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一度死んでみた

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一度死んでみた / 吉沢亮
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「一度死んでみた」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

広瀬すずが反抗期をこじらせたデスメタル女子を演じる痛快コメディ。製薬会社で働く大嫌いな父親が、ライバル会社の陰謀で仮死状態のまま火葬される危機を迎える中、父の秘書とともに父を生き返らせようと奔走するヒロインの姿を奇想天外かつハートフルに描く。共演は吉沢亮、堤真一。監督は、これが長編デビューとなる売れっ子CMディレクターの浜崎慎治。いまだ反抗期を引きずる女子大生の七瀬は、売れないデスメタルバンドのボーカル。ライブでは大嫌いな父・計への不満をぶちまけるように“一度死んでくれ!”と叫び続けていた。そんなある日、計が本当に死んだとの知らせが届く。それは、製薬会社社長の計がある計略のために新薬の“2日間だけ死んじゃう薬”を飲んだためで、実際には2日間の仮死状態にあったのだったが…。 JAN:4988105978577

「一度死んでみた」 の作品情報

作品情報

製作年: 2019年
製作国: 日本

「一度死んでみた」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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シェエラザード 海底に眠る永遠の愛

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ユーザーレビュー:22件

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1〜 5件 / 全22件

死んでみてわかりました! ネタバレ

投稿日:2020/11/01 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

広瀬すずに「デスメタル」を歌わせるなんて無謀以外の何物でもない。
売りの「薄幸顔」を封印して「ハチャメチャ・ママ」の木村多江・・。
と、不安先行の本作だが、役者、脚本、構成すべてが良く、予想以上に笑えて楽しい作品だった。
すずの父、製薬会社の社長である計(堤真一)は、「若返りの薬」の開発を巡ってライバル社と一進一退の攻防を繰り広げていたが、突然そのライバル社が合併を提案してきた。

計は、合併を断固として拒否するのだが、社内にスパイがおり、情報が漏れだしていた。スパイは誰なのか?
彼は部下の勧めで「若返りの薬」の開発中に偶然できた「2日間だけ死ぬ薬」を使って、スパイを炙り出そうと画策。しかしそれに気づいたライバル社は、目覚める前に火葬場に送ろうと暗躍。
とんとん拍子で火葬場に向けて運ばれる棺桶の中の計。はたして無事に生還できるのか!

死んだ計の魂が頭上でいろいろ、愚痴るのが楽しいです。
人の見ていない所の人間の素行、がっつり、幽体離脱した計に観察されちゃってますからね。
(壁に耳ありどころか、空間に死人の目あり!)
でも、なんだか娘すずに対して、シンミリ反省しちゃう計なのだった。
驚いたのが、電動開閉式かなんか知らないが、豪華なご仏壇!
見よ、そこには3Dホログラムの奥さん(木村多江)が、「はぁ〜い♪ここよー」
とか言いながらクルクル回転してるではないか。そして、あるガジェットが仕掛けられた
内部には、いろいろな〇〇〇が!!(いやぁ、仏壇のくせに面白い。一日遊べます)
このシーンひとつとっても、観客を飽きさせない工夫があって満足感ありますね。

さて、このてんやわんやを巡って、父を誤解していたすずは、父の深い愛情を理解する。
「デスデス!」歌いながらも、気持ちのこもらない形だけのデスメタルだったすずは、
終盤の「水平リーベ 僕の船」のパフォーマンスでは、一転、魂の入った歌を披露する。
なかなかやるじゃんか。
あちこちにちいさな驚きを仕掛けながら、楽しい93分を過ごせるコメディでした。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

伏線の回収がお見事・・death

投稿日:2020/10/08 レビュアー:カマンベール

観終わって、「デスデス!デスデス!」が頭の中をぐるぐる(笑)
あと「ジャパーーン!!」とかね、

広瀬すずちゃんの変身ぶりにも、感嘆符!!
いつもの元気印の良い子ちゃん・・から、ウザい父親に「死んでくれ!!」と
絶叫するデスメタル・バンドのボーカル。

結構笑いました、クスクスクスクス・・・とね。
オープニングから伏線バラまく、バラまく!!

就職面接から、元素記号から、童話から、Tシャツのロゴから、何から何まで、
ひとつ残らずラストでの回収はお見事の一言です。
それにしてもゲストスター、豪華でしたねー。
佐藤健、城田優、池田エライザ、志尊淳、でんでん・・・

悪役・小澤征悦の役名が渡部・・には笑った。大友康平の役名も布袋・・・だもんね。

大変!一番大事なことを忘れてた!!
製薬会社の社長の堤真一(すずちゃんのお父さん)の開発した若返りの薬。
その治験の過程で出来た、二錠飲むと丸二日間死んで、かっきり48時間後に生き返る薬、
試しにと飲まされちゃう堤真一。
生き返る社長を、それでは困る、死なせたい《ライバル会社の社長》
若返りの薬を狙う悪い奴らです。
すずちゃんと吉沢亮は果たしてその陰謀を阻止できるのか?
これがメインテーマです。

突然登場の宇宙飛行士の若田光一さん!!
とても重要な役でしたよ。
気楽に観れて面白かったです。

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緊急事態宣言直前に見た映画

投稿日:2020/09/01 レビュアー:じゃじゃまる

広瀬すず、堤真一、吉沢亮出演 『一度死んでみた』を見ました

共演リリーフランキー、小沢征悦,嶋田久作、木村多江、松田翔太、じっと見てると
佐藤健、妻夫木聡、城田優、でんでん、柄本時生、志尊淳、竹中直人などなど

父親の反抗期をずっと引きずる七瀬。デスメタルバンドで、父親に「死んでくれ〜」と叫ぶ毎日

若返りの薬を製作する計(堤真一)の会社で、偶然で来た「2日間死ぬ薬」
じいさん(藤井さん)の治験済。(ここ重要。ラストで生きる)
ライバル会社のスパイを見つけるため試しに飲んで死んでみた計

しかしそのスパイがさっさと火葬にしようとするが。。

案外面白くてびっくりした

スパイは誰か最初からバレバレなので、推理映画ではないです

ただ、そこら中に張られた伏線を見事にラストに回収

なんで野口さんが?(宇宙飛行士)と思うんですが、素晴らしい伏線

リリーフランキー(あの世への案内人火野さん。これも伏線)と堤真一の掛け合いも面白い

広瀬すず、案外うんまいんですね(おいおい、今頃)

こういう時こそ、楽しい映画で!(もちろん、マスク、手洗い必須ですよ)

(ちなみに、半沢直樹で、香川照之が”おしまいDEATH"といったのは、たぶんこれのパクリ(笑)
でも香川照之だったら許す)

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とんだロミオとジュリエット

投稿日:2021/02/07 レビュアー:hinakksk

 とんでもなくドタバタ喜劇なんだけれど、とても真面目に(誉め言葉です)制作されています。一見軽薄そうに見せて、台詞はよく考えられていてさり気なく凝っており、くすっと笑えるプティギャグがお洒落。細かく伏線が張られています。配役は端役に至るまで超ぜいたくで豪華。本物のJAXA宇宙飛行士である野口聡一氏まで登場しますが、単なるカメオ出演に留まらず、重要な伏線になっています。ストーリーにもう少し厚みがあれば、なお良かったかな。

 新薬開発をめぐる産業スパイや企業乗っ取りの陰謀に、父と娘の和解、ちょっぴりロマンスも絡んでいます。私的には、クリスマス前後のお話だし、せっかくロミオとジュリエットを使うんだから、もっとロマンスらしさがあってほしかったかな。研究一筋で、妻の臨終にも立ち会わなかった野畑製薬社長の父親、計。世の中すべて元素の結合だとのたまう。そんな父に反抗し、デスメタルのバンド活動に熱中している大学生の娘、七瀬。社長に命じられて、七瀬の行動を観察している、あまりの存在感の無さからゴーストと呼ばれる秘書の松岡。スパイを送り込み、野畑製薬の研究データを盗もうとしている、ライバル会社の社長、田辺、等々。登場人物は個性的かつ多彩で賑やか。

 野畑製薬では若返りの薬の開発が進められていて、ロミオと命名されている。その研究途上で偶然できたのが、2日間だけ仮死状態になって生き返る薬、ジュリエット。つまり、2日間だけ死んでみることができるという訳。戯曲「ロミオとジュリエット」で、ふたりの運命の恋を実らせるため、ジュリエットが薬を飲んで仮死状態になるという危険なチャレンジが、このアイデアの下敷きに使われている。だから、死んでみるという行為にも説得力があり、浅薄さを免れている。

 社長の計は、研究情報を漏らしている内部のスパイを突きとめようと、誰にも知らせず、ジュリエットを服用して死んでみることにする。ところがライバル会社は、この隙をねらって会社乗っ取りを図るばかりか、計を仮死状態のうちに火葬して本当に殺してしまおうと画策する。娘の七瀬や秘書の松岡たちはそれを知って、何とか阻止しようと必死になるのだが…という展開。頼りないけれど誠実で、懸命に七瀬の力になろうと頑張る松岡が、何だかロミオみたい。エンディングクレジットも重要なので、ぜひぜひ最後までご覧ください。 

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若返りたくなったらロミオ 死んでみたくなったらジュリエット ネタバレ

投稿日:2021/03/29 レビュアー:kazupon

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監督:浜崎愼治(2019年・日本・93分)
脚本:澤本嘉光

笑いと感動の「SF(死んだ・ふり)コメディ!」
ということで観てみた。
主人公、デスメタルバンドのボーカル・野畑七瀬を演じるのは広瀬すず。「デス、デス、デス、デス…」とウルサイだけで、歌ってる内容は父への恨み節。
その父・野畑計(はかる/堤真一)は、野畑製薬の社長で、幼い七瀬に原子番号を教え込んだりして、将来は自分の後を継ぐように。と言うのが口癖だった。
父をウザいと思う気持ちは、母・百合子(木村多江)が危篤状態になっても研究に没頭して、病院に駆け付けなかったことで一気に爆発した。
以来、サンドバックに父の似顔絵を貼り、七瀬は蹴り続けている。
若返り薬「ロミオ」を作っている途中で偶然に出来たのが、一回1錠で二日間だけ死ねる「ジュリエット」だった。
経営コンサルタントの渡部(小澤 征悦)にそそのかされて、うっかりその気になって、計はジュリエットを飲んでしまった。
そして、予告編で流れていたシーンとなる。
若返りの薬・ロミオを狙うライバル会社・ワトスン製薬の陰謀が炸裂。
存在感が薄すぎて「ゴースト」と呼ばれている松岡(吉沢亮)の協力を得て、ま〜さ〜に〜殺されかけている父を生き返らせることに奔走する七瀬。
七瀬は、松岡から父の言葉、理念を聞いて、初めて父の考えを理解する。
ドタバタ劇の中、松岡が伝える父の言葉はジワジワと心に沁みて来る。
-目に見えることだけが存在じゃない-
-大事なのは、存在する目的。何のために生きるのか。それがない人は死んでるのと一緒-

レビュアーの皆さんが口を揃えて「伏線の回収が完璧」と仰る理由が分かった。
何気ない言葉にも、呼びかけにもヒントがあり、全部に意味があって、いちいち「なるほど〜」と感動した。
それに出演者がやたら豪華で「特上」の大判振る舞い。
社長が「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽に乗って無事生還した時には、ここも計算されていたんだ!と再び感動。そうだよね、無駄に宇宙飛行士の野口さんが出演しないよね。
 
個人的感想になるけれど、私はこんなお父さんに憧れる。
人間は色んな元素で出来ている。そういう会話が羨ましい。小さな頃から原子番号を教えられていたら、高校の化学のテストであんなに苦労せずに済んだのに。
火葬場の煙突の煙を見て、「あ、お父さんの体を組成しているリンとチッソと炭素とカルシウムと・・・が空気中に還っていく」と呟いてみたかった。それでも悲しみは紛れないかな。

そして、結論。「言葉にしなければ、気持ちは伝わらない」
本作の「実験と観察」は、エンドロール後にも続いていた!

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1〜 5件 / 全22件

一度死んでみた

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:22件

死んでみてわかりました!

投稿日

2020/11/01

レビュアー

くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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広瀬すずに「デスメタル」を歌わせるなんて無謀以外の何物でもない。
売りの「薄幸顔」を封印して「ハチャメチャ・ママ」の木村多江・・。
と、不安先行の本作だが、役者、脚本、構成すべてが良く、予想以上に笑えて楽しい作品だった。
すずの父、製薬会社の社長である計(堤真一)は、「若返りの薬」の開発を巡ってライバル社と一進一退の攻防を繰り広げていたが、突然そのライバル社が合併を提案してきた。

計は、合併を断固として拒否するのだが、社内にスパイがおり、情報が漏れだしていた。スパイは誰なのか?
彼は部下の勧めで「若返りの薬」の開発中に偶然できた「2日間だけ死ぬ薬」を使って、スパイを炙り出そうと画策。しかしそれに気づいたライバル社は、目覚める前に火葬場に送ろうと暗躍。
とんとん拍子で火葬場に向けて運ばれる棺桶の中の計。はたして無事に生還できるのか!

死んだ計の魂が頭上でいろいろ、愚痴るのが楽しいです。
人の見ていない所の人間の素行、がっつり、幽体離脱した計に観察されちゃってますからね。
(壁に耳ありどころか、空間に死人の目あり!)
でも、なんだか娘すずに対して、シンミリ反省しちゃう計なのだった。
驚いたのが、電動開閉式かなんか知らないが、豪華なご仏壇!
見よ、そこには3Dホログラムの奥さん(木村多江)が、「はぁ〜い♪ここよー」
とか言いながらクルクル回転してるではないか。そして、あるガジェットが仕掛けられた
内部には、いろいろな〇〇〇が!!(いやぁ、仏壇のくせに面白い。一日遊べます)
このシーンひとつとっても、観客を飽きさせない工夫があって満足感ありますね。

さて、このてんやわんやを巡って、父を誤解していたすずは、父の深い愛情を理解する。
「デスデス!」歌いながらも、気持ちのこもらない形だけのデスメタルだったすずは、
終盤の「水平リーベ 僕の船」のパフォーマンスでは、一転、魂の入った歌を披露する。
なかなかやるじゃんか。
あちこちにちいさな驚きを仕掛けながら、楽しい93分を過ごせるコメディでした。

伏線の回収がお見事・・death

投稿日

2020/10/08

レビュアー

カマンベール

観終わって、「デスデス!デスデス!」が頭の中をぐるぐる(笑)
あと「ジャパーーン!!」とかね、

広瀬すずちゃんの変身ぶりにも、感嘆符!!
いつもの元気印の良い子ちゃん・・から、ウザい父親に「死んでくれ!!」と
絶叫するデスメタル・バンドのボーカル。

結構笑いました、クスクスクスクス・・・とね。
オープニングから伏線バラまく、バラまく!!

就職面接から、元素記号から、童話から、Tシャツのロゴから、何から何まで、
ひとつ残らずラストでの回収はお見事の一言です。
それにしてもゲストスター、豪華でしたねー。
佐藤健、城田優、池田エライザ、志尊淳、でんでん・・・

悪役・小澤征悦の役名が渡部・・には笑った。大友康平の役名も布袋・・・だもんね。

大変!一番大事なことを忘れてた!!
製薬会社の社長の堤真一(すずちゃんのお父さん)の開発した若返りの薬。
その治験の過程で出来た、二錠飲むと丸二日間死んで、かっきり48時間後に生き返る薬、
試しにと飲まされちゃう堤真一。
生き返る社長を、それでは困る、死なせたい《ライバル会社の社長》
若返りの薬を狙う悪い奴らです。
すずちゃんと吉沢亮は果たしてその陰謀を阻止できるのか?
これがメインテーマです。

突然登場の宇宙飛行士の若田光一さん!!
とても重要な役でしたよ。
気楽に観れて面白かったです。

緊急事態宣言直前に見た映画

投稿日

2020/09/01

レビュアー

じゃじゃまる

広瀬すず、堤真一、吉沢亮出演 『一度死んでみた』を見ました

共演リリーフランキー、小沢征悦,嶋田久作、木村多江、松田翔太、じっと見てると
佐藤健、妻夫木聡、城田優、でんでん、柄本時生、志尊淳、竹中直人などなど

父親の反抗期をずっと引きずる七瀬。デスメタルバンドで、父親に「死んでくれ〜」と叫ぶ毎日

若返りの薬を製作する計(堤真一)の会社で、偶然で来た「2日間死ぬ薬」
じいさん(藤井さん)の治験済。(ここ重要。ラストで生きる)
ライバル会社のスパイを見つけるため試しに飲んで死んでみた計

しかしそのスパイがさっさと火葬にしようとするが。。

案外面白くてびっくりした

スパイは誰か最初からバレバレなので、推理映画ではないです

ただ、そこら中に張られた伏線を見事にラストに回収

なんで野口さんが?(宇宙飛行士)と思うんですが、素晴らしい伏線

リリーフランキー(あの世への案内人火野さん。これも伏線)と堤真一の掛け合いも面白い

広瀬すず、案外うんまいんですね(おいおい、今頃)

こういう時こそ、楽しい映画で!(もちろん、マスク、手洗い必須ですよ)

(ちなみに、半沢直樹で、香川照之が”おしまいDEATH"といったのは、たぶんこれのパクリ(笑)
でも香川照之だったら許す)

とんだロミオとジュリエット

投稿日

2021/02/07

レビュアー

hinakksk

 とんでもなくドタバタ喜劇なんだけれど、とても真面目に(誉め言葉です)制作されています。一見軽薄そうに見せて、台詞はよく考えられていてさり気なく凝っており、くすっと笑えるプティギャグがお洒落。細かく伏線が張られています。配役は端役に至るまで超ぜいたくで豪華。本物のJAXA宇宙飛行士である野口聡一氏まで登場しますが、単なるカメオ出演に留まらず、重要な伏線になっています。ストーリーにもう少し厚みがあれば、なお良かったかな。

 新薬開発をめぐる産業スパイや企業乗っ取りの陰謀に、父と娘の和解、ちょっぴりロマンスも絡んでいます。私的には、クリスマス前後のお話だし、せっかくロミオとジュリエットを使うんだから、もっとロマンスらしさがあってほしかったかな。研究一筋で、妻の臨終にも立ち会わなかった野畑製薬社長の父親、計。世の中すべて元素の結合だとのたまう。そんな父に反抗し、デスメタルのバンド活動に熱中している大学生の娘、七瀬。社長に命じられて、七瀬の行動を観察している、あまりの存在感の無さからゴーストと呼ばれる秘書の松岡。スパイを送り込み、野畑製薬の研究データを盗もうとしている、ライバル会社の社長、田辺、等々。登場人物は個性的かつ多彩で賑やか。

 野畑製薬では若返りの薬の開発が進められていて、ロミオと命名されている。その研究途上で偶然できたのが、2日間だけ仮死状態になって生き返る薬、ジュリエット。つまり、2日間だけ死んでみることができるという訳。戯曲「ロミオとジュリエット」で、ふたりの運命の恋を実らせるため、ジュリエットが薬を飲んで仮死状態になるという危険なチャレンジが、このアイデアの下敷きに使われている。だから、死んでみるという行為にも説得力があり、浅薄さを免れている。

 社長の計は、研究情報を漏らしている内部のスパイを突きとめようと、誰にも知らせず、ジュリエットを服用して死んでみることにする。ところがライバル会社は、この隙をねらって会社乗っ取りを図るばかりか、計を仮死状態のうちに火葬して本当に殺してしまおうと画策する。娘の七瀬や秘書の松岡たちはそれを知って、何とか阻止しようと必死になるのだが…という展開。頼りないけれど誠実で、懸命に七瀬の力になろうと頑張る松岡が、何だかロミオみたい。エンディングクレジットも重要なので、ぜひぜひ最後までご覧ください。 

若返りたくなったらロミオ 死んでみたくなったらジュリエット

投稿日

2021/03/29

レビュアー

kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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監督:浜崎愼治(2019年・日本・93分)
脚本:澤本嘉光

笑いと感動の「SF(死んだ・ふり)コメディ!」
ということで観てみた。
主人公、デスメタルバンドのボーカル・野畑七瀬を演じるのは広瀬すず。「デス、デス、デス、デス…」とウルサイだけで、歌ってる内容は父への恨み節。
その父・野畑計(はかる/堤真一)は、野畑製薬の社長で、幼い七瀬に原子番号を教え込んだりして、将来は自分の後を継ぐように。と言うのが口癖だった。
父をウザいと思う気持ちは、母・百合子(木村多江)が危篤状態になっても研究に没頭して、病院に駆け付けなかったことで一気に爆発した。
以来、サンドバックに父の似顔絵を貼り、七瀬は蹴り続けている。
若返り薬「ロミオ」を作っている途中で偶然に出来たのが、一回1錠で二日間だけ死ねる「ジュリエット」だった。
経営コンサルタントの渡部(小澤 征悦)にそそのかされて、うっかりその気になって、計はジュリエットを飲んでしまった。
そして、予告編で流れていたシーンとなる。
若返りの薬・ロミオを狙うライバル会社・ワトスン製薬の陰謀が炸裂。
存在感が薄すぎて「ゴースト」と呼ばれている松岡(吉沢亮)の協力を得て、ま〜さ〜に〜殺されかけている父を生き返らせることに奔走する七瀬。
七瀬は、松岡から父の言葉、理念を聞いて、初めて父の考えを理解する。
ドタバタ劇の中、松岡が伝える父の言葉はジワジワと心に沁みて来る。
-目に見えることだけが存在じゃない-
-大事なのは、存在する目的。何のために生きるのか。それがない人は死んでるのと一緒-

レビュアーの皆さんが口を揃えて「伏線の回収が完璧」と仰る理由が分かった。
何気ない言葉にも、呼びかけにもヒントがあり、全部に意味があって、いちいち「なるほど〜」と感動した。
それに出演者がやたら豪華で「特上」の大判振る舞い。
社長が「ツァラトゥストラはかく語りき」の音楽に乗って無事生還した時には、ここも計算されていたんだ!と再び感動。そうだよね、無駄に宇宙飛行士の野口さんが出演しないよね。
 
個人的感想になるけれど、私はこんなお父さんに憧れる。
人間は色んな元素で出来ている。そういう会話が羨ましい。小さな頃から原子番号を教えられていたら、高校の化学のテストであんなに苦労せずに済んだのに。
火葬場の煙突の煙を見て、「あ、お父さんの体を組成しているリンとチッソと炭素とカルシウムと・・・が空気中に還っていく」と呟いてみたかった。それでも悲しみは紛れないかな。

そして、結論。「言葉にしなければ、気持ちは伝わらない」
本作の「実験と観察」は、エンドロール後にも続いていた!

1〜 5件 / 全22件