No.63 RANKING

一度死んでみた

一度死んでみたの画像・ジャケット写真

一度死んでみた / 吉沢亮
予告編を観る
  • 画質は本編映像とは異なります。

全体の平均評価点:(5点満点)

24

全体の平均評価点:

予告編を観る

DVD

Blu-ray

TSUTAYA TV

動画ポイント利用可

ジャンル :

「一度死んでみた」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

Blu-ray

TSUTAYA TV

動画ポイント利用可

解説・ストーリー

広瀬すずが反抗期をこじらせたデスメタル女子を演じる痛快コメディ。製薬会社で働く大嫌いな父親が、ライバル会社の陰謀で仮死状態のまま火葬される危機を迎える中、父の秘書とともに父を生き返らせようと奔走するヒロインの姿を奇想天外かつハートフルに描く。共演は吉沢亮、堤真一。監督は、これが長編デビューとなる売れっ子CMディレクターの浜崎慎治。いまだ反抗期を引きずる女子大生の七瀬は、売れないデスメタルバンドのボーカル。ライブでは大嫌いな父・計への不満をぶちまけるように“一度死んでくれ!”と叫び続けていた。そんなある日、計が本当に死んだとの知らせが届く。それは、製薬会社社長の計がある計略のために新薬の“2日間だけ死んじゃう薬”を飲んだためで、実際には2日間の仮死状態にあったのだったが…。 JAN:4988105978577

「一度死んでみた」 の作品情報

作品情報

製作年: 2019年
製作国: 日本

「一度死んでみた」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

月刊 THE MOVIE

徳山大五郎を誰が殺したか?

カイジ2 人生奪回ゲーム

フリージア

ユーザーレビュー:24件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 5件 / 全24件

死んでみてわかりました! ネタバレ

投稿日:2020/11/01 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

広瀬すずに「デスメタル」を歌わせるなんて無謀以外の何物でもない。
売りの「薄幸顔」を封印して「ハチャメチャ・ママ」の木村多江・・。
と、不安先行の本作だが、役者、脚本、構成すべてが良く、予想以上に笑えて楽しい作品だった。
すずの父、製薬会社の社長である計(堤真一)は、「若返りの薬」の開発を巡ってライバル社と一進一退の攻防を繰り広げていたが、突然そのライバル社が合併を提案してきた。

計は、合併を断固として拒否するのだが、社内にスパイがおり、情報が漏れだしていた。スパイは誰なのか?
彼は部下の勧めで「若返りの薬」の開発中に偶然できた「2日間だけ死ぬ薬」を使って、スパイを炙り出そうと画策。しかしそれに気づいたライバル社は、目覚める前に火葬場に送ろうと暗躍。
とんとん拍子で火葬場に向けて運ばれる棺桶の中の計。はたして無事に生還できるのか!

死んだ計の魂が頭上でいろいろ、愚痴るのが楽しいです。
人の見ていない所の人間の素行、がっつり、幽体離脱した計に観察されちゃってますからね。
(壁に耳ありどころか、空間に死人の目あり!)
でも、なんだか娘すずに対して、シンミリ反省しちゃう計なのだった。
驚いたのが、電動開閉式かなんか知らないが、豪華なご仏壇!
見よ、そこには3Dホログラムの奥さん(木村多江)が、「はぁ〜い♪ここよー」
とか言いながらクルクル回転してるではないか。そして、あるガジェットが仕掛けられた
内部には、いろいろな〇〇〇が!!(いやぁ、仏壇のくせに面白い。一日遊べます)
このシーンひとつとっても、観客を飽きさせない工夫があって満足感ありますね。

さて、このてんやわんやを巡って、父を誤解していたすずは、父の深い愛情を理解する。
「デスデス!」歌いながらも、気持ちのこもらない形だけのデスメタルだったすずは、
終盤の「水平リーベ 僕の船」のパフォーマンスでは、一転、魂の入った歌を披露する。
なかなかやるじゃんか。
あちこちにちいさな驚きを仕掛けながら、楽しい93分を過ごせるコメディでした。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

伏線の回収がお見事・・death

投稿日:2020/10/08 レビュアー:カマンベール

観終わって、「デスデス!デスデス!」が頭の中をぐるぐる(笑)
あと「ジャパーーン!!」とかね、

広瀬すずちゃんの変身ぶりにも、感嘆符!!
いつもの元気印の良い子ちゃん・・から、ウザい父親に「死んでくれ!!」と
絶叫するデスメタル・バンドのボーカル。

結構笑いました、クスクスクスクス・・・とね。
オープニングから伏線バラまく、バラまく!!

就職面接から、元素記号から、童話から、Tシャツのロゴから、何から何まで、
ひとつ残らずラストでの回収はお見事の一言です。
それにしてもゲストスター、豪華でしたねー。
佐藤健、城田優、池田エライザ、志尊淳、でんでん・・・

悪役・小澤征悦の役名が渡部・・には笑った。大友康平の役名も布袋・・・だもんね。

大変!一番大事なことを忘れてた!!
製薬会社の社長の堤真一(すずちゃんのお父さん)の開発した若返りの薬。
その治験の過程で出来た、二錠飲むと丸二日間死んで、かっきり48時間後に生き返る薬、
試しにと飲まされちゃう堤真一。
生き返る社長を、それでは困る、死なせたい《ライバル会社の社長》
若返りの薬を狙う悪い奴らです。
すずちゃんと吉沢亮は果たしてその陰謀を阻止できるのか?
これがメインテーマです。

突然登場の宇宙飛行士の若田光一さん!!
とても重要な役でしたよ。
気楽に観れて面白かったです。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

豪華俳優がこれでもかというほど出てくる

投稿日:2021/04/24 レビュアー:oyoyo

大嫌いな父親に「死んでくれ!」と毒づく女子大生と本当に死んでしまった父親
だがそれは「2日後に生き返る薬」を飲んでの事だったが・・・。

広瀬すずのデスメタルには違和感。
メタルはこんなもんじゃない。
だが劇中でも「魂がこもっていない」と言われてるので、いいのかな。
ただ、歌で連呼する「デス、デス、デス、デス」は耳に残る。
観終わってからすばらくは頭の中で「デスデス」鳴っていた。

序盤はなかなか盛り上がらないと思っていたが、
伏線の設置だったのね。
中盤からエンジンがかかり面白くなる。
終盤は伏線回収が見事。

広瀬すず、吉沢亮、堤真一、妻夫木聡、リリー・フランキー、松田翔太、大友康平、
西野七瀬、佐藤健、池田エライザ、志尊淳、古田新太、妻夫木聡ら凄い面々が出演している。
豪華俳優陣の無駄遣い(笑)

起承転結がしっかりしていて好印象。
エンドロール後のラストも素敵。

85点

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

緊急事態宣言直前に見た映画

投稿日:2020/09/01 レビュアー:じゃじゃまる

広瀬すず、堤真一、吉沢亮出演 『一度死んでみた』を見ました

共演リリーフランキー、小沢征悦,嶋田久作、木村多江、松田翔太、じっと見てると
佐藤健、妻夫木聡、城田優、でんでん、柄本時生、志尊淳、竹中直人などなど

父親の反抗期をずっと引きずる七瀬。デスメタルバンドで、父親に「死んでくれ〜」と叫ぶ毎日

若返りの薬を製作する計(堤真一)の会社で、偶然で来た「2日間死ぬ薬」
じいさん(藤井さん)の治験済。(ここ重要。ラストで生きる)
ライバル会社のスパイを見つけるため試しに飲んで死んでみた計

しかしそのスパイがさっさと火葬にしようとするが。。

案外面白くてびっくりした

スパイは誰か最初からバレバレなので、推理映画ではないです

ただ、そこら中に張られた伏線を見事にラストに回収

なんで野口さんが?(宇宙飛行士)と思うんですが、素晴らしい伏線

リリーフランキー(あの世への案内人火野さん。これも伏線)と堤真一の掛け合いも面白い

広瀬すず、案外うんまいんですね(おいおい、今頃)

こういう時こそ、楽しい映画で!(もちろん、マスク、手洗い必須ですよ)

(ちなみに、半沢直樹で、香川照之が”おしまいDEATH"といったのは、たぶんこれのパクリ(笑)
でも香川照之だったら許す)

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

若返りたくなったらロミオ 死んでみたくなったらジュリエット ネタバレ

投稿日:2021/03/29 レビュアー:kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

監督:浜崎愼治(2019年・日本・93分)
脚本:澤本嘉光

笑いと感動の「SF(死んだ・ふり)コメディ!」
ということで観てみた。
主人公、デスメタルバンドのボーカル・野畑七瀬を演じるのは広瀬すず。「デス、デス、デス、デス…」とウルサイだけで、歌ってる内容は父への恨み節。
その父・野畑計(はかる/堤真一)は、野畑製薬の社長で、幼い七瀬に原子番号を教え込んだりして、将来は自分の後を継ぐように。と言うのが口癖だった。
父をウザいと思う気持ちは、母・百合子(木村多江)が危篤状態になっても研究に没頭して、病院に駆け付けなかったことで一気に爆発した。
以来、サンドバックに父の似顔絵を貼り、七瀬は蹴り続けている。
若返り薬「ロミオ」を作っている途中で偶然に出来たのが、一回1錠で二日間だけ死ねる「ジュリエット」だった。
経営コンサルタントの渡部(小澤 征悦)にそそのかされて、うっかりその気になって、計はジュリエットを飲んでしまった。
そして、予告編で流れていたシーンとなる。
若返りの薬・ロミオを狙うライバル会社・ワトスン製薬の陰謀が炸裂。
存在感が薄すぎて「ゴースト」と呼ばれている松岡(吉沢亮)の協力を得て、ま〜さ〜に〜殺されかけている父を生き返らせることに奔走する七瀬。
七瀬は、松岡から父の言葉、理念を聞いて、初めて父の考えを理解する。
ドタバタ劇の中、松岡が伝える父の言葉はジワジワと心に沁みて来る。
-目に見えることだけが存在じゃない-
-大事なのは、存在する目的。何のために生きるのか。それがない人は死んでるのと一緒-

レビュアーの皆さんが口を揃えて「伏線の回収が完璧」と仰る理由が分かった。
何気ない言葉にも、呼びかけにもヒントがあり、全部に意味があって、いちいち「なるほど〜」と感動した。
それに出演者がやたら豪華で「特上」の大判振る舞い。
社長が「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽に乗って無事生還した時には、ここも計算されていたんだ!と再び感動。そうだよね、無駄に宇宙飛行士の野口さんが出演しないよね。
 
個人的感想になるけれど、私はこんなお父さんに憧れる。
人間は色んな元素で出来ている。そういう会話が羨ましい。小さな頃から原子番号を教えられていたら、高校の化学のテストであんなに苦労せずに済んだのに。
火葬場の煙突の煙を見て、「あ、お父さんの体を組成しているリンとチッソと炭素とカルシウムと・・・が空気中に還っていく」と呟いてみたかった。それでも悲しみは紛れないかな。

そして、結論。「言葉にしなければ、気持ちは伝わらない」
本作の「実験と観察」は、エンドロール後にも続いていた!

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全24件

一度死んでみた

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:24件

死んでみてわかりました!

投稿日

2020/11/01

レビュアー

くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

広瀬すずに「デスメタル」を歌わせるなんて無謀以外の何物でもない。
売りの「薄幸顔」を封印して「ハチャメチャ・ママ」の木村多江・・。
と、不安先行の本作だが、役者、脚本、構成すべてが良く、予想以上に笑えて楽しい作品だった。
すずの父、製薬会社の社長である計(堤真一)は、「若返りの薬」の開発を巡ってライバル社と一進一退の攻防を繰り広げていたが、突然そのライバル社が合併を提案してきた。

計は、合併を断固として拒否するのだが、社内にスパイがおり、情報が漏れだしていた。スパイは誰なのか?
彼は部下の勧めで「若返りの薬」の開発中に偶然できた「2日間だけ死ぬ薬」を使って、スパイを炙り出そうと画策。しかしそれに気づいたライバル社は、目覚める前に火葬場に送ろうと暗躍。
とんとん拍子で火葬場に向けて運ばれる棺桶の中の計。はたして無事に生還できるのか!

死んだ計の魂が頭上でいろいろ、愚痴るのが楽しいです。
人の見ていない所の人間の素行、がっつり、幽体離脱した計に観察されちゃってますからね。
(壁に耳ありどころか、空間に死人の目あり!)
でも、なんだか娘すずに対して、シンミリ反省しちゃう計なのだった。
驚いたのが、電動開閉式かなんか知らないが、豪華なご仏壇!
見よ、そこには3Dホログラムの奥さん(木村多江)が、「はぁ〜い♪ここよー」
とか言いながらクルクル回転してるではないか。そして、あるガジェットが仕掛けられた
内部には、いろいろな〇〇〇が!!(いやぁ、仏壇のくせに面白い。一日遊べます)
このシーンひとつとっても、観客を飽きさせない工夫があって満足感ありますね。

さて、このてんやわんやを巡って、父を誤解していたすずは、父の深い愛情を理解する。
「デスデス!」歌いながらも、気持ちのこもらない形だけのデスメタルだったすずは、
終盤の「水平リーベ 僕の船」のパフォーマンスでは、一転、魂の入った歌を披露する。
なかなかやるじゃんか。
あちこちにちいさな驚きを仕掛けながら、楽しい93分を過ごせるコメディでした。

伏線の回収がお見事・・death

投稿日

2020/10/08

レビュアー

カマンベール

観終わって、「デスデス!デスデス!」が頭の中をぐるぐる(笑)
あと「ジャパーーン!!」とかね、

広瀬すずちゃんの変身ぶりにも、感嘆符!!
いつもの元気印の良い子ちゃん・・から、ウザい父親に「死んでくれ!!」と
絶叫するデスメタル・バンドのボーカル。

結構笑いました、クスクスクスクス・・・とね。
オープニングから伏線バラまく、バラまく!!

就職面接から、元素記号から、童話から、Tシャツのロゴから、何から何まで、
ひとつ残らずラストでの回収はお見事の一言です。
それにしてもゲストスター、豪華でしたねー。
佐藤健、城田優、池田エライザ、志尊淳、でんでん・・・

悪役・小澤征悦の役名が渡部・・には笑った。大友康平の役名も布袋・・・だもんね。

大変!一番大事なことを忘れてた!!
製薬会社の社長の堤真一(すずちゃんのお父さん)の開発した若返りの薬。
その治験の過程で出来た、二錠飲むと丸二日間死んで、かっきり48時間後に生き返る薬、
試しにと飲まされちゃう堤真一。
生き返る社長を、それでは困る、死なせたい《ライバル会社の社長》
若返りの薬を狙う悪い奴らです。
すずちゃんと吉沢亮は果たしてその陰謀を阻止できるのか?
これがメインテーマです。

突然登場の宇宙飛行士の若田光一さん!!
とても重要な役でしたよ。
気楽に観れて面白かったです。

豪華俳優がこれでもかというほど出てくる

投稿日

2021/04/24

レビュアー

oyoyo

大嫌いな父親に「死んでくれ!」と毒づく女子大生と本当に死んでしまった父親
だがそれは「2日後に生き返る薬」を飲んでの事だったが・・・。

広瀬すずのデスメタルには違和感。
メタルはこんなもんじゃない。
だが劇中でも「魂がこもっていない」と言われてるので、いいのかな。
ただ、歌で連呼する「デス、デス、デス、デス」は耳に残る。
観終わってからすばらくは頭の中で「デスデス」鳴っていた。

序盤はなかなか盛り上がらないと思っていたが、
伏線の設置だったのね。
中盤からエンジンがかかり面白くなる。
終盤は伏線回収が見事。

広瀬すず、吉沢亮、堤真一、妻夫木聡、リリー・フランキー、松田翔太、大友康平、
西野七瀬、佐藤健、池田エライザ、志尊淳、古田新太、妻夫木聡ら凄い面々が出演している。
豪華俳優陣の無駄遣い(笑)

起承転結がしっかりしていて好印象。
エンドロール後のラストも素敵。

85点

緊急事態宣言直前に見た映画

投稿日

2020/09/01

レビュアー

じゃじゃまる

広瀬すず、堤真一、吉沢亮出演 『一度死んでみた』を見ました

共演リリーフランキー、小沢征悦,嶋田久作、木村多江、松田翔太、じっと見てると
佐藤健、妻夫木聡、城田優、でんでん、柄本時生、志尊淳、竹中直人などなど

父親の反抗期をずっと引きずる七瀬。デスメタルバンドで、父親に「死んでくれ〜」と叫ぶ毎日

若返りの薬を製作する計(堤真一)の会社で、偶然で来た「2日間死ぬ薬」
じいさん(藤井さん)の治験済。(ここ重要。ラストで生きる)
ライバル会社のスパイを見つけるため試しに飲んで死んでみた計

しかしそのスパイがさっさと火葬にしようとするが。。

案外面白くてびっくりした

スパイは誰か最初からバレバレなので、推理映画ではないです

ただ、そこら中に張られた伏線を見事にラストに回収

なんで野口さんが?(宇宙飛行士)と思うんですが、素晴らしい伏線

リリーフランキー(あの世への案内人火野さん。これも伏線)と堤真一の掛け合いも面白い

広瀬すず、案外うんまいんですね(おいおい、今頃)

こういう時こそ、楽しい映画で!(もちろん、マスク、手洗い必須ですよ)

(ちなみに、半沢直樹で、香川照之が”おしまいDEATH"といったのは、たぶんこれのパクリ(笑)
でも香川照之だったら許す)

若返りたくなったらロミオ 死んでみたくなったらジュリエット

投稿日

2021/03/29

レビュアー

kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

監督:浜崎愼治(2019年・日本・93分)
脚本:澤本嘉光

笑いと感動の「SF(死んだ・ふり)コメディ!」
ということで観てみた。
主人公、デスメタルバンドのボーカル・野畑七瀬を演じるのは広瀬すず。「デス、デス、デス、デス…」とウルサイだけで、歌ってる内容は父への恨み節。
その父・野畑計(はかる/堤真一)は、野畑製薬の社長で、幼い七瀬に原子番号を教え込んだりして、将来は自分の後を継ぐように。と言うのが口癖だった。
父をウザいと思う気持ちは、母・百合子(木村多江)が危篤状態になっても研究に没頭して、病院に駆け付けなかったことで一気に爆発した。
以来、サンドバックに父の似顔絵を貼り、七瀬は蹴り続けている。
若返り薬「ロミオ」を作っている途中で偶然に出来たのが、一回1錠で二日間だけ死ねる「ジュリエット」だった。
経営コンサルタントの渡部(小澤 征悦)にそそのかされて、うっかりその気になって、計はジュリエットを飲んでしまった。
そして、予告編で流れていたシーンとなる。
若返りの薬・ロミオを狙うライバル会社・ワトスン製薬の陰謀が炸裂。
存在感が薄すぎて「ゴースト」と呼ばれている松岡(吉沢亮)の協力を得て、ま〜さ〜に〜殺されかけている父を生き返らせることに奔走する七瀬。
七瀬は、松岡から父の言葉、理念を聞いて、初めて父の考えを理解する。
ドタバタ劇の中、松岡が伝える父の言葉はジワジワと心に沁みて来る。
-目に見えることだけが存在じゃない-
-大事なのは、存在する目的。何のために生きるのか。それがない人は死んでるのと一緒-

レビュアーの皆さんが口を揃えて「伏線の回収が完璧」と仰る理由が分かった。
何気ない言葉にも、呼びかけにもヒントがあり、全部に意味があって、いちいち「なるほど〜」と感動した。
それに出演者がやたら豪華で「特上」の大判振る舞い。
社長が「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽に乗って無事生還した時には、ここも計算されていたんだ!と再び感動。そうだよね、無駄に宇宙飛行士の野口さんが出演しないよね。
 
個人的感想になるけれど、私はこんなお父さんに憧れる。
人間は色んな元素で出来ている。そういう会話が羨ましい。小さな頃から原子番号を教えられていたら、高校の化学のテストであんなに苦労せずに済んだのに。
火葬場の煙突の煙を見て、「あ、お父さんの体を組成しているリンとチッソと炭素とカルシウムと・・・が空気中に還っていく」と呟いてみたかった。それでも悲しみは紛れないかな。

そして、結論。「言葉にしなければ、気持ちは伝わらない」
本作の「実験と観察」は、エンドロール後にも続いていた!

1〜 5件 / 全24件