シェイクスピアの庭 / ケネス・ブラナー
シェイクスピアの庭
/ケネス・ブラナー
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解説・ストーリー
「ヘンリー五世」のケネス・ブラナーが監督を務め、自らシェイクスピアを演じてその知られざる晩年の日々を描いた人間ドラマ。劇作家を引退しロンドンから故郷に戻ったシェイクスピアが、長いこと離れ離れだった家族と失われた時間を取り戻そうとしていく中で織りなす愛憎の人間模様を綴る。共演はジュディ・デンチ、イアン・マッケラン。1613年6月29日、ロンドン。『ヘンリー八世』上演中のグローブ座が全焼してしまい、失意のシェイクスピアは引退して故郷へ戻る。しかしその帰還は、妻のアンや娘たち20年以上もほとんど会っていなかった家族には驚きと困惑をもって迎えられる。シェイクスピアがロンドンで名声を獲得したこの20余年に、彼と家族の間には大きな溝が生じてしまっていた。そんな中、17年前に11歳で他界した息子ハムネットの死に取り憑かれていくシェイクスピアだったが…。 JAN:4547462123640
「ヘンリー五世」のケネス・ブラナーが監督を務め、自らシェイクスピアを演じてその知られざる晩年の日々を描いた人間ドラマ。劇作家を引退しロンドンから故郷に戻ったシェイクスピアが、長いこと離れ離れだった家族と失われた時間を取り戻そうとしていく中で織りなす愛憎の人間模様を綴る。共演はジュディ・デンチ、イアン・マッケラン。1613年6月29日、ロンドン。『ヘンリー八世』上演中のグローブ座が全焼してしまい、失意のシェイクスピアは引退して故郷へ戻る。しかしその帰還は、妻のアンや娘たち20年以上もほとんど会っていなかった家族には驚きと困惑をもって迎えられる。シェイクスピアがロンドンで名声を獲得したこの20余年に、彼と家族の間には大きな溝が生じてしまっていた。そんな中、17年前に11歳で他界した息子ハムネットの死に取り憑かれていくシェイクスピアだったが…。 JAN:4547462123640
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「シェイクスピアの庭」 の解説・あらすじ・ストーリー
作品詳細
解説・ストーリー
「ヘンリー五世」のケネス・ブラナーが監督を務め、自らシェイクスピアを演じてその知られざる晩年の日々を描いた人間ドラマ。劇作家を引退しロンドンから故郷に戻ったシェイクスピアが、長いこと離れ離れだった家族と失われた時間を取り戻そうとしていく中で織りなす愛憎の人間模様を綴る。共演はジュディ・デンチ、イアン・マッケラン。1613年6月29日、ロンドン。『ヘンリー八世』上演中のグローブ座が全焼してしまい、失意のシェイクスピアは引退して故郷へ戻る。しかしその帰還は、妻のアンや娘たち20年以上もほとんど会っていなかった家族には驚きと困惑をもって迎えられる。シェイクスピアがロンドンで名声を獲得したこの20余年に、彼と家族の間には大きな溝が生じてしまっていた。そんな中、17年前に11歳で他界した息子ハムネットの死に取り憑かれていくシェイクスピアだったが…。 JAN:4547462123640
「シェイクスピアの庭」 の作品情報
「シェイクスピアの庭」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
シェイクスピアの庭の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
101分
日・英
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
RDD81637
2020年10月21日
在庫枚数
1位登録者:
2位登録者:
4枚
1人
0人
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
シェイクスピアの庭の詳細
収録時間:
字幕:
音声:
101分
日・英
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング:
記番:
レンタル開始日:
RDD81637
2020年10月21日
在庫枚数
1位登録者:
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4枚
1人
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英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
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ユーザーレビュー:3件
筆を折ったシェイクスピア、良き家庭人となる。
シェイクスピアの晩年を描いた映画です。 昼間と夜間ではまるで別の顔を見せる映画でした。 夜間は暖炉や蝋燭の灯りで人物がスポットライトで浮かび上がり、まるで舞台の会話劇。 昼間のストラスフォードの風景は、美しい田園や肥沃な平野がひろがり、 四季には紅葉や枯れ草の庭、 ひっそりとした森そして小川は静物画。 雲のグラデイエーションにもため息をつきました。 そして庭造りに没頭するシェイクスピアは耕す農夫。 その《昼と夜のコントラスト》が絶妙に仕組まれています。 1613年。シェイクスピアの作品を上演するグローブ座が全焼した。 失意のシェイクスピアは生まれ故郷のストラトフォード=アポン=エイヴォンに戻ります。 『シェイクスピアの庭』2019年。監督・主演ケネス・ブラナー。 原題は『All Is True 』これは『ヘンリー五世』の題名と同じとか。 断筆して帰郷したシェイクスピアは、17年前に亡くした長男ハムネットのために『庭』を造ることを思い立つのでした。 20年以上の間、疎遠だった妻や娘2人が、揉め事や、告白をして晩年の3年間は、 思いかげずに現実的なものになります。 不倫の裁判だの、次女ジュディスの告白だの。 最愛のハムネットの死・・・その真相は以外なものでした。 さて庭のことですが、 実際にシェイクスピアの戯曲には170種類の植物が登場して重要な役割を果たすそうです。 しかしこの映画で素晴らしい庭園を期待して見ると肩透かしです。 庭造りに素人のシェイクスピアは苦戦するばかりです。 『シェイクスピアの庭』とはシェイクスピアの「家庭」の暗喩として付けたのなら、 中々気の利いた題名です。 20年近い妻アン・ハサウェイとの別居(あれれ、誰かさんと同姓同名!!) 家族とまったく顔を合わせなかったシェイクスピアは、いかにして20年間の不在を埋め合わせていくか? ほとんど「父帰る」の世界ですが、湿めっぽくはならない。 妻アンはジュディ・デンチが扮しています。 字が読めない設定ながら、知的な皮肉で夫シェイクスピアと互角で論戦を張ります。 次女のジュディスの弟ハムネットへの対抗心。 彼女は詩心のある詩人。 この時代、女の詩人なんてあり得ないとは?! そうです、この時代(エリザベス一世の統治する時代からジェームズ国王時代・ルネッサンス真っ只中) 女性の識字率は日本に遠く及ばず、男子を産まぬ女になんの価値も無し・・・ とは、まったくの男尊女卑。女は跡取りにはなれない。 女王陛下の国が実は、なんて・・・・驚きです。 監督・主演のケネス・ブラナーは「英国一のシェイクスピア俳優」と呼ばれる。 初監督作が『ヘンリー五世』でした。 満を辞しての本作品です。 付け鼻が立派。額は禿げ上がり肖像画と似た面持ち。 ケネス・ブラナーが原型を留めていないのも見所です。 ラストは、アレレ!!の、愛らしさ! 重厚なコスチューム・プレイをご堪能下さい。
このレビューは気に入りましたか?
はい
5人 の会員が気に入ったと投稿しています
特典映像(追記)
DVDには、とても充実した興味深い特典映像がいくつか付けられています。全部見れば、作品の理解が深まることと思います。 ケネス・ブラナーのインタビュー映像もあって、労働者階級出身で演劇を観る習慣はなかったけれど、あるときシェイクスピアの戯曲に出会い、彼が正規の教育を受けないまま、これだけの作品を残したと知って、自分にも可能性があると励まされた旨のことを語っています。また、この映画は低予算で、撮影期間もわずか30日程度ということにも驚かされます。他の俳優たちやアイルランド気質についても語っていて、面白いです。 言いたくないのですが、制作会社の名前を間違っていました。正確には、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスです。お詫びして訂正いたします。
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「庭には野望ではなく愛の花が咲くだろう」
史実とフィクションとを織り交ぜてシェイクスピア晩年の3年間を描いている。彼の作品があまりにも偉大過ぎて、シェイクスピアに普通の個人の人生があったなんて考えたこともなかったが、400年も昔のことなのに、現代の私たちにも通じるような、老親の遺産をめぐる思惑や、仕事に忙殺されて疎遠だった家族との軋轢、夭逝した息子への哀惜の想い、偏狭な地域社会で生活する息苦しさ等、現代的な視点から晩年のシェイクスピアの人間性を見事に浮き彫りにしている。作品に興味のない人も、この映画を観ればきっとシェイクスピアに親近感を感じるだろう。 1613年6月29日、『ヘンリー八世』上演中に、ロンドンのグローブ座が、舞台用大砲の不具合で火事になり焼け落ちる。これを契機に、ウィリアム・シェイクスピアは断筆して、20年間ほとんど顧みることのなかった故郷ストラトフォード・アポン・エイヴォンの自宅に戻ってくる。8歳年上の妻アン、結婚して娘エリザベスのいる長女スザンナ、28歳で未婚の次女ジュディス、家族は、突然帰ってきたウィリアムに当惑する。仕事を理由に今まで家族をないがしろにしてきたのに、今さらなぜと反撥する気持ちを隠せない。家族のために懸命に働いた仕事人間が、退職したら家庭に居場所がなくなっていたのと同然の状況。 ウィリアムが溺愛し将来を嘱望していた息子ハムネットは11歳で突然他界していて、息子の葬儀にも間に合わなかったウィリアムは、それ以来深い悔恨の気持ちを持ち続けている。遅ればせながら彼を悼もうと、ハムネットのための庭を造り始める。父の愛が亡くなった息子に注がれていることに、ずっと苦悩してきたジュディスは、さらに父に反撥する。ウィリアムは、疫病で亡くなったとされている息子の死因に疑問を抱き、真実を追求するうちに、家族が抱えている苦しみをも知ることになる。一家を襲う様々な困難に直面して、互いに歩み寄り、理解し合い、やがて家族は和解する。 この当時、上流階級を除き、女性に教育を受ける機会は与えられなかった。長女のスザンナ以外、偉大な劇作家の家族でありながら読み書きができないことを、妻アンもジュディスも密かに恥じていた。このことも、この映画の重要なモチーフになっている。また、シェイクスピア初期のパトロン、サウサンプトン伯爵に捧げられた、諸説ある『ソネット集』やふたりの関係について、大胆な解釈がされている。シェイクスピアを身近な人間として描きながらも、作品への言及や引用が随所にあり、含蓄に富む会話がとてもすばらしい。しみじみと人生について考えさせられると同時に、シェイクスピアならではの格調高い秀作になっている。シェイクスピアを熟知するケネス・ブラナーだからこそ、なし得たことなのだろう。 監督と主役を務めたケネス・ブラナーは言うまでもなく、ジュディ・デンチが、辛口の彼の妻アンを見事に演じている。原題は、『ヘンリー八世』の当時のタイトルでもある「すべて真実(All Is True)」で、真実は事実を超えて普遍だ、ということなのかもしれない。映画中にも、「自分に正直であれば、君の書くものは、すべて真実だ」という台詞がある。イギリスのピクチャレスクな田園風景がとてもとても美しく、カメラワークも、控えめな音楽も、それぞれにすばらしい。ソニー・クラシック・ピクチャーズ制作だというのも嬉しい。
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ユーザーレビュー
筆を折ったシェイクスピア、良き家庭人となる。
投稿日
2020/11/17
レビュアー
カマンベール
シェイクスピアの晩年を描いた映画です。 昼間と夜間ではまるで別の顔を見せる映画でした。 夜間は暖炉や蝋燭の灯りで人物がスポットライトで浮かび上がり、まるで舞台の会話劇。 昼間のストラスフォードの風景は、美しい田園や肥沃な平野がひろがり、 四季には紅葉や枯れ草の庭、 ひっそりとした森そして小川は静物画。 雲のグラデイエーションにもため息をつきました。 そして庭造りに没頭するシェイクスピアは耕す農夫。 その《昼と夜のコントラスト》が絶妙に仕組まれています。 1613年。シェイクスピアの作品を上演するグローブ座が全焼した。 失意のシェイクスピアは生まれ故郷のストラトフォード=アポン=エイヴォンに戻ります。 『シェイクスピアの庭』2019年。監督・主演ケネス・ブラナー。 原題は『All Is True 』これは『ヘンリー五世』の題名と同じとか。 断筆して帰郷したシェイクスピアは、17年前に亡くした長男ハムネットのために『庭』を造ることを思い立つのでした。 20年以上の間、疎遠だった妻や娘2人が、揉め事や、告白をして晩年の3年間は、 思いかげずに現実的なものになります。 不倫の裁判だの、次女ジュディスの告白だの。 最愛のハムネットの死・・・その真相は以外なものでした。 さて庭のことですが、 実際にシェイクスピアの戯曲には170種類の植物が登場して重要な役割を果たすそうです。 しかしこの映画で素晴らしい庭園を期待して見ると肩透かしです。 庭造りに素人のシェイクスピアは苦戦するばかりです。 『シェイクスピアの庭』とはシェイクスピアの「家庭」の暗喩として付けたのなら、 中々気の利いた題名です。 20年近い妻アン・ハサウェイとの別居(あれれ、誰かさんと同姓同名!!) 家族とまったく顔を合わせなかったシェイクスピアは、いかにして20年間の不在を埋め合わせていくか? ほとんど「父帰る」の世界ですが、湿めっぽくはならない。 妻アンはジュディ・デンチが扮しています。 字が読めない設定ながら、知的な皮肉で夫シェイクスピアと互角で論戦を張ります。 次女のジュディスの弟ハムネットへの対抗心。 彼女は詩心のある詩人。 この時代、女の詩人なんてあり得ないとは?! そうです、この時代(エリザベス一世の統治する時代からジェームズ国王時代・ルネッサンス真っ只中) 女性の識字率は日本に遠く及ばず、男子を産まぬ女になんの価値も無し・・・ とは、まったくの男尊女卑。女は跡取りにはなれない。 女王陛下の国が実は、なんて・・・・驚きです。 監督・主演のケネス・ブラナーは「英国一のシェイクスピア俳優」と呼ばれる。 初監督作が『ヘンリー五世』でした。 満を辞しての本作品です。 付け鼻が立派。額は禿げ上がり肖像画と似た面持ち。 ケネス・ブラナーが原型を留めていないのも見所です。 ラストは、アレレ!!の、愛らしさ! 重厚なコスチューム・プレイをご堪能下さい。
特典映像(追記)
投稿日
2020/11/15
レビュアー
hinakksk
DVDには、とても充実した興味深い特典映像がいくつか付けられています。全部見れば、作品の理解が深まることと思います。 ケネス・ブラナーのインタビュー映像もあって、労働者階級出身で演劇を観る習慣はなかったけれど、あるときシェイクスピアの戯曲に出会い、彼が正規の教育を受けないまま、これだけの作品を残したと知って、自分にも可能性があると励まされた旨のことを語っています。また、この映画は低予算で、撮影期間もわずか30日程度ということにも驚かされます。他の俳優たちやアイルランド気質についても語っていて、面白いです。 言いたくないのですが、制作会社の名前を間違っていました。正確には、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスです。お詫びして訂正いたします。
「庭には野望ではなく愛の花が咲くだろう」
投稿日
2020/11/14
レビュアー
hinakksk
史実とフィクションとを織り交ぜてシェイクスピア晩年の3年間を描いている。彼の作品があまりにも偉大過ぎて、シェイクスピアに普通の個人の人生があったなんて考えたこともなかったが、400年も昔のことなのに、現代の私たちにも通じるような、老親の遺産をめぐる思惑や、仕事に忙殺されて疎遠だった家族との軋轢、夭逝した息子への哀惜の想い、偏狭な地域社会で生活する息苦しさ等、現代的な視点から晩年のシェイクスピアの人間性を見事に浮き彫りにしている。作品に興味のない人も、この映画を観ればきっとシェイクスピアに親近感を感じるだろう。 1613年6月29日、『ヘンリー八世』上演中に、ロンドンのグローブ座が、舞台用大砲の不具合で火事になり焼け落ちる。これを契機に、ウィリアム・シェイクスピアは断筆して、20年間ほとんど顧みることのなかった故郷ストラトフォード・アポン・エイヴォンの自宅に戻ってくる。8歳年上の妻アン、結婚して娘エリザベスのいる長女スザンナ、28歳で未婚の次女ジュディス、家族は、突然帰ってきたウィリアムに当惑する。仕事を理由に今まで家族をないがしろにしてきたのに、今さらなぜと反撥する気持ちを隠せない。家族のために懸命に働いた仕事人間が、退職したら家庭に居場所がなくなっていたのと同然の状況。 ウィリアムが溺愛し将来を嘱望していた息子ハムネットは11歳で突然他界していて、息子の葬儀にも間に合わなかったウィリアムは、それ以来深い悔恨の気持ちを持ち続けている。遅ればせながら彼を悼もうと、ハムネットのための庭を造り始める。父の愛が亡くなった息子に注がれていることに、ずっと苦悩してきたジュディスは、さらに父に反撥する。ウィリアムは、疫病で亡くなったとされている息子の死因に疑問を抱き、真実を追求するうちに、家族が抱えている苦しみをも知ることになる。一家を襲う様々な困難に直面して、互いに歩み寄り、理解し合い、やがて家族は和解する。 この当時、上流階級を除き、女性に教育を受ける機会は与えられなかった。長女のスザンナ以外、偉大な劇作家の家族でありながら読み書きができないことを、妻アンもジュディスも密かに恥じていた。このことも、この映画の重要なモチーフになっている。また、シェイクスピア初期のパトロン、サウサンプトン伯爵に捧げられた、諸説ある『ソネット集』やふたりの関係について、大胆な解釈がされている。シェイクスピアを身近な人間として描きながらも、作品への言及や引用が随所にあり、含蓄に富む会話がとてもすばらしい。しみじみと人生について考えさせられると同時に、シェイクスピアならではの格調高い秀作になっている。シェイクスピアを熟知するケネス・ブラナーだからこそ、なし得たことなのだろう。 監督と主役を務めたケネス・ブラナーは言うまでもなく、ジュディ・デンチが、辛口の彼の妻アンを見事に演じている。原題は、『ヘンリー八世』の当時のタイトルでもある「すべて真実(All Is True)」で、真実は事実を超えて普遍だ、ということなのかもしれない。映画中にも、「自分に正直であれば、君の書くものは、すべて真実だ」という台詞がある。イギリスのピクチャレスクな田園風景がとてもとても美しく、カメラワークも、控えめな音楽も、それぞれにすばらしい。ソニー・クラシック・ピクチャーズ制作だというのも嬉しい。
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