小さい魔女とワルプルギスの夜

2018年(スイス/ドイツ合作）103分

お子さん、お母さん、おばあちゃん。
全女性にオススメします。

まず127歳で、一番若い・・・何というありがたい設定！！
小さい魔女の住むお家とお部屋が、ため息つくほど、可愛い！！
お部屋だけでなく、小さい魔女の衣装コーデュネート、
魔女たちのフォルム、100年間も飛んでない相棒のカラスのアブラクサスの毒舌。
そしてホウキに乗って移動する小さい魔女。
本当にお気に入りの「絵本」をめくる夢の世界でした。

優しい心を持つ小さい魔女は、魔女界では一番の下っ端で、
本物の魔女に昇格するためのテストすら受けられないのです。
一年に一度の大きい魔女たちのお祭り《ワルプルギスの夜》のパーティー。
その招待状を待ちわびていました。

小さい魔女が魔女界公認の大きい魔女になれるのか？
と見せかけて、実は、本当に正しく《良い魔女》とは誰か？
と、問いかける、小さい魔女の成長物語・・・なのです。

魔女の長老は言います。
“良い魔女とは、《悪いことをする魔女なんだよ》
さて、小さい魔女の出す答えは？

ラストはすべて丸く収まって、あっけなく終わりましたね。
でもとてもいいお話でした。
（小さい魔女役のカロリーネ・ヘルフルトは、付け鼻も
しゃくれたあごも、とってもチャーミングでした）
それにしても魔女の呪文・・・よく覚えましたねー。

　村はずれの森にある小さな可愛い家で、老カラスのアブラクサスとのんびり暮らす小さい魔女。もうすっかり大人で127歳だけれど、魔女の世界ではまだまだひよっこ。ワルプルギスの夜（５月１日）にブロッケン山で行われる魔女の集会への招待状は、今年も届かない。

　集会への参加に憧れる小さい魔女は、老カラスの忠告も無視して、こっそりブロッケン山に忍び込み、大きい魔女たちに見つかってしまう。魔法大事典を勉強して7892個もの呪文を完璧にマスターし、来年「いい魔女の試験」を受けるという条件で、どうにか許してもらう。
　
　自由な心を持つ小さい魔女は、厳格な魔女の決まり事をちっとも守らない。困っている人間を助けたり、人間の子どもたちと楽しく交流したり、魔法禁止の金曜日に魔法を使ったり。それでも小さい魔女は、魔法大事典を懸命に学んで、いい魔女になろうと努力する。

　冬が過ぎて春になり、ワルプルギスの前日、小さい魔女は「よい魔女の試験」を受け、課題を完璧にこなす。ところが、魔女の決まりを破ったことが露顕したうえに、邪悪な魔法を使うのがよい魔女なのだと言われてしまう。究極の選択を迫られた小さい魔女は、一度は極悪な魔女になると誓うのだが…。

　小さい魔女は、「よいか悪いかは私が決めること」と、自分らしい解決策を考えようとします。勉強した魔法の呪文も役立ちます。目上の魔女の言いなりになるのではなく、自分の心の声に従って行動することが大切だと学びます。

　シンプルでどうということもないファンタジーなのですが、観ていくうちにほっと心が和みます。緑の森や自然がとても瑞々しく描かれていて美しく、また、老カラスのアブラクサスが賢くチャーミングで、小さい魔女とのやりとりがとても微笑ましいです。

画像を楽しむ映画。
色彩がキレイ。
主役の若い魔女が可愛い。カロリーネ・ヘルフルトって女優さん。実はこの撮影時で３４歳くらい。どっかで観た顔だなと思ったら、「パフューム ある人殺しの物語」に出演していた。最初に殺される女の子で果物を売っていた。

ストーリーは１５分の話を１００分に延ばしてあるので、かなりスロー。何回も眠った。
でも、一応は起承転結があり、ラストにはそれなりにアクションがある。
人形劇みたいな感じもあったが、カネはけっこうかかっているのではないかと思う。

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安心して観ることのできる作品でした。
ただ魔女の世界観を知らないと？？？かも知れません。

先輩魔女たちにイジメられる小さい新米魔女がガンバルお話。
新米といっても100歳超えですが・・・

本作の魔女メイクには、全然美しさを感じません。
来ている服とかも昔ながらの服や変な髪形、帽子、ローブなどで、その点ではある意味リアリティーのある作品でした。

主人公の魔女が、魔法を使って善行をしますが、本来の魔女とのギャップに悩みます。
それでも彼女があまり派手派手しくない魔法で周囲の人を幸せにするシーンには心温まるものがありました。
たまに童心に帰るのも良いでしょう。

叔母さん魔女を含めて成敗しちゃいますが、そのまま放置？

私的には主人公の作品中の心情が伝わる作り込みをもっとして欲しかったです。

惜しい作品でした。

児童文学の名作の映画化。
大人も子供も楽しめる ほのぼのファンタジーです。
オススメ♪