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パブリック 図書館の奇跡

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パブリック 図書館の奇跡 / エミリオ・エステベス

全体の平均評価点:(5点満点)

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「パブリック 図書館の奇跡」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

エミリオ・エステヴェスが主演に加えて監督・脚本・製作も手掛けて贈る社会派ハートフル・ドラマ。公共図書館を舞台に、寒さから逃れるために図書館を占拠したホームレスたちと、彼らの強制排除に乗り出した警察との板挟みになった図書館員の奮闘を描く。オハイオ州シンシナティの公共図書館では、実直な図書館員のスチュアートが毎日さまざまな目的で同館を利用する市民のために働いていた。そんなある日、およそ70人のホームレスが閉館時間になっても帰らず、図書館を占拠する騒動が発生する。シンシナティに寒波が襲来し、市のシェルターも満杯のため他に行き場がないというのだった。外には彼らを排除しようとする警察ばかりかマスコミも集まり、いつしか事態はスチュアートの予想を超えて大きくなっていくのだったが…。 JAN:9999207050896

「パブリック 図書館の奇跡」 の作品情報

作品情報

製作年: 2018年
製作国: アメリカ
原題: THE PUBLIC

「パブリック 図書館の奇跡」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:8件

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1〜 5件 / 全8件

ホームレスたちを救え!

投稿日:2021/01/16 レビュアー:くまげらの森

図書館は公共(パブリック)の場所。
誰でも自由に無料で使えるその空間は、閉館時間が来たら閉めなければいけない。
帰る家のない人たちでも。記録的な寒波の到来する夜でも。。。
だが、本当にそうしなければいけないのか?
アメリカのホームレス問題にエミリオ・エステヴェスが独自の視点からアプローチした。

本来は市が福祉予算も削らず、避難シェルターに全員収まり、難民キャンプのような劣悪な
施設でさえなければ、それで解決する問題だった。
だが、寒波の到来でホームレスの仲間がひとり、凍死してしまった。
ホームレス代表のジャックは、
「俺たちを生きさせろ!規則だの制度だのは、俺たちの命より重いのか!!」
と、図書館のワンフロアを一晩の避難所に要求する。
フロア担当のスチュアート(エミリオ・エステヴェス)は、ホームレスさんたちと顔なじみ(洗面所とか使用されてた)なので、説得はするものの、勿論、命の危険にさらす気はなかったが、成り行きでリーダーのようになってしまった。

ところが、この状況をホームレスたちの立てこもりと見て、スチュアートが先導していると誤解した市長候補(クリスチャン・スレーター)が、『暴動を鎮圧するカッコいい俺』を
演出するために、余計な事をしてくれる。報道関係者は、視聴率稼ぎのためにやたら過去をほじくってスチュアートを極悪メンタル崩壊者に仕立て上げた。困った人たちよ・・・。

スチュアートがインタビューに対して、スタインベックの「怒りの葡萄」の一節を読むなど図書館らしいシーンもある。
だが、このあと、『どうしたって図書館らしくない!!!』笑劇、いや衝撃の場面がある★
(ここはネタバレ厳禁)
「なるほど、その手があったか!」怒りの葡萄とやらは小粒2房らしい。
まさか、こんなマジメな社会派映画で、こんな結末とは。
エミリオ・エステヴェス、11年も構想を練ったというのはこの「オチ」じゃないですよね。笑。
これじゃスワットも麻薬犬もスゴスゴ返るしかない。
退役軍人問題も、貧富の差も、依存症問題も、この爆弾台風のような「オチ」で、私の脳内から吹っ飛びました。
アレック・ボールドウィン、助けて〜〜!

このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています

図書館はホームレスのユートピア?!

投稿日:2021/01/11 レビュアー:カマンベール

図書館はホームレスの生活の拠点の一つと言われています。

とても暖かい優しさに包まれる佳作です。
1シーン、1シーンの全てが練られて考え抜かれた脚本が素晴らしいです。

《ホームレスの図書館立て篭もり事件の顛末》
を、描いた映画です。
2018年(アメリカ)監督・脚本・製作・主演・エミリオ・エステベス。
構想10年。クリスチャン・スレイターには10年前に脚本を渡したそうです。

オハイオ州シンシナティの公立図書館の3階のフロアを70人のホームレスに占拠された。
外は寒波が襲来して、ホームレスの凍死者が毎日出ている。
ホームレスのジョージが口火を切り、図書館員のスチュアート(エミリオ・エステベス)は
ついつい協力してしまう。

警察の交渉人ビル(アレック・ボールドウィン)や、郡の検察官ジョシュ・ディヴィス(クリスチャン・スレーター)が、対応に追われる。
(ジョシュは次期の市長選に立候補予定)
そして警察車両やテレビの中継者が集まり全米の注目を集めることに・・・。

テレビ・リポーターの言い方はまるでスチュアートがホームレスを扇動して指揮してるような言い方・・・フェイク・ニュースはこうやって流されるんだなあ(怖い、怖い)

ホームレスの彼らは一夜の暖を取りたいだけ、スチュアートは「出て行け!!」
と、言えなかっただけ!!
スチュアートには強く彼らを追い出せない理由があった。

女性配役もすごく良かったです。
スチュアート同僚図書館員のマイラ。
アパートの管理人のアンジェラ。
アンジェラは図書館の外からスチュアートにアドバイスする司令官(?)
スチュアートの人物像が本当に素敵でした。
ホームレスの過去や、逮捕歴、アルコール依存症からたちなおり、
アパートの中は菜園・・・人の痛みを知る人です。
スチュアートが電話口で「立て篭もりの理由」を問われて、
スタインベックの「怒りの葡萄」の一節を朗読するシーンは、
素晴らしい!
「怒りは葡萄を大きく育てる・・・」

ラストはなんと、なんと、なんと・・・とてもハートフルでユーモラスであったかい!!
今度のことで、なにも変わらないかもしれないけれど、何事にも最初の一歩はある!

(エミリオ・エステベスは80年代の青春スターで、マーティン・シーンの息子)
(監督としても印象的な仕事を今回も果たしました)

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はたして奇跡は起きたのだろうか?

投稿日:2021/01/31 レビュアー:hinakksk

 書物や図書館を愛でるのどかな内容の映画なのかしらと思いきや、市民図書館をめぐる、公共とは何かを問う、ほろ苦い社会派映画だった。

 舞台はアメリカ中西部、オハイオ州シンシナティ。厳しい寒波が襲い、連日のようにホームレスの凍死者が出る事態になるも、シェルター不足で、希望者全員は収容できない。贅沢に空間を使った広々とした市民図書館で、昼の開館時間に寒さをしのぎ、思い思いの楽しい時間を過ごしているホームレスの一部70人余りが、閉館時間になっても退出せず、図書館の3階(社会学のセクション)を占拠するという事件が起きる。3階担当の図書館員スチュアートは、過去に読書によってアルコール依存症から救われたという経験をして、日頃からホームレスたちに親切に接している。彼自身にも思うところがあり、彼らを厳寒の外には追い出せないと、むしろ立て籠もりに協力する。

 交渉担当の刑事や市長選に出馬予定の法と秩序を重んじる郡検察官が駆けつけ、外には警察車両、テレビニュースの中継車やマスコミが集まり、大騒ぎとなる。皆、スチュアートの過去の経歴やホームレスに対する偏見から、勝手な解釈をして、人質を取り武器を持って立て籠もっているだの、不法占拠は排除すべきだの、強行突入をして逮捕すべきだのと主張する。共感してくれる人々はいるけれど、図書館長を除けば、寒い期間だけでも図書館を開放するか、あるいは他に行く場所を用意すべきだと声をあげる人はいない。

 この後、スチュアートやホームレスたちはどうなるのだろうか。意表を突く驚きの展開で、解決したようで解決していないのは、あなたならどうすると問いかけ、考えさせるためなのだろうか? ただ幸運を願うことしかできない結末は、すごく消化不良な気分だ。テレビ中継でスチュアートが引用した、スタインベック『怒りの葡萄』の一節が心に響く。「人々の魂の中に怒りのぶどうがずっしりと実っていく、収穫を待ちながら。」

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地味に面白かった

投稿日:2021/02/16 レビュアー:勇光

ホームレスをどう扱ったらいいのか・・っていうお話。
外が寒いからひと晩泊めてくれと図書館に居座るホームレス約80名。その願いを断れずに協力した図書館員のエミリオ・エステベスは、人質をとって立て籠もる犯罪者として報道される。検察官で市長候補のクリスチャン・スレイターが騒ぎを利用して自分の出番をつくり、それで票をかせごうと思ってウソを発表したのである。おかげで、警察は突入隊を編成して図書館に集まってくる。さて、ホームレスたちや図書館員のエミリオはどうなるのか・・ってなところで緊迫感を少しだけ盛り上げていた。

監督・主演・脚本のエミリオは何を描きたかったのだろう・・?
集まったホームレスの多くが失業した退役軍人だとなっていたので、たぶん、戦争で経済をまわしているアメリカ社会における最大の功労者たる退役軍人たちの多くが何の補償も与えられずにゴミのようにうち捨てられていることに対して一石を投じようとした・・・ということかもしれない。

話がはじまるまでがダラダラしているし、はじまってからもどんどん盛り上がるってこともなかったし、ボールドウィンやジェナ・マローンの役回りがあまりピンと来ない感じだったし、クリスチャン・スレイターに一発くらわすというシーンもなかったが、それでも、ラストはニヤニヤしたくなる雰囲気で、それなりに心温まるような感じはあった。

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心温まるヒューマンドラマ

投稿日:2021/02/25 レビュアー:飛べない魔女

極寒の夜、行き場を失ったホームレスたちに
一夜の暖を与えてあげることにする図書館の職員スチュアート。
初めは自らの意志ではないにしても
外にいたら死んでしまうリスクが高いことを承知で追い出すわけにもいかず
結果的に自分が首謀者のような扱いになって戸惑う彼ですが
ここがダメなら、代わりのシェルターを彼らに用意して欲しいと訴えでます。
この騒動を利用して自分の立場をアピールしようとする次期市長候補の検察官や、
警察のネゴシエーター、そしてマスコミがこぞって押しかけ
彼らを追い込もうとします。
そんな中で、救援物資を運んでくる市民も沢山いることが
人の優しい気持ちの有難さにしみじみとしました。

さあ、この結末はいったいどうなるのか?
落としどころは果たして?とワクワクしていましたが
ラストは意外な展開に!
何かが解決したわけではないけれど
弱者を救うという問題に一石を投じたことにはなったのでしょう。
ここに出てくるホームレスのほとんどが
かつて国の為に命がけで闘った退役軍人であるというのも皮肉な話です。

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パブリック 図書館の奇跡

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ホームレスたちを救え!

投稿日

2021/01/16

レビュアー

くまげらの森

図書館は公共(パブリック)の場所。
誰でも自由に無料で使えるその空間は、閉館時間が来たら閉めなければいけない。
帰る家のない人たちでも。記録的な寒波の到来する夜でも。。。
だが、本当にそうしなければいけないのか?
アメリカのホームレス問題にエミリオ・エステヴェスが独自の視点からアプローチした。

本来は市が福祉予算も削らず、避難シェルターに全員収まり、難民キャンプのような劣悪な
施設でさえなければ、それで解決する問題だった。
だが、寒波の到来でホームレスの仲間がひとり、凍死してしまった。
ホームレス代表のジャックは、
「俺たちを生きさせろ!規則だの制度だのは、俺たちの命より重いのか!!」
と、図書館のワンフロアを一晩の避難所に要求する。
フロア担当のスチュアート(エミリオ・エステヴェス)は、ホームレスさんたちと顔なじみ(洗面所とか使用されてた)なので、説得はするものの、勿論、命の危険にさらす気はなかったが、成り行きでリーダーのようになってしまった。

ところが、この状況をホームレスたちの立てこもりと見て、スチュアートが先導していると誤解した市長候補(クリスチャン・スレーター)が、『暴動を鎮圧するカッコいい俺』を
演出するために、余計な事をしてくれる。報道関係者は、視聴率稼ぎのためにやたら過去をほじくってスチュアートを極悪メンタル崩壊者に仕立て上げた。困った人たちよ・・・。

スチュアートがインタビューに対して、スタインベックの「怒りの葡萄」の一節を読むなど図書館らしいシーンもある。
だが、このあと、『どうしたって図書館らしくない!!!』笑劇、いや衝撃の場面がある★
(ここはネタバレ厳禁)
「なるほど、その手があったか!」怒りの葡萄とやらは小粒2房らしい。
まさか、こんなマジメな社会派映画で、こんな結末とは。
エミリオ・エステヴェス、11年も構想を練ったというのはこの「オチ」じゃないですよね。笑。
これじゃスワットも麻薬犬もスゴスゴ返るしかない。
退役軍人問題も、貧富の差も、依存症問題も、この爆弾台風のような「オチ」で、私の脳内から吹っ飛びました。
アレック・ボールドウィン、助けて〜〜!

図書館はホームレスのユートピア?!

投稿日

2021/01/11

レビュアー

カマンベール

図書館はホームレスの生活の拠点の一つと言われています。

とても暖かい優しさに包まれる佳作です。
1シーン、1シーンの全てが練られて考え抜かれた脚本が素晴らしいです。

《ホームレスの図書館立て篭もり事件の顛末》
を、描いた映画です。
2018年(アメリカ)監督・脚本・製作・主演・エミリオ・エステベス。
構想10年。クリスチャン・スレイターには10年前に脚本を渡したそうです。

オハイオ州シンシナティの公立図書館の3階のフロアを70人のホームレスに占拠された。
外は寒波が襲来して、ホームレスの凍死者が毎日出ている。
ホームレスのジョージが口火を切り、図書館員のスチュアート(エミリオ・エステベス)は
ついつい協力してしまう。

警察の交渉人ビル(アレック・ボールドウィン)や、郡の検察官ジョシュ・ディヴィス(クリスチャン・スレーター)が、対応に追われる。
(ジョシュは次期の市長選に立候補予定)
そして警察車両やテレビの中継者が集まり全米の注目を集めることに・・・。

テレビ・リポーターの言い方はまるでスチュアートがホームレスを扇動して指揮してるような言い方・・・フェイク・ニュースはこうやって流されるんだなあ(怖い、怖い)

ホームレスの彼らは一夜の暖を取りたいだけ、スチュアートは「出て行け!!」
と、言えなかっただけ!!
スチュアートには強く彼らを追い出せない理由があった。

女性配役もすごく良かったです。
スチュアート同僚図書館員のマイラ。
アパートの管理人のアンジェラ。
アンジェラは図書館の外からスチュアートにアドバイスする司令官(?)
スチュアートの人物像が本当に素敵でした。
ホームレスの過去や、逮捕歴、アルコール依存症からたちなおり、
アパートの中は菜園・・・人の痛みを知る人です。
スチュアートが電話口で「立て篭もりの理由」を問われて、
スタインベックの「怒りの葡萄」の一節を朗読するシーンは、
素晴らしい!
「怒りは葡萄を大きく育てる・・・」

ラストはなんと、なんと、なんと・・・とてもハートフルでユーモラスであったかい!!
今度のことで、なにも変わらないかもしれないけれど、何事にも最初の一歩はある!

(エミリオ・エステベスは80年代の青春スターで、マーティン・シーンの息子)
(監督としても印象的な仕事を今回も果たしました)

はたして奇跡は起きたのだろうか?

投稿日

2021/01/31

レビュアー

hinakksk

 書物や図書館を愛でるのどかな内容の映画なのかしらと思いきや、市民図書館をめぐる、公共とは何かを問う、ほろ苦い社会派映画だった。

 舞台はアメリカ中西部、オハイオ州シンシナティ。厳しい寒波が襲い、連日のようにホームレスの凍死者が出る事態になるも、シェルター不足で、希望者全員は収容できない。贅沢に空間を使った広々とした市民図書館で、昼の開館時間に寒さをしのぎ、思い思いの楽しい時間を過ごしているホームレスの一部70人余りが、閉館時間になっても退出せず、図書館の3階(社会学のセクション)を占拠するという事件が起きる。3階担当の図書館員スチュアートは、過去に読書によってアルコール依存症から救われたという経験をして、日頃からホームレスたちに親切に接している。彼自身にも思うところがあり、彼らを厳寒の外には追い出せないと、むしろ立て籠もりに協力する。

 交渉担当の刑事や市長選に出馬予定の法と秩序を重んじる郡検察官が駆けつけ、外には警察車両、テレビニュースの中継車やマスコミが集まり、大騒ぎとなる。皆、スチュアートの過去の経歴やホームレスに対する偏見から、勝手な解釈をして、人質を取り武器を持って立て籠もっているだの、不法占拠は排除すべきだの、強行突入をして逮捕すべきだのと主張する。共感してくれる人々はいるけれど、図書館長を除けば、寒い期間だけでも図書館を開放するか、あるいは他に行く場所を用意すべきだと声をあげる人はいない。

 この後、スチュアートやホームレスたちはどうなるのだろうか。意表を突く驚きの展開で、解決したようで解決していないのは、あなたならどうすると問いかけ、考えさせるためなのだろうか? ただ幸運を願うことしかできない結末は、すごく消化不良な気分だ。テレビ中継でスチュアートが引用した、スタインベック『怒りの葡萄』の一節が心に響く。「人々の魂の中に怒りのぶどうがずっしりと実っていく、収穫を待ちながら。」

地味に面白かった

投稿日

2021/02/16

レビュアー

勇光

ホームレスをどう扱ったらいいのか・・っていうお話。
外が寒いからひと晩泊めてくれと図書館に居座るホームレス約80名。その願いを断れずに協力した図書館員のエミリオ・エステベスは、人質をとって立て籠もる犯罪者として報道される。検察官で市長候補のクリスチャン・スレイターが騒ぎを利用して自分の出番をつくり、それで票をかせごうと思ってウソを発表したのである。おかげで、警察は突入隊を編成して図書館に集まってくる。さて、ホームレスたちや図書館員のエミリオはどうなるのか・・ってなところで緊迫感を少しだけ盛り上げていた。

監督・主演・脚本のエミリオは何を描きたかったのだろう・・?
集まったホームレスの多くが失業した退役軍人だとなっていたので、たぶん、戦争で経済をまわしているアメリカ社会における最大の功労者たる退役軍人たちの多くが何の補償も与えられずにゴミのようにうち捨てられていることに対して一石を投じようとした・・・ということかもしれない。

話がはじまるまでがダラダラしているし、はじまってからもどんどん盛り上がるってこともなかったし、ボールドウィンやジェナ・マローンの役回りがあまりピンと来ない感じだったし、クリスチャン・スレイターに一発くらわすというシーンもなかったが、それでも、ラストはニヤニヤしたくなる雰囲気で、それなりに心温まるような感じはあった。

心温まるヒューマンドラマ

投稿日

2021/02/25

レビュアー

飛べない魔女

極寒の夜、行き場を失ったホームレスたちに
一夜の暖を与えてあげることにする図書館の職員スチュアート。
初めは自らの意志ではないにしても
外にいたら死んでしまうリスクが高いことを承知で追い出すわけにもいかず
結果的に自分が首謀者のような扱いになって戸惑う彼ですが
ここがダメなら、代わりのシェルターを彼らに用意して欲しいと訴えでます。
この騒動を利用して自分の立場をアピールしようとする次期市長候補の検察官や、
警察のネゴシエーター、そしてマスコミがこぞって押しかけ
彼らを追い込もうとします。
そんな中で、救援物資を運んでくる市民も沢山いることが
人の優しい気持ちの有難さにしみじみとしました。

さあ、この結末はいったいどうなるのか?
落としどころは果たして?とワクワクしていましたが
ラストは意外な展開に!
何かが解決したわけではないけれど
弱者を救うという問題に一石を投じたことにはなったのでしょう。
ここに出てくるホームレスのほとんどが
かつて国の為に命がけで闘った退役軍人であるというのも皮肉な話です。

1〜 5件 / 全8件