同じマンションに住む高校一年生の、男女4人が織りなすドラマ。
朱里（浜辺美波）と理央（北村匠海）は安定の演技力で、由奈（福本莉子）の繊細さ
和臣（赤楚衛二）の爽やかさも生きて、瑞々しい群像劇になっていると思う。

だが、いただけないのが親たち（個人的に戸田菜穂さんは好きなのだが）、バツ2でも
そんな事はどうでも良いのだが、お互いの連れ子が同年齢の男女なら、
再婚するより先に考えることがあっただろう。同居してから、今にも「まちがい」が
あるかのような、ヘンな目で見るなど、子供たちが迷惑な話だ。
しかも実際、親たちが再婚する前から理央は朱里が好きだったのだから困った話だ。
ここで、みんなの幸せのためなら、自分の気持ちにフタをしてしまうのが、高校生という純粋な時期ならではである。（自分が悪いと考えてしまう）
悩みながら成長する場合もあれば、悩んだまま先送りになる事柄もある。
親のやり方や考えが間違っている事に気づくのが、また、逆に忠告の有難さに気づくのも
自分が中年になってからの事だったりする。

本作は、私のようなオバサンが見ると、「ほう〜、いまどきの男子は女子の頬っぺたを
ムギュッとするのか？」と、フォークダンスでしか男子に触ったことのない世代は驚き、
羨ましいのだが、ストライクゾーンから外れている作品でも、それなりに
勉強にはなるねと思ったことだった。

男女の4人の青春群像劇。素敵な作品でした。ラストも、そことそこがハッピーエンド…なる程…新しい…となりました。
こちらの作品は、チェリまほからの、仮面ライダーからの、赤楚衛二さん作品を探して辿り着きました！
『仮面ライダービルド』と『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』と、『思い思われ…』全部同じ俳優さんとは思えず、赤楚出演作品にどハマり中です。

話題作なので観てみたものの、
最初の『初恋の相手は 絵本の中の王子様』の時点で無理でした。（早いな、オイ）
それでも３０分間くらいは鑑賞してみましたが、内容的に成人男性向きではないなと判断して観賞を中止。

同じ北村匠海＆浜辺美波主演の映画でも
『君の膵臓をたべたい』は、主人公が成人男性で 高校時代を回想する形だったので、成人男性でも観賞できましたが、
この作品は主人公が女子高生なので 完全に『成人男性お断り』の世界観です。

唯一、男子２人がマッドマックスで打ち解けるシーンは嫌いではないです。

「君の膵臓を食べたい」の浜辺美波と北村匠海コンビ再び。
超売れっ子の二人。
この作品でもてっきり・・・と思っていたら抑え気味な感じで意外な展開。
女性二人は対照的な性格。
浜辺美波は強すぎて恋愛とかもう超越しちゃってる感じがした。

四人の役者さんの演技が素晴らしい。
みんな実年齢は違うのに、とっても自然できゅんときた。