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Red

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Red / 夏帆
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「Red」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

直木賞作家・島本理生の同名小説を「ビブリア古書堂の事件手帖」の三島有紀子監督が、主演に夏帆と妻夫木聡を迎えて映画化した官能ラブロマンス。一流商社に勤める夫とかわいい娘に恵まれ、何不自由ないはずの主婦が、かつて愛した男との偶然の再会をきっかけに、快楽の世界へと突き進んでいくさまを描く。共演は柄本佑、間宮祥太朗。商社マンの夫とかわいい娘、そして夫の両親と郊外の一軒家に暮らす専業主婦の村主塔子。経済的に恵まれ、何不自由ない生活かに思われたが、心の中では常に窮屈さを感じていた。そんなある日、夫と参加したパーティで、かつて愛した男・鞍田秋彦と10年ぶりの再会を果たす。塔子の鬱屈を見透かしたような鞍田の言葉に刺激を受け、鞍田と同じ職場で働き出した塔子。今までにないやりがいを感じ充実した日々を送っていくが…。 JAN:4988013853560

「Red」 の作品情報

作品情報

製作年: 2020年
製作国: 日本

「Red」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

監督: 三島有紀子
出演: 夏帆柄本佑間宮祥太朗妻夫木聡
脚本: 池田千尋
原作: 島本理生
音楽: 田中拓人

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1〜 5件 / 全8件

Red ネタバレ

投稿日:2020/08/29 レビュアー:片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 昔の恋人と再会して不倫にはまる人の話。

 映像は綺麗で雪景色や都会のデザイン事務所など見ているだけで白く飛んだうっとりしてしまう映像美がよかったです。

 お話のほうは主人公が不倫にはまっていく展開ですが、かつての恋人と出会って…というものですが、主人公たちの過去に一体何があったのかがよくわからないので、現在の生活への不平不満があっての不倫というのは何となくわかりますが、確かに旦那さんのところどころに嫌なところは見受けられますが、そこまで悪い人でもなく。それにいくら何でも一昔前の男性像すぎるのではないかと思ってしまいました。嫁姑問題もあるっぽいですが、それもそこまででもないままの状態にしか見えないので、そこから家族を捨てていくというのはただのわがままではないのかと冷たい目で見てしまう内容でした。

 単純に快楽優先にした人たちの話なのでこれといって共感や感情移入できずにそうでしょうねと突き放してみてしまいました。最後の主人公の娘さんのかわいそうさったらなかったです。

 子どももいてブランクもあるデザイナーを泊まり込みの出張に行かせる会社ってすごいなと感心する映画でした。

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「女が我慢してれば全部上手くゆく」?まさか! ネタバレ

投稿日:2020/12/12 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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繊細な作風で沢山の作品を発表している島本理生さんの、初めての官能小説とも言える原作を
三島有紀子監督が映画化。
ひと言で言うと、「不倫に走る主婦」の物語であるが、そこには現代の女性たちが抱える不満や不安などが浮き彫りにされている。葛藤しつつも堕ちていく女性の姿がリアル。

とは言え、すごい豪邸に住み、夫(間宮祥太朗)はそれほど冷酷でも無関心でもなく、
(その辺のザコやダメンズよりよほどマシ。その辺て、ワシの隣あたりね。てへ・)
夫の両親だって、金持ちの余裕なのか別に意地悪をするわけではないのだ。
しかも、塔子(夏帆)は建築パースやデザインの技術もあり、底辺の収入ではない。
私だったら羨ましいことこのうえない世界だが、塔子ちゃんは、この家のどこにも自分の
存在感がないと感じてるらしいのね。
ハンバーグはいらないと言っておいて、お母さんの「煮つけ」は食べるとか、そんなの
よくある話じゃないの。(でも塔子は傷ついたらしいのね。笑ってるけど。)

夫のお仕事の会合にも、夫のお気に入りの洋服で参加する。だけど添え物扱いで孤独・
そんな時に、かつての不倫相手鞍田(妻夫木)と再会し、ひとりよがりじゃないSEXと
充実した仕事の喜びに目覚めるというわけだ。
問題はそのあとよね。塔子ちゃんはどうして、可愛い子供と経済的に恵まれた環境に
さよならをすることが出来たのか?
鞍田さんが生きてるならともかく、ひとりぼっちで生きてゆくなんて、あぁ、凡々たる私にはその気持ちはわからないな。
(この子は仕事先でまた不倫しそうだ。そうなりゃ相手先を不幸にするのがわからんのかね。自分の子供だって母親を怨んで生きてゆくんだよ。そんな「自立」なんかウマにでもくれてやれと思います!)
若い女性なら共感する要素はあるかも。でもオバサンには無理だな。

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どんだけ惚れて、死んでいけるか?・・・じゃないの!

投稿日:2020/10/02 レビュアー:カマンベール

妻夫木聡の色気にガーンとやられた感じ!
あと久しぶりに聴いた「Hallelujah・・ハレルヤ」も良かったなあ・・。

島本理生原作を三島有紀子監督で映画化。
お金持ちでエリートの夫(間宮祥太郎)と園児の娘と暮らす塔子(夏帆)
10年振りに昔の恋人・鞍田(妻夫木聡)と再会する。
忘れられない人だった鞍田と会い塔子の思いは再燃する。
(タイトルは実母が塔子に言うセリフ)
間宮祥太郎の役が、悪意はないのに、妻(夏帆)を傷つける姿が、
見ていて身につまされる。
実母の煮物なら食べるけど、妻のハンバーグは即座に却下・・・とか、
夫はすき焼きをご馳走するとき、嫌いな豆腐と春菊を妻に渡す、
鞍田は自分も好きな里芋を塔子にあげる・・・この違いに笑った。

性愛シーンは多い・・・妻夫木くんが痩せてて素敵だった。
(相手役は夏帆でも誰か別の女優でも不満(笑))
でも次第に自己を主張して、母親としてより女として生き始める塔子を、
夏帆は好演したと思う。
鞍田は感情を表に出さず、脚本が薄いのか、鞍田の離婚した理由とか分からずしまいだ。
だが妻夫木の醸し出すフェロモンは、女を痺れさせますね。
白血病で弱って行く姿も、胸を打つ。
雪の新潟。雪道に浮かぶ電話ボックス。
暗闇を照らす車の赤いライト・・・光景が美しく、時折見入ってしまった。
音楽もHallelujah以外もセンス良かった。

それにしても小学生になった娘を・・・
悲しくてここでわたし、泣きました。
個人的には「どんだけ惚れて死んでいけるか?」は、まったくNOです。
(まわりの人を微力だけど幸せにしたい・・・そう生きたい)
女にとって経済的に自立することは精神的にも自立すること。
それは大事だと思いますが、夏帆の生き方は賛否が別れると思う。
傑作ではないが、問題提起にはなっている。

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明日のない恋に生きて

投稿日:2020/12/05 レビュアー:hinakksk

 こういう生き方もありだとは思う。否定するつもりはない。けれど、全く理解も共感もできないし、価値観を共有できない人々を多少なりとも納得させるようなものが、この映画にはないという気がする。

 ヒロインの塔子が、6歳の娘を愛し慈しんでいるという感じが全然しない。子どもに対して関心がないように見える。だから、刹那的な恋に落ちることに、ためらいも葛藤もないように思える。恋があまりに安易で安っぽい。

 夫が他の女性と駆け落ちをして自分の家庭は破綻しているのに、結婚して子どもまでいる娘塔子に、「人間どれだけ惚れて死んでいけるかじゃないの?」と母親が言うなんて信じられない。さっさと離婚して本気の恋に生きろとでも言いたいのだろうか。

 雪の降りしきるなか公衆電話で夫に電話するシーン。「真くんにとって結婚て何?」と問う塔子に、「生涯でただ一人好きになった人と一緒になったこと」と夫は答えるのだが、それまで彼が塔子をそこまで大切に思っていると感じさせる場面がないので、この台詞はとても白々しい。だから切なさも感じられない。

 明日のないこの恋に、はたして幼い娘を置いてきぼりにするだけの価値があるのだろうか。 

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灰とダイヤモンド

投稿日:2021/01/27 レビュアー:ビンス

いつのころからか
夏帆ちゃんは
不幸を纏う姿が似合ってしまう女性になった
額面通りの不幸
そして、表面上の不幸
今回で言えば不幸に思える不幸
その姿にあてられて
気持ちが不安定になることもしばしば
じりじりとにじり寄るその不安定が
疲労感を倍増させ
観終わるころには心が憔悴している
人は自分にないものを欲しがり
それを手にする幸運に包まれた最中
その欲しかったものが
自分に合うものだったのかを知る
適しているのかをわかる
ないものねだりと
本当に欲しているもの
誰にだって平等に
何度でも
後悔する権利が
人にはある

「どれだけ惚れて死んでいけるか」

本気はすべてを逆流させる
血よりも赤い愛欲は
生易しい未来など見ていないのだろう
私を焦がし
あなたを焦がすその感情は
きっと未来も焦がすのだ
灰になるまで
焦がすのだ
誰に見せることもない
自分にだけ輝く
ダイヤモンドを生んで
命の求めるままに

「何不自由ない生活をさせてるよね」

不自由を剥奪しないで
何不自由ない自由は
渇きを潤してはくれないのだ
満たしてはくれないのだ
不自由のない自由など
何不自由のない自由ではない

「お母さん お母さん」
まるで体全部が鐘にでもなったように
その言葉が
その声が
体中を脳内を駆け巡る
響き渡る
反響する
苦しくて
苦しくて
呼吸ができなくて
くずおれるほどに反響する


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1〜 5件 / 全8件

Red

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Red

投稿日

2020/08/29

レビュアー

片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 昔の恋人と再会して不倫にはまる人の話。

 映像は綺麗で雪景色や都会のデザイン事務所など見ているだけで白く飛んだうっとりしてしまう映像美がよかったです。

 お話のほうは主人公が不倫にはまっていく展開ですが、かつての恋人と出会って…というものですが、主人公たちの過去に一体何があったのかがよくわからないので、現在の生活への不平不満があっての不倫というのは何となくわかりますが、確かに旦那さんのところどころに嫌なところは見受けられますが、そこまで悪い人でもなく。それにいくら何でも一昔前の男性像すぎるのではないかと思ってしまいました。嫁姑問題もあるっぽいですが、それもそこまででもないままの状態にしか見えないので、そこから家族を捨てていくというのはただのわがままではないのかと冷たい目で見てしまう内容でした。

 単純に快楽優先にした人たちの話なのでこれといって共感や感情移入できずにそうでしょうねと突き放してみてしまいました。最後の主人公の娘さんのかわいそうさったらなかったです。

 子どももいてブランクもあるデザイナーを泊まり込みの出張に行かせる会社ってすごいなと感心する映画でした。

「女が我慢してれば全部上手くゆく」?まさか!

投稿日

2020/12/12

レビュアー

くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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繊細な作風で沢山の作品を発表している島本理生さんの、初めての官能小説とも言える原作を
三島有紀子監督が映画化。
ひと言で言うと、「不倫に走る主婦」の物語であるが、そこには現代の女性たちが抱える不満や不安などが浮き彫りにされている。葛藤しつつも堕ちていく女性の姿がリアル。

とは言え、すごい豪邸に住み、夫(間宮祥太朗)はそれほど冷酷でも無関心でもなく、
(その辺のザコやダメンズよりよほどマシ。その辺て、ワシの隣あたりね。てへ・)
夫の両親だって、金持ちの余裕なのか別に意地悪をするわけではないのだ。
しかも、塔子(夏帆)は建築パースやデザインの技術もあり、底辺の収入ではない。
私だったら羨ましいことこのうえない世界だが、塔子ちゃんは、この家のどこにも自分の
存在感がないと感じてるらしいのね。
ハンバーグはいらないと言っておいて、お母さんの「煮つけ」は食べるとか、そんなの
よくある話じゃないの。(でも塔子は傷ついたらしいのね。笑ってるけど。)

夫のお仕事の会合にも、夫のお気に入りの洋服で参加する。だけど添え物扱いで孤独・
そんな時に、かつての不倫相手鞍田(妻夫木)と再会し、ひとりよがりじゃないSEXと
充実した仕事の喜びに目覚めるというわけだ。
問題はそのあとよね。塔子ちゃんはどうして、可愛い子供と経済的に恵まれた環境に
さよならをすることが出来たのか?
鞍田さんが生きてるならともかく、ひとりぼっちで生きてゆくなんて、あぁ、凡々たる私にはその気持ちはわからないな。
(この子は仕事先でまた不倫しそうだ。そうなりゃ相手先を不幸にするのがわからんのかね。自分の子供だって母親を怨んで生きてゆくんだよ。そんな「自立」なんかウマにでもくれてやれと思います!)
若い女性なら共感する要素はあるかも。でもオバサンには無理だな。

どんだけ惚れて、死んでいけるか?・・・じゃないの!

投稿日

2020/10/02

レビュアー

カマンベール

妻夫木聡の色気にガーンとやられた感じ!
あと久しぶりに聴いた「Hallelujah・・ハレルヤ」も良かったなあ・・。

島本理生原作を三島有紀子監督で映画化。
お金持ちでエリートの夫(間宮祥太郎)と園児の娘と暮らす塔子(夏帆)
10年振りに昔の恋人・鞍田(妻夫木聡)と再会する。
忘れられない人だった鞍田と会い塔子の思いは再燃する。
(タイトルは実母が塔子に言うセリフ)
間宮祥太郎の役が、悪意はないのに、妻(夏帆)を傷つける姿が、
見ていて身につまされる。
実母の煮物なら食べるけど、妻のハンバーグは即座に却下・・・とか、
夫はすき焼きをご馳走するとき、嫌いな豆腐と春菊を妻に渡す、
鞍田は自分も好きな里芋を塔子にあげる・・・この違いに笑った。

性愛シーンは多い・・・妻夫木くんが痩せてて素敵だった。
(相手役は夏帆でも誰か別の女優でも不満(笑))
でも次第に自己を主張して、母親としてより女として生き始める塔子を、
夏帆は好演したと思う。
鞍田は感情を表に出さず、脚本が薄いのか、鞍田の離婚した理由とか分からずしまいだ。
だが妻夫木の醸し出すフェロモンは、女を痺れさせますね。
白血病で弱って行く姿も、胸を打つ。
雪の新潟。雪道に浮かぶ電話ボックス。
暗闇を照らす車の赤いライト・・・光景が美しく、時折見入ってしまった。
音楽もHallelujah以外もセンス良かった。

それにしても小学生になった娘を・・・
悲しくてここでわたし、泣きました。
個人的には「どんだけ惚れて死んでいけるか?」は、まったくNOです。
(まわりの人を微力だけど幸せにしたい・・・そう生きたい)
女にとって経済的に自立することは精神的にも自立すること。
それは大事だと思いますが、夏帆の生き方は賛否が別れると思う。
傑作ではないが、問題提起にはなっている。

明日のない恋に生きて

投稿日

2020/12/05

レビュアー

hinakksk

 こういう生き方もありだとは思う。否定するつもりはない。けれど、全く理解も共感もできないし、価値観を共有できない人々を多少なりとも納得させるようなものが、この映画にはないという気がする。

 ヒロインの塔子が、6歳の娘を愛し慈しんでいるという感じが全然しない。子どもに対して関心がないように見える。だから、刹那的な恋に落ちることに、ためらいも葛藤もないように思える。恋があまりに安易で安っぽい。

 夫が他の女性と駆け落ちをして自分の家庭は破綻しているのに、結婚して子どもまでいる娘塔子に、「人間どれだけ惚れて死んでいけるかじゃないの?」と母親が言うなんて信じられない。さっさと離婚して本気の恋に生きろとでも言いたいのだろうか。

 雪の降りしきるなか公衆電話で夫に電話するシーン。「真くんにとって結婚て何?」と問う塔子に、「生涯でただ一人好きになった人と一緒になったこと」と夫は答えるのだが、それまで彼が塔子をそこまで大切に思っていると感じさせる場面がないので、この台詞はとても白々しい。だから切なさも感じられない。

 明日のないこの恋に、はたして幼い娘を置いてきぼりにするだけの価値があるのだろうか。 

灰とダイヤモンド

投稿日

2021/01/27

レビュアー

ビンス

いつのころからか
夏帆ちゃんは
不幸を纏う姿が似合ってしまう女性になった
額面通りの不幸
そして、表面上の不幸
今回で言えば不幸に思える不幸
その姿にあてられて
気持ちが不安定になることもしばしば
じりじりとにじり寄るその不安定が
疲労感を倍増させ
観終わるころには心が憔悴している
人は自分にないものを欲しがり
それを手にする幸運に包まれた最中
その欲しかったものが
自分に合うものだったのかを知る
適しているのかをわかる
ないものねだりと
本当に欲しているもの
誰にだって平等に
何度でも
後悔する権利が
人にはある

「どれだけ惚れて死んでいけるか」

本気はすべてを逆流させる
血よりも赤い愛欲は
生易しい未来など見ていないのだろう
私を焦がし
あなたを焦がすその感情は
きっと未来も焦がすのだ
灰になるまで
焦がすのだ
誰に見せることもない
自分にだけ輝く
ダイヤモンドを生んで
命の求めるままに

「何不自由ない生活をさせてるよね」

不自由を剥奪しないで
何不自由ない自由は
渇きを潤してはくれないのだ
満たしてはくれないのだ
不自由のない自由など
何不自由のない自由ではない

「お母さん お母さん」
まるで体全部が鐘にでもなったように
その言葉が
その声が
体中を脳内を駆け巡る
響き渡る
反響する
苦しくて
苦しくて
呼吸ができなくて
くずおれるほどに反響する


1〜 5件 / 全8件