかり売れっ子になった野間口徹が普段温厚か小心な役柄が多いのに今回は彼女に卑劣な手段で近づくセクハラゲス野郎を演じて彼女の部屋の前で待ち伏せして目が見えない事につけ込んで強引に部屋に乗り込んで乱暴する絶体絶命のビンチに横浜が乗り込んできて野間口を元キックボクサーだからボコボコにしてやるのだ。まぁ、この彼女のピンチのシーンは絶対に彼が助けに来るのは明白なのだがやはり彼が現れて想定通りこのゲス野郎をボコボコにやっつけてくれるのは分かっていても嬉しい。それでも彼女は野間口が職場の直属の上司だから今後の自分の職場環境を考えて暴行を止めてくれと云ってしまうのが辛い。横浜が野間口を追い払った後に吉高が自分が今、この電話オペレーターの仕事に就けたのがどれだけ大変だったか貴方に分かるかと彼に告げる、こんな酷い事されていながら彼女の現実社会に生きる重さと切実さを伝えてきて、現実に実際にあるであろう表に出てこないセクハラ、パワハラを想起させて現実感がある。このシーンは痺れた。結局、退職した彼女に彼はある海辺で幼い自分が母親に連れられてこの海の中に入った無理心中で自分一人が生き残った孤児なのだと不幸な生い立ちを話し始める。そして一旦は諦めたキックボクシングを再び彼女との生活の為に再開させるのだ。順調に戦績を築いていく彼に吉高が以前、自分が車を運転して事故に遭い失明し、同乗していた両親が亡くなった事故の話をした時に横浜は驚愕する。彼の過去と、彼女のこの事故に実は思わぬ意外な原因となる関連性があった事が判明するこの箇所は余りに現実性が薄いのではあるが彼にしてみれば発狂する様な顛末なのだ。間の悪い事にこんな状況の彼に昔のワル仲間が以前彼が行っていた闇の賭けファイトで又手を組もうと接近してくる。そして薄ぼんやりではあるが視界がある程度あった彼女の目が完全に失明する危機が訪れる。しかし、今手術をすれば視力が回復する可能性がある事に、それに降りかかる多額の費用の問題に、彼はある決断をするのだ。見ていてこれはチャップリンの「街の灯」だと思った。この作品は現実には有り得ない、絵に描いた様なストーリーかもしれないが年齢のせいですっかり涙腺が弱くなった今の自分にはこういう話に弱い。ラストの救いは、想定内ではあるが観ていて好感が持てて良かったねと云えるエンディングとなった。この作品のタイトルが「ロミオとジュリエット」のセリフの一節なのを初めて知った。

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きみの瞳が問いかけている

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運命の糸が2人を・・・

投稿日

2021/04/04

レビュアー

カマンベール

2020年。三木孝浩監督作品。

交通事故で失明した女性(吉高由里子)
孤児として施設に育ち悪に手を染めた青年(横浜流星)
偶然の出会いなのに、それは必然で、運命の糸は2人を
強く結んでいた。

障害のある女性と、健常者の恋。
掴みかけた幸せも、過去の悪事と昔の悪い仲間によって引き裂かれてしまう流星くん。

吉高由里子の「見えない演技」が上手い。
横浜流星の過去に囚われた影のある男も説得力がある。
『罪を一番許せないのは自分よ!』
と説くシスター(風吹ジュン)の言葉にもグッときた。

ラブストーリーの定番とも言えますが、かなり泣けます。
私ごとですが、1995年のドラマ「愛していると言ってくれ」以来の熱い感動でした。

珍しく悪役の町田啓太。
ヤクザ者のしつこい執念深さ、他人の幸せを壊すことに喜びを感じる救いの無い悪人を演じて心底憎かった。
(ファンを辞めようかと思う程だった!!)

横浜流星のキックボクシングのファイトシーンは一見の価値あり。
細マッチョのイケメンぶりと、撮影のカメラも「ファイト・クラブ」みたいに見事だった。

偶然の出会いが多過ぎるキライはあるが、かなり上質のラブストーリー。
おすすめ度90%。
全女性のハートをギューっと熱くすること必至です。

さわやかリメイクに成功したと思います

投稿日

2021/05/17

レビュアー

くまげらの森

韓国「ただ君だけ」(2011年)を三木孝浩がリメイク。
韓国のソン・イルゴン監督は、チャップリンの『街の灯』にインスパイアされたと発言。
え、インスパイアされたって「盲目」というキーワードだけじゃないですか?
そりゃ、インスパイア「言ったもん勝ち」じゃないですかぁ〜?と、ちょっとムッとした私は、昔みただけの『街の灯』を観賞してみた。
(レビュアーも、裏を取るため人知れず苦労してるんですわ。てへ。)

そうしたら!!
盲目の花売り娘とチャップリンの恋バナのシーンは量的にそんなに多くない。
その前後の、ヘンな金持ちとのドタバタが、まぁ、面白いこと面白いこと!計算されつくしたお笑いは抱腹絶倒だ、チャップリン、なんて面白いんだ・・・やっぱり天才だわw
動機は何であれ、この名作を観た気持ちにだけなっていたのを、ちゃんと観賞する機会をつくってくれたイルゴン監督には感謝だ。

さて、本作は、フルコンタクト空手の黒帯所持者である横浜流星が、これまで特に
必然性のないシーンでもその華麗なファイトシーンを披露してきたサービス精神を
余す所なく発揮、背筋の美しさや本物の格闘シーンは鳥肌ものでございました。
その横浜流星と、こんな役は年齢的にも今回が限界でしょうなという吉高由里子の
運命のいたずら的ラヴ・ストーリィなんですが、ちょっと考えてみてくだせー。

カトリック系孤児院出身で母親には無理心中された過去を持ち、将来はチャンピオン
を嘱望された天才キックボクサーでありながら、
半グレ組織の末端として振り込め詐欺に加担させられて、そのかどで懲役3年の実刑。
罪には問われなかったものの自分のせいで人を死に追いやったことを深く気にかけている。
いや、横浜流星がやるには重くないですか。
それとも横浜流星がやったから、ポワワ〜ン程度の衝撃ですんだと?
(どうでもいいけど目に入りそうな前髪をカットしてくれ)
気の毒なのはコールセンター所長だかの野間口徹、由里子の自宅にプレゼントを持って押しかけ、
あわよくばムフフン♪とセクハラ上司を演じましたが、入ります?このシーン。
(ハン・ヒョジュが相手ならわかりますが)
それでも、ラストのマッサージボランテァから、犬のシーンにかけては、感動的で涙腺崩壊でありました。

流星クンのストイックに鍛えられた背筋が見ものです!

投稿日

2021/03/01

レビュアー

飛べない魔女

流星クンの細マッチョの体が躍動します。
カッコ良かった〜!!

口数も少なく、終始暗いアントニオ篠崎ルイ(流星くん)。
外人?と思いきや(笑)、キリスト教の洗礼を受けた名前ということ。
幼いころ母親が彼を道連れに無理心中を図ったが、幼いルイだけが生き残った。
施設で育った彼はいろいろ悪いこともしてきて、過去に事件を起こしていた。
そんなルイは、今では一目をしのぶようにひっそり生きる。
ある日バイト先の守衛室で出会った女性亜香里(吉高由里子)。
彼女は車の事故で失明していた。
視力を失っても、明るく健気に生きる亜香里に次第に惹かれていくルイ。
一度は諦めたキックボクサーへの道をもう一度歩む決意をします。
でも、二人の出会いは、実は運命的な出会いだったのです。

ああ、どうかどうか二人が幸せになりますように、と
ずっと祈るように見てしまいました。
ストーリーはどことなく韓国ドラマっぽいなぁ、なんて思っていたら
韓国映画のリメイクだったのですね、これ。
w主演の二人の演技がとても上手でした。
そして何度も言っちゃうけど、流星クン、かっこ良過ぎだから!
あと、BTSが歌う主題曲も良かった!

ベタなラブストーリーが好きな人にオススメです。
あと、細マッチョがお好みの女性にも!

イエローのシーグラスの思い出に導かれて

投稿日

2021/05/17

レビュアー

hinakksk

 観る予定はなかったのですが、評価の高さに誘惑されて観てしまいました。予想したように、主役のふたりに降りかかる不幸の連鎖やてっぱんの泣かせる展開に、知らず知らず嵌められてしまいます。キックボクシングのシーンはけっこう凄みがあるので正視できず、早送り。

 主演のふたりは楚々として、清潔感や透明感が感じられて、とても涼やかな作品になっています。この映画で、シーグラスという素敵な言葉を初めて知りました。「椰子の実」の歌とともに、ふたりの運命を再び結びつけるキーアイテムになっています。

吉高由里子の挑戦が素晴らしい。

投稿日

2021/04/16

レビュアー

CCR

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「ガリレオ」や「危険なビーナス」の吉高の明るいキャラにこちらが癒やされてこの女優には独特の人を和ませる素養がある。(トリスのCMがずーっと続いているのもそう感じさせるものが彼女にあるからだと思う。自分の過ごした人生で分かるが、彼女は典型的なオヤジ殺しタイプである。)なのでどうしても方向がシリアス物よりコメディ、ラブロマンス系になってこれまで女優賞的なものには余り縁がなさそうなのは残念だが、今回彼女は身体障害者でほぼ失明してしまった難しい役柄の女性を体当たりで演じて新しい面を見せてくれた。おそらく相当リサーチして演技を研究した筈だ。しかも成人近くになって何かがあって失明してしまったらしい境遇なのでその絶望と苦しみは計り知れない。この難しい、辛さを押し殺して懸命に生きている姿を彼女はリアルに演じて見せた。そこに心に傷を抱えたまま流されて生きている元キックボクサー、横浜流星という役者との出逢いが起きる。最近の若い俳優の知識が全く無いのでこの自分には初顔のイケメン男子の如何にもモロ女子受けしそうなルックスに今風を強く感じる。最初、彼女が「おじさん」と呼んでいた彼は相当に無口で陰のある暗い男だが何か心に傷を抱えているらしいのが分かるが、二人はお互いに徐々に心を開いていく。彼女の職場の上司役で、最近すっかり売れっ子になった野間口徹が普段温厚か小心な役柄が多いのに今回は彼女に卑劣な手段で近づくセクハラゲス野郎を演じて彼女の部屋の前で待ち伏せして目が見えない事につけ込んで強引に部屋に乗り込んで乱暴する絶体絶命のビンチに横浜が乗り込んできて野間口を元キックボクサーだからボコボコにしてやるのだ。まぁ、この彼女のピンチのシーンは絶対に彼が助けに来るのは明白なのだがやはり彼が現れて想定通りこのゲス野郎をボコボコにやっつけてくれるのは分かっていても嬉しい。それでも彼女は野間口が職場の直属の上司だから今後の自分の職場環境を考えて暴行を止めてくれと云ってしまうのが辛い。横浜が野間口を追い払った後に吉高が自分が今、この電話オペレーターの仕事に就けたのがどれだけ大変だったか貴方に分かるかと彼に告げる、こんな酷い事されていながら彼女の現実社会に生きる重さと切実さを伝えてきて、現実に実際にあるであろう表に出てこないセクハラ、パワハラを想起させて現実感がある。このシーンは痺れた。結局、退職した彼女に彼はある海辺で幼い自分が母親に連れられてこの海の中に入った無理心中で自分一人が生き残った孤児なのだと不幸な生い立ちを話し始める。そして一旦は諦めたキックボクシングを再び彼女との生活の為に再開させるのだ。順調に戦績を築いていく彼に吉高が以前、自分が車を運転して事故に遭い失明し、同乗していた両親が亡くなった事故の話をした時に横浜は驚愕する。彼の過去と、彼女のこの事故に実は思わぬ意外な原因となる関連性があった事が判明するこの箇所は余りに現実性が薄いのではあるが彼にしてみれば発狂する様な顛末なのだ。間の悪い事にこんな状況の彼に昔のワル仲間が以前彼が行っていた闇の賭けファイトで又手を組もうと接近してくる。そして薄ぼんやりではあるが視界がある程度あった彼女の目が完全に失明する危機が訪れる。しかし、今手術をすれば視力が回復する可能性がある事に、それに降りかかる多額の費用の問題に、彼はある決断をするのだ。見ていてこれはチャップリンの「街の灯」だと思った。この作品は現実には有り得ない、絵に描いた様なストーリーかもしれないが年齢のせいですっかり涙腺が弱くなった今の自分にはこういう話に弱い。ラストの救いは、想定内ではあるが観ていて好感が持てて良かったねと云えるエンディングとなった。この作品のタイトルが「ロミオとジュリエット」のセリフの一節なのを初めて知った。

1〜 5件 / 全18件