今夜はコの字で

　「コ」の字型のカウンターの居酒屋。
　そこは上座も下座もなくみんな同じ。目の前の店員さんや隣の席とも仲良くなれる美味しい空間。

　大学の先輩とふと再開して、コの字を教えてもらってコの字にはまっていく。
　ちょっと恋心も絡みつつ、それよりもその場所の楽しさが伝わってくる。見ているだけで美味しい。

　少しずつ広がっていく関係や、変わっていく関係も面白い。

これはいい
すごくいい
３０分ドラマで正味２２分
サクサクサクサクどんどんと
観終わったら次次と
あれよあれよと一気に観てしまいました。
中村ゆりさん目当てで見ましたが
もう中村ゆりベストのひとつに挙げていいぐらいで
出番も多いし
何より演じるキャラクターが素晴らしい
ただでさえ外見は魅力的なのに
良く食べて良く飲んで
そして良く笑う
おまけに良く叩く
これがもう完璧にステキすぎます。
ごはんを美味しく食べる女性は魅力的だ
良く笑う女性は魅力的だ
強めに良く叩く女性は魅力的だってことです。
あの「叩く」というボディタッチ
これがたまりません。
肩口とか背中あたりをバシっとするやつ
女性というより「女子」を感じてサイコーです。
叩かれるヘタレ後輩が羨ましかった。
物語は大学時代の先輩後輩が
コの字酒場と言われる
カウンターが「コ」の字になってる酒場を舞台に
お互いの距離を縮めながら
美味しい食事と
美味しいお酒
そして酒場全体での
「飲みニケーション」を築くというもの
これがなんとも心地良く
なんとも微笑ましく
なんともジ〜ンとしてしまう
ホっとします。
そして先輩（中村ゆり）に見惚れてしまう。
コの字酒場ですが
ボクはかなり癒されてホっとする「ホ」の字で
しかも先輩にホの字という状態でした。
お酒は飲めません。
でもお酒の肴は大好き。
出てくる料理の地獄のような美味しそう加減
夜に観るのに最適でありながら
食事後は地獄というぐらい輝く料理たち
お酒が飲めないで
コの字酒場に行くことはないでしょう。
コミュニケーションスキル低いので
実際にコの字酒場に行ったら
心地良くはなれないでしょう。
そんな人間でも
テレビの前という安全地帯から
この雰囲気を味わえるというのは
とても幸福なことでした。
シーズン２も一気だな。
あ〜煮込みと焼き鳥が食べたすぎる。

中村ゆりさんの口元が大好きです。
口元の仕草とでも言うのでしょうか。
表情がとてもいいんですよねぇ。

店主は役者ではなく
本当のお店の店主だそうです。
現実とお芝居の織り交ざった感じもまた
お見事というしかないほんわかさでした。

ヒロミの息子の小園くん
壊滅的に演技がヘタクソだ
だがそれが「クソダメ部下」のいい表現になっている
憎たらしさを一手に引き受けている

コの字型の居酒屋があるのを初めて知りました。

上下関係がなく見知らぬ人同士でも気軽に話せる場所。
店主の出すお酒や料理が美味しそうでした。

実際のお店の雰囲気や場所や時間なの情報が紹介されていて良かったです。